民博特別展「インド サリーの世界」
9月8日〜12月6日まで、万博公園の国立民族学博物館で特別展「インド サリーの世界」が開催されている。秋は、土日出勤以外に、運動会やらPTAの動員やらで休みがけっこう埋まってしまうので、行ける日に行っておこうと思い、19日の祝日に行ってきた。万博公園に行くたびに、モノレールのすぐ前のエキスポランドを素通りして、公園の中を突っ切って、民博に行くので、お子様たちはちょっと不満らしい。いいのだ。スポンサーはこっちだから。
民博の展示は、いつも企画の切り口が工夫されていて、おもしろい。今回もインドの民族衣装サリーに焦点をあてていて、それがりっぱな現代のファッション文化だった。民族衣装の展示で、デザイナー名や収集した店舗名が見出しに載ってる展示なんてはじめてだ。地域によって特徴があるのは知っていたが、それ以上にバラエティ豊かで、現代的なセンスも含まれ、とてもよかった。
しかし、……すいていた。静かだった。祝日なのに特別展館内にお客20人ってとこか。それも、今回に企画は、子どもにはウケない内容なせいか、大人ばっかり。いい企画なのに、この人出に少なさはちょっと残念。……と、思っていたら、後で気がついたのだが、ちょうどセミナー室で「インド音楽講座」が開催されていた時間帯だったようだ。少なかったのはそのせいかしら。
いつもながら、解説書は内容が充実していて、文章が多く読み応えはある。が、自ら「図録」ではなく「解説書」と銘打っているように、写真も小さく、展示資料の再現には力を注いでいない。今回は、展示資料の良さはその場でゆっくり味わうことをおすすめする。また、『旅のグ』等の本を描いてるインド通のイラストレーター、グレゴリ青山さんの解説イラスト(描きおろしかな?)が会場には展示されているのだが、これも解説書には掲載されていないので、その場でしっかり見ておこう。
この展示にひっかけて、今後いろいろ講演会や公演や映画会が企画されているのだが、土日に1回かぎりの企画ばかりで、今のところ日程が合わず全滅だ。……哀しい。
そのあと、常設展のほうも駆け足でまわった。毎回行くたびに少しずつ入れ替えがあるのだが、今回は「ドクターみんぱく」(いろいろな民具がおいてあって、さわれて、「これはなんでしょう?」とクイズ形式になっているコーナー)がなくなっていたのは、ちょっと残念だった。
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