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映画・テレビ

2019年4月28日 (日)

映画「移動都市 MORTAL ENGINES」

 花粉の季節はとても眠いか、起きていてもティッシュが手放せないので、パソコン操作も読書も原稿もまったく進まず、無為な休日を過ごしてしまった。でも、そろそろ夏に向けてなんとかしたい今日この頃。とりあえず、ちょっと古いネタから始まる。
 
「移動都市 MORTAL ENGINES」2018年/アメリカ/128分  Twitterで流れてきた、巨大移動都市と小都市のカーチェイスの画像をみて、「これは好み」とカンが働いた。でも、始まったばかりなのに、字幕版1回、吹替版1回、それでも席の余裕で二重丸らしいから、いつ上映終了になるかわからないと、急いで行ってきた。指輪物語のピーター・ジャクソンが映画化した……という割には、あまり話題にならずに短期で終わってしまった。
 それは観たら、なんとなく納得した。ビジュアルはとてもステキ。最終戦争で文明が滅亡した千年後の世界。埃にまみれた都市は細部までとても凝っている。ロケは世界の田舎ニュージーランド? キャラもなかなか魅力的。(ヒーロー以外) ただ、ナウシカのような遠未来、ラピュタのような浮遊要塞と空賊たち、ターミネーターのようなサイボーグ……と、「の・ような」というイメージの重なりがいくつもある。
 でも、それよりもストーリー! 私は原作を読んでないので、それが原作によるものかどうなのかがわからないのだが、ストーリーはツッコミどころが満載だった。ロンドン以外の他の都市はどうした? そして、2時間で世界を救うには、どうも身内っぽくなって、世界が狭い。父親と母親と娘で世界が救えるのか? そして世界を救う鍵のプロテクトが甘すぎて、都合が良すぎる…… ああ、やっぱり原作を読んでみるべきかな。

 

2019年2月28日 (木)

映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

「バジュランギおじさんと、小さな迷子」Bajrangi Bhaijaan 2015 ヒンディー語159分
 1月になって、フツーのロードショー館のMOVIXでかかっていた「バジュランギおじさんと小さな迷子」。公開されて1週間ぐらいの早い時期で観てきたのだが、blog記事はついネタバレになるので、終了するまで自重していた。ロードショー館にかかるくらい一般人にも十分感動させる良い映画だから、機会があればぜひ観てほしい。
 正直なハヌマーン信者のバジュランギおじさんことパワン(サルマーン・カーン)が、パキスタン人の小さな迷子シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)を故郷に帰そうとするロードムービー。ストーリーは微に入り細に入り細かな目配りがあり、人々の宗教観・慣習・暮らし方や自然の情景がさりげなく豊かに描かれる。いろいろ理解しあえるには厳しい局面もあるが、総じて人々は情があり、ラストは号泣ものだ。
何たって、舞台がカシミールなのだ! インドとパキスタンの争いは分離独立した頃からずっと続いている。映画にも何回か取り上げられているが、私は初っぱなに観たのが「ディル・セ 心から」だから、とても悲惨な印象がある。「ディル・セ」ではヒーロー(インド側)とヒロイン(パキスタン側)は抱き合って自爆するのだ。次に観た「ミルカ」もシーク教徒の主人公の故郷の村が焼き払われ、村人は殺され、主人公は故郷を追われてしまう。その後に観た「PK」では、ヒロインの恋人はパキスタン人だが、宇宙人の宗教観をもって、まだ救いがある。だんだん印パ間の描かれ方も変わってきたのかと思ったが、現実はつい最近も印パ間で爆撃があったというニュースがあった。この映画のように、これからは平和であってほしいと切に願うばかりだ。
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2019年1月21日 (月)

2018年観たインド映画その7 「神がむすびあわせた二人」

神がむすびあわせた二人」Rab Ne Bana di Jodi 2008 ヒンディー語 164分
 大阪のシネ・ヌーヴォで9月20日〜10月5日で開催されていた「インディアンシネマウィーク(ICW)」には、台風の影響も合わさって、観に行くチャンスが全くなかった。しかし、その中からチョイスして、「インディアンシネマウィーク(ICW)リターンズ」というのを12月22日〜12月28日まで開催してくれた。年末の繁忙期、このスケジュールもなかなか難しいのだが、その中で12月27にオモテ稼業の時間休とって、「神がむすびあわせた二人」を観て、遅い昼メシをかっこんで、遅番出勤した。
 シャー・ルク・カーンアヌシュカ・シャルマーが主演のヤシュ・ラージ・フィルムの作品。SRKが、地味な電力会社の社員スリーと妻に隠してダンス教室に行くカッコつけのラージを演じる、一人二役的なキャラクター。やっぱりSRKは、役作りが上手くて、観てて楽しい。アヌシュカ・シャルマーは最近よくスクリーンで観るなあ。初めて観たのは、「命ある限り」だったと思う。その時は、それほどステキとは思わなかったんだけど、この時もSRKと共演している。「PK」ではアーミル・カーンと、「スルターン」ではサルマーン・カーンと共演していた。すごいぞ! 3カーンとすべて共演している! だんだん演技も上手くなって、今風に美人だなあと注目するようになった。それと、スリーの友人の美容師役の人(だれだ?)も個性的で良い感じ。とても楽しめる映画だった。

2019年1月20日 (日)

2018年観たインド映画その6 「パッドマン」

「パッドマン」PAD MAN 2018 ヒンディー語 137分
 12月26日にMOVIX京都で鑑賞。そうなのだ! ごくたまに一般のロードショー館でインド映画がかかることがあるのだが、これがそのひとつ。しかし、27日で終わってしまうので、無理して突っ込んだので、晩メシが仕事日のように夜10時頃になってしまった。
主人公ラクシュミにアクシャイ・クマール、妻のガヤトリにラーディカー・アープテー(あまり知らない)、起業家のパートナーのパリーにソーナム・カプールアミターブ・バッチャンが本人役でちょっとだけ特別出演している。
 この映画にはモデルがあり、主人公の苦労はその起業家の苦労に基づくものだが、これだけ生理用ナプキンや女性の月経について大きくクローズアップされ、テーマになった映画は世界でもないのではないか。いや、前半は「やっぱ、ヘンタイにみえるよなあ」と思わないでもなかったが、発明好きという伏線を張って、力技で起業にすすめていくところがすごい。それも、これがデリーやコルカタのような都会だったらこんなにインパクトはなかったかもしれない。主人公ラクシュミが暮らす町は北インドの中部マディヤ・プラディーシュ州の田舎町、モデルの男性は南インドのタミルナードゥ州の出身だ。映画の舞台となるその素朴な風景には伝統的なしきたりを重んじる人々が重なる。他に類を見ないことをしながら、ラクシュミは英語もつたない都会的な人間ではないところがまた味わいがある。


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2019年1月17日 (木)

2018年観たインド映画その5 デジタルリマスター版「ムトゥ 踊るマハラジャ」

「ムトゥ 踊るマハラジャ」Muthu 1995 タミル語 166分
12月26日に京都シネマで鑑賞。これを皮切りに、年末に駆け込みでインド映画を3本観る。まず、これを観て、また昼メシを食べ損ねた。「ムトゥ 踊るマハラジャ」は以前観たことがある。いつだったか忘れてしまったが、パンフレットによると1998年、ちょうど20年前のようだ。その時、CDも購入していたので、今も音楽はいっしょにリズムを取れる。今回、デジタルリマスター版で、画像も綺麗になったと思うが、やはり粗さや色彩は20年の年月を感じる。そのアタマについている4K&5.1chというのは何?と思ったが、ネットでググると、4Kはスクリーンのサイズで、5.1Kはサウンドスピーカーの構成らしい。
 ラジニ様、若いわ! この頃からスーパースターだったのね。ミーナは今みれば、ちょっとぽっちゃり型。南インドの景色が素朴でいいなあ〜 この新版のためのパンフレットも盛りだくさんで、松岡環さんやマサラワーラーの武田尋善さんやラジニ.jpの安田英俊さんとか面白いネタがいっぱいだ。


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2019年1月16日 (水)

2018年観たインド映画その4 「ガンジスに還る」

「ガンジスに還る」Mukti Bhawan 2016 ヒンディー語 99分 
 11月19日に京都シネマで鑑賞。実はこの時、京都シネマではインド映画が2本かかっていた。それも昼食時に「ガンジスに還る」と夕食時に「裁き」。2本はしんどいので、昼メシを諦めて、『ガンジスに還る』の方を観ることにした。
 インド映画といっても久しぶりのエキプ・ド・シネマ。死期を悟って聖地バラナシに行こうとする老父ダヤと、仕事を休んで随行する息子ラジーヴ。死を待つ「解脱の家」に滞在し、老いた父を見つめるラジーヴに仕事が追いかけてくる。別れて住む妻や娘とのトラブルも発生する。老父と息子の会話にしみじみと死生観に想いを巡らせてしまう。今、老いがテーマになるのは日本でもインドでも同じ。


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2019年1月15日 (火)

2018年観たインド映画その3 「人間機械」

「人間機械」MACHINES 2016 71分
 10月21日に出町座で鑑賞。これは、インド・ドイツ・フィンランドの3カ国の制作のドキュメンタリー映画だ。なぜ3カ国?というと、監督はインドのラーフル・ジャインという人だが、パンフレットの監督のインタビューによると、2015年にゴアで開催された「フィルムバザール」に出品した制作途中の作品をフィンランド人の審査員がプロデューサーとなり、ドイツの共同制作者がサウンドとカラーリングのポストプロダクションの資金を工面してくれたかららしい。言語が示されていないのは、労働者たちはあまりしゃべらない。インタビューの時は、ヒンディー語の時もあるような気がするが、グジャラート語かも知れないし、いろいろ出稼ぎの人も多いから言語が入り混じっているのだろう。経営者は英語をしゃべっていた。
 吉田亮人さんの写真集『Tannery』(これはバングラデシュの皮革工場だけど)や三井昌志さんの写真集の渋イケメンのような「労働」をテーマとした重い内容だった。グジャラート州の巨大な繊維工場。色鮮やかな綺麗なインドサリー。その布を作っている工場の過酷な状況を、声高に訴えず、淡々と映し出す。映っている人たちは機械の大音響の中、淡々と仕事をしている。淡々と生きている。インドの壮大なもの、精美なもの、陽の部分だけでなく、深淵な陰の面も知っているかと黙って突きつけられたような作品だった。

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2019年1月14日 (月)

2018年観たインド映画その2 「マガディーラ 勇者転生」

「マガディーラ 勇者転生」MAGADHEERA 2009 テルグ語 139分
 10月5日に出町座で鑑賞。もっと以前に、シネ・ヌーヴォでもかかっていたのだが、自分の原稿の追込と台風のおかげで行けなかった。
「バーフバリ」がヒットしたので、そのラージャマウリ監督の以前の作品が日本でも上映された。チラシによると世界初公開のディレクターズカット国際版らしい。「バーフバリ」のようなスペクタクルな王国のドラマ、インド映画によくある輪廻転生テーマで、これまたよくあるひとり2役。いや、いいんですよ、楽しいから。「ありえんだろう〜!」と笑えるシーンもあるし。CG満載だし。ラーム・チャランさんはハンサムだし。でも、「バーフバリ」を先観てしまったので、それ以上ではなかった。いちばんそれ以上でないと思ったのが、女性キャラがかっこよくない。キレイだけどキャーキャー言ってるだけ。それと、現代編のハルシャが軽すぎる。

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2019年1月13日 (日)

2018年観たインド映画その1 「リンガー」

 イベント関係はやっと追いついたので、昨年観た映画関係の備忘録に移る。2018年はインド映画が思いのほかたくさん上映された。Blogには「ダンガル きっと、つよくなる」「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」しか記していないので、追記しておく。昨年はオモテ稼業の調整も上手くできなくて、体力も落ちて、レイトショーの時間帯をパスすることも多くてちょっと後悔が残る。

「リンガー」Lingaa 2014 タミル語 178分
 7月16日に休日だけど、大阪まで出向き、シネ・ヌーヴォで鑑賞。ラジニ様に会いにいってきた。
ラジニカーントが祖父の藩王と出自を知らず町で宝石泥棒をしているおちゃらけた孫の2役を演じる。ヒロインは、現代バージョンが『バーフバリ』のアヌシュカ・シェッティ、過去バージョンがヒンディー語映画界のソーナクシー・シンハ。イギリス統治時代に民衆のために村にダムを造ろうとする藩王の過去パートがなかなか泣けるいい話だった。いつも多少拝金主義っぽいところがあるのだが、今回はその金でダムの建造という大事業をやり遂げた。やっぱりスケールがちがうなあ。パンフレットがなかったのがちょっと残念。ロビーにはラジニさまの祭壇もあった。


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2018年5月25日 (金)

ありがとう、京都みなみ会館

 京都みなみ会館がこの2018年3月31日に閉館した。我が家からいちばん近くて、バス1本で行けて、かかる作品もなかなか面白いのが多いので、お気に入りの映画館だった。建物の老朽化というので、仕方ない。新聞記事などでは1963年オープンと書かれているのだが、私は京都駅近くにあったルネサンスシネマステーション(RCS)が移転してみなみ会館になったと思っていた。ずいぶん昔から映画館としてあったのだ。RCSから運営形態は途中で変わっているが、作品のチョイスはいつも面白かった。スクリーン1枚のひとりシネコン状態で、1作1日1回で数作品上映、期間も短いのも多く、なかなか予定が合わなくて苦労した。
 インド映画はたくさん観た。(観れなかったものも多いが)今ならロードショー館でもたまにかかっているが、昔は単館上映館でしか上映されてなくて、それもやや館によって傾向があったのだが、みなみ会館はたくさん上映してくれていたように思う。サタジット・レイのリバイバル「シーズン・オブ・レイ」や、「神様がくれた娘」「マッキー」など南インドの作品、ラジニカーントの「踊る兄貴まつり」なんかもあった。
 期待せずに、というか、あまり内容を知らなくて観に行って、「アタリ!」と喜んだ作品もある。「武器人間」「プラネット・テラーinグラインドハウス」 がダントツかな。「ざくろの色」 惚れ惚れと観てしまったが、その時はバラジャーノフの名前を知らなかった。「長江哀歌(エレジー)」 もあとでじわじわと良さが伝わってくる作品だった。
 また、ここでかかってくれて観れてよかった〜という、「不思議惑星キン・ザ・ザ」「ローズ・イン・タイドランド」も印象に残っている。
 今回は、一時休館で、移転して再開するらしいので、またその日を待ちたい。

 こういう記事を書くとき、だんだん記憶が妖しくなっていく人間を補完できるblogって便利だ。(しみじみ)

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