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アニメ・コミック

2018年4月30日 (月)

北九州市漫画ミュージアム 原画展と萩尾望都×松本零士対談イベント

 「萩尾望都SF原画展」は、東京開催と神戸開催で行ったが、望都さまが出演される関連イベントはどっちも抽選もれだった。いずれもなかなか倍率が高かったらしい。今回3月17日から5月20日まで北九州市漫画ミュージアムで原画展があり、関連イベントで松本零士さんとの対談が初日の3月17日に予定されていた。「当たるかどうかもわからないけど、とりあえず出しておこう」と往復はがきを送っていたのだが、あまり期待していなかったので、当選はがきが来たときはビックリした。思えば今回は原画展会場の集会室とかではなく、近くにある「北九州国際会議場 メインホール」で定員500名だったので、当たりやすかったのかも。でも、入場列に並んでいるとき、番号の近い人と話していると、九州でも熊本とか、大阪とか東京とか、応募者は全国レベルのようだった。
 小倉は遠いが、せっかく当たったんだし、久しぶりに1泊で遠征することにした。小倉駅についたとたん、大きなタペストリが2枚あった。北九州市漫画ミュージアムは駅のすぐ近くにあるので、駅にはハーロックやメーテルや鉄郎のオブジェもある。なぜ、松本零士が北九州市漫画ミュージアムの名誉館長なのだ。出身は久留米市だが小学校の頃から高校卒業まで小倉に住んでいたらしい。

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 イベントの入場には、ミュージアムのチケットが必要なので、開館と同時に入って、時間まで先に原画を鑑賞する。同じような動きをする人が多くて、原画展内は大混雑だった。時間切れで国際会議場に向かう。割と早く入れる整理番号だったので、やや端っこだけど最前列の席が取れた。
 イベントの構成は2部に分かれていて、第1部は望都さまお一人のトークで、ミュージアムの学芸員が質問していく進行、第2部がお二人の対談だった。第1部は、今回の展示や図録でもある『萩尾望都SFアートワークス』をもとに話をされた。ほとんどが最後までストーリーを作って描かれているようだが。『スターレッド』は編集にせかされて、自分でもどう展開しようか考えながら始められたようだ。第1部は、割とフツーだったが、第2部は松本御大が進行の学芸員を無視して暴走。昔、いっしょにアマゾンに行ったことを皮切りに、松本御大80歳の恐ろしいほどの記憶力は、九州に住んでいた10代の頃のことも事細かに覚えている。望都さまは上手く相づちを打って、笑いを誘う。いや〜、本当に対談が終わるのか、ハラハラしながら聞いていた。

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 その後、原画展会場に戻り、展示のつづきと、ミュージアム常設エリアを回った。コンセプトは京都国際マンガミュージアムと通じるところがある。名称のごとく、行政主導なのかもしれないが、老舗の漫研「あず」の本拠地であるし、土壌があったといえる。そして、この施設のおかげで東京で行われている主要なマンガ原画展を、関西だと展示場所がいろいろ散らばる展示もほとんどここで鑑賞できる。今も木原敏江展も開催されているし、新海誠、ハガレン、萩岩睦美と続く。交通の便もいいし、九州全体のマンガの振興になってほしい。

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2018年2月20日 (火)

『超人ロック』50周年!

 萩尾望都サマ、竹宮惠子さん、吉田秋生さん、成田美名子さん、大和和紀さん、美内すずえさん、開田裕治さんと、思いついた人だけでも、私の知っているマンガ家等が続々と画業30年、40年、50年を迎えられて、原画展を開催したりや記念ブックが発行されたり、雑誌で特集が組まれたりしている。
 そして、聖悠紀さんが同人誌から商業誌まで描き続けている『超人ロック』も50周年! 昨年めでたく『超人ロックの世紀 50thBertday Book』Ⅰ巻、Ⅱ巻が刊行され、年末の冬コミで手に入れた。昨年は6月9日〜9月24日まで明治大学の米沢嘉博記念図書館で「超人ロック生誕50周年展」が開催されていたが、オモテ稼業も繁忙で、夏コミも落選で、残念ながら行けなかった。『超人ロックの世紀 50thBertday Book』は、たくさんのマンガ家やイラストレーター等の人々がお祝いのイラストとメッセージを寄せているのだが、すみません、知らない人も多い。おそらく知らないのは若いクリエイターのみなさん。近年のロックにはとんとご無沙汰で申し訳ないのだが、年齢層幅広くファンがいるのだなあと思った。
 私がいちばんのめり込んでいたのは、恐ろしいことに1970年代後半〜80年代前半。聖悠紀さんのオフィシャルサイト「電脳かば」に作品年表があるので、繰ってみると、1977年に週刊少女コミックで作画グループ合作『ダリウスの風』というのが連載されていたのをリアルタイムで読んでいた。その時「スゴくカワイイ女の子を描くなあ」と思ったのが聖悠紀さんの名前を知った最初だった。(私も最初は女性だと思っていた) その後、ロックのだいたい有名どころのタイトルはみんな読んでいるのだが、少年KINGは読んでなかったし、おそらくSGシリーズで読んだのだと思う。『ニンバスと負の世界』『コズミックゲーム』『新世界大戦』『ジュナンの子』『この宇宙に愛を』『ロードレオン』と、けっこう続々読んでいた。あれ?SGになっていない、『アウター・プラネット』とか『スター・ゲイザー』も読んだ覚えがある。そのくせ、私の本棚にはないのだ。だれかに借りたのかなあ。覚えてないぞ。それから、1984年の劇場映画も観た。残念ながらマンガの方が面白い。映画の中で、メカシーンがCGで創られていて、おそらくCGを観たのはこれが初めて。その時代としてずいぶん先進的だったとは思うが、画像の粒子が粗く、あまり「すごい」という感じを持たなかった。今の技術でシリーズアニメ化してくれないかなあ。
 『超人ロック』の話をダンナにすると、「いちばん始めに知ったのは『超人ヒッチ』だった」と言っていた。知らなかったが、昔、作画クループに入っていたらしい。たしかにダンナの本棚には、分厚い『グループ』とSG企画の『超人ロック』が数冊ある。ムム……先を越されていた。

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2018年2月16日 (金)

「ガラスの仮面展」

 近年、自分が10代から知っている(デビュー当時から知っている人もいる)マンガ家さんが、画業30周年40周年……とか迎えられ、いろいろ原画展が開催されている。みなさん、まだパソコンがない頃から描かれているので、アナログ原稿が美しい。マンガ家の原画展が初めて美術館で開催されたのは、私の記憶にある限り1990年東京国立近代美術館の「手塚治虫展」。それまで、マンガ原稿が公立の美術館、博物館で大々的な展示になるなんて思ってもみなかった。東京まで観に行った。それから幾星霜。美術館やギャラリーでのマンガ原画展が少しずつ増えてきた。マンガ家やマンガ作品が芸術として世に認められてきたのか。しかし、現代はCGが主流になって、マンガ作品に原画というものがないという変化も現れてきている。
 そんな中で、2017年12月1日〜25日まで京都駅の美術館「えき」で開催された「ガラスの仮面」展に行ってきた。『ガラスの仮面』連載40周年記念とのことだ。私も高校の頃友人に「花とゆめ」を回してもらって読んでいた。(自分は「別冊マーガレット」を回していた)ちゃんと覚えていなかったが、1976年の新年第1号に和田慎二の『スケバン刑事』と同時に新連載だったのだ。コマ割の原画があるとつい読んでしまう。雑誌連載で読んでいたことのストーリーってけっこう覚えているものだ。毎回「次はどうなるんだろう」という引きがある。そのあたり、美内さんはストーリーテラーなんだろうなあ。でも、絵は少女マンガの王道で、それが40年間あまり変化がないのは、同一連載を続ける上では重要ポイントだと思う。でも、早く完結してほしい。会場に美内さんご自身の映像があって、まだ終わらない「ガラスの仮面」だけど、最終回ラスト7ページは既に決めているらしい。それを読めるのはいつ?
 会場の入り口には「あなたのファンより」の紫の薔薇の花束もあり、名シーンの顔はめパネルもある。図録以外にTwitterで話題になっていた白目クリアーファイルもつい購入。

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2018年2月14日 (水)

マンガ『バレエ星』

『バレエ星』谷ゆき子著(立東舎)
 前日の記事のイベント「今年のマンガを振り返るぞ!2017」でも話題にのぼったが、一昨年度あたりから谷ゆき子が復活している。といっても、ちゃんと仕掛け人がいるのだが。
 前に記事を書いた2016年10月に、『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』が立東舎から発行された。2016年10月27日(木)〜2017年1月31日(火)まで、京都国際マンガミュージアム(以下MM)で「ミニ展示「すごいぞ!こわいぞ!谷ゆき子!」が開催。2017年1月29日 MMにてのイベント「やっぱりすごいぞ! 谷ゆき子」はご長男の谷垣宏尚さんとMMの倉持佳代子さんと京都精華大学国際マンガ研究センター研究員の雑賀忠宏さんのトークイベントもあった。
 そして、ついに2017年10月『バレエ星』が復刻された。720ページの自立する本、学年誌3年間の連載、読むのに2時間半ほどかかった。前半のほうが超展開でぶっとんでいた。絵の方では、今みてもおしゃれなファッションが散見して、本当にセンスのいい人だったんだなあと思う。残存の数少ない原画をMMで観たことがあるが、細い線も美しく、原稿が見つからないのはとても残念。その頃の粗い印刷の雑誌からの復刻はとても大変だったかと思う。谷ゆき子の存在は、実はけっこうジェネレーションギャップがある。星シリーズは学年誌で約10年間、その年代に小学館の学年誌を読んでいた女の子(男の子はあまり覚えていない)にほぼ限られていた。その世代の中でも、私は『白鳥の星』の年代だったので、違う学年誌に掲載されていた『バレエ星』を通読したことがない。しかし、この復刊によって、1969年の「小学1年生」1月号から1971年「小学4年生」12月号までを読んでいない老若男女も『バレエ星』を読むことができるようになったのだ。めでたい! 出来れば次は『白鳥の星』の復活を!

2018年2月13日 (火)

イベント「今年のマンガを振り返るぞ!2017」

 やっと、ネタが年末に近づいてきた。12月19日(火)に京阪電車なにわ橋駅のアートエリアB1にて、ラボカフェ「今年のマンガ界を振り返るぞ!2017」というイベントがあった。大阪大学の金水先生の進行(になってたかな?)で、雑賀忠宏さん、吉村和真さん、倉持佳代子さん、伊藤遊さんといったマンガ学会、京都精華大、京都国際マンガミュージアムがらみの人が2017年の発表・発行されたマンガについてしゃべりまくるといった企画だ。どうやら毎年やってるらしい。
 地上の中之島イルミネーションの雑踏をかき分けて、18時開始ギリギリに到着すると、参加者の半分以上は大学や学会の関係者のような気もするのだけど、50席はほとんど満席状態。知らないマンガ情報がいっぱいだった。最近特に雑誌連載の情報にはトンと疎いなあ。初参加だったが、聴講者もそれぞれイチオシ本を持参という企画だったので、一応空気を読んでと3冊持っていった。2冊は話の流れで先に話題にのったが、結局は全員発表じゃなかったので、晒さずに済んだσ(^_^;)  持ってったのは、『ポーの一族 春の夢』『バレエ星』『ディエンビエンフー true end』

2018年1月30日 (火)

宝塚歌劇と『ポーの一族』

 最近すっかり備忘録となっているこのblog。「それはいけない」とちょっと順番を入れ替えて、最近のネタの中で、ぜひ書いておきたいものを先に記しておきたい。

 『ポーの一族』の40年ぶりの新作が掲載された雑誌「flowers」の2016年7月号が異例の重版とか、『ポーの一族 春の夢』のコミックスの発売とか、「萩尾望都SF原画展」の全国巡回とか、最近望都さまの話題がつきないが、ついに『ポーの一族』が宝塚歌劇の舞台になった。
 「どんなもんだかなあ……」とはじめは様子見だったが、広報のビジュアルが出たらけっこう話題になっていて、「ちょっと観てみたい」という気になってしまった。しかし、一般チケットの発売日から1週間ほど遅れてしまったら、ネットの方ではすべてソールドアウト! すっかり諦めていたら、友人が劇場窓口に問い合わせてくれて、2階席の後ろから2番目だったが、席をとってくれた。ありがとう! 聞けば、もともとのヅカファンと原作ファンとの相乗効果もあり、主役が人気急上昇中のスターさんでもあり、大変な人気なんだとか。
 宝塚は30年前ぐらいか、ずいぶん前一度観に行ったことがあるが、久しぶりに行くと様子を全く覚えていなかった。その間、震災もあり、建物も建て代わり、景色もずいぶん変わったんだろうとは思う。しかし、平日にかかわらず、なんだ?!この人出は! それも年齢層は幅広いがほとんど女性! 駅前から劇場のレストランや売店まで大賑わい。宝塚大劇場は2500人ほど入るらしいが、ものすごい経済効果だなあ。
 上演は休憩30分を挟んで3時間だった。原作は原作、宝塚は宝塚でよかったですよ〜 スターさんの美々しさもあるのだろうが、小池修一郎さんの脚本・演出が良いのだろう。パンフレットに「宝塚化とは、70人を超える出演者に役を与えることであり、フィナーレを含め2時間30分に収めること」と書かれている。その上で、宝塚のスター・システムで役を配して、1枚の舞台で場面転換をするとなると、脚本も演出もけっこう制約が多い。原作の改変部分は、それを考えると「なるほど」と納得するものばかりだった。ポーツネル男爵の住まいは岬の一軒家ではなく、ホテルになっている。他にもシーラが一族に加わる儀式(婚約式)や、エドガーが目覚めて始めて少女を襲うシーン(市場)とかも状況を変更して登場人物を増やしている。原作にはない降霊術イベントも、そのひとつかもしれないし、『ホームズの帽子』のオマージュとも思えるし、ストーリーの伏線になるセリフも含まれているが、これはちょっと違和感を覚える。
 また、ストーリーは『ポーの一族』をメインに『メリーベルと銀のばら』の前半を加え(後半のユーシスの絡む話はすっとばかす)、狂言回しの伝説探索の4人によって、前後の短編ストーリーの部分を補完しているという、厳しい時間制限の中、なかなか凝った欲張りな内容だった。原作ファンなら舞台にあわせて原作のシーンが頭に巡ってしまうのだが、登場人物がけっこう多いので原作を知らない人は把握できただろうか? そして小池さんは、エドガーが一族に加わる場面で「一族を導く者に」か「大老ポーの後継者に」といったセリフを加えている。『ポーの一族 春の夢』の影響? 『ポーの一族』の頃は、そんなに一族の跡継ぎという考え方はオモテに出てきて無かったかと思うのだが。 
 あと、ちょっと残念だったのはバンパネラがチリになるところ。老ハンナはそれらしく消えたが、メリーベルと男爵(死に方変更)が銀の玉を撃たれ、シーラ夫人が力尽きてしまうところは、死んだら舞台後ろに連れ去られただけだった。
 そうはいっても、原作ファンにとっても満足し、いろいろ語りたい舞台だった。気のせいか、夏に梅田芸術劇場で観た時より、客席の宝塚の法則(スターさんが出てきたら、息をあわせて拍手や手拍子をするなどのお約束な一体感)はそれほどキョーレツには感じられなかった。原作ファンで、宝塚歌劇だからとそんなにのめり込んでいない人も多かったのかも。
 そして、自分的お土産は、パンフレットと薔薇の香りの紅茶。紅茶はメイド・イン・ルピシアで、望都さまのイラスト入りの缶に入っている。
 この宝塚大劇場での花組公演は、1月1日〜2月5日でもうすぐ終了するが、次に東京宝塚劇場での公演が2月16日〜3月25日に控えている。雑誌「flowers」の3月号には望都さまと演出の小池さん、花組トップの明日海りおさんのゴージャス鼎談も掲載されているし、タイトルとかはまだだけど原作の新シリーズももうすぐ始まる。まだまだ話題を振りまいてくれそうな望都さまだ。

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2018年1月14日 (日)

「鋼の錬金術師展」

 実写映画の『鋼の錬金術師』の公開記念で、原作マンガの原画展が開催された。正直、映画よりもこっちの方がうれしい! 先に東京で開催されたが、大阪では11月3日〜30日に大阪南港ATCミュージアムで開催された。期間が1ヶ月弱あるとはいえ、秋はいろいろイベントが重なって、オモテ稼業も繁忙で平日もなかなか休めない。混雑の情報が流れてくるので、できれば平日に行きたかったが叶わず、11月19日の日曜日に行ってきた。ATCについて、入り口のお兄さんに聞いたら「だいたいここから入場1時間待ちですね」……ムムム、でもここまで来たらならぶしかないので、ならんでいたら「音声ガイドは90分待ち 待ちです〜」という放送が聞こえてきた。正味、会場に入るまで40分、中で2時間、そして昼メシを食いっぱぐれた。
 原画はカラーもモノクロも思ったより点数がたくさんあった。そして、オール手描き。作業中の映像もあって、荒川さんにカラーはリキテックス、手は早いけれど、きっちりマスキングして背景と分けて描いている。乾かすのはドライヤーも使っているけれど、一枚一枚とても丁寧に描いている。絵に添えている作者の一言も楽しい。「雪を降らすのを忘れた」という絵が2枚あった。モノクロ原画は、意外とベタが薄いけれど、印刷したらこれで十分きれいなんだ。やっぱり、バトルの動きがかっこよくて決まっているなあ。他にも、参考にしたモデルガンや刀も展示している。最後には、自画像の金色の立体像もあった。人はいっぱいだったけれど、原画との距離が近くて、十分堪能できた。
 スーベニールの「ハボック雑貨店」もものすごい混雑だったが、とりあえず『荒川弘イラスト集』(会場売りのものはスペシャルエディションのDVD付き)と公式パンフレットだけは確保して引き上げた。

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2017年11月18日 (土)

「萩尾望都SF原画展」in神戸ゆかりの美術館

 10月に「やっとblogの記事が追いついた〜(いろいろ端折ったが)」と思ったら、油断して1ヶ月過ぎる間に次々とイベントの展示会が終わってしまった。ガクッ…… 気を取り直して、書いていこう。夏の終わりの腰痛から用心して、秋は遠出をしないで、近場をウロウロすることにした。さて、秋のいちばんの楽しみといったら……

 9月9日(土)〜11月5日(日)に神戸ゆかりの美術館で開催された「萩尾望都SF原画展」! 望都サマ、ついに関西にご降臨! 思えば2011年の原画展も関西には来なかったので、福岡まで観に行った。ああ、今読み返してみると、3月11日の東日本大震災が起こる5日前だったんだ。
今回のSF原画展も2016年に吉祥寺で開催されたときは、「全国巡回の予定はない」とのことだったので、GWに観に行った。その後、全国巡回が決定。2017年7月の新潟を皮切りに、次が神戸、現在静岡で開催されている。(その次に北九州に行くようだ。)
 さて、今回の神戸ゆかりの美術館、初日には関連イベントで「対談萩尾望都×森見登美彦」のイベントがあって、応募したけれどあえなく撃沈。それなら展示を観に行く日は、混雑していたらいやだなあと思って、平日に行ける日を選んだ。でも、月曜日は休館、やっと10月の下旬に来訪することができた。今回は吉祥寺より広い! そして、空いてる! 広い会場に2〜30人? 原画にかぶりつきで観られる。いや、空いてるのはありがたいんだけど、平日にこんなに空いてていいのか? もったいない。写真スポットもバージョンアップ、原画も増えている。『百億の昼と千億の夜』のネーム、東日本大震災以後の『なのはな』や放射性物質3部作の原画はなかったよね。ただ、複製原画で水増ししてるところもあるのがちょっと残念。(でも、思わず読んでしまうんだけど)
今回の原画展の公式サイトはこちら

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2017年10月17日 (火)

「山岸凉子展 光(てらす) −メタモルフォーゼの世界−」と荒俣館長講演会

 すみません、これも備忘録ですね。
 5月27日(土)から9月3日(日)まで、京都国際マンガミュージアムにて、「山岸凉子展 光(てらす) −メタモルフォーゼの世界−」が開催された。期間中は前・中・後期で展示替えがあった。
 私は、5月28日の「荒俣館長が語る!山岸凉子の世界」の講演会と、7月23日の「Artmade(アートメイド)」の時に、前期・中期2回観た。
 山岸凉子原画展は、年代順に展示されていた。初期に少女マンガを意識して変えていた絵柄を本来の絵柄にしたときの葛藤があり、「アラベスク」の頃には萩尾望都サマが大コマの街並みを描いた原稿もあり、「日出処の天子」(「ところてん」と当時略していたのだが、通じる人と通じない人がいる)の原画は東京での展示のときより30点以上多いなど話題が豊富だ。そして、ぜんぶアナログで手書きの原画は美しく、マジマジとみとれてしまう。「Artmade(アートメイド)」のスペースに立ち寄られた同世代に人とも原画展の話題で盛り上がった。この展示では、撮影可能スポットが3カ所あった。
 5月28日の荒俣宏新館長の講演会は、10時から整理券配布なのに、寝坊をしてしまった(~_~;)、大丈夫か?と思ったが、 10時40分頃到着して、88番。館内放送もしていたし、余裕があるようだ。荒俣館長、14時から15時の1時間の予定を30分オーバーしても、また全部話しきれてないようで、山岸凉子さんとの出会いから、大正昭和前半のイラストや挿絵の話しまで、滔々と途切れない。ネタを豊富にお持ちの人だと思うので、またお話をお聞きしたい。

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2017年3月11日 (土)

画集『The ART of Điện Biên Phủ(ディエンビエンフー)』

『The ART of Điện Biên Phủ(ディエンビエンフー)』西島大介著 (グラフィック社)
11巻までイッキ読みして、その後待望の新刊と思った12巻が未完の最終巻!という怒涛の体験をした『ディエンビエンフー』だが、その後2016年8月に画集が出た。それも、単なるイラスト集ではない。未発表のマンガやイラストあり、海外雑誌への描き下ろしマンガ、販促の通信、GOODSの紹介、設定資料は未完分まで含まれる。なんせ、帯に「心は折れていません− 続きを描く気は200%あります。」とでっかい字で宣言しているのだ。すでにラストはプロローグで示されている。1973年3月。そこまでたどり着くのはあと何巻? 大いに期待を膨らませてしまう画集だ。

 そして、2017年1月より本当の完結に向けて「月刊アクション」で『ディエンビエンフーTRUE END』が連載開始! 双葉社版の単行本も刊行を開始された。現在2巻。ああ、また付き合っちゃってるよ。今度こそTRUE END!

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