「分離派建築会100年 建築は芸術か?」
今から100年前、大正9年に結成された分離派建築会の展示に行ってきた。東京では昨年の10月から12月に開催されていたが、関西では京都国立近代美術館で1月6日(水)から3月7日(日)に開催されている。期間が緊急事態宣言とドンピシャというのは、けっこう入館者に響いただろうなあ。私も市内でなかったら行かなかったかも。行った日が平日だったので、途中の道も館内もレストランも全くソーシャルディスタンスだった。
建築は好きなんだが、展示で現物を持ってくるわけにはいかないだろうし、どんな感じの展示なのか、それも「分離派建築会」ってしらないなぁ、と思っていたけれど。知ってる建物がいろいろあった。大阪市立電気科学館、京都タワー、京都府立図書館、東京に行ったときにみた聖橋。しかし、建物は、絵画や彫刻より後世に残らない。建物の経年劣化で取り壊されたり、関東大震災のような自然災害や戦争で破壊されたり…… 写真や設計図で残されている建物には、今はもうないものも多い。大正期のモダンな建物、実際に観たかったなあ。この頃はCADもなかったし、みんな手描きの設計図と立面図。すごいよ〜 青焼き(湿式コピーではない)の設計図も初めて観た。実物の建物はなくなってしまっても、その蓄積は記録され、後世でも記憶される。
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