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書籍・雑誌

2017年1月15日 (日)

矢萩多聞さんと「となりのインドさん」

もう少し、昨年の残っているネタを。
 去る9月17日に、京都の恵文社一乗寺店で、インド好きにはたまらない「となりのインドさん」というイベントがあった。初めは出勤日だったので諦めていたのだが、シフト交替を頼まれたので喜んで交替した。けっこうギリギリの3日前だったが、申し込んだらまだ空きがあった。
 内容は、昼の部と夜の部に分かれていて、昼の部では、装丁家の矢萩多聞さんが1日カフェをオープンして、手ずから南インドの定食(ミールス)をふるまってくれる。矢萩多聞さんは10代からインドで暮らした半分インドな人で、今回のランチも南インドの西海岸に住むコンカニー族の人にならったものなんだそうだ。装丁家だけど、イラストも描くので、絵入りのカンタンな説明もつけてくれていた。素朴で味わい深い美味しいミールスとラッシーをいただいた。

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 夜の部は、矢萩多聞さんとKAILAS(カイラス)の2人組との楽しいお話。KAILASは、松岡宏大(こうだい)さんと野瀬奈津子さんの編集&ライター&フォトグラファー2人組。最近『持ち帰りたいインド』という本を出版したので、その関係のスライドを中心に、後半は参加者の質問にも応えて、とても話題に富んだ2時間だった。矢萩多聞さんは以前同じ恵文社でタラブックスのお話を聞いたことがあるので、く喋る人と思っていたが、松岡宏大さんもそれに輪をかけたようによく喋る楽しい人だった。見た目より年をくっているようで、その年月で世界を旅して集めたアンティークやグッズで「一人民博ができる」と自分で言っていたから、いったいどんな家なのよ!? ガイドブックのarucoシリーズの『インド』(ダイヤモンド・ビッグ社)の編集にも関わっていたらしい。それ、持ってるよ! 確かに、家に帰って、奥付を見てみたら、小さくKAILAS、松岡宏大、野瀬奈津子の名前があった。確かに今回の新刊と同じニオイがするなあ。この本で紹介されているグッズはほとんど私物とか。
 矢萩多聞さんと松岡宏大さんは、多聞さんが10代に親に連れられインドへ行ってた頃から知っていたというから、繋がりは長い。宏大さんはマンガ家の流水りんこさんのtwitterにも名前が出てきて、りんこさんの漫画には、以前本を紹介したマサラワーラーの二人が登場してきたり、アルカカットさんのブログに多聞さんの本の評が書かれていて、直接の知り合いのようだし、インド界隈はけっこう世間が狭い気がする。

 今回の関連書籍
『持ち帰りたいインド』 KAILAS著(誠文堂新光社)
 今回はここに掲載されているもののウラ話とかも聞けた。よくあるかわいいだけの品物紹介ではなく、選んできた人の奥の深さが見える1冊。「この中でいちばん持ち帰りたいものは何ですか?」という質問が宏大さんからあったけど、私は赤いステッチの会計帳簿がいいなあ。お二人にサインをいただいた。

『偶然の装丁家』 矢萩多聞著 (晶文社)
『たもんのインドだもん』 矢萩多聞著 (ミシマ社)
 どっちにしようかと2冊持って行って(ミシマ社の本は、当日恵文社で買った)、多聞さんの半生が詳しく書かれている分厚い方の『偶然の装丁家』の方にサインをいただいた。ていねいなサインでテルグ語つき! 不登校、南インドに住む、装丁を始めたきっかけ、東日本大震災、京都への引っ越し等々、人生、どういう生き方をするかわからないなあ〜と思ってしまった。

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2016年6月21日 (火)

写真集『Tannery』とトークイベント「写真集『Tannery』ができるまで」

 雨がしとしとふる月曜日、土日働いた分、月曜が休日なので雑用のあと、丸善ジュンクと誠光社を2軒回るつもりで河原町に出かけた。平日のうえ天気が悪くて、あちこちが空いていて楽々だ。誠光社も以前行ったときと違って、初めのうちは貸し切り状態だったので、カバンを床に置いて端から端まで順繰りに棚を見ていく。奥の小さなギャラリーまで行くと、「あれ? なんかインドらしい写真がある」と思って覗くと、「どうぞ、バングラデシュの皮なめし工場の写真展です」と声をかけてくれたのが、作者の写真家の吉田亮人(あきひと)さんだった。(パソコン打ってたからので、お店の人かと思っていた) はじめはタイトルの読み方(「タナリー」と読む)も、工場のあるハザリバーグという地名もわからなかったが、いろいろお話していただいて、つい、その皮なめし工場で作った皮のカバーがついている特装版を予約した。たまたま写真展は今日から始まっていて、ネット予約はあったけど、書店では初めてということで、有り難くも書店予約第1号の栄誉にあずかった。

 その時にいただいたDMに、5月30日(月)にトークイベント「写真集『Tannery』ができるまで」が開催されることが載っていた。誠光社にて、吉田亮人さんと、今回の写真集の装丁をした矢萩多聞さんとのトークイベントだ。多聞さんは以前Tarabooksのお話を一乗寺恵文社で聞いたことがある。これはまた、ラッキーなことに月曜日なので、後日電話で申し込んだ。当日は18時でいったん閉店して、18時30分から受付、イベントは19時開始という。あの狭い店内のどこでやるのかな?と思ったら、真ん中の両面書架にキャスターがついていて端に移動され、イスが並んで20人ばかりの会場ができていた。数日前に予約確保の電話もいただいていたので、開始前に購入。吉田さんと矢萩さんの息の合った掛け合い漫才……もといトークで、吉田さんは小学校の先生をしていて、奥さんに「写真をしたら?」といわれるまで、写真をやったことなかったこと、パリの展覧会に出展したときのドタバタ?や皮なめし工場にどうやってアプローチしたかなど、次々と話がわいてでてきて2時間があっという間だった。終了後「Tannery」にサインもいただいた。
 
 その写真集『Tannery』だが、これは自費出版になる。レザーケース付きの特装版は100部、「コルドバ」という皮のような特殊紙を揉んで伸ばして折って手作りしたカバー付きの普及版400部。ページは180度に開くコデックス装で、表紙がない。多聞さんが「ケースから内蔵が出てくるかんじで」という表現を使っていたのがうなずける。まさに、この写真集の皮は本当にぬめっとした生臭い皮だ。それが、特装版に整えられた赤いケースの皮と本当に同一なのかと疑いたくなる。職人はほとんど装備なく皮をなめす劇薬を使う。蒸し暑く、ものすごい臭いが充満しているらしい。なかなかすさまじい情景だ。思えば、原始に動物の皮は、織物よりも先に人類が身にまとった衣服だ。昨日の記事に書いた『エイラ−地上の旅人』には何度も、狩りをして、動物を解体して、皮をはいで、なめして……という作業が描写されている。その頃は硫酸やクロムといった薬品はなかったはず。たしか、皮を白くするのに、おしっこをためて……という説明があったなあ。クロマニヨン人もやっていた皮なめしが、どうしてこうも薬品漬けになったのか。文化の数奇な歩みを考えさせられる。

 吉田亮人さんのホームページはこちら 

2016年6月20日 (月)

小説『エイラ−地上の旅人』全6部全16巻

 ジーン・アウル著、ホーム社発行『エイラ 地上の旅人』全6部全16巻を約3年かけて読んだ。5歳(推定)の頃、地震によって家族・一族を失ったクロマニヨン人の子どもエイラが、ネアンデルタール人の氏族にひろわれ、そこで成長し、その後そこを出て、同族(異人)と出会い、在るべき場所にたどり着くまでの壮大な旅の物語だ。
 発行は読み始めるまでよりずっと以前なのだが、完結してからにしようと思っていたので、最終巻が出たことを確認して読み始めた。実はそれ以前に、この小説は児童文学として評論社から第4部まで発行され、未完に終わっている。そっちの方も読んだ。併せて発行順に並べてみると、以下のようになる。

シリーズ「始原への旅立ち」(評論社版)
『大地の子エイラ』(上・中・下巻)1983年刊
『恋をするエイラ』(上・中・下巻)1985年刊
『狩りをするエイラ』(上・中・下巻)1987年刊
『大陸をかけるエイラ』(上・中・下巻)1993年刊

シリーズ「エイラ−地上の旅人」(ホーム社版)
『ケーブ・ベアの一族』(上・下巻)2004年刊
『野生馬の谷』(上・下巻)2004年刊
『マンモスハンター』(上・中・下巻)2005年刊
『平原への旅』(上・中・下巻)2005年刊
『故郷の岩屋』(上・中・下巻)2005年刊
『聖なる洞窟の地』(上・中・下巻)2013年刊

 いちばん最初に評論社版の第1部を読んだ。それがめっちゃ面白くて、数々のふりかかる危機にエイラが立ち向かい、乗り越えていく様子がハラハラドキドキの連続で、分厚い全3巻を一気に読み切った。終巻まで読んだ今でも、第1部がいちばん面白かったなあと思う。しかし、エイラが成長して行くにつれて、どうしてもセックスが官能的に絡んでくるし、大人同志のかけひきが多くなってくるし、人がいろいろ死んだり、ちょっと残酷なシーンもある。児童文学としてはしんどいかなあ……と思っていたら、評論社版が出なくなった。あとで、ホーム社版をみたら、著者は大人向きに書いた小説であり、全訳版が出たことがうれしいといったようなメッセージが書いてあった。評論社版は抄訳だったのか。(といっても、ボリュームをみると、削られたのはわずかだろうと思う)だいぶ前に読んで、読み返していないけど、第1部なら最後の方に、カニバリズムを思わせる箇所があったので、そこらへんかなあ。ただ、それだけではなくて、原書の発行ペースも後半落ちている。第1部から第4部までは、1980〜1990年でコンスタントに発行されているが、第5部が2002年、第6部が2011年と、ずいぶん間があいている。そして、第5部が出て以降、ホーム社が版権を買い取って、訳も新たに第1部から発行しなおしたようだ。
 読み切るのに3年もかかったのは、そればかり読んでいたわけではなく、並行してや巻の合間に別の本を読んでいたりしたからだ。なんせ、分厚いハードカバーなので、通勤に持ち歩くのをときどきやめたくなる。また、ストーリーの中に、大自然の描写や薬草や狩りや暮らしの様子が詳しく調べられて語られる。もし現代社会が崩壊して原始にもどっても、エイラたちの知恵があれば生き残れるかもと、思わせられるほど詳しい。詳しいが、ちょっとかったるくなる。休憩したい。
 でも、読み切れたのは、やっぱり面白かったからだ。人の思考や簇(むら)の慣習は現代とは異なり、なじまないかもしれない。でも、何もないところから知識を獲得し、新しいことを始めていく行程は、読んでいてぞくぞくする。生きることは進化であり、こうして人類は今まで歩んできたんだと時空を超える思いを抱いてしまう長い旅だった。

2016年4月24日 (日)

小説『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』

『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』山本 弘著(東京創元社)
 美心(びしん)国際学園(BIS)のビブリオバトル部に入ってしまった高等部10年(高校1年にあたる)の伏木空ちゃん(SF大好き女の子)を中心に展開される物語の3冊目。1冊めの『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』山本 弘著(東京創元社)は、感想記事を書いたけれど、2冊目の『幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部』は、忙しさに押されて書き損ねてしまったが、まだまだ山本弘さんのおたくな引き出しはいっぱいあるようだ。今回の本には空がコミケに初参加する番外編の「空の夏休み」とライバルの真鶴(まなづる)高校ミステリ研究会とのビブリオバトルの話が中心の「世界が終わる前に」の2編を収録。「空の夏休み」は、同じビブリオバトル部の小金井ミーナが家族3人で行くはずが行けなくなったので、代わりに初参加することになる。いきなりサークル参加して、コスプレして、オフ会にも参加するという濃さ。ミーナの家族ぐるみの大きなお友達のおじさんたちは特撮ファンでこれまた濃い。でも、年代を超えた仲の良さだ。う〜ん、実感がこもっているなあ。「世界が終わる前に」のネタのミステリ系は私も詳しくないのだが、興味を誘うように幅広くチョイスして、キャラのたった会話で展開をしている。今回目立ったのは真鶴のミステリ研会長の早乙女寿美歌とBISの〈科学の魔女〉菊地明日香。埋火くんはちょっと出番が少なかったね。
 このシリーズは創元のウェブマガジンに掲載されているようだが、今回も巻末で惹きの展開があったのでまだしばらくシリーズで続きそうだ。

2016年2月 7日 (日)

絵本『世界のはじまり』

『世界のはじまり』バッシュ・シャーム/ギーター・ヴォルフ著、青木恵都訳(タムラ堂)
 これは、先月行った誠光社で見つけたインドの絵本。といっても、出版は日本のタムラ堂で、同じ由来の絵本、『夜の木』を以前出している。
チェンナイのtara booksの工房でつくった手漉き紙、手刷りのシルクスクリーンの絵本で、1冊1冊ナンバリングがされている。私の買った分は3000部のNo.448だった。『夜の木』の時は、3刷目で1000部だったが、タムラ堂、今度は初版で一気に3000部発注したのか。それでも、店頭には1冊しか並んでいなかった。インドのゴンド族に伝わる命のはじまり、大地のはじまり、芸術の誕生などが語られる。色も線もはっきりしたゴンド・アートは1枚1枚をじっくりと堪能できる。紙の手触り感も最高。ただし、3600円(本体価格)はけっこうお高いし、感覚的には大人絵本かな。
 タムラ堂のホームページからリンクされている『世界のはじまり』のメイキング映像をみると、ひとつひとつの絵が深い意味を持っていることがあらためてわかる。また、tara booksの本作りの行程は、「本を作ってくれてありがとう」と職人さんたちに感謝の言葉をいいたくなる。


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2016年1月25日 (月)

小説『11』(イレブン)

『11』(イレブン) 津原泰水著(河出書房新社)
 昨年読んだのに書きそびれてしまった。この津原泰水の短編集には、近藤ようこのマンガ『五色の舟』の原作が入っているので、読んでみたかったのだ。台詞まわしもほぼ同じだが、確かにヒロシマが具体に出てきていないので、もっと寓話的なぼんやりした舞台だ。絵って偉大だ。それでも、十分面白い。この短編集のなかではやっぱり一番好きだ。
 短編集の他の作品にも通じて、斐坂(いさか)という人物が何回かでてくる。『五色の舟』でのくだんを撃つ兵隊さん、『微笑面・改』という作品では彫刻家、『YYとその身幹』では不倫する男……作者にとってキーマンなのかもしれない。

2016年1月23日 (土)

小説『ビッグデータ・コネクト』

『ビッグデータ・コネクト』藤井太洋著 文藝春秋
 前作『アンダーグラウンド・マーケット』の舞台は2018年、現実より3歩進んだような未来だった。この作品は、それよりも現実に近い、より現在っぽいマイナンバー制とあちこちで使えるポイントカードと防犯システムとコンピュータネットワークを合わせたスリリングな警察小説なのだ。現実より1歩半進んだくらいの近未来にみえて、あまりSFっぽさがない。でも、この作品での舞台の年代ははっきり示されていないが、昭和4年(1929年)の建物が築90年を迎えたと文中であるので、おそらく2019年。前作よりも未来設定だ。
 やっぱりこの作品の魅力は、著者本人の前職を生かしたIT社会描写。どんどん現実は進化していくので、どこまでが現実でどこまでが大ホラなのかの境目は素人にはわからないが、ホラ部分がリアルであればあるほど面白い。
 この作品は、文庫書き下ろし。前作との発行日も近くて、執筆量が増えているし、日本SF作家クラブの会長さんだし、ますます忙しそうだが、期待しています。

2015年12月23日 (水)

小説『インドクリスタル』

 もう1冊、インドつながりの本を忘れていた。

『インドクリスタル』篠田節子著 (角川書店)
 Twitterで、大森望さんが、「中央公論文芸賞受賞!これは面白い(おぼろげなので意訳)」といったことを書いていたので、試しに図書館で読んで、あまりの面白さに後で本屋で買い直した。
 惑星探査用の人工水晶の核となる天然資源のマザークリスタルを探す藤岡は、その在処を求め、古い因習の残るインドの寒村に向かう。次から次への巻き起こる危機!危機!危機!に目が離せず、ぐいぐい読ませてくれる。それに加えて、インド社会の描写が徹底してリアルで詳しい。貧富の差や男尊女卑の現実。部族の掟、迷信や因習に支配され、ビジネスセオリーが通用しない村。これはかなり取材したんだろうなあ。フツーの人が読むエンタメ小説にこれだけ大々的にインドを食い込ませてくれた小説は他にない。万人に勧められる面白さだ。
 作者の篠田節子さんはあまりSF作家というイメージはないのだが、SF大会にもたまにおいでになって、そのおしゃべりがとても面白かったといううわさも聞いた。機会があればぜひお話もお聞きしたい。帯をみると、構想10年、怒濤の1250枚、作家生活25周年記念作品とのこと。

2015年12月22日 (火)

写真集『渋イケメンの国 〜無駄にかっこいい男たち〜』

 インドつながりの本、2冊目。

渋イケメンの国 〜無駄にかっこいい男たち〜』三井昌志著(雷鳥社)2015年12月刊
 これは、Twitterで流れてきた情報をつかんだ。著者ご本人のTwitter はフォローしていなかったから、インド関連のリツイートから流れてきたのだと思う。この本は、インドメインでちょっとバングラデシュ、各3〜1人ほどアフガニスタン・スリランカ・ミャンマーに住んでいるほとんどおじさん、じーちゃんの写真集である。にーちゃんはあまりいないと思うのだが、実は見た目より若い人もいるかもしれない。いや〜、それがカッコイイのよ! しょうゆ顔の線の細いアイドルなんて吹っ飛ぶような存在感!! 作者も言っているけれど、「目力が強い」。薄汚れた服も、ほこりにまみれた肌も、生きている象徴。りっぱなお髭やターバンもすてき。何枚か孫と写っているじーちゃんもいるけれど、「この可愛い孫たちもこんなカッコイイおっちゃんになるのかなあ」と思ってしまう。思えば、映画『ミルカ』の難民キャンプにいた肝の据わったツラのガキたちは、この渋イケメンの片鱗がすでに垣間見えていたなあ。
 雷鳥社という出版社はあまり聞かないし、書店で見つけられないかもしれないと、ネットで通販を申し込んだ。著者よりサイン入り、写真はがき付きで送られてきたよ。わーい。
 この記事を書くために、三井さんのTwitterを覗いたら、なんと現在バイクでインドを1周中らしい。交通事故に気をつけて、ご無事のお帰りをお待ちしています。著者の公式サイト「たびそら」は、こちら

2015年12月21日 (月)

書籍『インド映画完全ガイド 〜マサラムービーから新感覚インド映画〜』

 インドつながりで、本を2冊紹介しよう。その1冊目。

『インド映画完全ガイド 〜マサラムービーから新感覚インド映画〜』 松岡環 監修・編 (世界文化社)2015年10月刊
 これは本屋の棚で偶然見つけた。なんかインド映画だけの本ってずいぶん久しぶり?と、喜んで買った。家に帰って、本棚を探してみたら、2000年発行の『インド映画にゾッコン』野火杏子著(出帆新社)があったので、実に15年ぶり? まあ、その間には『ナマステ・ボリウッド』などの雑誌もあったけど、これは書店売りされていないし。その2年前の1998年に、私がヒンディー語をちょっと習ってた浜田努先生が書かれた『シネマジック・インディア インド映画おもしろBOOK』(アジア映画社)という本もあるけど、これも地方小出版(神戸の出版社)でおそらく書店売りはほとんどされていない。カラーがいっぱいの立派な本ができて、成長した息子?をみるようで、今度こそインド映画が日本に定着してほしい。
 内容はというと前半のタイトルや男優・女優の紹介は、最近の劇場公開された映画を観ていたらそれほど目新しい情報はないのだが、後半のマラーティー語、テルグ語、タミル語、カンナダ語、マーラーヤラム語などの映画状況やインド映画の歴史、周辺情報としての宗教や政治風刺、音楽、ファッションなどの記事やデータが面白い。他にも映画祭の時に公開された作品もあるので、それも含めてほしかったなあ。

より以前の記事一覧