「日本SF展・SFの国」
日本SF大会と時期を合わせて(?)始まった世田谷文学館の「日本SF展・SFの国」。つくばに行ったときは、時間がなくて行けなかったが、夏コミの日程にあわせて2連休がとれたので、その際に来訪した。まだまだ期間中と思っていたら、うろうろしているうちに9月28日で終わってしまったよ。
実は、行くまでは「文字ばかりの展示だとちょっとしんどいかなあ」と思っていたのだけど、なんのなんの、いろいろな珍しい実物がゾロゾロでてきて、とても面白かった。ウワサに聴いていた筒井康隆の家族同人誌「NULL」の実物も初めてみた。おお、有名な「SFサッカークラブ」の写真だ。(SF作家クラブが温泉に行ったとき、温泉旅館に歓迎看板に書かれていた) SFマガジン創刊号の原画をみて、あの絵が半立体というか、線が浮き出ていたのを知った。星新一さんの原稿って、小さい字がぎっしりつまっていて、すごーい。他にも小松左京さんや筒井康隆さんの直筆生原稿もある。SF第一世代のみなさんの写真がみんな若いよ〜 昔のSF作家クラブの会報(だっけ?)には、今ならSNSやメールで打ち合わせしそうないろいろ個人情報満載な連絡事項がいっぱい書いている。もう時効? 図録は往年の科学読み物風だし、会場および会期限定の御三家の短編をおさめたミニブック『きつねこあり』もあった。
有明の某所の人ごみとは雲泥の差を感じるゆったりと静かな世田谷文学館で、展示を堪能した。他にも、館内で展示していた「ムットーニのからくり書物」も面白くて、2回の実演を全部みてしまった。
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