書籍『インド映画完全ガイド 〜マサラムービーから新感覚インド映画〜』
インドつながりで、本を2冊紹介しよう。その1冊目。
『インド映画完全ガイド 〜マサラムービーから新感覚インド映画〜』 松岡環 監修・編 (世界文化社)2015年10月刊
これは本屋の棚で偶然見つけた。なんかインド映画だけの本ってずいぶん久しぶり?と、喜んで買った。家に帰って、本棚を探してみたら、2000年発行の『インド映画にゾッコン』野火杏子著(出帆新社)があったので、実に15年ぶり? まあ、その間には『ナマステ・ボリウッド』などの雑誌もあったけど、これは書店売りされていないし。その2年前の1998年に、私がヒンディー語をちょっと習ってた浜田努先生が書かれた『シネマジック・インディア インド映画おもしろBOOK』(アジア映画社)という本もあるけど、これも地方小出版(神戸の出版社)でおそらく書店売りはほとんどされていない。カラーがいっぱいの立派な本ができて、成長した息子?をみるようで、今度こそインド映画が日本に定着してほしい。
内容はというと前半のタイトルや男優・女優の紹介は、最近の劇場公開された映画を観ていたらそれほど目新しい情報はないのだが、後半のマラーティー語、テルグ語、タミル語、カンナダ語、マーラーヤラム語などの映画状況やインド映画の歴史、周辺情報としての宗教や政治風刺、音楽、ファッションなどの記事やデータが面白い。他にも映画祭の時に公開された作品もあるので、それも含めてほしかったなあ。
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