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2017年9月

2017年9月29日 (金)

【告知】10月1日(日)の「関西コミティア51」に参加します

 10月1日(日)に大阪の天満橋OMMビル2階ABCホールで開催される「関西コミティア51」に参加します。
スペースは、G−20です。

 6年ぶりの新刊『ギョギョっと深海魚』は、夏に東京のコミティアと静岡のSF大会で頒布しましたが、関西では今回が初売りです。24Pの薄い本ですが、許して〜 
 それと、インフォメーションペーパーには間に合わなかったのですが、リュウグウノツカイとシーラカンスの切り絵はがきを創りました。腰痛に阻まれて、新刊と併せてSF大会にお披露目したかったのを断念したものです。ずっと下絵のまま残っていましたが、やっとかたちになりました。オモテのスタンプ欄には消しゴムはんこのオオグチボラを配しました。
 SF大会の静岡土産もありますので、是非お立ち寄りください。

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2017年9月28日 (木)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その4 SF以外の食べ物の話)

 SF話とはそれるが、SF大会は全国各地を巡るので、いろいろ美味しいものをいただく機会がある。
 今回は前日に職場から直行で静岡入り。結局暗くなってから着いたので、荷物をホテルに置いて、近場で夕食を済ませた。お昼を食べそこなったので、駅ナカのお寿司屋さんでちょっと贅沢した。ネタが沼津産、生しらすが売り切れていたけれど、美味しくいただいた。

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 ホテルは素泊まりで、2000円の朝食バイキングはちょっともったいないのでパス。ネットで調べて、駅近のおにぎりやさんに行ってみた。昔の家の玄関土間で食堂やってますというような懐かしい店だった。奥の畳の部屋からはその家の子どもの声がする。素朴なおにぎりと味噌汁と静岡おでんを2本チョイスして380円。


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 お昼は会場に出展しているお店で「特大干し椎茸のステーキ重」。


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 1日目の夜は、参加者の友人とそのお知り合いとで居酒屋に行った。地酒とお刺身と静岡おでんをいただいたが、地酒の何が美味しいか、いろいろ教えてもらったし、酔っ払っていただいたのにうろ覚え。いい加減なことは書けないないので、また修行します。

 2日目の朝は、駅ナカのお店でだし茶漬け。これも割とリーズナブル。
翌日のランチは昨日の隣の店でもつカレーを食べようと思ったけど、売り切れだった。というか、1時30分ごろだったのでほとんど何もなく、結局食べ損ねて適当にお菓子をつまむ。

2017年9月27日 (水)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その3・企画以外)

 SF大会での毎年の動向として、まずディーラーズルームに出展している。昔はSFマンガも描いていたが、すっかりエッセイマンガしか描けない身体になってしまった。最近はカンブリア生物や深海生物の切り絵しおりに入れ込んでいて、「これのどこがSFやねん?」と、まわりのまっとうなファンジンに囲まれて申し訳ない思いがあるけれど、懐がひろいSFファンのおかげで、楽しい会話をさせていただいている。今年は『ギョギョっと深海魚』というタイトルの薄い新刊を出すことが出来た。
やっぱり静岡だし、沼津深海水族館もあるし、今年創らなくていつ創る?!と思ったが、この原稿を印刷所に出稿したとたん腰痛になった。あぁ。

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 また毎年、何枚か『時刊新聞』に投稿をしている。『時刊新聞』も自主企画のひとつで、リソグラフを持ち込み、参加者から記事を募りながら、イベント期間中新聞を出し続ける耐久レースのような企画なのだ。ディーラーズのブースやホテルで描いては持ち込んでいる。ああ、それからシール企画にも参加した。参加グッズにシール帳がついていて。みんなでシール交換をするのだ。今年は新しいシールを創った。


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 これ以外も、ディーラーズに居ると、隣で加藤直之さんがライブペインティングをしてるし、通路の向こうでサイン会が始まってるし、近くでヒゲキタさんの3Dシアターもやってるし、ゲストさんが通りかかるし、物販も近いし、いろいろと飽きない。とはいえ、今年は比較的まったりとした参加だった。

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 来年の第57回日本SF大会は、7月21日〜22日に水上温泉ホテル聚楽で開催される。なので「ジュラコン」。すでにホームページもできている。水上温泉は、1988年に武田さんが実行委員長だったときに第27回大会Mig−CONが開催された。その時のホテルは松乃井だったらしい。私は……どうやらその時は不参加だったような気がする

2017年9月26日 (火)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その2・企画参加)

 毎回SF大会はパラレルワールドのように10個以上のプログラムが並行して進行している。グランシップはこのように、SF大会に占拠されている。1階の大ホール・中ホールは一般開放エリア、2階以上のフロアーは参加者のみ入場できる。

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「SF古代生物の部屋」毎回、おたくな学芸員さんたちが自分たちの情熱をほとばしらせて語っている。今年は、ドンブラコンで静岡なので、海ものということで、須磨海浜水族園のヒーロー・キャンシャリアンを生み出した絵の達者なもと学芸員(だいたいフィールドワークとか観察をするので、絵の上手な人が多い)さんをゲストに立ち見が出るほどの賑わいだった。来年はその名も「ジュラコン」で、チラシは永野のりこさんの描く発掘少年なので「これは受けてたたねば」と主宰者は燃えている。
「日本SF図書館員協会 第17回総会」SF大会に紛れ込んでいる図書館関係者の密やかな総会。主宰者が「今年はゆっくり温泉に浸かりたい」とパスした年もあるけれど、もうすでに17回。毎年ネタを振りながら活動報告というようなものを順番にしゃべって行くだけだが、SF者なので、みんな見方がやや斜め。中身はオフレコ企画なのでSNSではナイショ。
「白井弓子×西島大介対談〜私はあきらめない〜」「ディエンビエンフー」で惚れ込んだ西島さんはSF大会には常連なので、きっと参加するだろうとふんでいた。デビュー前から知っていた白井弓子さんはコミティアの常連ではあるけれど、SF大会は今まで参加されていなかったと思う。が、日本SF大賞をとったからには、きっとSF大会には参加してくれるだろうなあと信じていた。すると、日本のSF大会よりもワールドコンに先に参加してしていた。すごいよ〜 というわけで、私の好きなおふたりをそろって拝見できるプログラムが企画された。このふたりの共通点は、どちらも雑誌「IKKI」に連載していて、途中から単行本書き下ろしに移った(「地下に潜った」という表現を使っていた)ということ。その時の編集さんも交えて、その当時の裏話などもお聞きした。その後、サイン会もあって、白井さんに『イワとニキの新婚旅行』(会場で購入しようと控えていた)にサインをいただいた。西島さんの本は、つい『ディエンビエンフー TRUE END』まで全部買ってしまっていて、当日持ってくるのも忘れた〜(>_<)
 ほか、今年はオープニングに続いて「星雲賞授賞式」があった。星雲賞は事前に発表されていたが、今年は珍しく海外長編部門の作者のピーター・トライアスさんが来日して、直接受賞式に参加した。なんせ、『ユナイティッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の作者なので、喜んで来日してくれたのかなあと思ってしまった。
 閉会式では、暗黒星雲賞ほか各賞の受賞に沸き、キョーレツな個性の草野原々さんが星雲賞の日本短編部門につづいて、センス・オブ・ジェンダー賞、暗黒星雲賞のゲスト部門のトリプル受賞をした。「ジュラコン」告知の素晴らしい歌声は、池澤春菜さんが「才能の無駄遣い」と賞賛した。

2017年9月25日 (月)

第56回日本SF大会ドンブラコンLL(その1・前哨)

 日にちが前後するが、取り急ぎこの夏のSF大会レポートを先に記しておく。
 今年の日本SF大会は、8月26日(土)〜27日(日)に、静岡市の静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」で開催された。その名も「ドンブラコンLL」。グランシップが会場になるのは、これで2回目。前回は、2011年9月3日(土)〜4日(日)に台風の中で開催された「ドンブラコンL」だった。
幸い、今年は良い天気。しかし、個人的に思わぬ緊急事態!! お盆前に腰痛を発症し、いつもは1週間ほど腰を曲げたり重い物を持ったりを用心していたら、なんとなく治ってしまうのだが、今回は出勤はできるものの、2週間経っても痛いし、お医者に行って湿布をもらって、腰椎を伸ばすリハビリもやった。ようやく治まってきたので、行けると判断をした。ただし、いろいろ欲張らずに、楽ちんさをお金で買った。宿はもともと静岡駅前のホテルを確保していたし、荷物は宅配便を大いに活用した。会場には静岡の地酒や地ビールの店も出店していたが、飲酒は夕食だけに節制した。
 SF大会はここ20年以上ずっと夏の家族旅行(毎年ではないが)だったが、子どもが大きくなるとそれぞれの予定が入り、父ちゃんもミツバチ族を再開して、昨年今年とひとり参加だった。家族との調整がいらないので、とりあえず前年の大会で申込み完了! ……こうしてSF大会は年々平均年齢が上がっていくのね……
 というわけで、グランシップ再び。いちおう静岡には歓迎されているようである。

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2017年9月24日 (日)

「文学フリマ」初体験

 全国各地に「文学フリマ」という同人誌即売会があることは数年前から知っていた。最寄りの大阪は南の方であるので近いようで遠いしなあ……と思っていたら、今年の初めに京都で初めて開催されたのだが、体調不良で家で寝込んでいて行けなかった。この5月7日、ちょうどコミティアの翌日に「文学フリマ東京」が、開催されていたので、一般で初めて行ってみた。
 「文学フリマ東京」は文フリの中でも一番の老舗で、パンフレットによると、2002年から15年目、現在は年2回の開催で、この5月で第24回目になる。他にも、大阪、京都、前橋、福岡、岩手、札幌、金沢で開催されている。東京がいちばん大きくて約800ブース。会場は、昔はコミケやコミティアも使っていた懐かしの東京流通センター(TRC)。行くのはずいぶん久しぶりだ。11時開始前に会場に着いたら、なんかすごい列があってビックリしたが、それは別のマンガ同人誌即売会の待機列だった。それでも、文フリの方も開始時間前になるとそこそこの人数が並んできた。ああ、でもやっぱり参加者の年齢層もちょっと高め。コミティアとSF大会の中間くらい。

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 簡単にいえば、文章系に特化した同人誌即売会だが、タイトルどおり文学ばかりかと思えば、ずいぶん幅が広い。出展条件は「自分が文学と信じるもの」とあり、コミケの小説や評論ジャンル、SF大会のディーラーズルームで見かけるサークルさんもいる。ここでしか見かけないような純文学、詩、川柳、短歌、俳句のサークルも多く、大学の文芸部も来ている。マンガもあるが、マンガというジャンルはなく、エッセイや旅行記などのルポ、詩・イラストなどに混じっている。普段こんな即売会では見かけないようなあまりおたくに見えないご年配の人(SF大会は除く)もいる。800スペースはちょうど回りやすい大きさで、人混みもそれほどではなく、ついいろいろとお買い物をしてしまった。ケータリングで入っているカレー屋さんやカフェのコーヒーも美味しくて、ついゆったりしてしまった。
 詳しくは、ホームページがあるので、こちらをどうぞ。

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2017年9月23日 (土)

GWの美術展巡り 大英自然史博物館展

 もうひとつ、3月18日〜6月11日に国立科学博物館で開催されていた「大英自然史博物館展」。始祖鳥の化石が観られる、現地の常設展にない展示物がたくさん来る、日本では東京だけで巡回がない、ということで、はじめから目をつけていた。その上、ネットでGWは21時まで開館していて、18時以降の入館ならドードーのステッカーがもらえるというインフォメーションを目にしたので、コミティアの後、ホテルに荷物を置いてから向かうことにした。

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 以前はGWの昼間だと2時間待ちといった列もあったけど、今回は待ち時間なしで入場した。しかし、会場内はそこそこ人がいた。科博の特別展会場は何度か来たけれど、今回は照明を落として重厚でアカデミックな雰囲気が醸し出されていて、とてもステキ。また、フラッシュは禁止だけど、写真はOKという太っ腹。でも、この暗さでは、図録を買ったほうがきっといい写真がある。その図録も、クラシックに装丁も凝っていて、解説も詳しく、いうことなし。
 会場の雰囲気だけでも大満足だったけれど、展示品は多種多様で、長い歴史に積み上げられた博物学の集大成だ。化石、剥製、隕石や鉱物、地図や記録……、あげればキリがないけど、フツーに一番の有名どころは始祖鳥の化石だろう。始祖鳥の化石って1点だけじゃなくて、いくつもあったんだ。今回展示されたのは、最初に骨格標本が報告された「ロンドン標本」とよばれるもの。他にもモア鳥の全身骨格、ダーウィンのペットだったゾウガメ、ドードーの足の骨、南極や日本で採取した標本などもある。
 一部では始祖鳥より期待されてたピルトダウン人の骨もやってきた。科学史に残る捏造事件として有名とはいえ、あまり詳しく知らなかったので、今回の記事を書くにあたってネットで裏取りをしていたら、科博の副館長であり人類研究部部長の篠田謙一博士の「ピルトダウン人の真実」と題した記念講演会がYouTubeにあがっていた。展示開始まもなくの3月25日に開催されたらしい。45分の講演だったが、とても面白くて、つい全部聴いてしまった。この展示の企画は2015年から始まっていて、「大英博物館の貸出リストにピルトダウン人がなければ人類研究部がこの展示に携わることは無かった」らしい。「博物館はニセ物でも記録は捨てない。だから収納庫がいっぱいになる」……ああ、わかるわ。
 特別展は十分楽しめたが、夜間入場では、レストランのコラボメニューはすべて売り切れていた。でも、飲み物には特別展仕様のコースターが着いていた。常設展はほとんど回る時間が無かった。常設展と併せてゆっくり楽しみたいのなら、やっぱり朝から1日必要かなあ。

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2017年9月22日 (金)

GWの美術展巡り 草間彌生 わが永遠の魂展

 会期は2月22日〜5月22日と少しずれるけれど、「ミュシャ展」と並列で開催されていた「草間彌生 わが永遠の魂」展も行ってきた。昼過ぎにミュシャ展を観終わったので、もういちどチケット売り場に行って、草間彌生展のチケットを購入した。片方の半券を提示すれば、少し割引にもなる。こちらも大盛況だった。色鮮やかな水玉が目に焼き付く草間彌生だが、水玉だけの人じゃなかった。子どもの頃からメンタルな病を抱えていたり、学生時代は京都で美術を学んでいたり、若くして渡米して海外でのほうが有名になったり、すごく熱い人生を歩んできたようだ。御年90歳近いはずだが、そのエネルギーに圧倒される。今回の展示も部屋の中におさまらず、屋外にカボチャがあったり、参加者が水玉シール貼り付けていく参加型インスタレーションがロビーにあったり、美術館のまわりの樹木にも水玉の布がまかれている。絵画ばかりでなく、鏡を用いた暗い部屋で小さな明かりが揺らめく「生命の輝きに満ちて」も印象的だった。
 そして、ミュシャ展とあわせてのスーベニール、レジ待ち30分の列……、すごすご退散。

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2017年9月16日 (土)

GWの美術展巡り ミュシャ展

 すっかり4ヶ月ほど、新刊のお知らせ以外に沈没してしまった。ほとんど備忘録となっているのでその間のイベントについて、いくつか書いていきたい。

 ということで、去る5月のGWに東京遠征をして、いくつかのイベントに行ったけれど、最も行きたかったのが、これ! 3月8日〜6月5日まで国立新美術館で開催されていた「ミュシャ展」だ。
 ずいぶん前に関西でミュシャの展示があったとき、図録で「スラブ叙事詩」という作品があることを知った。その絵柄が、有名なアールヌーボー調のデザイン的なポスターの美女よりも自分好みだったので、すごく印象に残っていた。どこかの寺院かお城にあるらしいので、現地に行っても観ることはできないだろうなあと思っていたのに、日本に来るなんて! それも全点!! いや〜、信じられない!!! でも、本当にうれしい!!!!
 今回の図録は大きいし、重たいし、書店売りしていたので、ごめん、大阪で先に買っちゃった。併せて、昔の図録を掘り起こしてみた。以前観たのは1983年の「アルフォンス・ミュシャ展」。3月の東京を皮切りに全国8カ所で開催されていた。関西では京都と大阪の高島屋で開催されていたので、どっちかで観たのだろう。(どっちか忘れた)でも、よく図録を見ると、あれ?違うよ。「習作」として数点紹介されている。同じような構図だが、どれもこれもちょっと違う。完成された作品は、写真に撮れなかったのか。


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 というわけで、約30年分の期待がこもっていたのだが、ネットで下調べしていると、連日待ち時間が2時間3時間と、特に土日がものすごい人出のようだ。こりゃ、GWは思いやられると悩んだが、土日祝出勤もあるので、休日をずらして連休明けの平日1日を確保してほぼ開館時間に行った。すると、同じようにウラをかこうとした人がたくさんいたのか、それでも20分ほど入場待ちがあった。ただ、「スラブ叙事詩」は6メートルやら8メートルやらやたらデカいので、展示フロアーも少し離れて全体を見渡せるように広くとっている。フロアーは人だかりだったけど、床の見えるスペースがあるので、まだマシだったんだろうなあ。せっかくだから、音声ガイドで説明を聞きながら観ることにした。解説の文字が小さくて近寄れない場合もあったので、ありがたかった。
 ミュシャの絵、よくみると真っ黒というのが無い。黒い服も夜も闇も、深い青だったり濃い緑だったりグレーだったりする。それに、贅沢な空間と細かな描写が同居し、ドラマチックな大きな構図の中に絵を読ませるシーンを1枚にいくつも散らしている。うまいなあ、いいなあ。いや、ほんまもんを観ることができて、幸せだった。

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