演劇「インディアン・ロープ・トリック」
京都芸術劇場春秋座から来るDMのチラシの中に、気になる演目を見つけた。2月22日(土)・23日(日・祝)の2日間上演される「インディアン・ロープ・トリック」。コンセプト・演出がシャンカル・ヴェンカテーシュワランというケララ州出身のインド人、出演者3人も音楽担当も名前からみてインドの人という、インドつながりのカンだけでチケットとった。全く予備知識がない。どんな舞台だろう。
2月22日はあいにくの雨。春秋座は京都造形大学の中にあるのだけど、京都駅から市バス5番で所要45分とけっこう遠い。この市バス5番は、岡崎公園や銀閣寺、北白川といった観光地を通るので、いつも満員なのだが、天候とコロナウィルスのせいか、混んでいなくてずっと座っていることができた。
今回の舞台は、チケットの通し番号順の自由席。客席は特設の円形型だった。桟敷をふくめて4列ぐらい。最初から前にひとり座っていたのは、始まってからわかったは、タブラなどを演奏する音楽担当に人だった。上演言語は英語とカンナダ語(カルナータカ州の公用語)で、日本語の字幕がついている。
ある広場で奇術師が魔法をかけると、群衆がみている前で、長いロープは独りでに空高く登って行く。弟子の少年はロープを登っていって、いつまでたっても戻ってこない。突然弟子のバラバラになった体が空から降って来て騒然となるが、奇術師が魔法をかけると、少年は元通り復活する。……という話は、昔々どこかの世界ビックリ話のような本で読んだような気がするが、なんか中東のような感じでインドというイメージはなかった。それが「インディアン・ロープ・トリック」のことで、この舞台で、その大がかりなマジックをするわけではなく、それをメタファー(暗喩)にしたストーリーだというところだが、実はあまりよくわからなかった。演出や舞台装置が面白かったので飽きなかったが、もう一度みたらストーリーの深さがわかるだろうか。理解できない観客で申し訳なかった。
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