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2016年11月18日 (金)

演劇「日輪の翼」

 2年ほど前からやなぎみわさんは「ステージトレーラープロジェクト」を発動し(いや、もっと以前から準備をされていたと思うが)、台湾のデコトラを輸入して、それで演劇をやる準備をしていた。昨年のパラソフィアでもその舞台車がお目見えしていた。blogを繰ってみると、2015年3月9日4月12日にその姿を見ている。
 その頃から、いったいどんな演劇をするのだろうと思っていたが、その演目「日輪の翼」が今年になっていよいよ始動した。横浜、新宮、高松、そして大阪。原作の中上健次の小説のように、全国各地を流れていく。しかし、原作と舞台は似て非なるもの。原作の小説もつられて読んだが、どちらかといえばそんなにヤマ場のないロードムービーのようなストーリーだが、それを横糸に同じ中上健次の『千年の愉楽』『紀伊物語』を縦糸に織り込んで、色鮮やかなダイナミックな舞台が広がる。これはもう、舞台演劇に精通した演出と脚本の勝利!(いや、原作もよいのだが) どのシーンも観ていてうっとりする。オバたちのかけあいもいいし、ツヨシら若い衆は自由奔放だがオバたちの世話もよくしている。この不思議な関係。間に入る猥雑で艶美な歌やタップダンス、パフォーマンスも印象的。私は田中さんのアクの強さも目を惹いた。そして、なんと言っても、あのラスト! あんな終わり方は観たことなかった! そして何もなくなってしまった……言ったらネタバレになるか? 来年のもしかしたら上演があるかもしれないので、是非、直に観て驚いてほしい。
 高松公演を観たあと、とても良かったので、違う場所でみたらまた違う感じかもしれないと思って、翌週の大阪公演の千秋楽のチケットをとった。大阪住之江区の北加賀屋にあるクリエィティブセンター大阪。海のそばの駐車場の端っこに劇場が設営されていた。高松はまだ、舞台の奥に街のビルが見えたけど、それ以上に周囲には何もない。雨がふるかもと思ったら持ちこたえ、夜風が気持ちよく、夜は闇ではなく色彩をもつことを実感した。自由席で、座る位置によっても見え方がちがう。野外劇の常で荒天中止、雨も雷も心配だし、ポールかクレーンでつるした布での空中パフォーマンスは風速?メートルだかで中止になるということだったが、全9回中止されることなく上演された。


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