ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」
2021年1月11日~26日に梅田芸術劇場メインホールでミュージカル・ゴシック「ポーの一族」が上演された。2018年1月には宝塚版「ポーの一族」の舞台を観た。
今回は宝塚版と同じ小池修一郎さんの脚本・演出で、宝塚を退団した明日海りおさんが同じくエドガー役を演じるが、他の配役はすっかり入れ替わり、男優も入る新しいミュージカルの舞台だ。
実は、この公演は雑誌「フラワーズ」の読者先行販売があり、2020年11月発売のコミックスの「ポーの一族 秘密の花園」1巻の初版の帯付きの購入者が対象になっていた。サイトからの応募で抽選制であり、第1希望から第三希望まで、日を変え、S・A・Bの席のランクも変えて申し込んだら、12月4日にメールが来て、第一希望の1月25日のS 席が当選した! 帰省も忘年会も新年会もコミケもない昨今だったが、年越えの楽しみができた。
しかし、1月13日に大阪府にも緊急事態宣言が発出され、劇場も20時までの営業になったので、17時30分上演開始が30分前倒しになった。劇場のサイトで氏名等を事前登録をすませ、入口では消毒と検温、劇場内でのドリンクやパンフレット以外の物販もなし、幕間には「会話を控えて」というボードをもったスタッフが巡回する厳戒態勢だ。席は宣言下でキャンセルもあったようだが、追加募集もしていたので、メインホール1905席のうち9割がた埋まっていた。S席といっても、1階席の後ろの方で、そんなにいい席ではない。経験値をあげて、オペラグラスを持参した。中休憩25分。女子トイレが長蛇の列だった。。
つい、宝塚版と比較してしまうけど、演出はほぼ同じなのに、大道具や衣装がシックになって落ち着いている。男声がはいるとセリフも歌もまた雰囲気が違って聞こえる。宝塚版は出演者70人にすべて役をあてるといっていたけれど、今回は主役の数人を除いて、その他の役者さんはすべて、3役も4役もこなしていて、すごいなぁと思ってしまった。
30分前倒しで開演して、終了19時50分だった。客席の退場も混雑しないように順次になっていたし、劇場を出て地下鉄の駅に向かって阪急三番街を通るうちに20時を越えてしまい、店どころか、エスカレーターが止まり、通路のシャッターがあちこちで降りて、ガードマンの人が「そこを左にぐるっと回ったら、出口があります」とおいのでぐるっとまわろうとしたら、ホントに大回りで、そこに1枚分だけ扉が開いていた。気分は「梅田地下オデッセイ」。
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