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映画・テレビ

2019年1月17日 (木)

2018年観たインド映画その5 デジタルリマスター版「ムトゥ 踊るマハラジャ」

「ムトゥ 踊るマハラジャ」Muthu 1995 タミル語 166分
12月26日に京都シネマで鑑賞。これを皮切りに、年末に駆け込みでインド映画を3本観る。まず、これを観て、また昼メシを食べ損ねた。「ムトゥ 踊るマハラジャ」は以前観たことがある。いつだったか忘れてしまったが、パンフレットによると1998年、ちょうど20年前のようだ。その時、CDも購入していたので、今も音楽はいっしょにリズムを取れる。今回、デジタルリマスター版で、画像も綺麗になったと思うが、やはり粗さや色彩は20年の年月を感じる。そのアタマについている4K&5.1chというのは何?と思ったが、ネットでググると、4Kはスクリーンのサイズで、5.1Kはサウンドスピーカーの構成らしい。
 ラジニ様、若いわ! この頃からスーパースターだったのね。ミーナは今みれば、ちょっとぽっちゃり型。南インドの景色が素朴でいいなあ〜 この新版のためのパンフレットも盛りだくさんで、松岡環さんやマサラワーラーの武田尋善さんやラジニ.jpの安田英俊さんとか面白いネタがいっぱいだ。


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2019年1月16日 (水)

2018年観たインド映画その4 「ガンジスに還る」

「ガンジスに還る」Mukti Bhawan 2016 ヒンディー語 99分 
 11月19日に京都シネマで鑑賞。実はこの時、京都シネマではインド映画が2本かかっていた。それも昼食時に「ガンジスに還る」と夕食時に「裁き」。2本はしんどいので、昼メシを諦めて、『ガンジスに還る』の方を観ることにした。
 インド映画といっても久しぶりのエキプ・ド・シネマ。死期を悟って聖地バラナシに行こうとする老父ダヤと、仕事を休んで随行する息子ラジーヴ。死を待つ「解脱の家」に滞在し、老いた父を見つめるラジーヴに仕事が追いかけてくる。別れて住む妻や娘とのトラブルも発生する。老父と息子の会話にしみじみと死生観に想いを巡らせてしまう。今、老いがテーマになるのは日本でもインドでも同じ。


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2019年1月15日 (火)

2018年観たインド映画その3 「人間機械」

「人間機械」MACHINES 2016 71分
 10月21日に出町座で鑑賞。これは、インド・ドイツ・フィンランドの3カ国の制作のドキュメンタリー映画だ。なぜ3カ国?というと、監督はインドのラーフル・ジャインという人だが、パンフレットの監督のインタビューによると、2015年にゴアで開催された「フィルムバザール」に出品した制作途中の作品をフィンランド人の審査員がプロデューサーとなり、ドイツの共同制作者がサウンドとカラーリングのポストプロダクションの資金を工面してくれたかららしい。言語が示されていないのは、労働者たちはあまりしゃべらない。インタビューの時は、ヒンディー語の時もあるような気がするが、グジャラート語かも知れないし、いろいろ出稼ぎの人も多いから言語が入り混じっているのだろう。経営者は英語をしゃべっていた。
 吉田亮人さんの写真集『Tannery』(これはバングラデシュの皮革工場だけど)や三井昌志さんの写真集の渋イケメンのような「労働」をテーマとした重い内容だった。グジャラート州の巨大な繊維工場。色鮮やかな綺麗なインドサリー。その布を作っている工場の過酷な状況を、声高に訴えず、淡々と映し出す。映っている人たちは機械の大音響の中、淡々と仕事をしている。淡々と生きている。インドの壮大なもの、精美なもの、陽の部分だけでなく、深淵な陰の面も知っているかと黙って突きつけられたような作品だった。

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2019年1月14日 (月)

2018年観たインド映画その2 「マガディーラ 勇者転生」

「マガディーラ 勇者転生」MAGADHEERA 2009 テルグ語 139分
 10月5日に出町座で鑑賞。もっと以前に、シネ・ヌーヴォでもかかっていたのだが、自分の原稿の追込と台風のおかげで行けなかった。
「バーフバリ」がヒットしたので、そのラージャマウリ監督の以前の作品が日本でも上映された。チラシによると世界初公開のディレクターズカット国際版らしい。「バーフバリ」のようなスペクタクルな王国のドラマ、インド映画によくある輪廻転生テーマで、これまたよくあるひとり2役。いや、いいんですよ、楽しいから。「ありえんだろう〜!」と笑えるシーンもあるし。CG満載だし。ラーム・チャランさんはハンサムだし。でも、「バーフバリ」を先観てしまったので、それ以上ではなかった。いちばんそれ以上でないと思ったのが、女性キャラがかっこよくない。キレイだけどキャーキャー言ってるだけ。それと、現代編のハルシャが軽すぎる。

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2019年1月13日 (日)

2018年観たインド映画その1 「リンガー」

 イベント関係はやっと追いついたので、昨年観た映画関係の備忘録に移る。2018年はインド映画が思いのほかたくさん上映された。Blogには「ダンガル きっと、つよくなる」「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」しか記していないので、追記しておく。昨年はオモテ稼業の調整も上手くできなくて、体力も落ちて、レイトショーの時間帯をパスすることも多くてちょっと後悔が残る。

「リンガー」Lingaa 2014 タミル語 178分
 7月16日に休日だけど、大阪まで出向き、シネ・ヌーヴォで鑑賞。ラジニ様に会いにいってきた。
ラジニカーントが祖父の藩王と出自を知らず町で宝石泥棒をしているおちゃらけた孫の2役を演じる。ヒロインは、現代バージョンが『バーフバリ』のアヌシュカ・シェッティ、過去バージョンがヒンディー語映画界のソーナクシー・シンハ。イギリス統治時代に民衆のために村にダムを造ろうとする藩王の過去パートがなかなか泣けるいい話だった。いつも多少拝金主義っぽいところがあるのだが、今回はその金でダムの建造という大事業をやり遂げた。やっぱりスケールがちがうなあ。パンフレットがなかったのがちょっと残念。ロビーにはラジニさまの祭壇もあった。


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2018年5月25日 (金)

ありがとう、京都みなみ会館

 京都みなみ会館がこの2018年3月31日に閉館した。我が家からいちばん近くて、バス1本で行けて、かかる作品もなかなか面白いのが多いので、お気に入りの映画館だった。建物の老朽化というので、仕方ない。新聞記事などでは1963年オープンと書かれているのだが、私は京都駅近くにあったルネサンスシネマステーション(RCS)が移転してみなみ会館になったと思っていた。ずいぶん昔から映画館としてあったのだ。RCSから運営形態は途中で変わっているが、作品のチョイスはいつも面白かった。スクリーン1枚のひとりシネコン状態で、1作1日1回で数作品上映、期間も短いのも多く、なかなか予定が合わなくて苦労した。
 インド映画はたくさん観た。(観れなかったものも多いが)今ならロードショー館でもたまにかかっているが、昔は単館上映館でしか上映されてなくて、それもやや館によって傾向があったのだが、みなみ会館はたくさん上映してくれていたように思う。サタジット・レイのリバイバル「シーズン・オブ・レイ」や、「神様がくれた娘」「マッキー」など南インドの作品、ラジニカーントの「踊る兄貴まつり」なんかもあった。
 期待せずに、というか、あまり内容を知らなくて観に行って、「アタリ!」と喜んだ作品もある。「武器人間」「プラネット・テラーinグラインドハウス」 がダントツかな。「ざくろの色」 惚れ惚れと観てしまったが、その時はバラジャーノフの名前を知らなかった。「長江哀歌(エレジー)」 もあとでじわじわと良さが伝わってくる作品だった。
 また、ここでかかってくれて観れてよかった〜という、「不思議惑星キン・ザ・ザ」「ローズ・イン・タイドランド」も印象に残っている。
 今回は、一時休館で、移転して再開するらしいので、またその日を待ちたい。

 こういう記事を書くとき、だんだん記憶が妖しくなっていく人間を補完できるblogって便利だ。(しみじみ)

2018年5月23日 (水)

映画「パシフィック・リム アップライジング」

「パシフィック・リム アップライジング」2018 111分
 「パシフィック・リム」は2013年、もう5年前か。映画の中では10年経過していた。続編ってどう続けるんだ?……というような心配はしていなくて、「また、あのオタクな世界が観られるのね〜」というような歪んだ期待には大いに応えてくれた。
 モビルスーツ……もとい、レイバー……もとい、イェーガーは第6世代となり、画面ではそのギミックを説明なしでふんだんにみせて、パンフでは……前回ほどの詳細な解説がないぞ、おい。 敵方には3体のカイジュウ以外にも、「機動警察パトレイバー」のグリフォンのような、謎のイェーガーも登場する。
 世界は中国企業が世界を席捲し、カイジュウは、富士山のレアメタルを狙って、チャイニーズとミックスされたような東京に上陸する。「シン・ゴジラ」を観た日本人にとってはリアルさはないが、「そうか、ここを舞台にとったか〜」という喜びがある。
 キャラクターでは、主人公の若者たちはおいといて、前作で新米パイロットだったマコは、PPDC(環太平洋防衛軍)の重鎮となり、マチルダさんのように死んでいく。そして前作にも登場していた私も好きなマッドサイエンティスト……もとい、研究者の2人がなかなか美味しいキーパーソンの役回りで、今回も生き延びる。主人公の最後の一言が、「おいおい、また続きを作りたいのね」を思わせるセリフなので、5年後を乞うご期待?!

2018年5月22日 (火)

映画「ダンガル きっと、つよくなる」

「ダンガル きっと、つよくなる」2016 ヒンディー語 140分
 別の映画を観たとき、予告編が上映されていた。おお!? アーミル・カーンが、年齢相応の役回りをやっている!(なんせ、「きっと、うまくいく」では44歳で大学生役を演じていたのだ) それと、この「きっと、つよくなる」というサブタイトルって、どうよ!? ラジニカーントの映画がいっときみんな「踊る○○」だったのと同じノリか? 昨年、サルマーン・カーン出演の「スルターン」に出演していて、最近のインド映画はレスリングブームなのかなあ。……とかいろいろ思ったのだが、やっぱりアーミルの映画なのだから観ないとね。それに、この映画もロードショー館のMOVIX京都でかかっている。最近はインド映画が単館上映館ではなく、フツーのシネコンで上映してくれるようになったんだなあ。ありがたいことである。しかし、すぐに1日2回ぐらいに上映回数が減って、2週間ぐらいで終了しそうになったので、慌てて観に行った。それも、この映画、どんなオトナの事情かわからないが、パンフレットもない。日本でも有名な(と思う)アーミルの映画だし、ストーリーもなかなか感動ものなのにもったいない。しかたないので、公式サイト「映画.com」 のデータを参考に復習しながら書かせてもらっている。(なぜか、公式サイトには上映時間の記載がない)
 レスリングを愛して、娘たちがインドに金メダルをもたらすことを夢見る父親と二人の娘のスポ根ものといってしまえば、そうだし、試合シーンはなかなか手に汗を握る緊迫した展開なのだが、その根底に流れるものも深い。アーミルの映画は、今までエンターテイメントの中に学歴や人種や宗教について鋭く突いていた。今回は女性の社会的立場や人権だ。女の子でも男の子と同じ人生のチャンスを与える平等さを認める社会はまだまだ厳しい。それが批判的でも説教くさくでもなく、ありのままに描かれている。日本でも通じるものがあるが、インドならではと思ったのが、家族間で、ベジタリアンとノンベジの溝も越えなければならないことだ。

2018年5月20日 (日)

映画「バーフバリ」

「バーフバリ 伝説誕生」2015 テルグ語 138分
「バーフバリ 王の凱旋」2017 テルグ語 141分
 Twitterでじわじわと流れてきていて、気になっていたインド映画。それもテルグ語! テルグ語といえば、かなり昔の「愛と憎しみのデカン高原」と最近の「マッキー」ぐらいしか観た覚えがない。「バーフバリ」も気にはなりながらも、第1作は見逃してしまった。続編の「王の凱旋」がロードショー館のMOVIX京都で公開されていて驚いたが、短期間で終わってしまい、観に行けなかった。その次に、出町座で2本立でかかったのだが、30分前に着いても長蛇の列ができていて、並んでる途中で席が売り切れてしまった。ああ、なかなか縁がない。その後、大阪のシネヌーヴォで2本立てで公開され、やっと観ることが出来た。その日は花見日和の良い天気。何が哀しくて5時間以上も映画館に籠ろうとする>自分 開始は15時40分だったが、寄り道する前の12時ごろ指定券を取りに行ったら既に21番目だった。う〜ん、すごいぞ、「バーフバリ」。そして実際、予備椅子が出るほどの人気だった。そして、ほとんどの人が2連チャンだったのか、「王の凱旋」終了後は座り疲れたような人が多数いた。
 ストーリーは、国を追われた王子が苦難の末に王座につくという、大筋が知れるものだが、マヒシュマティ王国3世代にわたる展開がなかなか大胆でツッコミどころ満載の面白さだった。あり得ないようなCGいっぱいだし、みんなオーバーアクションなので観ていて楽しい。そして、女性キャラがみんな強い! 第1世代の国母シヴァガミ、第2世代のアマレンドラ・バーフバリの妻デーヴァセーナ、第3世代のマヘンドラ・バーフバリの恋人のアヴァンティカ。特にシヴァガミさま! カッコいい! 大迫力!! あと忠誠を尽くす奴隷兵士カッタッパは、TNGのピカード艦長のような風貌で、時にちょっとお茶目で、ストーリーのキーパーソンでもある味のあるいいキャラだった。(ついでに言うなら、敵の蛮族としてでてくるカーラケーヤって、クリンゴンかと思ってしまった)
 ヒンディー語映画は、人気俳優・女優に焦点が当たりがちだが、この映画では一般的に日本でよく知れた役者がいないのに、ここまで話題になっているのは、インド映画ファンとしては、驚き半分、うれしさ半分だ。

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2017年12月 9日 (土)

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)2017

 なかなか追いつかないが、淡々と続けることにする。
 
 今年も秋に「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)」が開催された。
昨年と比べると、今年の期間は10月7日(土)から27日(金)、より1週間長い。場所は同じシネ・リーブル梅田。上映本数は16本。期間が長くなってうれしいのだが、日に3本上映で、仕事日は最終の上映時間にもビミョ〜に間に合わない。結局、休日に行ける日を探すのだが、なかなか日が会わず、結局今年は3本しか見られなかった。

『フライング・パンジャーブ』Udta Punjab (2016) 148分
 マサラムービーの定番からみれば、「こんな映画もあるのか」と思わせる新しい展開。パンジャーブ州の麻薬問題を取り上げた映画だが、麻薬漬けのミュージシャン、無知故に愚かだけど果敢に不幸に立ち向かう出稼ぎ少女、正義感の警官、麻薬による健康問題を取り上げる女医という4人の男女のそれぞれの物語が少しずつ絡んでくる複雑なストーリー。このように並べると警官と女医が主人公で悪に立ち向かうのかと思うが、そんなにハナシは単純じゃない。どちらかというとキョーレツなのは、ミュージシャンと出稼ぎ少女の方が、何をやらかすかわからなくて目が離せない。麻薬は深刻な問題だと思うが、主張が前に出ること無くストーリーを楽しませてくれる。

『バドリナートの花嫁』Badrinath Ki Dulhania (2017) 139分
 肩を抜いて観れるラブコメ。主人公の2人、どこかで見た顔と思ったら『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』の主人公の2人だった。早く結婚したい青年バドリナートと結婚より仕事を選んだ女性ヴァイデヒ。主な舞台が、デリーとかボンベイのような大都会ではなく、地方都市のジャンシー(思わず地図で確認した。アグラの南、カジュラホとの中間あたり)というところがミソなのかもしれない。

『スルターン』Sultan (2016) 169分
 伝説のレスラー・スルターンにサルマーン・カーン、女子レスラーにアヌシュカ・シャルマで、今年のIFFJのチラシでもいちばんの注目作品。いや、でも、スポ根ものはちょっとなあ……、インドとレスリングってなんか合わないなあ……とか思っていたのだが、杞憂だった。スポ根でもアクションでもなかった。その要素もちょっとはあったが、けっこうな人生ドラマだった。スルターンの栄光と傲慢と後悔と復活、アールファーの女性ゆえに妊娠のためオリンピックを諦めねばならなかった無念さ、単なるスポーツものではないなあ。サルマーン・カーンも、今までみた作品のギラギラしたキャラじゃなくて、アクションはあるけどけっこう落ちついた役どころだなあと思った。

 観たのはこの3作品だが、実は私がいちばん観たかったのは、アミターブ・バッチャンの『サルカール3』。年食った帝王(バッチャン)はとっても迫力がある。こわいぞ。時間休をとって、夜に観に行きたいと思っていたのだが、残念ながら叶わず。ああ、またどこかでやってくれないかなあ。

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