「本の縁側 -矢萩多聞と本づくり展−」
「本の縁側 -矢萩多聞と本づくり展−」京都dddギャラリー 2019年3月30日(土)〜6月19日(水) これは期間が長くてまだ開催中。インドに詳しい装丁家の矢萩多聞さんは、京都にお住まいなので、波長にあった企画をいろいろ近場で開催してくれるのでうれしい。今回はインドがメインでなくて、本と装丁の展示。イラストや挿絵の展示はよくあるけれど、装丁の展示ってどんな感じ? 行くまでちょっと想像できなかったけれど、行ってみて……なるほど……と思った。そして、ここも写真OK。
実際、多聞さんがこんなにたくさんの本の装丁を担当しているとは知らなかった。いちばん出版数の多い春風社はちゃんと奥付のところに「装丁 矢萩多聞」と記しているけれど、書かれていない出版社も多い。名前がでていないけれど、「あ、この本知っている、そうだったのか」という本もある。出版されるまでにこんなに何回もやり直したり、たくさんの案出したりして、その中から決まっていくのかというのがよく見えた。紙の種類というのもとても多くて、手ざわり感で全く印象がちがう。名前がわからないけれど、しっとりと手に吸い付くような白と黒の紙があった。あれは、何?
そして、私の行った日は平日だったせいか(というか、ここは日曜日が休みなのだ、要注意!)、ゆっくりすっかり貸切状態で1時間以上くつろいでしまった。京都dddギャラリーは、私は初めて行ったのだけれど、京都の地下鉄天神川駅から歩いて5分ほど、川沿いの静かな環境で、とても綺麗なギャラリーだ。物販もあって、以前少部数で売り切れたと思っていた『インドしぐさ事典』(矢萩多聞著 アムブックス刊)と『スーパルマドゥライ』(武田尋善著 同)があったので購入。いっしょにあった『ひとりみんぱく』(松岡宏大著 同)以前、恵文社一乗寺店でゲット済。ちなみにアムブックスは矢萩多聞さんのリトルプレスだ。
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