「アラビアの道 –サウジアラビア王国の秘宝-」
1月末の東京遠征は、生賴範義展」と「小松左京アート展」が目的だったが、それだけではもったいないので、その前後で行けそうなところをいくつかピックアップしていた。国立科学博物館は「古代アンデス文明展」「南方熊楠展」「地衣類展」と美味しそうな展示がゾロゾロやっているのだが、いかんせん2時間ぐらいではもったいなさ過ぎる。ということで、その隣の東京国立博物館で1月23日〜3月18日に開催されている「アラビアの道 –サウジアラビア王国の秘宝-」に行ってみた。
隣の科博は2年に1回ぐらいは行ってるけど、東博に行くのは実は30年ぶりくらい? 自分の美術館・博物館巡りの偏向が露呈する。「アラビアの道」は常設料金で見ることができるうえ、会場の表慶館はイベントがある以外は開いていないので、建物も興味シンシン。行ってみると、入り口横にアラビア遊牧民風のテントがあって、アラビア語学校の人がコーヒーを振る舞ってくれていた。アラビアコーヒーは薄めでスパイスが効いている。
重要文化財でもある表慶館のクラシカルな雰囲気の中に、サウジアラビアの砂漠の風景が広がる。展示品はイスラーム色が出る前の古代とイスラーム文化に二分される。いろいろな文字で書かれている墓碑や記念碑も読めないけど面白い。ここら辺の地域は世情によってなかなか訪れることができないので、こういう機会にゆっくり堪能できて、うれしい。図録も購入したが、やたら分厚くて詳しい。
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