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2019年10月16日 (水)

映画「ホテル・ムンバイ」

 「ホテル・ムンバイ」 HOTEL MUMBAI 123分 オーストラリア・アメリカ・インド 2018年  これは、ロードショー館でかかっていた。2008年にムンバイのタージマハル・ホテルがテロリストに占拠され、炎上し多くの死傷者を出した史実をもとに創られている。舞台がインドで、インドの俳優もたくさん出ているが、これはインド映画じゃない。作品としては緊張の糸を緩めないハラハラドキドキの連続で、とても面白かった。だからインド映画でなくても全く問題ないのだが、観た後の印象がアメリカのサスペンス映画ようだった。歌とダンスのシーンもなかったし。パンフレットを見ると、監督はオーストラリア出身で、スタッフも米や豪のメンバーが多い。俳優陣はとてもグローバルなラインナップだが、主人公といわれているホテルの従業員アルジュン役のデヴ・パウルはエンドロールでは俳優の5番目くらいに名前が出ていたので「ん?」と思った。彼は制作・総指揮も務めたというから、他のセンパイの俳優さんに順番を譲ったのだろうか。
 ストーリーはホテル従業員、滞在客、テロリストの側面を丁寧に描いている。史実をもとにしているとはいえ、ストーリーやキャラクター設定も整理され、わかりやすくしている。本当はもっと、籠城は長かったし、アルジュンも複数の人物をまとめたキャラクターだというし、滞在客の設定は創作だろうなあと思う。特に、ロシア人の実業家はいやな奴で登場し、しかし陰では人情味があり、それでいて状況判断が的確なのは実は元特殊部隊だったという何処をとっても死亡フラグ立ちっぱなしのキャラだが、美味しい役だった。あとでパンフを見たら、ハリー・ポッターのマルフォイのお父ちゃんだったジェイソン・アイザックスだったのか! 料理長のアヌパム・カーも年季の入ったプロの姿がかっこよかった。それに名もない若い人生経験も少ないテロリストたちも印象に残った。イヤホンの携帯からの指示で動かされ、所持品確認のため女性の死体の身体に手を入れることもためらい、水洗トイレに驚き、親に「ちゃんと金と受け取って」と電話をしながら、無表情に銃を撃つ。無知と純粋さと冷酷さが入り混じり、大量殺人者なのに哀れさを感じてしまう。

 

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