第60回日本SF大会は欠席しました
参考に8月24日の記事「北海道旅行と日本SF大会の記事を書く前に……6〜8月のコロナ事情」もごらんください。
大変大変残念だけど、8月21日(土)・22日(日)に髙松で開催された第60回日本SF大会は欠席しました。(ああ、これで1月の関西コミティア、6月のコミティアに続いて3回目だわ、このフレーズ(T-T)
今回は宅配便を送る〆切ギリギリまで迷った。
その2年前の2019年夏の埼玉県大宮市で開催された第58回大会のファングループ連合会議で承認されて正式決定し、その大会で私は申込みをしたのだが、その時はコロナのコの字も世界にはなかった。2年後ならオモテ稼業はリタイアしているし、シフトの根回しをして、苦労して予定を入れる必要もない。おまけに瀬戸内国際芸術祭で行き慣れた髙松だし。……そして、2年後に世界がこんな状態になろうとはだれが想像しただろう。在職中ならもっと早く欠席の決断をしていただろうし、それでなくても開催地が東京とか以遠の地だったら欠席も早々に諦めていただろう。髙松は高速バスを使うと乗り換えなしに着くし、瀬戸芸の時でさえ高速バスは空いていた。今回は私にとって条件が良すぎたのだ。
盆前の8月中旬あたりから、急激にコロナの状況が悪くなっていった。そして、ついに8月20日(金)からは香川県にもマンボウ発出。8月17日(火)、18日(水)と実行委員会から大会参加者に苦渋に満ちた状況の説明と、けれど開催するというメールが届いた。
同時期の8月20〜22日(金〜日)に、同じ香川でMONSTER baSH(通称モンバス)という中四国最大級の野外ロックフェスティバルが開催される予定だったらしいが、17日(火)に県からの要請により中止になった。知らなかったけど、スポンサーもたくさんついてて、20年以上も続いている大きなイベントなのね。2019は2日間で5万人! 今年は3日間にして半数以下の入場としたら1日4000人ほど? ネットにあった中止までの経緯によると、その前に宣言・マンボウの対象地域の住人には払い戻し手続きをしていたらしい。さらに当日のこりの来場者全員に居住地確認をするよう指示があり、それが不可能との回答したことにより、開催の3日前に中止要請……ああ、中止して当然という声もあるかもしれないが、この努力した結果の急展開、クラクラする。
これに比べたらSF大会は小規模のもんで、開催できたということは、おそらくここまでは要求されなかったかもしれないが、全国から人が集まるということで近いものがあったのではないかと推察してしまう。モンバスの様子をみて、宣言・マンボウ地域から行かない方が実行委員会の軽減になるのではないかと思ってしまい、欠席することにした。ディーラーズルームにも穴を開けることになるので、実行委員会担当に欠席の貼り紙と配布ハガキを送らせてもらった。
願わくは、SF60は小規模少人数になっても、和気あいあいと穏やかに催され、無事終了しますようにと祈ったが、どんなかんじだったんだろう? それにしても、2020年8月→2021年3月→2021年5月→2022年夏と延期を繰り返す第59回大会と、延期ができない第60回大会、このコロナ禍で様々な状況があることを実感した。いろいろな要素もからむと思うが、会場の違いか。
そして、この記事をアップしようと準備をしていた9月1日に、当日配付資料がレターパックで届いた。凝ったおまけはないけれど、A5判の冊子が3冊もあった! メインのお祝いメッセージや星雲賞の紹介など載っているスーベニールブック、2019年7月27日の第1号から2021年8月20日の第108号まで、HPにあがっていたときは要所要所しかダウンロードしていなかったプログレスレポートのコンプリートブック、今までの歴史を追った「日本SF大会六十回の歴史」の3連発がすごい。これはフツーの団扇だが、赤い漆塗りの巨大団扇が今回の星雲賞の副賞のようだ。(香川の丸亀は団扇の名産地)
さて、来年はSFらしく時間の捻れが発生し、第59+61回日本SF大会F-CON が8月27日・28日に、福島郡山市内にある「磐梯熱海温泉」で開催される。私は、在職中に福島まで前後泊つけて4日は難しいなあ……と登録参加のままなのだ。ディーラーズルームは締め切られたけど、参加登録の切り替えはまだ間に合うかな。まずはコロナよ、鎮まりたまえ。
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