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2019年1月

2019年1月21日 (月)

2018年観たインド映画その7 「神がむすびあわせた二人」

神がむすびあわせた二人」Rab Ne Bana di Jodi 2008 ヒンディー語 164分
 大阪のシネ・ヌーヴォで9月20日〜10月5日で開催されていた「インディアンシネマウィーク(ICW)」には、台風の影響も合わさって、観に行くチャンスが全くなかった。しかし、その中からチョイスして、「インディアンシネマウィーク(ICW)リターンズ」というのを12月22日〜12月28日まで開催してくれた。年末の繁忙期、このスケジュールもなかなか難しいのだが、その中で12月27にオモテ稼業の時間休とって、「神がむすびあわせた二人」を観て、遅い昼メシをかっこんで、遅番出勤した。
 シャー・ルク・カーンアヌシュカ・シャルマーが主演のヤシュ・ラージ・フィルムの作品。SRKが、地味な電力会社の社員スリーと妻に隠してダンス教室に行くカッコつけのラージを演じる、一人二役的なキャラクター。やっぱりSRKは、役作りが上手くて、観てて楽しい。アヌシュカ・シャルマーは最近よくスクリーンで観るなあ。初めて観たのは、「命ある限り」だったと思う。その時は、それほどステキとは思わなかったんだけど、この時もSRKと共演している。「PK」ではアーミル・カーンと、「スルターン」ではサルマーン・カーンと共演していた。すごいぞ! 3カーンとすべて共演している! だんだん演技も上手くなって、今風に美人だなあと注目するようになった。それと、スリーの友人の美容師役の人(だれだ?)も個性的で良い感じ。とても楽しめる映画だった。

2019年1月20日 (日)

2018年観たインド映画その6 「パッドマン」

「パッドマン」PAD MAN 2018 ヒンディー語 137分
 12月26日にMOVIX京都で鑑賞。そうなのだ! ごくたまに一般のロードショー館でインド映画がかかることがあるのだが、これがそのひとつ。しかし、27日で終わってしまうので、無理して突っ込んだので、晩メシが仕事日のように夜10時頃になってしまった。
主人公ラクシュミにアクシャイ・クマール、妻のガヤトリにラーディカー・アープテー(あまり知らない)、起業家のパートナーのパリーにソーナム・カプールアミターブ・バッチャンが本人役でちょっとだけ特別出演している。
 この映画にはモデルがあり、主人公の苦労はその起業家の苦労に基づくものだが、これだけ生理用ナプキンや女性の月経について大きくクローズアップされ、テーマになった映画は世界でもないのではないか。いや、前半は「やっぱ、ヘンタイにみえるよなあ」と思わないでもなかったが、発明好きという伏線を張って、力技で起業にすすめていくところがすごい。それも、これがデリーやコルカタのような都会だったらこんなにインパクトはなかったかもしれない。主人公ラクシュミが暮らす町は北インドの中部マディヤ・プラディーシュ州の田舎町、モデルの男性は南インドのタミルナードゥ州の出身だ。映画の舞台となるその素朴な風景には伝統的なしきたりを重んじる人々が重なる。他に類を見ないことをしながら、ラクシュミは英語もつたない都会的な人間ではないところがまた味わいがある。


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2019年1月19日 (土)

【告知】「文学フリマ京都3」に参加します

 あっという間に前日になってしまいました。インド映画ネタをちょっと休憩して、即売会の告知をします。

 明日1月20日(日)みやこめっせ 1階第2展示場C/D面で開催される「文学フリマ京都3」に参加します。文学フリマは活字多めの同人誌即売会です。20172018の東京、2018の京都の計3回に一般で参加してみて、今回意を決して初めてブースをとりました。
 昨年、『維新派と旅をした』という本を創りました。2017年12月に解散した大阪の劇団・維新派の公演先を追っかけて、日本のあちこちに行った旅行記です。土木工事のごとく野外に劇場を組み立て、興行し、終わった後は劇場を解体して去って行く維新派とともに、1990年代の東京の汐留コンテナヤードや、5回も訪れた岡山健の犬島、ススキの美しい曽爾高原などあちこち行きました。旅エッセイマンガですが、blogの文章を再編集した部分も半分くらいあるので文字が多めの本です。マンガ即売会に来る層の皆さんと維新派の興味が重ならないのか、イマイチの手応えなので、いろいろ試行錯誤して、今回ちょっと客層が違う文学フリマにも初チャレンジしてみました。他にも『ギョギョっと深海魚』とか切り絵しおりなど持って行きます。
 マンガの同人誌即売会がマンガだけでなく、小説や評論や写真集やら入っているように、この文学フリマも文学と一言ではくくることができず、小説も純文学からライトノベルまで細かくジャンル分けされ、詩や俳句・短歌がひとつのジャンルになっているのも特徴的、他にもノンフィクション・エッセイ・評論などさまざま。中にはマンガ即売会でもよく知っているサークルもあります。400ブース程度なので、ひとつひとつのジャンルはそんなに数は多くありません。
 その中で、ノンフィクションの旅行記で参加させていただきます。スペースは「くー20」。お隣はマンガ同人誌即売会でもよく会う阿素湖素子さんのブースです。この「文学フリマ」は一般入場は無料です。Webカタログなどもあるホームページはとても充実していますので、一度のぞいてみてください。


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2019年1月17日 (木)

2018年観たインド映画その5 デジタルリマスター版「ムトゥ 踊るマハラジャ」

「ムトゥ 踊るマハラジャ」Muthu 1995 タミル語 166分
12月26日に京都シネマで鑑賞。これを皮切りに、年末に駆け込みでインド映画を3本観る。まず、これを観て、また昼メシを食べ損ねた。「ムトゥ 踊るマハラジャ」は以前観たことがある。いつだったか忘れてしまったが、パンフレットによると1998年、ちょうど20年前のようだ。その時、CDも購入していたので、今も音楽はいっしょにリズムを取れる。今回、デジタルリマスター版で、画像も綺麗になったと思うが、やはり粗さや色彩は20年の年月を感じる。そのアタマについている4K&5.1chというのは何?と思ったが、ネットでググると、4Kはスクリーンのサイズで、5.1Kはサウンドスピーカーの構成らしい。
 ラジニ様、若いわ! この頃からスーパースターだったのね。ミーナは今みれば、ちょっとぽっちゃり型。南インドの景色が素朴でいいなあ〜 この新版のためのパンフレットも盛りだくさんで、松岡環さんやマサラワーラーの武田尋善さんやラジニ.jpの安田英俊さんとか面白いネタがいっぱいだ。


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2019年1月16日 (水)

2018年観たインド映画その4 「ガンジスに還る」

「ガンジスに還る」Mukti Bhawan 2016 ヒンディー語 99分 
 11月19日に京都シネマで鑑賞。実はこの時、京都シネマではインド映画が2本かかっていた。それも昼食時に「ガンジスに還る」と夕食時に「裁き」。2本はしんどいので、昼メシを諦めて、『ガンジスに還る』の方を観ることにした。
 インド映画といっても久しぶりのエキプ・ド・シネマ。死期を悟って聖地バラナシに行こうとする老父ダヤと、仕事を休んで随行する息子ラジーヴ。死を待つ「解脱の家」に滞在し、老いた父を見つめるラジーヴに仕事が追いかけてくる。別れて住む妻や娘とのトラブルも発生する。老父と息子の会話にしみじみと死生観に想いを巡らせてしまう。今、老いがテーマになるのは日本でもインドでも同じ。


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2019年1月15日 (火)

2018年観たインド映画その3 「人間機械」

「人間機械」MACHINES 2016 71分
 10月21日に出町座で鑑賞。これは、インド・ドイツ・フィンランドの3カ国の制作のドキュメンタリー映画だ。なぜ3カ国?というと、監督はインドのラーフル・ジャインという人だが、パンフレットの監督のインタビューによると、2015年にゴアで開催された「フィルムバザール」に出品した制作途中の作品をフィンランド人の審査員がプロデューサーとなり、ドイツの共同制作者がサウンドとカラーリングのポストプロダクションの資金を工面してくれたかららしい。言語が示されていないのは、労働者たちはあまりしゃべらない。インタビューの時は、ヒンディー語の時もあるような気がするが、グジャラート語かも知れないし、いろいろ出稼ぎの人も多いから言語が入り混じっているのだろう。経営者は英語をしゃべっていた。
 吉田亮人さんの写真集『Tannery』(これはバングラデシュの皮革工場だけど)や三井昌志さんの写真集の渋イケメンのような「労働」をテーマとした重い内容だった。グジャラート州の巨大な繊維工場。色鮮やかな綺麗なインドサリー。その布を作っている工場の過酷な状況を、声高に訴えず、淡々と映し出す。映っている人たちは機械の大音響の中、淡々と仕事をしている。淡々と生きている。インドの壮大なもの、精美なもの、陽の部分だけでなく、深淵な陰の面も知っているかと黙って突きつけられたような作品だった。

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2019年1月14日 (月)

2018年観たインド映画その2 「マガディーラ 勇者転生」

「マガディーラ 勇者転生」MAGADHEERA 2009 テルグ語 139分
 10月5日に出町座で鑑賞。もっと以前に、シネ・ヌーヴォでもかかっていたのだが、自分の原稿の追込と台風のおかげで行けなかった。
「バーフバリ」がヒットしたので、そのラージャマウリ監督の以前の作品が日本でも上映された。チラシによると世界初公開のディレクターズカット国際版らしい。「バーフバリ」のようなスペクタクルな王国のドラマ、インド映画によくある輪廻転生テーマで、これまたよくあるひとり2役。いや、いいんですよ、楽しいから。「ありえんだろう〜!」と笑えるシーンもあるし。CG満載だし。ラーム・チャランさんはハンサムだし。でも、「バーフバリ」を先観てしまったので、それ以上ではなかった。いちばんそれ以上でないと思ったのが、女性キャラがかっこよくない。キレイだけどキャーキャー言ってるだけ。それと、現代編のハルシャが軽すぎる。

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2019年1月13日 (日)

2018年観たインド映画その1 「リンガー」

 イベント関係はやっと追いついたので、昨年観た映画関係の備忘録に移る。2018年はインド映画が思いのほかたくさん上映された。Blogには「ダンガル きっと、つよくなる」「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」しか記していないので、追記しておく。昨年はオモテ稼業の調整も上手くできなくて、体力も落ちて、レイトショーの時間帯をパスすることも多くてちょっと後悔が残る。

「リンガー」Lingaa 2014 タミル語 178分
 7月16日に休日だけど、大阪まで出向き、シネ・ヌーヴォで鑑賞。ラジニ様に会いにいってきた。
ラジニカーントが祖父の藩王と出自を知らず町で宝石泥棒をしているおちゃらけた孫の2役を演じる。ヒロインは、現代バージョンが『バーフバリ』のアヌシュカ・シェッティ、過去バージョンがヒンディー語映画界のソーナクシー・シンハ。イギリス統治時代に民衆のために村にダムを造ろうとする藩王の過去パートがなかなか泣けるいい話だった。いつも多少拝金主義っぽいところがあるのだが、今回はその金でダムの建造という大事業をやり遂げた。やっぱりスケールがちがうなあ。パンフレットがなかったのがちょっと残念。ロビーにはラジニさまの祭壇もあった。


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2019年1月11日 (金)

「いきもにあ」初出展!

 年末年始にあまり書き溜められなかったので、時々ストックが尽きてしまう。やっと12月まできたぞ。

 12月1日(土)・2日(日)に神戸のサンボーホールで開催された「いきもにあ」に初出展した。いままで、第1回2015年第2回2017年は一般で参加して、それもとても楽しかったのだけど、出展側になったらまた別の面白さがあった。
 サンボーホールはかつて「そうさく畑」が開催されていたので、よく通っていたが、久しぶりに行ったら、多目的トイレやエレベーターが新設されていて、ちょっとリニューアルされていた。設営するときは、ずいぶん通路を広くとっていて、余裕があるなあと感じたが、いざ開場してみるとすごい人混みで「これくらいでちょうどいい」という様子だった。一般参加は、マンガ同人のようなパンフレット冊子の購入ではなく、チケット制で2日間通し券で前売り700円、当日券1000円だ。客層もマンガ同人誌即売会とはちょっとちがう。濃い人もいるが、あまりオタクっぽくない人もいる。年齢層も広く、子どもや親子連れも若者も熟年層もいる。でも、やっぱりマンガ同人で会う人もいた。

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 我がブースも、今回はコンセプトをしぼって、古代生物と深海生物の関係のみの品揃えにした。そして、この2日間は、アノマロカリスもハルキゲニアもリュウグウノツカイもごく自然に名前をよばれ、マイナーなウィワクシアさえ「この子好きなんです〜」という人がいて、うちの子たちは今まででいちばんたくさん「かわいい」と言ってもらえた。うれしいよ〜 沼津港深海水族館にも行った人が何人かいて、来訪していなくても知っている人が比較的多かった。さすがだ。かくて、切り絵しおりは家内制手工業の手作りなので、部数が少なくて、2日目はずいぶん品揃えが少なくなってしまった。でも、ブースをのぞいてくれる人が多くて、これはブース参加もハマるなあ。

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1日目


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2日目

 ブースは独り参加の人も多かったが、一般参加者が結構多いので、なかなかブースを離れられない。スタッフの人が、トイレや食事ができるよう、「留守番してますよ」と声をかけてくれる。なんて、親切な対応! ありがとうございます。トイレに行かせていただいた。
 前回までの一般参加のようにゆっくりブースを回れないが、博士のおはなしはひとつぐらいは聴きたいので、1日目に長男を店番に呼んで、宇高寛子先生の「ナメクジの世界」に行った。開始15分前に行ったのに、後ろで立ち見になった。すごい! 宇高先生はとっても美人で、ナメクジとは「美女と野獣」のようなカップリングだと思ったが、「いつも一定数「ナメクジは苦手」という人がいますが、今日は手加減せずに話します(要約)」と言い放ち、ナメクジ愛を見せつけてくださった。ホンモノのナメクジも会場に回覧してくれて、外来種と在来種のあるナメクジの種類や、身体の構造、分布などのお話をしてくれた。

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 オモテ稼業の土日連休をとって、2日間参加にしたので、三ノ宮の駅近くにホテルをとって、夜は懇親会にも参加した。まったく知り合いがないので、ちょっと腰がひけていたのだが、たまたま近くにいた出展者やスタッフの方とも楽しくお話できて、また途中に「フラッシュトーク」という参加の研究者の人が手持ち5分ぐらいで自分の研究のプレゼンテーションをするという出し物もあって、楽しく過ごせた。

 そして、「いきもにあ」は来年も開催が決定した。2019年11月30日(土)〜12月1日(日)、サンボーホールだ。公式サイトはこちら

2019年1月 6日 (日)

秋の東京 博物館・原画展巡り −印刷博物館・魔夜峰央展・一条ゆかり展・科博−

 昨年の夏コミで新刊を落としたので、11月25日(日)のCOMITIA126を申し込んでいた。秋はオモテ稼業のイベントも多くて、よくバッティングするので、秋のCOMITIAは久しぶりだ。運良く前日の土曜日も休日になったので、1泊2日で行くことにした。実は、行ってみたい展示が5つあるが、土曜日1日で行けるのはせいぜい3〜4カ所かなと、開館時間・閉館時間、場所を考えながら、朝6時57分発の新幹線で出発した。
 まずは、印刷博物館に向かう。JR飯田橋駅から1kmぐらい、トッパン小石川ビルの中にある企業博物館だ。そこで、「天文学と印刷」という展示が2018年10月20日(日)〜2019年1月20日(日)まで開催されている。15世紀〜16世紀に地動説は活版印刷の普及によって広まった。出版都市ニュルンベルグが築かれ、そこでコペルニクスの地動説が印刷された。……といったこの時代の天文学と印刷技術をとても丁寧に解説されている。後半の展示には日本の江戸時代の天文学や改暦についてもふれられている。10時過ぎに着いて、展示を観おわるのに2時間ほどかかった。会場ではプリントゴッコの要領で多色刷りでカレンダーも作って、持って帰ることができる。図録はちょっと高いけど、さすがに印刷が美しい。それに、綴じが180度にページが開くコデックス装だ。凝っている。Twitterで流れていたこの展示のチラシもとてもステキなデザインだったのだが、会場にも在庫がなかった。残念。


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 昼食後、明治大学米沢嘉博記念図書館で開催されている「魔夜峰央原画展」へ行った。これは10月12日(金)〜2月11日(月祝)まで開催されているが、4期にわけて展示替えがされている。行った時は第2期「短編怪奇マンガ特集」だった。期を合わせて行ったわけではないが、初期の墨ベタが美しい悪魔や化け物は大好き。

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 その後、上野の「旧博物館動物園駅の公開」に向かったら、受付に「今日の整理券は終了しました」と掲示があった。……整理券配布だったのか。Twitterや私の観たネット記事にはそんなことは書いていなかったが、後日確認したら、確かにそんなふうに書いているページもある。見落としていたなあ。それなら戦法を変えたのに。受付に聞いたら、10時に開始して、10時45分に終了したらしい。知らなかった人も多かったらしく、同じように入口でウロウロしていたり、のぞき込んで写真を撮ったりしている人がたくさんいた。入口に地面に頭を突っ込んだ巨大なウサギのオブジェが見える。駅舎内で期間限定のインスタレーション作品の展示を行っているらしい。羊屋白玉って名前は知らないと思ったけど、写真を見ると「あ、瀬戸内国際芸術祭の『指輪ホテル』の人ね」とわかった。公開は、11月23日(金・祝)から2月24日(日)までの金土日なんだけど、もう1回チャレンジできるかな。


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 そこで、予定を変更して、弥生美術館に回って「一条ゆかり展」を観る。会期は9月29日(土)〜12月24日(月祝)までで、カラー原画の一部が前中後期で何枚か入れ替わる。一条ゆかりさんは、画業50周年とのこと。昔、雑誌「りぼん」を回し読みさせてもらっていて、『デザイナー』は大好きだったが、『砂の城』のナタリーにはイライラした。一条ゆかりさんの原画をみるのははじめてじゃないかしら? やっぱり美しい。


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 そして最後に国立科学博物館に行く。ここは金・土曜日が20時までの夜間開館を行っているので、一番最後にしようと思っていたのだ。お目当ては特別展ではなく、企画展「標本づくりの技−職人たちが支える科博−」。期間が9月4日(火)〜11月25日(日)で、あと2日で終わってしまうのだ。入口には、博物館ネタマンガ『へんなものみっけ!』(早良朋著)のキャラの看板もある。以前行った「きのこ!キノコ!木の子」展も標本つくりの工夫がいろいろ展示されていたが、博物館の裏の苦労はつい興味津々になる。せっかく来たので、特別展「日本を変えた千の技術博」も観てきた。昔、家にあったような昭和の家電もあって、ちょっと懐かしかった。

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というわけで、この日は26000歩ぐらい歩いた。ああ、疲れた。

2019年1月 5日 (土)

書籍『維新派・松本雄吉 1946〜1970〜2016』と千鳥文化「維新派アーカイブス」

『維新派・松本雄吉 1946〜1970〜2016』松本雄吉著 リトルモア刊
 自分の同人誌『維新派と旅をした』を印刷屋に入稿して、やれやれと思った昨年10月初旬、『維新派・松本雄吉 1946〜1970〜2016』が届いた。思ったよりデカくて分厚い本だった。維新派解散により、そのサイトは既にミュージアム化しているが、そこのオンラインショップから注文すると特典がつくというので、発行前にネット注文していた。特典は、ドキュメンタリー映像「松本さんと歩く」やヂャンヂャン☆オペラ「路地の蒸気機関車」などを収めたDVDだった。松本雄吉さんは、著書を残していないが、あちこちの雑誌やパンフレットに書いた文章を集めている。また、手書きの演出ノートの一部や、戯曲『蟹殿下』の台本、舞台プランのスケッチブック、いろいろな写真など……、ありとあらゆる雄吉さんがいる。これだけ散らばった資料を集約するのはエラい作業量だっただろうなあと、編集の大変さを想像した。ちょっと通勤電車の読書に持って歩くのはツラいので、熟読はできていないが、机の横に置いて時々パラパラと部分読みをしている。


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 その本の中に、2018年10月25日(木)〜11月25日(日)に住之江区の千鳥文化「維新派アーカイブス」という資料展示イベントが開催されるというチラシが入っていた。たしかLmagaのメーリングリストにも紹介されていた。創作ノートやスケッチブックに残された雄吉さんのイメージイラストなどが展示されるようだ。せっかくなら、石本由美さんのランチも食べたいし、映像上映も観たいし……と思って、週末を選んで行ってみた。場所の千鳥文化は、北加賀屋駅に近い旧千鳥文化住宅で、リニューアルしてもいい軋み具合の家屋である。昼時の食堂はさすがに人が多かった。由美さんも厨房にいて、プレートランチをいただいたあと、恐れ多くも『維新派と旅をした』を1冊お渡しし、少しお話をした。……が、それ以外は会場も周囲も週末とは思えないくらい空いていた。2階の展示スペースでは2〜3人すれ違ったけれどほとんど貸し切り状態だった。松本雄吉さんの企画ノートがたくさん並べられていた。 B5サイズのCAMPUSノートがお好きだったようだ。千鳥文化が思ったより小ぶりだったので、中津のレトロ印刷JAMで開催されているZINE DAY OSAKA に立ち寄り、その後、池田市の石橋のguliguliでの旅する劇団「ランテルナムジカ」の公演に行ってきた。しかし、中津に着いてから、映像上映を観るのを忘れたことに気がついた。あぁ、何のためにわざわざ週末に行ったのよ!
 「維新派アーカイブス」終了後、展示スペースの一部だった資料室は常設になるというアナウンスがあった。
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2019年1月 3日 (木)

三原順原画展「三原順 Four Seasons 〜三原順の四季〜」とStudio Lifeの「舞台版はみだしっ子」

 10月30日(火)〜11月4日(日)まで、大阪市福島区のスタジオクートギャラリーで、「三原順 Four Seasons 〜三原順の四季〜」が開催された。ABCホールでの劇団Studio Lifeの「舞台版はみだしっ子」 の大阪公演11月2日(金)〜4日(日)の日程にあわせて企画されたものだ。2015年には東京で「三原順復活祭」が開催されたが、関西での原画展ははじめて! とってもうれしい! せっかくだから演劇のチケットも取って、どのあたりのストーリーを上演するのか確認するために、事前に花とゆめコミックスの「はみだしっ子」全13巻を再読し復習して、また感涙してしまった。みんないいけど、やっぱりグレアム好きだなあ。
 Studio Lifeは10月2日(金)の初日公演のチケットを取ったので、夕方オモテ稼業の時間休をとって、同じく三原順ファンの友人と原画展会場で待ち合わせて、カフェのカレーをいただいて腹ごしらえ、原画展を観て、歩いて5分ぐらいのABCホールまで移動した。Studio Lifeは、脚本・演出の倉田淳さんだけが女性で、役者はみんな男性という劇団だ。マンガ原作の舞台も多いのだが、関西で上演する機会は少ない。すみません、追っかけていくほどのファンではないので、ずいぶん以前望都さま原作の「11人いる!」を梅田で観ただけだ。「はみだしっ子」も以前に初演して、今回が続編らしいが、初演は東京だけだったので、どんなのだったか知らない。そんな予備知識ほとんどなしの状態だったのだが、舞台は驚くほど原作のイメージに合っていた。舞台のセリフと並行して、脳内で原作のコマが映画のように流れていく。もうバラしていいかな? ストーリーは『残骸踏む音』『そして門の鍵』あたり。8歳や6歳の子どもの役を、少年ではなく、いっぱしの大人が演じるのだが、不思議と違和感がない。舞台劇は場面転換に制約があるのだが、シンプルな舞台がいろいろなシーンに見立てられる。劇団の個性が感じられる。ただ、今回は女性キャラが何人か出てくるのだが、どうしても男性の「女装」だなあと思ってしまう。思えば、「11人いる!」はみんな宇宙人だったので、女性を意識するキャラがなかったから気にならなかったのか。ここで、舞台のパンフとクリアファイルを購入。外に出るとビルの夜景が川面に綺麗に映っていた。
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 翌11月3日・4日は、原画展を企画したごだまさんに声をかけていただいて、原画展の見守りや物販のお手伝いをした。1日原画展会場にいると、たくさんの熱心なファンの様子を見ることができる。お聞きしたなかでは広島や岡山、徳島など遠くから来ている人もいた。やっぱり、西日本のファンは、東京よりも近い関西での開催を待ち望んでいたんだなあと思った。この原画展を企画された「三原順メモリアルホームページ」主宰の立野昧(たてのまい)さんと「三原順Databace」主宰のごだまさんに感謝したい。ギャラリーは決して広くないが、その中を春夏秋冬+クリスマスに分けて、選び抜かれた原画が並んでいる。それをすごく近くから筆の跡、ペンの線を見ることができる。それになんと、この原画展は、遠景撮影・SNS投稿OK!(接写&フラッシュは禁止)今回は図録もあって、展示されている作品とともに出典も明示、初展示の作品も記載されている。コメントが添えられている作品もあり、物忘れが増えてきた我が年代にはありがたい。グッズはクリアファイル3種とめがね拭きとおくすり手帳。おくすり手帳が思った以上に人気だったのはやっぱりファンの年代のせいかしら? またBGMは三原順さんが気に入って仕事場でかけていたカセットから曲を選んで、エンドレスに流していた。
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2019年1月 2日 (水)

「きのこ!キノコ!木の子」展

 雑誌「Newton」でチケットを当たったのに、なかなか行けなかった大阪市立自然史博物館の第49回特別展「きのこ!キノコ!木の子」。7月21日(土)〜10月21日(日)と期間が長いし、以前自然史に行った時、土日だったせいか家族連れで大混雑していて、エラい目にあったので、「平日に行こう」と思っていたら、もうすぐ終わりそうなので、終了3日前に駆け込みで行ってきた。終わりになるほど平日でも混むかな?と思ったら、空いていた。
 実は、夏の「神保町ヴンダーカンマー」で、図録……ではなくて解説書「新版 きのこのヒミツを知るために-観察から始めるきのこ入門-」を先に手に入れていた。しっかり濃く解説をしてくれているのだが、字がいっぱいで地味。それで予感はしていたが、展示も全体的にマジメで地味だった。しかし、大量の乾燥標本と直筆の精密な図譜が見応えがあり、すごかった。菌類研究の歴史もしっかりおさえている。じっくり観るととても時間がかかる展示だった。このきのこ展はフラッシュなしの写真OK、SNSへのアップOKで、「#きのこ展2018 でつぶやいて」と掲示しているが、残念ながらツイートは少なめ。もったいないなあ。

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2019年1月 1日 (火)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、いろいろ公私とも忙しい中に、新刊『維新派と旅をした』、古代生物缶バッジ、アノマロカリスマグカップといろいろ作ってしまい、いろいろ積み残しの片付けが残ってしまいました。ちょっと後半詰め込みすぎた感があるので、年初めは片付けからはじめています。このブログもしばらく昨年の備忘録が続きます。
……といいながら、1月20日(日)は「 文学フリマ京都」 に初出展、2月11日は東京での維新派イベント「阿呆らし屋の鐘が鳴る」に行ってきます。その後の予定は決まっていませんが、このブログ早く現在に追いついていきたいと思いますので、本年も引き続きよろしくお願いします。


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