パラソフィアその4 終幕 いろいろ落ち穂拾い
いろいろ5月のことを綴る前に、6月になってしまった。なってこったい! 残業なんてしたくないよ〜と思いながら、でも、休日出勤するくらいなら10時まででも残業するわと居残る日々……ああ。
といっていると、その3まで書いていたパラソフィア—京都国際現代芸術祭—が5月10日に約2ヶ月間の会期を終了した。最終日がたまたま予定のない休日だったので、悔いのないように行き残した場所に行ってきた。
まず、鴨川デルタ。ここでは、イギリスのアーティスト、スーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションがある。以前行ったときは、月曜日でお休みだった。でも、いい天気だったので、散歩に来たと思えばいいし。5月10日もいい天気で、デルタでは大学生らしき2組のグループがコンパかサークルの歓送迎会をしていて、川べりには家族連れもいて、とても賑やかだった。が、周囲に数人、パラソフィア目的らしい人たちもいた。その中で静かに流れ出すアカペラの歌声。それが三方から聞こえてくるので、3つの声が重なる部分を探して、約2分間を聞き入った。
いい感じだったので、京都市美術館の前庭にもあったスーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションも聞いてこようと思った。前回行ったときに、調整中で聞けなかったのだ。バスで市美にまわったら、前庭にある移動舞台車(ステージトレーラー)で、やなぎみわさんが名入れを行っていた。クラウドファウンディングに協力した人・団体の名前をトレーラーの外装の羽に入れていくのだ。そこを通り過ぎて、サウンドインスタレーションの場所に行ったら、表示も案内もなくなっていた! 美術館入り口の受付で聞いたら、「場所がかわった」というので、教えてもらった方向に行って探したが見つからない。おかしいなあと思って引き返したら、移動舞台車のすぐ横にスピーカーと立て札があった。……せめて、元の位置に案内をだしておいてほしいよ。
そのあと、またバスで京都駅まで行って、崇仁地区の元・崇仁小学校で開催されていた「still moving」に行く。これは京都市立芸術大学によるパラソフィア関連イベントなのだが、期間中、金土日祝の12時からしか開いていなくて、初めに行ったときは曜日が合わず閉館、2回目に行ったときは時間が早すぎて入れなかった。そうなると、何をやっているのかとても気になって、この目で見ておきたくなった。閉校した学校はけっこう制約なくいろいろさせてくれるのか、意表をつく面白いのが多くて、ああ、行ってよかった。資料をもらって、校門の横の果物・野菜が穴に突っ込んでいるモニュメントや、ヘフナー/ザックスの作品の横にあった黒いパンチングメタルもお仲間なのだとわかった。ここに市芸が引っ越してきたら、また楽しくなるだろうなあ。
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