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2023年6月

2023年6月12日 (月)

大阪歴史博物館「異界彷徨」

 ちょっと久しぶりに大阪歴史博物館に行ってきた。4月28日(金)から6月26日(月)まで特別企画展「異界彷徨」が開催されている。モロ好みのテーマだ。昨年行った京都市考古学資料館を連想させる。百鬼夜行や河童・天狗、人形(ひとがた)、鍾馗さま等々、おどろおどろしいものからちょっとカワイイ資料まで幅広い。今回の展示はほとんど所蔵品(寄贈されたものがいっぱいある)で、残念ながら図録はない。歴博は何回か行ってるが、いつもわりと空いている。このテーマは人気があるのか、平日なのに比較的人が多かった気がする。

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2023年6月11日 (日)

「デザインフェスタ」に行ってきた!

 「デザインフェスタ」のイベント名は以前から知っていたけれど、プロ(志望)の人が、仕事の商談をするイベントかと思っていた。昨年からハンドメイドイベントに出展したら、どうも「デザインフェスタにも出展しています」というブースも多くて、だれでも入れるらしいことがわかったので、まず一般参加で覗いてみることにした。
 1994年に始まった「デザインフェスタ」は、「デザインフェスタ有限会社」という会社運営で、現在ではビッグサイトの西・南ホール全館貸切で2日間行なわれる巨大イベントだ。年2回開催、VOL.57が、5月20日(土)・21日(日)で行われた。それだけのために東京に行くのもなんなんで、21日に「文学フリマ東京」に申し込んで、セットで行くことにした。

 さて、5月20日(土)、開催時間は11時から19時とけっこう長いが、10時45分ぐらいに会場に着いた……ら、人が多い! コミケほどでないだろうけど。で、待機列は西1、西4、南1,南4と4カ所に分かれている。とりあえず、イラスト・雑貨関係が多い西1階の待機列に並んだ。11時5分、屋根のある東西通路に列が進んだ。開場11時25分頃チケットの関所通過。しばらく関所近くのベンチでマップを見ながらルートを検討していたのだが、その間もどんどん人が入ってくる。
 結局、17時45分に撤収するまで、約6時間いたけれど、西ホールしか回れなかった。そんなにひとつひとつのブースを丁寧に観たわけではないのだけど。昼メシも食いっぱぐれた。フードエリアもみんな長蛇の列だったのだ。とりあえず途中で、コミケの時はコスプレ広場になる西館の屋上でアイスクリームを食べながら休憩する。
 全体の印象としては「カオス」だった。ざっくりすぎるほどざっくりのジャンル分けで、本当にいろいろなブースがあるし、あちこちでライブペインティングをやってるし、ステージでいろいろなミニコンサートやってて賑やかだし。ブースの展示パネルもあちこちにあるし、ディスプレイも並べている作品もバラエティー豊かだ。広いブースを3スペースほど取っている大手さんから1人参加の小さなスペースまで様々だ。展示パネル付きのブースが集まっていないので、あまり美しくない裏面が背中合わせのブースの後ろに丸出しなのがちょっと気にかかった。西館4階の一角に「暗いエリア」というのがあって、薄暗い灯りが点って魔法横丁のようなステキな雰囲気だった。ただ、文字や価格表示が見にくい。結局ほとんど本、というか紙ものばっかりけっこう買ってしまって、この日は20000歩を超えてしまった。

 

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 視点を変えて、「画房らぁぎにぃ」が直接参加できるかな?というと、このカオスの中に埋もれてしまうと、無目的な参加者に見つけてもらうのはちょっとしんどいかもしれない。切り絵ブースはいくつかあったけれど、オープンデータで重複するようなブースはなかった(と思う)。どうしようかなぁ。

 

2023年6月10日 (土)

映画「少年と犬」

少年と犬 a boy and his dog 1975年 アメリカ 90分

 私は、「不思議惑星キン・ザ・ザ」(1986年作製、1989年日本公開)や「未来惑星ザルドス」(1974年)のようにタイトルは知っていても未見だったと思っていたのだけど、日本初公開らしい。そうだったけ? 原作は大昔に読んだので、それと勘違いしていたのかしら? 何で今「緊急予言初公開」なのかというと、このSFの設定が来年2024年だかららしい。1984年といい、2001年といい、SFの設定がどんどん過去になっていく。リアルな人類はまだまだ滅びないようなので、喜ばしい。まあ、いつどうなってもおかしくない状況ではあるが。
 さて、この映画だが、5月19日(金)が初日。実は、地元のアップリンク京都でも、同日公開なのだが、諸般の事情で3週間先ぐらいまで観れない。そんなにロングラン上映してくれるとは思えないので、5月19日(金)から21日(日)の東京遠征の時に新宿シネマートで観ることにした。人の多い東京で、しかも初日、座席予約はしていないし、入れるか? と、心配したけれど、300人以上収容の大きなスクリーンだったので、余裕で入れた。観客100人ぐらい?
 地上は「マッドマックス」(こっちのほうが1979年と新しい)のような砂漠の無法地帯、あらすじは原作を読んでいたのでだいたい知っていたが、地下社会の管理されたディストピアが「こんなのだったかしら?」と新鮮だった。

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2023年6月 9日 (金)

インド映画「ブラフマーストラ」

ブラフマーストラ Brahmastra Part One:Shiva ヒンディー語 167分 2022

 MOVIXがヒンディー語映画をかけてくれた。「ブラフマーストラ」、インド版アベンジャーズ! 監督が若いせいか(1885年生まれの現在39歳)、モロにゲーム感覚のストーリーで、アストラと呼ばれる古代の冒険のアイテムでを駆使して、世界を守るために悪の組織と戦う。若きヒーローとヒロイン、ランビール・カプールアーリヤ−・バットは、この映画のあと、リアルでも結婚したらしい。
 十分、冒険ものとして楽しめる映画なのだが、オトナ事情なのか売り方がヘン。
 映画の最後で「これはパート1だから、続くぞ〜!」というやる気満々だったので、ビックリした。日本公開時の事前広報では3部作だとか、パート1だとかそんな気配がみられなかったのに。確かにパンフレットの中にはそのように書いている。原題もそうだ。でも、本作で2022年公開なので、まだパート2、パート3は作成されていないのかな。
 そして、アミターブ・バッチャン1942年生まれ現在80歳、シャー・ルク・カーン1965年生まれ現在57歳、ランビール・カプール1982年生まれ現在40歳、3世代スターそろい踏み! これはすごいじゃないの! なんでこれが話題にならないの!? 帝王とキングが脇を固めているのに。SRKなんてパンフのCASTに一行名前は載っているけれど、チラシにもパンフにも紹介はおろか、写真ひとつない。カメオ出演はこれがフツー? やっぱりオトナの事情? あ、テルグ語俳優のアニーシュ・シェッティ(1959年生まれの63歳)もカッコいいよ!

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2023年6月 8日 (木)

再訪:沼津港深海水族館と東海大学海洋科学博物館(2日目)

 翌朝はちょっと雨模様。でも、まだ朝は傘がなくても大丈夫な様子だったので、腹ごなしに沼津駅から港まで30分ちょっと歩いて、朝定食を食べて来た。途中で雨が降り出して、帰りはバスにしたら、ラブライブ!コラボバス。それと、バス停近くに気になるポスターが。これ。何?
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 その後、JRで沼津から清水に移動した。昼前に着くと、清水駅がちょっとヘン。清水エスパルスのホームでJリーグの試合があるらしく、オレンジ色のユニフォームを着たサポーターがたくさんいて、応援バスもたくさん待機していて受付をしていた。雨の中でも雰囲気が熱い。東海大学海洋科学博物館(以下三保の水族館)近くの水上バス乗り場前の広場でも、雨の中にスクリーンを立てて、屋台も出ていて、そこのカフェも皆さんスタンバイOK。試合開始は14時頃らしい。ランチはムリそうで、ケーキとかもないらしいので、予約時間まで珈琲をいただいて休憩した。というわけで、今日は昼メシを食いっぱぐれた。水族館の予約時間は14時で、15分ほど早く着いたけれど待たずに入れた。
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 中は半年前に行った時とあまり変わっていなかった。駐車場の案内もそのままだし(いいのか?)、入口に「完全予約制」と貼っていて、受付で名前を確認していて、2階への通路は閉鎖されていた。隣の自然史博物館も入口に通せんぼをしているだけ。無料で土曜日のせいか、お子様連れがたくさんいて、賑やかだった。職員は入口の受付を当番制にしているだけで、館内にはいなくて、スーベニールも閉鎖、飼育以外は人員は最低限にしているようだ。
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2023年6月 7日 (水)

再訪:沼津港深海水族館と東海大学海洋科学博物館(1日目)

 今年はクジ運よく、7月の「博物ふぇすてぃばる!」、10月の「いきもにあ」のどちらも当選し、8月のSF大会も埼玉なので参加申込をしている。コミケはまだ抽選結果待ちだが、これだけ発表の場がそろっていれば、昨年11月に行った東海大学海洋科学博物館ネタで1冊新刊を創りたい。ただ、東海大学海洋科学博物館(以下、三保の水族館)は3月で有料開館が終了し、5月から事前予約のみ1階の水族館部分のみの無料開放に変更になっている。これから本を創るのなら、現在の様子も見ておこうと思って、5月に追加取材をすることにした。せっかくなら、1泊にして、しばらく行っていない沼津港深海水族館コロナ禍の後どうなっているか再訪することにした。ここは、以前行ったのは、12月だったが、今回は5月。そろそろ禁漁期に入るぐらいかもしれないが、深海魚食べたいし。(←そこかい)

 残念ながら三保の水族館周辺はあまり飲食店がないので、今回は沼津駅近くのホテルをとって、一日目に沼津、二日目に清水に行くことにして、5月12・13日(金・土)に決行した。ここでちょっと宿選びに失敗した。沼津駅って、南北の入口が通り抜けできないのだ。ホテルは北側、港へのバスは南側にあり、バス停に行くには、駅を迂回して線路下の道をくぐらないと行けないので、ちょっと面倒。通り抜けのコンコースの計画はあるみたいだが、さあ、いつになるか。
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 一日目に、まずホテルに荷物を預けて、沼津港行きのバスに乗る。乗客3人。沼津港のバス停で降りて、昼時だけど、まず水族館でチケットを購入。近くの店で半券を見せると割引になるのだ。ん?水族館の外壁にこんなタカアシガニやシーラカンスあったっけ? いや、いなかった。そしてとなりには今どきのVRアトラクション・ディープクルーズというのが出来ていた。コロナ禍の間にいろいろリニューアルしていたのね。館内には、2019年に海岸に打ち上げられていたというメガマウスの剥製もいた。施設パンフレットも、なんだかちょっと違う……と思って購入して、以前のものと見比べたら、ネタは同じページでも少しずつ全ページが変わっていた。以前のは第2版、今回のは第7版。せっかくなので、ディープクルーズも行ってみた。空いていて2組。今までみたVRの中ではいちばん新しそう。内容は『ブルーホール』のようだった。
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 この日は、昼は深海丼(金目鯛、桜エビ、アブラボウズ、ニギス、ユメカサゴ、深海エビ)、休憩はシーラカンスカフェ、晩は浜焼き深海魚おまかせ盛り(金目鯛、デン、ニギス、メヒカリ、深海エビ)で、ちょっと贅沢。まだ、禁漁期ではないみたいだけど、深海魚の水揚げは少ないらしい。
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2023年6月 6日 (火)

インターメディアテクとトークイベント「高橋由佳利が語る「トルコで私も考えた」」

 東京遠征最終日の5月7日(日)はあいにくの雨。実は、この日に「高橋由佳利が語る「トルコで私も考えた」」のトークイベントがあることをネットで知って、申し込んでいたのだ。会場は東京駅からも歩いて行ける「よみうりカルチャー大手町」。4月下旬に出る新刊も、当日会場で購入するとサインがもらえるということで、ぐっとガマン。


 朝9時30分の東京駅のコインロッカーはすでに満杯で、手荷物預かりは長蛇の列だった。しかたない。トークイベントが午後からなので、その前に久しぶりに「インターメディアテク」立ち寄った。え? インターメディアテク、館内の写真がOKになっている!? スタッフさんに聞いてみたら、「2月28日から」(とわざわざ日付を教えてくれた)方針が変わったらしい。うれしい! 私はここのヴンターカンマ−のような雰囲気が大好きなのだ。そして、開館十周年記念特別展示「極楽鳥」というのをやっていて、立派な冊子を無料で配布していた。いろいろな鳥類の剥製やモチーフにしたアクセサリが展示していて、協力は山階鳥類研究所!
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 その後KITTEで早めのランチをして、雨の中トークイベント会場に向かう。聴衆はほとんど女性が多く、「りぼん」時代からの読者も多くいるみたい。お話はカルチャーセンターの人が質問するという形で進められていって、後半は単行本担当の編集の人も加わった。トルコでの暮らしや、美味しそうなトルコ料理の話(好きな食材はナスらしい)、作品ができるまでの編集者とのやり取りなどのお話があった。
 後日、『新・トルコで私も考えた2023 巣立ち編』読了。あの赤ちゃんだったケナンくんが社会人に……(しみじみ) 外国の名字の住民登録の公式書類はカタカナ表記で自己申告というネタは初めて知った。

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2023年6月 5日 (月)

国際こども図書館「「東洋一」の夢 帝国図書館展」、東京藝大美術館「買上展」

 今年のゴールデンウィークも、5月5日(金・祝)COMITIAにあわせて、5月4日(木・祝)から7日(日)東京遠征をした。3年ぶりにコロナ禍の規制のないGWとあって、東京もどこへ行っても人が多い。実は、6日に帰るつもりだったが、7日に予定を入れてしまったので、6日の土曜日がノープランになってしまった。どこか、東京でも人出の少ない穴場はないかと考えたが、Twitterでチェックしていた国立国会図書館国際こども図書館が6日は開館していたので、「「東洋一」の夢 帝国図書館展」に行ってみることにした。
 これが、大正解!(でいいのか悪いのか)人であふれかえっている上野公園も、動物園や都立美術館やトーハクと過ぎるとめっきり人が減る。木々の緑が美しく、風が涼しい。「「東洋一」の夢 帝国図書館展」は、3月28日(火)から7月16日(日)までわりと長く開催されている。しかも無料! しかもこの時だけは館内の写真OK!(一部閲覧室などは除く) この図書館は、1906年に帝国図書館として開館した建物にリノベーションを施して活用していて、この展示も建物をテーマにした展示なのだ。20年近く前に一度来たことはあるのだけど、どんなだったかすっかり忘れてしまっているので、すべてが新鮮! 展示会場はレンガ棟3階・本のミュージアムで、パネルや資料で説明されているけれど、建物自体が展示品! この際だから、あちこち歩き回ってきた。カフェも空いていて、昼時なのに待たずに入れて、ゆっくりできる。

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 そのあと、時間と体力に余裕があったので、隣の東京藝術大学大学美術館「買上展」にも行ってきた。この展示は、3月31日(金)から5月7日(日)までで、残念ながらもう終了している。の東京美術学校時代から令和までの学生の修了および卒業作品から、大学が買い上げてきた作品がいっぱい。横山大観や東山魁夷など大御所の学生時代の作品もある。また絵画・彫刻だけでなく、建築や作曲などジャンルも幅広い。見終わった後の足休めのカフェもすぐ入れて、ゆっくりできる。敷地内にはいろいろなところにギャラリーがあり、学生が展示を行っている。う〜ん、芸大だなあ。

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2023年6月 4日 (日)

新作のブックカバー2種をネットショップ「画房らぁぎにぃ」にアップしました

 本日、BASEの「画房らぁぎにぃ」に、新作のブックカバー2種をアップしました。今回、初めて、国立国会図書館NDLイメージバンクの画像をデザインさせていただきました。
国立国会図書館は膨大なデジタルコレクションを持ち、その中で著作権保護期間が満了した画像を電子展示会「NDLイメージバンク」 として公開しています。その画像は、政府標準利用規約に準拠し、オープンデータ(CCーBYコンテンツ)として、出典を明示し、申請不要で改変・商用利用が可能です。

 利用させていただいた画像は、豊国の「五節掛物ノ内正月」と神坂雪佳(せっか)の「滑稽図案」です。豊国の方は、もとは団扇絵の華やかな絵柄です。「滑稽図案」は図版31枚の書物で、その中から餓鬼踊とハイカラ踊を使いました。こちらは他のブックカバーが派手めなので、地味好みの人のために作ってみました。
 手ざわりのよい帆布製の文庫版ブックカバーで、トールサイズも入ります。
しばらく「画房らぁぎにぃ」が直接参加するイベントがありませんので、ぜひ、ネットショップをご利用ください。

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 なお、電子展示会「NDLイメージバンク」はつらつらと眺めるにはとても楽しいのですが、ピンポイントで「この絵を見たい」という時は、検索機能のある「国立国会図書館デジタルコレクション」のページでキーワードを打ち込んでいただいたらいいかと思います。その際は、「NDLイメージバンク」以外の画像もありますので、取り扱いについては規約を読んでご配慮をお願いします。

 

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