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アニメ・コミック

2019年5月20日 (月)

劇団Studio Life「なのはな」

 Studio Life(スタジオライフ)の舞台は、ず〜〜っと以前に大阪で「11人いる!」を観たことがある。そして、ついこの間「舞台版はみだしっ子」を観た。東京を中心で活動している劇団なので、なかなか関西で観る機会がない。脚本の倉田淳さん以外は、役者がすべて男性で、マンガ原作の舞台も多い。マンガ原作のドラマや劇は、往々にして残念なものも多いのだが、この劇団は読み込みが深くて、原作ファンにもガッカリさせない。もちろん、舞台は原作とはちがうメディアなので、全く原作と同じが良い舞台劇とは限らない。作品は別物。
 原作の萩尾望都サマのマンガは24ページの短編で、それをどのような舞台作品にするのだろう……と期待半分、心配半分で観に行った。原作の雰囲気を十分残しながら、約1時間でまとめられた作品はとても心に染みるものだった。言葉を発さないチェルオブイリの女の子も印象的だし、石田音寿キャラは作曲家で歌手の明石隼汰さんがキャラと歌を見事に実物化していた。

 

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2019年3月17日 (日)

東京行き その1 忠津陽子原画展とインド民族画展

2月の10日(日)から12日(火)まで、世間様と1日ずれて3連休をもらって、東京に行ってきた。メインの目的は11日の維新派松本雄吉さんの追悼イベント「阿呆らし屋の鐘が鳴る」だったが、それにいろいろくっつけて行ってきた。
10日は7時前の新幹線で東京へ向かう。というのは、秋に行き損ねた上野の博物館動物園前駅公開を目指したんだが……、今回も整理券取れなかった。10時から配布開始、10時5分に着いた時はすでに長蛇の列で、10時15分配布終了。11月に聞いたよりも30分も早く終わってしまった。早い人は8時くらいから並んでいたそうだ。ムム…… 甘かった。2月24日までの金・土・日しか公開されないんで、もう無理だ。残念(>_<)
 そこで、行きたい候補にあげていた忠津陽子原画展にむかった。忠津先生のマンガを読んでいたのは、私が読み始めた頃の週刊マーガレット。『美人はいかが?』あたり。忠津さんの描く女の子は、当時のマーガレットのなかでも一等かわいいと思っていた。神田神保町のブックカフェ二十世紀で開催されている原画展は、本屋さんの2階スペースで、こぢんまりとしたかんじだったが、ぜいたくにもほとんど貸し切り状態。ランチにカレーをいただいたら、500円以上でピンナップ2枚(両面刷り)をついていた。


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 その後、渋谷のhako gallery/hako plusで開催されている「インド先住民アートの村へ2」へ行った。これは蔵前仁一さんがインドで集めてきたワルリー画、ゴンド画、ミーナー画などの先住民絵画を紹介するイベントで、今回は初めてジャールカンド州の絵画の展示がある。この2月10日・11日の2日間だけの開催なのだ。第2弾らしいが、第1弾がいつ開催されたか知らない。今回も危うく見逃すところだったが、Twitterの記事を直前に見つけて、偶然にも日程があった。でも、蔵前仁一さんのトークイベントは、満員で申し込めなかった。行ってみると、マサラワーラーの鹿島さんと武田さんがランチをふるまっていたし、KAILASの松岡さんと野瀬さんも物販とカフェを商っていた。どちらも関西のイベントでお話を聞いたことがある。ジャールカンドターリー限定30食がまだ残っていたので、さっきのカレーが小ぶりだったのでいけるかなあと思っていただいたが、おなかいっぱいになった。 豆とイモが主なんで、お腹にたまるんだな〜 SNSもOKということで写真も撮らせていただいた。ポーズ決まってる! 狭いギャラリーだったが、ゆっくり鑑賞し、物販では3冊も本を買ってしまった。後でいただいたチャーイも美味。


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2019年1月 6日 (日)

秋の東京 博物館・原画展巡り −印刷博物館・魔夜峰央展・一条ゆかり展・科博−

 昨年の夏コミで新刊を落としたので、11月25日(日)のCOMITIA126を申し込んでいた。秋はオモテ稼業のイベントも多くて、よくバッティングするので、秋のCOMITIAは久しぶりだ。運良く前日の土曜日も休日になったので、1泊2日で行くことにした。実は、行ってみたい展示が5つあるが、土曜日1日で行けるのはせいぜい3〜4カ所かなと、開館時間・閉館時間、場所を考えながら、朝6時57分発の新幹線で出発した。
 まずは、印刷博物館に向かう。JR飯田橋駅から1kmぐらい、トッパン小石川ビルの中にある企業博物館だ。そこで、「天文学と印刷」という展示が2018年10月20日(日)〜2019年1月20日(日)まで開催されている。15世紀〜16世紀に地動説は活版印刷の普及によって広まった。出版都市ニュルンベルグが築かれ、そこでコペルニクスの地動説が印刷された。……といったこの時代の天文学と印刷技術をとても丁寧に解説されている。後半の展示には日本の江戸時代の天文学や改暦についてもふれられている。10時過ぎに着いて、展示を観おわるのに2時間ほどかかった。会場ではプリントゴッコの要領で多色刷りでカレンダーも作って、持って帰ることができる。図録はちょっと高いけど、さすがに印刷が美しい。それに、綴じが180度にページが開くコデックス装だ。凝っている。Twitterで流れていたこの展示のチラシもとてもステキなデザインだったのだが、会場にも在庫がなかった。残念。


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 昼食後、明治大学米沢嘉博記念図書館で開催されている「魔夜峰央原画展」へ行った。これは10月12日(金)〜2月11日(月祝)まで開催されているが、4期にわけて展示替えがされている。行った時は第2期「短編怪奇マンガ特集」だった。期を合わせて行ったわけではないが、初期の墨ベタが美しい悪魔や化け物は大好き。

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 その後、上野の「旧博物館動物園駅の公開」に向かったら、受付に「今日の整理券は終了しました」と掲示があった。……整理券配布だったのか。Twitterや私の観たネット記事にはそんなことは書いていなかったが、後日確認したら、確かにそんなふうに書いているページもある。見落としていたなあ。それなら戦法を変えたのに。受付に聞いたら、10時に開始して、10時45分に終了したらしい。知らなかった人も多かったらしく、同じように入口でウロウロしていたり、のぞき込んで写真を撮ったりしている人がたくさんいた。入口に地面に頭を突っ込んだ巨大なウサギのオブジェが見える。駅舎内で期間限定のインスタレーション作品の展示を行っているらしい。羊屋白玉って名前は知らないと思ったけど、写真を見ると「あ、瀬戸内国際芸術祭の『指輪ホテル』の人ね」とわかった。公開は、11月23日(金・祝)から2月24日(日)までの金土日なんだけど、もう1回チャレンジできるかな。


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 そこで、予定を変更して、弥生美術館に回って「一条ゆかり展」を観る。会期は9月29日(土)〜12月24日(月祝)までで、カラー原画の一部が前中後期で何枚か入れ替わる。一条ゆかりさんは、画業50周年とのこと。昔、雑誌「りぼん」を回し読みさせてもらっていて、『デザイナー』は大好きだったが、『砂の城』のナタリーにはイライラした。一条ゆかりさんの原画をみるのははじめてじゃないかしら? やっぱり美しい。


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 そして最後に国立科学博物館に行く。ここは金・土曜日が20時までの夜間開館を行っているので、一番最後にしようと思っていたのだ。お目当ては特別展ではなく、企画展「標本づくりの技−職人たちが支える科博−」。期間が9月4日(火)〜11月25日(日)で、あと2日で終わってしまうのだ。入口には、博物館ネタマンガ『へんなものみっけ!』(早良朋著)のキャラの看板もある。以前行った「きのこ!キノコ!木の子」展も標本つくりの工夫がいろいろ展示されていたが、博物館の裏の苦労はつい興味津々になる。せっかく来たので、特別展「日本を変えた千の技術博」も観てきた。昔、家にあったような昭和の家電もあって、ちょっと懐かしかった。

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というわけで、この日は26000歩ぐらい歩いた。ああ、疲れた。

2019年1月 3日 (木)

三原順原画展「三原順 Four Seasons 〜三原順の四季〜」とStudio Lifeの「舞台版はみだしっ子」

 10月30日(火)〜11月4日(日)まで、大阪市福島区のスタジオクートギャラリーで、「三原順 Four Seasons 〜三原順の四季〜」が開催された。ABCホールでの劇団Studio Lifeの「舞台版はみだしっ子」 の大阪公演11月2日(金)〜4日(日)の日程にあわせて企画されたものだ。2015年には東京で「三原順復活祭」が開催されたが、関西での原画展ははじめて! とってもうれしい! せっかくだから演劇のチケットも取って、どのあたりのストーリーを上演するのか確認するために、事前に花とゆめコミックスの「はみだしっ子」全13巻を再読し復習して、また感涙してしまった。みんないいけど、やっぱりグレアム好きだなあ。
 Studio Lifeは10月2日(金)の初日公演のチケットを取ったので、夕方オモテ稼業の時間休をとって、同じく三原順ファンの友人と原画展会場で待ち合わせて、カフェのカレーをいただいて腹ごしらえ、原画展を観て、歩いて5分ぐらいのABCホールまで移動した。Studio Lifeは、脚本・演出の倉田淳さんだけが女性で、役者はみんな男性という劇団だ。マンガ原作の舞台も多いのだが、関西で上演する機会は少ない。すみません、追っかけていくほどのファンではないので、ずいぶん以前望都さま原作の「11人いる!」を梅田で観ただけだ。「はみだしっ子」も以前に初演して、今回が続編らしいが、初演は東京だけだったので、どんなのだったか知らない。そんな予備知識ほとんどなしの状態だったのだが、舞台は驚くほど原作のイメージに合っていた。舞台のセリフと並行して、脳内で原作のコマが映画のように流れていく。もうバラしていいかな? ストーリーは『残骸踏む音』『そして門の鍵』あたり。8歳や6歳の子どもの役を、少年ではなく、いっぱしの大人が演じるのだが、不思議と違和感がない。舞台劇は場面転換に制約があるのだが、シンプルな舞台がいろいろなシーンに見立てられる。劇団の個性が感じられる。ただ、今回は女性キャラが何人か出てくるのだが、どうしても男性の「女装」だなあと思ってしまう。思えば、「11人いる!」はみんな宇宙人だったので、女性を意識するキャラがなかったから気にならなかったのか。ここで、舞台のパンフとクリアファイルを購入。外に出るとビルの夜景が川面に綺麗に映っていた。
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 翌11月3日・4日は、原画展を企画したごだまさんに声をかけていただいて、原画展の見守りや物販のお手伝いをした。1日原画展会場にいると、たくさんの熱心なファンの様子を見ることができる。お聞きしたなかでは広島や岡山、徳島など遠くから来ている人もいた。やっぱり、西日本のファンは、東京よりも近い関西での開催を待ち望んでいたんだなあと思った。この原画展を企画された「三原順メモリアルホームページ」主宰の立野昧(たてのまい)さんと「三原順Databace」主宰のごだまさんに感謝したい。ギャラリーは決して広くないが、その中を春夏秋冬+クリスマスに分けて、選び抜かれた原画が並んでいる。それをすごく近くから筆の跡、ペンの線を見ることができる。それになんと、この原画展は、遠景撮影・SNS投稿OK!(接写&フラッシュは禁止)今回は図録もあって、展示されている作品とともに出典も明示、初展示の作品も記載されている。コメントが添えられている作品もあり、物忘れが増えてきた我が年代にはありがたい。グッズはクリアファイル3種とめがね拭きとおくすり手帳。おくすり手帳が思った以上に人気だったのはやっぱりファンの年代のせいかしら? またBGMは三原順さんが気に入って仕事場でかけていたカセットから曲を選んで、エンドレスに流していた。
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2018年12月24日 (月)

夏の東京遠征:「ますむらひろしの北斎展」、神保町ヴンダーカンマー、「縄文展」

 幸い夏のコミックマーケットは席次をいただいて、それにあわせて遠征計画を立てた。SF大会をキャンセルしたので、ここに夏期休暇をひっつけて、珍しく4連休まで設定できた。そこで、欲張って、1日目東京の展示会めぐり、2日目コミケ、3/4日目で越後妻有の「大地の芸術祭」で行くことにした。……がんばれ>自分。行く前日も帰ってきた翌日も残業付きフルタイムだよ。
 さて、1日目はいろいろ行きたい候補を吟味していたのだけど、今回は表題の「ますむらひろしの北斎展」、神保町ヴンダーカンマー、「縄文展」の3カ所に行ってきた。
 「ますむらひろしの北斎展」は、すみだ北斎美術館で6月26日(木)〜8月26日(日)まで開催されていた。最寄り駅は両国も降りたことがなかったし、すみだ北斎美術館も行ったことがなかったのだが、行ってみたらヘンな建物だった。墨田区は葛飾北斎の生誕の地で、引っ越しは好きだったけれども、生涯のほとんどをこの地で過ごしたらしい。北斎と浮世絵の常設展があった。ますむらひろしさんは「マンガ少年」の頃はよく読んでいたけれど、最近ちょっとご無沙汰。その頃の懐かしい原画もあったが、北斎を「アタゴオル」化した作品群は2005年から2013年に情報誌「王様手帖」に掲載された52点のイラストがメインになっている。知らなかった。北斎の絵柄をそのままに模写しながら、その中にヒデヨシくんたちのすっとぼけた感じが混じって面白い。当日は午後からますむらさんのサイン会もあったようだが、時間的にちょっと厳しいのであきらめた。


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 その後、神田神保町の奥野かるた店の2階で7月14日(土)から8月19日(日)まで開催されている「神保町ヴンダーカンマー」に行く。今回で第4回となるが、Twitterで毎年その時期になるとツイートが流れてくるので、「一体どんな感じだろう?」と気にはなっていたのだ。展示物は博物学系のグッズなのだが、それぞれのブースて手売りしているのではなく、会計にスタッフさんがいるだけで、あとはそれぞれのブースにグッズが陳列している。作家在廊日やワークショップ・実演の日というのも一部あるが、人がいない。出展者は、以前行った「いきもにあ」にも重なるところがある。期間が長いせいか、土曜日なのにほとんど人がいなくて、じっくり観ることができた。会場は写真OKだった。また、このかるた店が風情があってステキ! こんなカルタがあるのか!というような種々様々なカルタがあって、そこそこ値がはるのだけど、ユ〜ワクにかられてしまう。


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 その後、夜間開館の時間をねらって、東京国立博物館平成館で開催されている特別展「縄文 -1万年の美の鼓動-」に行く。7月3日(火)から9月2日(日)の開催であり、それまでも、ネットの方で混雑の情報が流れていたのだが、8月11日でも夕方でもやっぱり混んでいた。7月31日から、土偶の国宝6体がそろうのも魅力的だったのかもしれない。以前、京都大学総合博物館で火焔型土器の展示 があったときも結構な人出だった。縄文、火焔型土器、遮光器土偶……萌える人が多いんだよね〜このあたり。点数も多く、見応えがあり、おまけに図録も重かった。ここを最後にしたのは正解だったかも。


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2018年4月30日 (月)

北九州市漫画ミュージアム 原画展と萩尾望都×松本零士対談イベント

 「萩尾望都SF原画展」は、東京開催と神戸開催で行ったが、望都さまが出演される関連イベントはどっちも抽選もれだった。いずれもなかなか倍率が高かったらしい。今回3月17日から5月20日まで北九州市漫画ミュージアムで原画展があり、関連イベントで松本零士さんとの対談が初日の3月17日に予定されていた。「当たるかどうかもわからないけど、とりあえず出しておこう」と往復はがきを送っていたのだが、あまり期待していなかったので、当選はがきが来たときはビックリした。思えば今回は原画展会場の集会室とかではなく、近くにある「北九州国際会議場 メインホール」で定員500名だったので、当たりやすかったのかも。でも、入場列に並んでいるとき、番号の近い人と話していると、九州でも熊本とか、大阪とか東京とか、応募者は全国レベルのようだった。
 小倉は遠いが、せっかく当たったんだし、久しぶりに1泊で遠征することにした。小倉駅についたとたん、大きなタペストリが2枚あった。北九州市漫画ミュージアムは駅のすぐ近くにあるので、駅にはハーロックやメーテルや鉄郎のオブジェもある。なぜ、松本零士が北九州市漫画ミュージアムの名誉館長なのだ。出身は久留米市だが小学校の頃から高校卒業まで小倉に住んでいたらしい。

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 イベントの入場には、ミュージアムのチケットが必要なので、開館と同時に入って、時間まで先に原画を鑑賞する。同じような動きをする人が多くて、原画展内は大混雑だった。時間切れで国際会議場に向かう。割と早く入れる整理番号だったので、やや端っこだけど最前列の席が取れた。
 イベントの構成は2部に分かれていて、第1部は望都さまお一人のトークで、ミュージアムの学芸員が質問していく進行、第2部がお二人の対談だった。第1部は、今回の展示や図録でもある『萩尾望都SFアートワークス』をもとに話をされた。ほとんどが最後までストーリーを作って描かれているようだが。『スターレッド』は編集にせかされて、自分でもどう展開しようか考えながら始められたようだ。第1部は、割とフツーだったが、第2部は松本御大が進行の学芸員を無視して暴走。昔、いっしょにアマゾンに行ったことを皮切りに、松本御大80歳の恐ろしいほどの記憶力は、九州に住んでいた10代の頃のことも事細かに覚えている。望都さまは上手く相づちを打って、笑いを誘う。いや〜、本当に対談が終わるのか、ハラハラしながら聞いていた。

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 その後、原画展会場に戻り、展示のつづきと、ミュージアム常設エリアを回った。コンセプトは京都国際マンガミュージアムと通じるところがある。名称のごとく、行政主導なのかもしれないが、老舗の漫研「あず」の本拠地であるし、土壌があったといえる。そして、この施設のおかげで東京で行われている主要なマンガ原画展を、関西だと展示場所がいろいろ散らばる展示もほとんどここで鑑賞できる。今も木原敏江展も開催されているし、新海誠、ハガレン、萩岩睦美と続く。交通の便もいいし、九州全体のマンガの振興になってほしい。

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2018年2月20日 (火)

『超人ロック』50周年!

 萩尾望都サマ、竹宮惠子さん、吉田秋生さん、成田美名子さん、大和和紀さん、美内すずえさん、開田裕治さんと、思いついた人だけでも、私の知っているマンガ家等が続々と画業30年、40年、50年を迎えられて、原画展を開催したりや記念ブックが発行されたり、雑誌で特集が組まれたりしている。
 そして、聖悠紀さんが同人誌から商業誌まで描き続けている『超人ロック』も50周年! 昨年めでたく『超人ロックの世紀 50thBertday Book』Ⅰ巻、Ⅱ巻が刊行され、年末の冬コミで手に入れた。昨年は6月9日〜9月24日まで明治大学の米沢嘉博記念図書館で「超人ロック生誕50周年展」が開催されていたが、オモテ稼業も繁忙で、夏コミも落選で、残念ながら行けなかった。『超人ロックの世紀 50thBertday Book』は、たくさんのマンガ家やイラストレーター等の人々がお祝いのイラストとメッセージを寄せているのだが、すみません、知らない人も多い。おそらく知らないのは若いクリエイターのみなさん。近年のロックにはとんとご無沙汰で申し訳ないのだが、年齢層幅広くファンがいるのだなあと思った。
 私がいちばんのめり込んでいたのは、恐ろしいことに1970年代後半〜80年代前半。聖悠紀さんのオフィシャルサイト「電脳かば」に作品年表があるので、繰ってみると、1977年に週刊少女コミックで作画グループ合作『ダリウスの風』というのが連載されていたのをリアルタイムで読んでいた。その時「スゴくカワイイ女の子を描くなあ」と思ったのが聖悠紀さんの名前を知った最初だった。(私も最初は女性だと思っていた) その後、ロックのだいたい有名どころのタイトルはみんな読んでいるのだが、少年KINGは読んでなかったし、おそらくSGシリーズで読んだのだと思う。『ニンバスと負の世界』『コズミックゲーム』『新世界大戦』『ジュナンの子』『この宇宙に愛を』『ロードレオン』と、けっこう続々読んでいた。あれ?SGになっていない、『アウター・プラネット』とか『スター・ゲイザー』も読んだ覚えがある。そのくせ、私の本棚にはないのだ。だれかに借りたのかなあ。覚えてないぞ。それから、1984年の劇場映画も観た。残念ながらマンガの方が面白い。映画の中で、メカシーンがCGで創られていて、おそらくCGを観たのはこれが初めて。その時代としてずいぶん先進的だったとは思うが、画像の粒子が粗く、あまり「すごい」という感じを持たなかった。今の技術でシリーズアニメ化してくれないかなあ。
 『超人ロック』の話をダンナにすると、「いちばん始めに知ったのは『超人ヒッチ』だった」と言っていた。知らなかったが、昔、作画クループに入っていたらしい。たしかにダンナの本棚には、分厚い『グループ』とSG企画の『超人ロック』が数冊ある。ムム……先を越されていた。

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2018年2月16日 (金)

「ガラスの仮面展」

 近年、自分が10代から知っている(デビュー当時から知っている人もいる)マンガ家さんが、画業30周年40周年……とか迎えられ、いろいろ原画展が開催されている。みなさん、まだパソコンがない頃から描かれているので、アナログ原稿が美しい。マンガ家の原画展が初めて美術館で開催されたのは、私の記憶にある限り1990年東京国立近代美術館の「手塚治虫展」。それまで、マンガ原稿が公立の美術館、博物館で大々的な展示になるなんて思ってもみなかった。東京まで観に行った。それから幾星霜。美術館やギャラリーでのマンガ原画展が少しずつ増えてきた。マンガ家やマンガ作品が芸術として世に認められてきたのか。しかし、現代はCGが主流になって、マンガ作品に原画というものがないという変化も現れてきている。
 そんな中で、2017年12月1日〜25日まで京都駅の美術館「えき」で開催された「ガラスの仮面」展に行ってきた。『ガラスの仮面』連載40周年記念とのことだ。私も高校の頃友人に「花とゆめ」を回してもらって読んでいた。(自分は「別冊マーガレット」を回していた)ちゃんと覚えていなかったが、1976年の新年第1号に和田慎二の『スケバン刑事』と同時に新連載だったのだ。コマ割の原画があるとつい読んでしまう。雑誌連載で読んでいたことのストーリーってけっこう覚えているものだ。毎回「次はどうなるんだろう」という引きがある。そのあたり、美内さんはストーリーテラーなんだろうなあ。でも、絵は少女マンガの王道で、それが40年間あまり変化がないのは、同一連載を続ける上では重要ポイントだと思う。でも、早く完結してほしい。会場に美内さんご自身の映像があって、まだ終わらない「ガラスの仮面」だけど、最終回ラスト7ページは既に決めているらしい。それを読めるのはいつ?
 会場の入り口には「あなたのファンより」の紫の薔薇の花束もあり、名シーンの顔はめパネルもある。図録以外にTwitterで話題になっていた白目クリアーファイルもつい購入。

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2018年2月14日 (水)

マンガ『バレエ星』

『バレエ星』谷ゆき子著(立東舎)
 前日の記事のイベント「今年のマンガを振り返るぞ!2017」でも話題にのぼったが、一昨年度あたりから谷ゆき子が復活している。といっても、ちゃんと仕掛け人がいるのだが。
 前に記事を書いた2016年10月に、『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』が立東舎から発行された。2016年10月27日(木)〜2017年1月31日(火)まで、京都国際マンガミュージアム(以下MM)で「ミニ展示「すごいぞ!こわいぞ!谷ゆき子!」が開催。2017年1月29日 MMにてのイベント「やっぱりすごいぞ! 谷ゆき子」はご長男の谷垣宏尚さんとMMの倉持佳代子さんと京都精華大学国際マンガ研究センター研究員の雑賀忠宏さんのトークイベントもあった。
 そして、ついに2017年10月『バレエ星』が復刻された。720ページの自立する本、学年誌3年間の連載、読むのに2時間半ほどかかった。前半のほうが超展開でぶっとんでいた。絵の方では、今みてもおしゃれなファッションが散見して、本当にセンスのいい人だったんだなあと思う。残存の数少ない原画をMMで観たことがあるが、細い線も美しく、原稿が見つからないのはとても残念。その頃の粗い印刷の雑誌からの復刻はとても大変だったかと思う。谷ゆき子の存在は、実はけっこうジェネレーションギャップがある。星シリーズは学年誌で約10年間、その年代に小学館の学年誌を読んでいた女の子(男の子はあまり覚えていない)にほぼ限られていた。その世代の中でも、私は『白鳥の星』の年代だったので、違う学年誌に掲載されていた『バレエ星』を通読したことがない。しかし、この復刊によって、1969年の「小学1年生」1月号から1971年「小学4年生」12月号までを読んでいない老若男女も『バレエ星』を読むことができるようになったのだ。めでたい! 出来れば次は『白鳥の星』の復活を!

2018年2月13日 (火)

イベント「今年のマンガを振り返るぞ!2017」

 やっと、ネタが年末に近づいてきた。12月19日(火)に京阪電車なにわ橋駅のアートエリアB1にて、ラボカフェ「今年のマンガ界を振り返るぞ!2017」というイベントがあった。大阪大学の金水先生の進行(になってたかな?)で、雑賀忠宏さん、吉村和真さん、倉持佳代子さん、伊藤遊さんといったマンガ学会、京都精華大、京都国際マンガミュージアムがらみの人が2017年の発表・発行されたマンガについてしゃべりまくるといった企画だ。どうやら毎年やってるらしい。
 地上の中之島イルミネーションの雑踏をかき分けて、18時開始ギリギリに到着すると、参加者の半分以上は大学や学会の関係者のような気もするのだけど、50席はほとんど満席状態。知らないマンガ情報がいっぱいだった。最近特に雑誌連載の情報にはトンと疎いなあ。初参加だったが、聴講者もそれぞれイチオシ本を持参という企画だったので、一応空気を読んでと3冊持っていった。2冊は話の流れで先に話題にのったが、結局は全員発表じゃなかったので、晒さずに済んだσ(^_^;)  持ってったのは、『ポーの一族 春の夢』『バレエ星』『ディエンビエンフー true end』

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