「近代洋画の開拓者 高橋由一展」
教科書にも載っている超リアリズムの鮭の絵は有名だけど、ごめん、名前はよく覚えていなかった高橋由一。9月7日〜10月25日まで、京都国際近代美術館で開催されている。とても正統派っぽくってあまり期待していなかったけれど、意外と面白かった。江戸から明治にかけて生きた人だというからけっこう昔の人だ。油絵をかきはじめたのは明治期40代になってからだという。絵が好きで画家になったというより、日本での洋画油絵の普及を使命としていたというから、気迫がちがう。それにおそろしくうまいぞ。肖像画も風景画も静物画も超リアルですごいけど、筆でかいたスケッチがあって、それがまたすごい! でも、河鍋暁斎ほどヘンじゃなくて、なんというか堂々正統派。有名な鮭のツルシは展示にあるだけで3種類あった。全部ちがうモデルの鮭だった。静物画は食材がお好みだったみたい。あと、スーベニールがヘンに充実していた。鮭型の一筆箋とか、付箋とか、手ぬぐいとか、クリアファイルに、エコバック、セットして割り引きもしている。けっこう人が入って賑わっていた。
4階のコレクション・ギャラリーの小企画で「京の由一 田村宗立」という展示もやっていて、これもよかった。ってか、こっちのチラシは四つ折りで、普通のチラシの4倍の大きさ。字もビッシリで、いやにリキが入っている。パンフを作っていないせいか?
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