京都市考古学資料館と京都国際マンガミュージアム対談「呪(まじな)いと呪(のろ)い」・「大乙嫁展」
2022年11月5日(土)は忙しかった。午前中に京都市考古資料館(以下考古資料館)に行って、午後に京都国際マンガミュージアム(以下MM)で、MMの荒俣館長と、考古資料館の山本館長の対談を拝聴し、そのあと森薫さんの原画展「大乙嫁展」を観るというスケジュールだ。
考古資料館は堀川今出川のあたりにあり、京都市内だけどちょっと行きにくい。今回初訪問だが、もと西陣織物館の建物もいい感じで、小規模ながら1階の特別展と2階の常設展があり、とても充実して、配付資料も多く、職員さんも親切で、しかも無料! 1階の特別展は、7月14日(木)から11月20日(日)まで、MMとコラボ展示の「考古資料とマンガでみる呪術」。疫病を忌避するための墨書人面土器はユニークだけど、呪いの木簡の人形代(ひとかたしろ)はドロドロしたものを感じる。「死者を弔う」「土地を鎮める」など章をわけてわかりやすく展示をしていた。
その後、MMに移動して、13:00〜14:30(予定)の荒俣館長と山本館長の対談「呪(まじな)いと呪(のろ)い」を拝聴した。言葉や文字から紐解いたり、山本館長がお持ちになった呪物や形代の話がひろがり、ツーカーの会話で話題が尽きない。荒俣館長はしゃべりをちょっとセーブして進行役をしていたように思えたけど、それでも開催時間を30分オーバーした。
対談イベントのあと、ミュージアムカフェの前田珈琲で休憩して、「大乙嫁展」に向かう。森薫さんはオールアナログで、カラーもモノクロもとてもきれい! 生き生きとした人物と、細部まで書き込まれた中央アジアの風景に圧倒される。原画についている作者のひと言も面白い。なんと、撮影OK、SNSアップOK。でも、やっぱり実物を観るのがいちばん!
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