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イベント・アミューズメント

2017年12月11日 (月)

「秋の古本まつり」(知恩寺 11月1〜5日)

 恒例の知恩寺も古本まつりが今年も11月1日〜5日に開催された。秋はイベントが多いので、毎年は行けないが、今回は行くことができた。それも古本日和のいい天気(^-^) 。でも、紅葉シーズンで市バスがとても混んでてちょっとへこたれた。新古書店とはちがうディープな古本屋さんが集まるが、それぞれ得意分野があり、こちらも全部を均一に見ていく時間も体力もないので、運の良さとカンが勝負だ。といっても、そんなに買う気満々で行くわけでは無くて、「まあ、巡り合わせが良くて気に入ったのに出会えたらいいな」って感じ。昔、河原町に京都書院があった頃、好きな画集や写真集があっても学生には高価で手が出せなかったような本とか。(出会えても高すぎて手がでない場合もあるが)
 今回の収穫はまず、3冊500円の山の中から、写真集2冊と古いSFM。これはすごいお得感がある。でも、今年のイチバンは私的にはこれ!「丹丹烏里克遺跡学術調査報告書」ダンダンウイリク! ロマンだなあ。昔、喜多郎の音楽が流れるNHKのシルクロード(1980〜)でこの都市の名を知った。この報告書にある学術調査が入ったのは2002年からで、この報告書は2007年の日付になっている。美本だが、残念なことに付録のCDがついていない。ISBNがないので、市販ではないようで、どこから流れてきたんだ?! 他にもチベットとインド更紗の写真集とかも魅力的だったけど、重量に負けて、優先順位でコレを選んで帰ってきた。

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2017年12月10日 (日)

レトロ印刷JAM「紙マーケット」

 現在のマンガ同人誌はオフセット印刷の本が主流で、次いでコピー本がある。その中で、孔版印刷(リソグラフのようなもの、もっと簡単にいってしまえば昔のガリ版印刷やプリントゴッコの発展型)の本を創っているサークルさんがいくつかあるなあと思っていた。なかなかデザインもステキで雰囲気がよくて、私の好きなエッセイや旅マンガも多いので、気にはなっていたのだ。
 その数少ない孔版印刷の印刷会社のひとつが、大阪キタの中津にあるレトロ印刷JAMだ。そこで、10月19日・20日に「紙マーケット」というイベントが行われた。 今年で第4回になるという。知らなかったなあ、こんなイベントが開催されているなんて。紙マーケットでは、印刷所や紙屋さんの倉庫に眠っている紙が、厚さ大きさ問わず10枚100円! 最近、いつもの画材屋で紙の種類が少なくなってきているので、なにか良い紙はないかと行ってみた。基本、印刷用紙なので、切り絵にも使いやすそうな薄くてしっかりした紙も多くて、いい感じの中間色や地模様のもあり、50枚も買ってしまった。他にも画材・製本文具、GOODSもあったり、袋入りのセットものもある。ちょっと休憩できるカフェも設営されている。


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 また、せっかくなので、工場見学ツアー「紙教室 -JAMの紙と印刷のこと-」という企画に申し込んで、孔版印刷とそれに適した紙のお話とか、作業現場を見学させてもらった。孔版印刷って、色の数だけ版を重ねるし、乾きにくいし、なかなか手間がかかる。
 この日は、台風21号の来襲で強い雨が降っていて紙が湿気るので、せっかく大阪にでてきたのだが、早々に家に退散した。

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2017年11月26日 (日)

「火焔型土器と西の縄文」&オープニングセレモニー

 古代の造形の中でも、とりわけカッコいい火焔型土器。諸星大二郎の『暗黒神話』や星野之宣の『宗像教授シリーズ』でも登場する。その火焔型土器がたくさん展示されるという「火焔型土器と西の縄文」京都大学総合博物館で9月9日(土)から10月22日(日)に開催された。
 9月9日、10日にオープニング企画があり、幸い9日は休みがとれたので「それに併せて行ってきた。13時からの「特別対談・火焔型土器を語る」は事前申込み不要当日先着順だけど200名だから大丈夫だろうと思って、余裕で30分前に到着で行ったら、会場がちょっと離れた京大の百周年時計台記念館だったので、あわててそっちに回った。開会時間に近くなると座席が足りなくなるほど盛況で、通路にイスを入れて増やしていた。きっと定員オーバーしても断らなかったんだろうな。受付で立派なカラーの図録もいただき、それを見ているだけでもホクホクとうれしい。この企画はオープニングセレモニーとして形式に則って、開会挨拶、趣旨説明、対談、閉会挨拶とマジメに続く。けど、対談の國學院大學名誉教授の小林達夫先生、京大総合生存学館特定教授の泉拓良先生の対談はオタクな学者魂が現れていて面白かった。火焔型土器にはいろいろ約束事があることがわかった。似ているようで王冠型土器との違いも教えてもらった。描くときには間違わないようにしよう。それに、火焔型土器って新潟県の地域にしか出土しないというのも初めて知った。う〜ん、イメージの好みばかり先行して、知識が乏しかったなあ。そして新潟県の6市町村で組織する「信濃川火焔街道連携協議会」が文化庁の日本遺産に申請して、『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』という名称(長い……)で認定を受けたのだそうだ。そういえば、図録もこの連携協議会の発行になっている。タダで配布されているのは、その関係か。そういえば、新潟の6市町村って、どっかで聞いたことある地名ばかりだなあと思ったら、「大地の芸術祭」の地元じゃないか。
 対談のあと、総合博物館に戻って展示を観たが、企画からの流れの人で大混雑だった。ミュージアムトークは遠くから聞いていた。15時30分から約1時間博物館のミューズラボで縄文コンサートがあったので、これも参加した。エレクトリックチェロの奏者がスクリーンにイメージ画像を映しながら土器をイメージした楽曲を演奏してくれて、リラックス。
 博物館は17時までかと思ったら16時30分でクローズだったので、展示がゆっくり観られなかったのがちょっと残念だったが、盛りだくさんな半日だった。もう一度展示だけ来ようと思ったけれど、忙しさに取り紛れて、気がついたら終わってしまっていたので、さらに残念。

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2017年11月22日 (水)

「ありがとう 立誠小学校 RISSEI PROM PARTY」

 もと立誠小学校は河原町界隈の三条と四条の間のとても便利な場所にある。いままで、やなぎみわさんの演劇公演やトークイベントに行ったり、だら〜っとくつろげる映画館でちょっとヘンな映画をみたり、大学の進級展示を観たり、1階のカフェでコーヒーを飲んだりしていた。ギシギシきしむ廊下や重厚な階段や廃墟みたいな中庭とかの建物の雰囲気もなかなかステキだった。
 が、跡地活用の進行に伴い、立誠シネマプロジェクトも営業終了し、関係団体がいくつか主催となって最後の学園祭(プロムパーティ)を10月7日(土)〜9日(月・祝)を開催するというので、ちょっと覗いてきた。食べ物屋台もあり、有料のライブや映画もあり、ふだんなかなか行けないあちこちの古本屋などの物販もあった。レコードショップが合体してすごくディープなエリアを形成していた。ブックマーケットも大陸書房やサンリオの古本もあったし、知らない小出版社もいろいろあるし、なんか中身が濃い。散財してしまって、危ない、危ない。校舎も見納めかと思い、隅々まで拝んできた。写真にはあまり人が写っていないが、校内はとても賑わっていた。ありがとう、立誠小学校。

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2017年9月28日 (木)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その4 SF以外の食べ物の話)

 SF話とはそれるが、SF大会は全国各地を巡るので、いろいろ美味しいものをいただく機会がある。
 今回は前日に職場から直行で静岡入り。結局暗くなってから着いたので、荷物をホテルに置いて、近場で夕食を済ませた。お昼を食べそこなったので、駅ナカのお寿司屋さんでちょっと贅沢した。ネタが沼津産、生しらすが売り切れていたけれど、美味しくいただいた。

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 ホテルは素泊まりで、2000円の朝食バイキングはちょっともったいないのでパス。ネットで調べて、駅近のおにぎりやさんに行ってみた。昔の家の玄関土間で食堂やってますというような懐かしい店だった。奥の畳の部屋からはその家の子どもの声がする。素朴なおにぎりと味噌汁と静岡おでんを2本チョイスして380円。


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 お昼は会場に出展しているお店で「特大干し椎茸のステーキ重」。


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 1日目の夜は、参加者の友人とそのお知り合いとで居酒屋に行った。地酒とお刺身と静岡おでんをいただいたが、地酒の何が美味しいか、いろいろ教えてもらったし、酔っ払っていただいたのにうろ覚え。いい加減なことは書けないないので、また修行します。

 2日目の朝は、駅ナカのお店でだし茶漬け。これも割とリーズナブル。
翌日のランチは昨日の隣の店でもつカレーを食べようと思ったけど、売り切れだった。というか、1時30分ごろだったのでほとんど何もなく、結局食べ損ねて適当にお菓子をつまむ。

2017年9月27日 (水)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その3・企画以外)

 SF大会での毎年の動向として、まずディーラーズルームに出展している。昔はSFマンガも描いていたが、すっかりエッセイマンガしか描けない身体になってしまった。最近はカンブリア生物や深海生物の切り絵しおりに入れ込んでいて、「これのどこがSFやねん?」と、まわりのまっとうなファンジンに囲まれて申し訳ない思いがあるけれど、懐がひろいSFファンのおかげで、楽しい会話をさせていただいている。今年は『ギョギョっと深海魚』というタイトルの薄い新刊を出すことが出来た。
やっぱり静岡だし、沼津深海水族館もあるし、今年創らなくていつ創る?!と思ったが、この原稿を印刷所に出稿したとたん腰痛になった。あぁ。

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 また毎年、何枚か『時刊新聞』に投稿をしている。『時刊新聞』も自主企画のひとつで、リソグラフを持ち込み、参加者から記事を募りながら、イベント期間中新聞を出し続ける耐久レースのような企画なのだ。ディーラーズのブースやホテルで描いては持ち込んでいる。ああ、それからシール企画にも参加した。参加グッズにシール帳がついていて。みんなでシール交換をするのだ。今年は新しいシールを創った。


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 これ以外も、ディーラーズに居ると、隣で加藤直之さんがライブペインティングをしてるし、通路の向こうでサイン会が始まってるし、近くでヒゲキタさんの3Dシアターもやってるし、ゲストさんが通りかかるし、物販も近いし、いろいろと飽きない。とはいえ、今年は比較的まったりとした参加だった。

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 来年の第57回日本SF大会は、7月21日〜22日に水上温泉ホテル聚楽で開催される。なので「ジュラコン」。すでにホームページもできている。水上温泉は、1988年に武田さんが実行委員長だったときに第27回大会Mig−CONが開催された。その時のホテルは松乃井だったらしい。私は……どうやらその時は不参加だったような気がする

2017年9月26日 (火)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その2・企画参加)

 毎回SF大会はパラレルワールドのように10個以上のプログラムが並行して進行している。グランシップはこのように、SF大会に占拠されている。1階の大ホール・中ホールは一般開放エリア、2階以上のフロアーは参加者のみ入場できる。

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「SF古代生物の部屋」毎回、おたくな学芸員さんたちが自分たちの情熱をほとばしらせて語っている。今年は、ドンブラコンで静岡なので、海ものということで、須磨海浜水族園のヒーロー・キャンシャリアンを生み出した絵の達者なもと学芸員(だいたいフィールドワークとか観察をするので、絵の上手な人が多い)さんをゲストに立ち見が出るほどの賑わいだった。来年はその名も「ジュラコン」で、チラシは永野のりこさんの描く発掘少年なので「これは受けてたたねば」と主宰者は燃えている。
「日本SF図書館員協会 第17回総会」SF大会に紛れ込んでいる図書館関係者の密やかな総会。主宰者が「今年はゆっくり温泉に浸かりたい」とパスした年もあるけれど、もうすでに17回。毎年ネタを振りながら活動報告というようなものを順番にしゃべって行くだけだが、SF者なので、みんな見方がやや斜め。中身はオフレコ企画なのでSNSではナイショ。
「白井弓子×西島大介対談〜私はあきらめない〜」「ディエンビエンフー」で惚れ込んだ西島さんはSF大会には常連なので、きっと参加するだろうとふんでいた。デビュー前から知っていた白井弓子さんはコミティアの常連ではあるけれど、SF大会は今まで参加されていなかったと思う。が、日本SF大賞をとったからには、きっとSF大会には参加してくれるだろうなあと信じていた。すると、日本のSF大会よりもワールドコンに先に参加してしていた。すごいよ〜 というわけで、私の好きなおふたりをそろって拝見できるプログラムが企画された。このふたりの共通点は、どちらも雑誌「IKKI」に連載していて、途中から単行本書き下ろしに移った(「地下に潜った」という表現を使っていた)ということ。その時の編集さんも交えて、その当時の裏話などもお聞きした。その後、サイン会もあって、白井さんに『イワとニキの新婚旅行』(会場で購入しようと控えていた)にサインをいただいた。西島さんの本は、つい『ディエンビエンフー TRUE END』まで全部買ってしまっていて、当日持ってくるのも忘れた〜(>_<)
 ほか、今年はオープニングに続いて「星雲賞授賞式」があった。星雲賞は事前に発表されていたが、今年は珍しく海外長編部門の作者のピーター・トライアスさんが来日して、直接受賞式に参加した。なんせ、『ユナイティッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の作者なので、喜んで来日してくれたのかなあと思ってしまった。
 閉会式では、暗黒星雲賞ほか各賞の受賞に沸き、キョーレツな個性の草野原々さんが星雲賞の日本短編部門につづいて、センス・オブ・ジェンダー賞、暗黒星雲賞のゲスト部門のトリプル受賞をした。「ジュラコン」告知の素晴らしい歌声は、池澤春菜さんが「才能の無駄遣い」と賞賛した。

2017年9月25日 (月)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その1・前哨)

 日にちが前後するが、取り急ぎこの夏のSF大会レポートを先に記しておく。
 今年の日本SF大会は、8月26日(土)〜27日(日)に、静岡市の静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」で開催された。その名も「ドンブラコンLL」。グランシップが会場になるのは、これで2回目。前回は、2011年9月3日(土)〜4日(日)に台風の中で開催された「ドンブラコンL」だった。
幸い、今年は良い天気。しかし、個人的に思わぬ緊急事態!! お盆前に腰痛を発症し、いつもは1週間ほど腰を曲げたり重い物を持ったりを用心していたら、なんとなく治ってしまうのだが、今回は出勤はできるものの、2週間経っても痛いし、お医者に行って湿布をもらって、腰椎を伸ばすリハビリもやった。ようやく治まってきたので、行けると判断をした。ただし、いろいろ欲張らずに、楽ちんさをお金で買った。宿はもともと静岡駅前のホテルを確保していたし、荷物は宅配便を大いに活用した。会場には静岡の地酒や地ビールの店も出店していたが、飲酒は夕食だけに節制した。
 SF大会はここ20年以上ずっと夏の家族旅行(毎年ではないが)だったが、子どもが大きくなるとそれぞれの予定が入り、父ちゃんもミツバチ族を再開して、昨年今年とひとり参加だった。家族との調整がいらないので、とりあえず前年の大会で申込み完了! ……こうしてSF大会は年々平均年齢が上がっていくのね……
 というわけで、グランシップ再び。いちおう静岡には歓迎されているようである。

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2017年3月 7日 (火)

書籍『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』とイベント「やっぱりすごいぞ! 谷ゆき子」

『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』図書の家編集 倉持佳代子編集協力 (立東舎)
 今でこそ家にはマンガだらけだが、私が子どもの頃は、周囲のあまりマンガはなかった。中学校になって別マ(別冊マーガレット)を買いだして、友人とマンガ雑誌の交換を始めるまで、いわゆるマンガ雑誌はなかった。しかし、親にずっと「小学○年生」の学習雑誌を買ってもらっていて、そこに載っているマンガが小学生の私にとって全てだった。それらのマンガは何度も読み返したのでけっこう覚えている。その中でも、鮮明なのは谷ゆき子、北島洋子、佐川節子、もう記憶の中にしかないが絵柄はすぐわかるし、ストーリーも部分的に覚えている。機会があれば読みたい。他にもアニメ化されたすずき真弓の『さすらいの太陽』、川崎のぼるの『いなかっぺ大将』なんかも載っていた。
 そんな記憶の中にしかいなかった谷ゆき子さんについての研究書が発行された! おお、懐かしや!! 谷ゆき子さんが学年誌にバレエマンガを描いていたのは1966年から10年間ほどらしい。タイトルが『○○星』というので、星シリーズと言われているが、ひとつの連載は学年が1年ずつ上がって続いていくので、この世代の周辺は何を読んでいたかで当時の学年がわかる。私は『白鳥の星』で、主人公の名前はカンナちゃんだったなあ。でも、2学年下の弟の雑誌も読んでいたようで、少しストーリーが混じる。残念ながら、原稿がほとんど残っていないとのことで、雑誌から『バレエ星』が2話分掲載されている。今思えば、「うっそ〜」というようなぶっとんだ展開だが、小学生の頃はそんなツッコミはしなかった。毎月楽しみに読んでいたのよ。少女マンガの生き字引のような「図書の家」のお姉さまがたが編集されているので、雑誌別の掲載年表や谷ゆき子さんの年譜も詳細でわかりやすくて、さすがである。

 この本の出版記念に、京都国際マンガミュージアムで、2016年10月27日(木)〜2017年1月31日(火)まで「ミニ展示「すごいぞ!こわいぞ!谷ゆき子!が開催された。それに併せた企画で、谷ゆき子さんのご長男の谷垣宏尚(ひろたか)さんをお迎えしてのトークイベントが「やっぱりすごいぞ!谷ゆき子!」が、1月29日(日)14:00〜16:00に開催された。件の書籍には、編集協力として、当ミュージアムの研究員の倉持佳代子さんが参画されている所以だ。ああ、京都に住んでてよかったなあ。運良くオモテ稼業も休日に当たっているし、行ってみよう。しかし、今までのトークイベントは講堂で10時から整理券配布なんだが、今回は2階のギャラリーだし、定員30名申し込み不要と書いている。大丈夫か?と、念のために1時間前にマンガミュージアムに着いたが、それらしい人は2〜3人。大丈夫そうなので、先に展示を観て回る。ミニ展示では奇跡的に残っていたというマンガ原稿があった。線が細くて、とても綺麗な原稿だ。ああ、もったいない。当時の印刷の粗悪さが悔やまれる。
 トークイベントは空いていた。関係者らしきギャラリーも含めて二十人弱か。興味のターゲットが絞られるのかなあ。もったいない。登壇者は、ご長男の谷垣宏尚さんと倉持佳代子さんと京都精華大学国際マンガ研究センター研究員の雑賀忠宏さん。谷垣さんは、声も大きいし、いやに喋り慣れているなあと思ったら、劇団の俳優さんだった。なるほど。でも、3歳から関西にいるにしては、あまり関西弁のイントネーションがない。話が途切れず、あっと言う間の2時間で、「ムチャクチャな母親だった」と言いながら、この母にして、この子ありで、この作品あり。親子とも個性的であるけど、なんやかやいいながら仲がよかったんだろうなあ。最後に客席にもマイクが回ってきて、「私の谷ゆき子体験」を3人ほど語った。ちょうど横に座っていた人が同じくカンナちゃん世代、それに「図書の家」の小西さんも来場されていて、同じくカンナちゃん世代だった。う〜ん、トシがバレバレね。同い年なら怖くないけど。

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2017年2月26日 (日)

「沼津港深海水族館」に行ってきた

 また、オモテ稼業の繁忙に押されて沈没してました。年末のネタがまだ残っているので、気分はまだ2016年……

 沼津に深海がテーマの水族館があるらしいというのは風の便りに知っていた。昨年のSF大会いせしまこん以降、次の大会は静岡だと聞いて、近くじゃん!と思って俄然行く気になって下調べをしていた。……う〜ん、静岡と品川の真ん中へんに沼津がある。それに、なんと年中無休で年末年始も開いている! これなら、冬コミに行く時に途中下車して行ってみようと決行した。
 新幹線で三島まで行って、そのあと在来線に乗り換えて沼津着。こだまは駅に着くたびに5分くらい停車するので、東京へ行くのと同じくらい時間がかかった。沼津駅からバスに乗って、沼津港のあたりに行くとそこだけ賑わっていた。どちらかというと地元の家族づれとか帰省客とかが車で来ているという感じ。「沼津港深海水族館」もそんなに大きくない施設なのに、入り口で並んでいた。昼前で少し早かったけど、先に昼食を食べることにする。水族館のある一画は「港八十三番地」という観光エリアになっていて、海鮮が主な店が集まっている。その中の「DONどこ丼」という店で、「深海魚せいろ蒸し」をいただく。こういう時、人数が多ければいろいろ頼んでシェアできるんだけど、一人じゃ残念ながら1品なんだよなあ。赤いのがカサゴ、いちばん小さいのはメヒカリ、それよりちょっと大きいのがメギス、大きい白いのはちょっと自信がないけどデンかな。あっさりと淡白。

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 そのうち昼時で店の中はどんどん人が増えてきたので、水族館に向かう。入り口の行列はなくなっていたけれど、中は混んでいた。なんで、沼津で深海生物なのかというと沼津港のある駿河湾は日本で一番深い湾であり、水深2500メートルほどあるらしい。いわゆる深海というのは200メートル以上をさすので、沼津港には日常的に深海魚が水揚げされる。(禁漁期もあるのだが) そんな駿河湾の解説コーナーもあるけれど、水族館は「シーラカンス・ミュージアム」とサブタイトルがついているので察せられるように、シーラカンスが売りである。いや、生きているのは映像だけだけど、剥製が3体、冷凍が2体あって、日本の水族館ではここだけにしかないとのことだ。最近ちょっと有名になったダイオウグソクムシや、深海というより古代のキーワードで他の水族館にも展示されているオウムガイもいる。生きた深海生物もいろいろいたが、メンダコやリュウグウノツカイなど名前が売れていても映像や剥製やレプリカのものも多い。やはり水圧や光の関係か、飼育が難しいのも多いのだろう。でも、こんなテーマを絞った他に類を見ない水族館は面白い。
 そして、最後のお約束のスーベニールも楽しいものが多かった。いろいろ目移りしたが、ガイドブックとリュウグウノツカイのどでかクッション(ロングマフラーにも使える)とシーラカンスの茶こしを買ってきた。


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