国立科学博物館リニューアルと「インカ・マヤ・アステカ展」
土曜日に休めない分、月曜日に休みがとれるので、夏コミの後もう1泊することにした。しかし、月曜日というのは、美術館・博物館・図書館等の公共の社会教育施設は軒並み休館日なのだ。事前にネットで調べてみたら、上野の国立科学博物館(科博)は夏休み中無休となっていた。う〜ん、独立行政法人、がんばってるなあ。
科博では、7月14日から9月24日まで特別展示で「インカ・マヤ・アステカ展」が開催されている。これは10月に神戸市立博物館に巡回してくるのだが、京都と神戸はビミョ〜に遠くて行けるかどうか不安なので、行ける時に行っておくことにした。
月曜日で周りの施設が閉まっているせいか、特別展もすぐ入れて、混み具合もほどほどだった。
いつもは借りたことないのだが、音声ガイドを借りてみた。いくつかのポイントで番号を押すイヤホンから解説が流れてくる。企画によって違うのかもしれないが、今回は一般版とジュニア版にわかれている。解説文が読みにくい人のために、かわりに読んでくれるのかと思っていたのだが、そうではなくて、一般版はミステリーツアー風にその作品について語りがはいる。文字説明がない内容もあっておもしろかった。ゴールデンウィークに観た「ナスカ展」と重なる部分もあるが、やっぱり南米・中米の造形ってヘン。だが、そればかりでなく、生け贄に儀式のことや、ミイラなどの展示もあって、西洋文化が入って来る前の死生観などがきっちり説明されている。
第1会場と第2会場に別れていて、音声ガイドは第1会場だけだった。さて、第2会場には何が?……と思ったら、それは特別展専用の広いスーベニールだった! (科博のスーベニールは本館のほうに別にある)
特別展のあと常設に回ろうと思ったが、そのあと友人と昼食の約束をしていたし、足もそこそこ疲れていたので、5月に観た「地球館」はパスすることにした。そして、本館のほうに回ろうとしたら……? 何か雰囲気が違う。よくガイドをみると、本館は改装が終わって「日本館」としてリニューアルされていた。(そういや5月には工事中で閉鎖されていた)
常設展は地元の子ども会らしき団体などで非常ににぎわっていた。以前は古色然とした博物館だったが、外観はそのままに、中はとても明るくきれいになっている。あちこちに解説ボランティアらしき年配の方もいらっしゃる。
それに、「THEATER・360」という360°全方位型の映像施設が出来ていて、8分ぐらいの映像だが順次上映している。私は「恐竜の世界」というプログラムに入ったが、なかなかすごい。これが常設展料金で観れるなんて、とてもお得だ。
おみやげは特別展の「タコス味せんべい」と本館の休憩ラウンジで売っていた「ハーブせんべい」(監修 国立科学博物館と印刷されている、新館屋上にはハーブガーデンがある関連か)にした。
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