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2021年8月31日 (火)

北海道 三原順とアイヌの旅(その6) 苫小牧から帰途へ

 8月4日(水)そういうわけで、苫小牧に予定より早く16時前に到着。今日の宿は駅前の東横インなので、とりあえずチェックインして明日新千歳空港行きのバスに乗るまでの計画をたてる。苫小牧は主たる目的地ではなかったので、あまり予習をしていなかったのだ。駅にあった観光パンフや宿のお散歩マップをもらってきて、駅の観光案内所でぷらっとみなと市場行きのバス時刻を聞いた。2時間に1本くらいであまり選択の余地がない。地図を見ると、駅の近くのけっこういいポジションに王子町という地名があり、王子製紙苫小牧工場がある。駅前に並んでグランドホテルニュー王子、王子総合病院、白鳥王子アイスアリーナなどもあり、知らなかったが王子製紙は苫小牧の基幹産業のようだ。お散歩マップの繁華街といわれるところを歩いてみたが、正直いって壊滅状態。サラリーマンも学生も歩いていないし、閉まっている飲み屋も多い。ひとりごはんもできそうな大通りの海鮮料理でちょっと贅沢に早めに夕食を食べる。

 

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 8月5日(木)翌朝、ホテルに荷物を預けて、ガイドブックによく載っているマルトマ食堂ぷらっとみなと市場に行ってみる。8時30分でマルトマ食堂は4組ぐらい並んでいた。回転がいいので、わりとすぐ入れて生ホッキ丼とホッキの刺身をいただく。食後外に出たら、10組ほど並んでいた。すごっ! ぷらっとみなと市場をぶらぶらして、魚も野菜も安いので羨ましかったが、さすがに魚やカニは買って帰れない。食堂もいろいろあったが胃袋はひとつしかないし。そこそこ人がいて、バスで降りたのは私だけだったが、みんな車でくるのね。

 

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 時間に余裕があったので、そのまま歩いて、いろいろな施設が集中している出光カルチャーパークに行ってみる。あとでネットで調べたら、正式名称は市民文化公園で2016(平成28年)からネーミングライツで愛称が出光カルチャーパークとなったらしい。苫小牧市立中央図書館、サンガーデン(植物園)、苫小牧市美術博物館などがある。広々とした公園だが、とても暑くて外野にはほとんど人がいない。図書館もちょっと覗いて、美術博物館に入る。特別展は「発掘された日本列島」でわざわざここで観る必要もないので、常設展だけ見学する。アイヌ文化の資料もあり、「ゴールデンカムイ」のキロランケが持っていたタバコ入れはここの所蔵品がモデルらしい。作者の色紙といっしょに展示されていた。また、苫小牧市埋蔵文化調査センターも兼ねているようで、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録の推進資料も設置していたのでありがたくいただいた。それらの考古学系の資料や展示で気がついたのだが、縄文・弥生・古墳・飛鳥・平安・鎌倉……と習ってきた日本史だが、北海道では弥生・古墳時代が続縄文文化、飛鳥・平安時代が擦文文化となり、鎌倉期以降でアイヌ文化という年表になっている。学校で習う日本古代史が違うのか!とちょっとビックリした。なお、北の縄文は7月27日にめでたく世界文化遺産に登録された。詳細は、縄文遺跡群世界遺産登録推進事務局(青森県企画政策部 世界文化遺産登録推進室内)のホームページに詳しい。

 

苫小牧市立図書館

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サンガーデン

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苫小牧市美術博物館

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 その後、駅までバスも中途半端なので、途中のグランドホテルニュー王子のラウンジで暑さを冷まして、歩いて戻った。駅前の観光案内所では、「機動警察パトレイバー」(野明ちゃんの出身地)や「僕だけがいない町」(作者の出身地)のグッズを発見! レトルトのホッキカレーのようにあちこちにあるわけでなく、ここでしか見つけられなかった。篠原重工のお中元タオルと泉酒店の手ぬぐいを購入。でも他にも、泉酒店の枡や前掛け、篠原重工のバインダーやヘルメットなどもあって、この企画者、ヘンにグッズ作成のツボを心得ていて、おたくっぽいニオイがする。

 

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 意外と充実した苫小牧観光をして、13時40分のリムジンバスに乗って新千歳空港に。やっぱりバスは空いている。16時15分発の飛行機には、甲子園に行く北海道代表の高校球児が乗っていたので、行きよりも人数が多かったが、後ろに集まっていたので、やはり隣席2席は空席だった。座席は、ちょうど翼の付け根あたりだったので、行きよりも景色はイマイチだったが、窓際を満喫した。旅の後半はほとんど人に会わなかったので、関西に帰ってきたら、100倍ぐらいの人混みで、コロナの危険地帯に戻ってきた気分になった。

 

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