2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

映画・テレビ

2018年5月25日 (金)

ありがとう、京都みなみ会館

 京都みなみ会館がこの2018年3月31日に閉館した。我が家からいちばん近くて、バス1本で行けて、かかる作品もなかなか面白いのが多いので、お気に入りの映画館だった。建物の老朽化というので、仕方ない。新聞記事などでは1963年オープンと書かれているのだが、私は京都駅近くにあったルネサンスシネマステーション(RCS)が移転してみなみ会館になったと思っていた。ずいぶん昔から映画館としてあったのだ。RCSから運営形態は途中で変わっているが、作品のチョイスはいつも面白かった。スクリーン1枚のひとりシネコン状態で、1作1日1回で数作品上映、期間も短いのも多く、なかなか予定が合わなくて苦労した。
 インド映画はたくさん観た。(観れなかったものも多いが)今ならロードショー館でもたまにかかっているが、昔は単館上映館でしか上映されてなくて、それもやや館によって傾向があったのだが、みなみ会館はたくさん上映してくれていたように思う。サタジット・レイのリバイバル「シーズン・オブ・レイ」や、「神様がくれた娘」「マッキー」など南インドの作品、ラジニカーントの「踊る兄貴まつり」なんかもあった。
 期待せずに、というか、あまり内容を知らなくて観に行って、「アタリ!」と喜んだ作品もある。「武器人間」「プラネット・テラーinグラインドハウス」 がダントツかな。「ざくろの色」 惚れ惚れと観てしまったが、その時はバラジャーノフの名前を知らなかった。「長江哀歌(エレジー)」 もあとでじわじわと良さが伝わってくる作品だった。
 また、ここでかかってくれて観れてよかった〜という、「不思議惑星キン・ザ・ザ」「ローズ・イン・タイドランド」も印象に残っている。
 今回は、一時休館で、移転して再開するらしいので、またその日を待ちたい。

 こういう記事を書くとき、だんだん記憶が妖しくなっていく人間を補完できるblogって便利だ。(しみじみ)

2018年5月23日 (水)

映画「パシフィック・リム アップライジング」

「パシフィック・リム アップライジング」2018 111分
 「パシフィック・リム」は2013年、もう5年前か。映画の中では10年経過していた。続編ってどう続けるんだ?……というような心配はしていなくて、「また、あのオタクな世界が観られるのね〜」というような歪んだ期待には大いに応えてくれた。
 モビルスーツ……もとい、レイバー……もとい、イェーガーは第6世代となり、画面ではそのギミックを説明なしでふんだんにみせて、パンフでは……前回ほどの詳細な解説がないぞ、おい。 敵方には3体のカイジュウ以外にも、「機動警察パトレイバー」のグリフォンのような、謎のイェーガーも登場する。
 世界は中国企業が世界を席捲し、カイジュウは、富士山のレアメタルを狙って、チャイニーズとミックスされたような東京に上陸する。「シン・ゴジラ」を観た日本人にとってはリアルさはないが、「そうか、ここを舞台にとったか〜」という喜びがある。
 キャラクターでは、主人公の若者たちはおいといて、前作で新米パイロットだったマコは、PPDC(環太平洋防衛軍)の重鎮となり、マチルダさんのように死んでいく。そして前作にも登場していた私も好きなマッドサイエンティスト……もとい、研究者の2人がなかなか美味しいキーパーソンの役回りで、今回も生き延びる。主人公の最後の一言が、「おいおい、また続きを作りたいのね」を思わせるセリフなので、5年後を乞うご期待?!

2018年5月22日 (火)

映画「ダンガル きっと、つよくなる」

「ダンガル きっと、つよくなる」2016 ヒンディー語 140分
 別の映画を観たとき、予告編が上映されていた。おお!? アーミル・カーンが、年齢相応の役回りをやっている!(なんせ、「きっと、うまくいく」では44歳で大学生役を演じていたのだ) それと、この「きっと、つよくなる」というサブタイトルって、どうよ!? ラジニカーントの映画がいっときみんな「踊る○○」だったのと同じノリか? 昨年、サルマーン・カーン出演の「スルターン」に出演していて、最近のインド映画はレスリングブームなのかなあ。……とかいろいろ思ったのだが、やっぱりアーミルの映画なのだから観ないとね。それに、この映画もロードショー館のMOVIX京都でかかっている。最近はインド映画が単館上映館ではなく、フツーのシネコンで上映してくれるようになったんだなあ。ありがたいことである。しかし、すぐに1日2回ぐらいに上映回数が減って、2週間ぐらいで終了しそうになったので、慌てて観に行った。それも、この映画、どんなオトナの事情かわからないが、パンフレットもない。日本でも有名な(と思う)アーミルの映画だし、ストーリーもなかなか感動ものなのにもったいない。しかたないので、公式サイト「映画.com」 のデータを参考に復習しながら書かせてもらっている。(なぜか、公式サイトには上映時間の記載がない)
 レスリングを愛して、娘たちがインドに金メダルをもたらすことを夢見る父親と二人の娘のスポ根ものといってしまえば、そうだし、試合シーンはなかなか手に汗を握る緊迫した展開なのだが、その根底に流れるものも深い。アーミルの映画は、今までエンターテイメントの中に学歴や人種や宗教について鋭く突いていた。今回は女性の社会的立場や人権だ。女の子でも男の子と同じ人生のチャンスを与える平等さを認める社会はまだまだ厳しい。それが批判的でも説教くさくでもなく、ありのままに描かれている。日本でも通じるものがあるが、インドならではと思ったのが、家族間で、ベジタリアンとノンベジの溝も越えなければならないことだ。

2018年5月20日 (日)

映画「バーフバリ」

「バーフバリ 伝説誕生」2015 テルグ語 138分
「バーフバリ 王の凱旋」2017 テルグ語 141分
 Twitterでじわじわと流れてきていて、気になっていたインド映画。それもテルグ語! テルグ語といえば、かなり昔の「愛と憎しみのデカン高原」と最近の「マッキー」ぐらいしか観た覚えがない。「バーフバリ」も気にはなりながらも、第1作は見逃してしまった。続編の「王の凱旋」がロードショー館のMOVIX京都で公開されていて驚いたが、短期間で終わってしまい、観に行けなかった。その次に、出町座で2本立でかかったのだが、30分前に着いても長蛇の列ができていて、並んでる途中で席が売り切れてしまった。ああ、なかなか縁がない。その後、大阪のシネヌーヴォで2本立てで公開され、やっと観ることが出来た。その日は花見日和の良い天気。何が哀しくて5時間以上も映画館に籠ろうとする>自分 開始は15時40分だったが、寄り道する前の12時ごろ指定券を取りに行ったら既に21番目だった。う〜ん、すごいぞ、「バーフバリ」。そして実際、予備椅子が出るほどの人気だった。そして、ほとんどの人が2連チャンだったのか、「王の凱旋」終了後は座り疲れたような人が多数いた。
 ストーリーは、国を追われた王子が苦難の末に王座につくという、大筋が知れるものだが、マヒシュマティ王国3世代にわたる展開がなかなか大胆でツッコミどころ満載の面白さだった。あり得ないようなCGいっぱいだし、みんなオーバーアクションなので観ていて楽しい。そして、女性キャラがみんな強い! 第1世代の国母シヴァガミ、第2世代のアマレンドラ・バーフバリの妻デーヴァセーナ、第3世代のマヘンドラ・バーフバリの恋人のアヴァンティカ。特にシヴァガミさま! カッコいい! 大迫力!! あと忠誠を尽くす奴隷兵士カッタッパは、TNGのピカード艦長のような風貌で、時にちょっとお茶目で、ストーリーのキーパーソンでもある味のあるいいキャラだった。(ついでに言うなら、敵の蛮族としてでてくるカーラケーヤって、クリンゴンかと思ってしまった)
 ヒンディー語映画は、人気俳優・女優に焦点が当たりがちだが、この映画では一般的に日本でよく知れた役者がいないのに、ここまで話題になっているのは、インド映画ファンとしては、驚き半分、うれしさ半分だ。

Img_0109


2017年12月 9日 (土)

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)2017

 なかなか追いつかないが、淡々と続けることにする。
 
 今年も秋に「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)」が開催された。
昨年と比べると、今年の期間は10月7日(土)から27日(金)、より1週間長い。場所は同じシネ・リーブル梅田。上映本数は16本。期間が長くなってうれしいのだが、日に3本上映で、仕事日は最終の上映時間にもビミョ〜に間に合わない。結局、休日に行ける日を探すのだが、なかなか日が会わず、結局今年は3本しか見られなかった。

『フライング・パンジャーブ』Udta Punjab (2016) 148分
 マサラムービーの定番からみれば、「こんな映画もあるのか」と思わせる新しい展開。パンジャーブ州の麻薬問題を取り上げた映画だが、麻薬漬けのミュージシャン、無知故に愚かだけど果敢に不幸に立ち向かう出稼ぎ少女、正義感の警官、麻薬による健康問題を取り上げる女医という4人の男女のそれぞれの物語が少しずつ絡んでくる複雑なストーリー。このように並べると警官と女医が主人公で悪に立ち向かうのかと思うが、そんなにハナシは単純じゃない。どちらかというとキョーレツなのは、ミュージシャンと出稼ぎ少女の方が、何をやらかすかわからなくて目が離せない。麻薬は深刻な問題だと思うが、主張が前に出ること無くストーリーを楽しませてくれる。

『バドリナートの花嫁』Badrinath Ki Dulhania (2017) 139分
 肩を抜いて観れるラブコメ。主人公の2人、どこかで見た顔と思ったら『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』の主人公の2人だった。早く結婚したい青年バドリナートと結婚より仕事を選んだ女性ヴァイデヒ。主な舞台が、デリーとかボンベイのような大都会ではなく、地方都市のジャンシー(思わず地図で確認した。アグラの南、カジュラホとの中間あたり)というところがミソなのかもしれない。

『スルターン』Sultan (2016) 169分
 伝説のレスラー・スルターンにサルマーン・カーン、女子レスラーにアヌシュカ・シャルマで、今年のIFFJのチラシでもいちばんの注目作品。いや、でも、スポ根ものはちょっとなあ……、インドとレスリングってなんか合わないなあ……とか思っていたのだが、杞憂だった。スポ根でもアクションでもなかった。その要素もちょっとはあったが、けっこうな人生ドラマだった。スルターンの栄光と傲慢と後悔と復活、アールファーの女性ゆえに妊娠のためオリンピックを諦めねばならなかった無念さ、単なるスポーツものではないなあ。サルマーン・カーンも、今までみた作品のギラギラしたキャラじゃなくて、アクションはあるけどけっこう落ちついた役どころだなあと思った。

 観たのはこの3作品だが、実は私がいちばん観たかったのは、アミターブ・バッチャンの『サルカール3』。年食った帝王(バッチャン)はとっても迫力がある。こわいぞ。時間休をとって、夜に観に行きたいと思っていたのだが、残念ながら叶わず。ああ、またどこかでやってくれないかなあ。

2017年10月16日 (月)

春の「南インド映画祭」

 かなりカメな記事なのだが、去る4月29日から5月12日に大阪のシネ・ヌーヴォで「南インド映画祭」が開催された。現在、「インディアン・フィルム・フェスティバル・大阪」(IFFJ)が開催されていて第6回を数えるが、その南インド版なのだ。今回が第1回! これからも毎年続けてくれたらいいなあ。
 南インド映画というのは、タミル語(タミルナードゥ州)、テルグ語(アーンドラ・プラディシュ州とテランガーナ州)、マーラーヤラム語(ケララ州)、カンナダ語(カルナータカ州)の映画。本当に日本での上映が少なくて、私もラジニカーントの映画以外は数えるほどしか観ていない。これは楽しみ!……と思っていたのだが、もろにGWを含んでいるため、なかなか行ける日が捻出できない。なんせ、毎年、出勤か東京行きかで終わってしまっているのだ。それにタイムテーブルが、前半は夕方〜夜に2本、後半は昼間2本の上映のため、後半は全くダメだ。そんなこんなだが、なんとか3本観ることができた。

『誰だ!』Yavadu (テルグ語)2014年 166分
 実は、細かなところはすっかり忘れてしまったのだが、こういうときTwitterは強い味方。ツイートを読み返すとなんとなく思い出した。いわゆるバイオレンスアクションもので、主人公(ラームチャラン)がやたらカッコよく、ダンスがうまい。前半はツッコミどころ満載のおバカな映画かと思ったら、後半はまったく別の映画だった。それを強引にくっつけて1本にして、歌もダンスも満載というある意味サービス満点の娯楽映画だった。血糊はわざとピンクっぽいのか?

『ルシア』Lucia(カンナダ語)2013年 137分 
 これは意表を突かれた。こんなおしゃれな映画を観せてもらえるとは思わなかったよ! おしゃれと言っても、主人公は泥だらけで画面は暗いのだが。構成が複雑で、エンターテイメントとは言いにくいけど、面白かった。もうひとつの話題は、クラウドファンディングで資金調達をした初めてのカンナダ映画なんだそうだ。

『テリ〜スパーク〜』 Their(タミル語)2016年 150分
 これは何も考えずに楽しく観られる王道なアクション。でも、けっこう人が死ぬ。童顔のタミルの若大将ヴィジャイが大活躍。そのヴィジャイが普段は子煩悩なパン屋のパパだが、過去は強面の警官というお決まりな役柄。あの『ムトゥ 踊るマハラジャ』のヒロインであるミーナの娘、ベイビーナイニカーがその娘役になっている。とてもかわいい。

2017年3月 6日 (月)

映画「この世界の片隅に」

「この世界の片隅に」2016年11月12日公開 129分
 この映画は不思議な公開のしかたをした。京都でははじめにイオンシネマ桂川で公開。それとは別に、立誠シネマ→みなみ会館→京都シネマと京都の単館上映館がリレー式で上映している。(現在進行形)その途中で、他のロードショー館が相次いで公開を始めた。現在、単館上映館とロードショー館が並行して上映されているが、この現象は今までみたことがない。私の好みでは、立誠シネマでダラ〜っとくつろいで観たかったけど、予定が合わず、みなみ会館(ここも好きだけど)で観て来た。
 こうの史代さんのマンガは何冊か読んだことがあるが、この作品は未読。でも、この映画は、こうのさんのマンガから抜き出たような雰囲気だった。戦前戦後のどかな人々や暮らしと容赦ない現実、それを画面の絵とセリフの行間でまざまざと見せつけている。説明的なセリフがない。すずの出身は広島のどこかとか、すずの嫁ぎ先の様子とか、日常の暮らしを淡々と追うことで読み取っていく。広島産業奨励館界隈の賑わう情景を描くだけで「ああ、ここに原爆が落ちてしまうのだ」と誰もが切なくなる。すずが道に迷った場所が呉の遊郭街だとはどこにも語りがない。でも、後で空襲があって丸焼けになったところに含まれているとわかる。食糧事情や防空壕へ隠れる様子から、戦争がだんだん身近に深刻になっていくことが読み取れる。空襲の不発弾の爆発で姪と自分の右手を無くしてしまう時、あれほど絵を描くのが好きだったすずが、「絵を描けなくなった」と言って嘆くシーンが一言もない。戦争の終盤にはそう言った楽しみを味わうことも、楽しみを無くして嘆くこともできないほど、人々は切羽詰まっていたのだ。「うちはぼんやりしとるけの〜」と言いながら、現実に押しつぶされそうなすずの心が垣間見える。
 主張がない分、観る側の読み取りによって、感想が十人いれば十人とも違うだろう。年代にも性別にも出身地にもよっても違う。そして、後でパンフレットなど読んでも新しいことに気づき、2回に観たら1回目で気づかなかったことを読み取り、他の人の感想を聞いてなるほどと思い、広がりを見せるいい映画だった。

2017年3月 2日 (木)

映画「君の名は。」

 今頃、「君の名は。」の話。公開は2016年8月26日だが、秋は瀬戸芸や維新派で忙しかったし、インド映画も続々上映があったし、「シン・ゴジラ」の方を観たかったので、とても観る余裕がなかったのだった。しかし、京都では、年が明けてもまだロードショー館で公開されている。3月になって、1日1回になってしまったが、まだやっている。息が長い。すごいな〜
 というわけで2月になって、やっと観た。ああ、世間の評判通り、さすがに面白い。作画は丁寧だし、主人公たちはラブリーだし、ストーリーにはいろいろ伏線を張っていて、細かいところにも目配りも効いている。特に、時間のねじれが発覚する瞬間は、「ああ! そうだったのか!!」という感動がある。「呪怨」で時のねじれがあることがわかって「ウッ、これはただのホラー映画だけじゃない!」と感じた時に似ている。
 ただ、ちょっとSF要素はあるけれど、SFとして観たら物足りない。どうして彗星? どうして男女入れ替わり? どうして主人公二人だけが選択された? それが時のねじれに絡むのか? どうして記憶が薄れる? 記憶が消えていく必要があるのか? なんかいろいろもっともらしい説得(大ホラといってもいい)がない。そこらへん、何か「それはそういうお約束なんだから、その設定を受け入れなさい」感がある。その点、この映画はSFじゃなくて、ファンタジーとして観るべきなんだよねと思ってしまう。

2016年12月23日 (金)

映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』

『不思議惑星キン・ザ・ザ』Кин-дза-дза! (1986)ソ連 135分
 これ、タイトルに惚れて行く歳月…… なんとなくいつ頃から知っていたのかは覚えていないが、「ソビエトSF映画祭」(東京で1989年というのがネットで引っかかるのだが、関西は不明、まあ同じ頃?)というのがあった時、観る機会はあったようだが、見損ねた。映画パンフに載っているのだが、その6作品の中、『エバンス博士の沈黙』と『テイル・オブ・ワンダー』の2作品を観た。ソビエトSFといえば『ソラリス』とまず思い浮かべていたが、これを観ていたら変わっていたかも。
 今回、みなみ会館でデジタル・リマスター版の公開があって、観ることができた。いや〜、傑作だ!すごいぞ、「ソ連製超脱力SFムービー」!! ストーリーは不条理で変なのだけど、破綻してるわけではないし、砂漠に変な廃墟系モニュメントがあるキン・ザ・ザ(正確にはキン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュク)の造形も決して古さを感じさせず、むしろ寂れた感じが似合っている。あの間の抜けた音楽と、「クー」という挨拶が耳について離れない。

2016年12月15日 (木)

映画『PK』

 『PK』原題もPK (2014) ヒンディー 153分
 監督ラージクマール・ヒラニ、主演アーミル・カーンの『きっと、うまくいく』のタッグによる最新作! 「インド歴代興行収入No.1を樹立」とチラシに書いてあったが、本当に!? この宗教についてけっこう挑発的と言うか、アイロニーに富んでると言うか…… インド人はこんなに宗教に疑問や批判を突きつけても寛容だったのか? どの宗教を信じる人もも「これは信仰に対する侮辱だ!」とは言わなかったのか? それとも、映画の方が宗教より強力なのか? 宗教と国の二重のタブーがあったパキスタンもヒロインの恋人の故郷になってるし。なんかインド人の宗教観のイメージも変わったなあ。この部分がいちばん驚いた。ヒラニ監督、このテーマで成功する映画を作るなんてすごいぞ!!!
 そして、主人公のアーミル・カーン、何も特殊メイクとかしていないのに、その仕草やしゃべり方、目の見張り方、耳のひろげ方、走り方が十分エキセントリックで宇宙人している。さすがだ、すごいなあ〜、ミスター・パーフェクト。ヒロインのアヌシュカ・シャルマは、以前『命ある限り』で見た時は若い元気な女の子って感じだったが、ショートカットが似合う魅力的な女優になった。
 実は、この映画は大阪の試写会が当たった。が、その時はパンフレットがなかったので、京都で公開された時、もう一度観て、パンフレットも手に入れたのだった。

より以前の記事一覧