瀬戸内国際芸術祭 秋の巻 豊島再び
というわけで、秋に本島・高見島・粟島に行って来たが、そっちは思いがけず休めた3連休に行ったので、本来休めるかもと画策していた連休にもう一度今回最後の瀬戸芸に行く計画を立てた。春にちょっとしか回れなかった豊島(てしま)が心残りだったので再挑戦、それと全く行けてなかった小豆島を残る時間で少しだけ。しかし、今回も手配が2週間前くらいになったので、土曜日の宿がなかなかとれない。ホームページで、豊島宿泊者だけのナイトツアーというのがあったので、ぜひ参加してみたいと思ったが、豊島の宿は全滅。残念だけど諦めて、小豆島の土庄(とのしょう)の港近くに連泊して、フェリー3日間乗り放題券で豊島に往復することにした。
春には、家浦−豊島美術館—唐櫃浜(からとはま)をバスと徒歩で回って時間切れになった。硯(すずり)や甲生(こう)などに点在する作品を回りたいので、レンタサイクルにすることにした。しかし、9時過ぎのフェリーで渡ったにもかかわらず、すでに唐櫃浜港の最寄りの店は予約でいっぱいだった。もう1件の店は予約なしの先着順だったので、なんとか確保。本当は電動自転車の方が楽だったようだが、贅沢は言えない。唐櫃岡の手前までは登り坂で、その日は「棚田の収穫祭」というイベントが開催されていたが、行きの時は主催者が開会式で挨拶している途中だったし、帰る時はすでに店じまいをしていた。残念。その坂の上からは、レンタサイクルのお店の人のオススメに従って、時計回りに回ることにした。とてもきつい坂はなかったが、全体の道が登ったり下ったりのダラダラ坂なので、あちこち自転車をついて歩いたが、下り坂は気持ちがよく、気になったところに気ままに停まったりできるので、バスよりも楽しかった。畑に農耕牛がいたり、みかん園やコスモス畑があったり、ヤギ牧場があったり、道祖神や神社があったりする。
甲生では、ケグ・デ・スーザの海苔で作った構築物や塩田千春の木造の作品「遠い記憶」など。そのまま家浦方面に進んで、大竹伸朗の作品「針工場」まで行って、その隣のカフェ「コートヤード」で早い昼食というか遅い朝食というかのテイクアウトBOXで休憩。ここには広い芝生の庭があって、外で食べるのは気持ちがいい。そのあと、家浦を通って、「海のレストラン」でちゃんとした遅めのランチ。海が望めるテラスは静かでゆっくりできる。そのあと、硯の竹林の中にある森万里子の「トムナフーリ」をみる。ここも静かな空間だが、定期的に光るはずでしばらく待っていたが光らなかった。その後唐櫃岡まで着いた時は2時を過ぎていた。いくつかの作品が集まっているので、自転車を駐輪場に置いて散策する。島キッチンはすでに片付けモードになっていた。公式ガイドには詳細が載っていなかったボルタンスキーの作品は、新しい豊島の地図には載っていたが、徒歩で15分ほどかかる森の中らしい。帰りのフェリーの時間が気になったので、残念ながら諦める。
その後、唐櫃浜まで戻って、夕方のフェリーで土庄に戻った。昼食を贅沢してしまったので、夕食は帰りにテイクアウトで買った豊島バーガーで簡単に済ませた。
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投稿: しの | 2016年11月27日 (日) 21時58分