2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 2015年8月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月

2015年10月23日 (金)

小説『エクソダス症候群』

『エクソダス症候群』宮内悠介著 (東京創元社)
 惑星間精神医学という医学分野があり、火星にある精神病院のゾネンシュタイン病院を舞台に話は展開する。地球から帰還した医師カズキ・クロネンバーグは、このカバラの“生命の樹”を模したゾネンシュタイン病院に赴任する。25年前、父(正確には養父)のイツキ・クラウジウスがこの病院にいたとき、何が起こったのか? 第5棟特殊病棟で何が行われていたのか? 最古の患者、チャーリー・D・ポップは何を知っているのか? ストーリーはミステリアスに展開する。
 宮内さんの小説は、『盤上の夜』『ヨハネスブルクの天使たち』も読んだけれど、とても静謐な空間が漂う。戦争や暴動が起ころうが、ロボットが塔から何体も何度も落ちようが、エキサイティングな騒がしさが感じられない。冷えた音の無い空間で、淡々と事象が語られる……という不思議な感じ。それがかえってぞくぞくする。そのぞくぞく感は、麻薬っぽい。

2015年10月22日 (木)

【告知】10月25日(日)京都国際マンガミュージアム「Artmade(アートメイド)」に参加します

10月25日(日)に、京都国際マンガミュージアムで開催される「Artmade(アートメイド)」に参加します。通常の即売会と違って、オリジナルマンガ、アート作品・手作り雑貨、アクセサリー、服飾系イベントと銘打って、マンガ同人誌もあるが、どちらかというとGOODSの方が多いこじんまりとした即売会です。スペースはA-04です。オモテ稼業の繁忙で新作切り絵しおりはビミョ〜なのですが、しばらく封印していた秋もしおりを持っていきます。おまけのハロウィンお菓子も用意しました。どうぞ、お立ち寄りください。

 さて、「Artmade(アートメイド)」の参加はこれで3回目である。
イベント自体は5回目にあたり、初回から参加していたサークルの人は、「1回目2回目はとても盛況だった」という。3回目以降、私の感じるところではその雰囲気は味わえていない。今回もサークル参加は20サークルちょっと。スペースとしては32スペースの配置図だ。確認するのを忘れたが、今回の開催は25日と下旬なので、マンガミュージアムのHPも1日からなら3週間以上周知されていたかな? トップの展示・イベントはUP順でなくて、開催日の直近順か、ソートをかけられるようにしてほしいなあ。開催日近くなると、どんどん下の方に埋もれていって、表示されなくなる可能性もある。一般参加の人がどれだけ来てくれるだろう? 心配だ。10月5日に開催された関西コミティアで、チラシ置き場にチラシが設置されていたので、私も知り合いにわたそうと数枚持って帰った。当日、マンガミュージアムはいろいろな展示も開催されている。いい季節なので、紅葉(まだ早いが)がてら、ぜひ訪れてもらいたい。

2015年10月21日 (水)

第54回日本SF大会「米魂」その2:2日目とオプショナルツアー

 2日目。コンパックなどで深酒した人も多々いるだろうに、みんな朝から元気だ。まず、時刊新聞社に記事を届けて、ディーラーズルームのブース開店。9時30分からの企画に、「『世界の終わりのいずこねこ』とは何か?〜SF×idol映画の最前線〜」というのがあり、28日にガイナックスシアターで観た映画のウラ話が聞けるかな?と思って行ってみた。西島大介さんと大森望さんとSFMの塩澤快浩さんが登壇していた。大森さんはもちろんだが、西島さん、よくしゃべる。映画ではそんなにとても上手いわけではないけど味のある演技もするし、けっこうステージのパフォーマンスも平気なのかもしれない。いずこねこの主人公の子は、もうidol業界からは姿が消えているらしい。idolは儚い。あの撮影地は、栃木県の製糸場の廃墟で、よく撮影につかわれているとか。
 そのあと、ディーラーズにもどると、1日目より忙しく、近くの書籍売り場で藤井太洋さんがサイン会をやってるのを横目で見ながら、なかなかブースを離れられないうちに、終了時間になって去っていかれた。思えば、こいこんの時も、パオロ・バチガルピさんのサインをいただいて、同じ時間枠の太洋さんの列に並び損ねたのだ。2度目の残念。そのあとディーラーズルームの都築由浩さんのブースで、Twitterで見て狙っていた『水玉螢之丞画業集成 雑誌編ver.1.0』を購入。なんやかやで2枠の企画時間にだいぶ遅れてしまったので、途中から肩の凝らない「アオイホノオの裏側」に入って、後ろ半分ぐらいを拝聴した。一本木蛮さんと赤井孝美さんと山賀博之さんと大森望さんが昔話は、みんな自分とアバウト同年代なので、よくわかる。その後の休憩時間はまたディーラーズへ。次の枠の間は、そのまま遅い昼食をとって、多目的ルームをゆっくりまわって、おみやげを仕入れて、そのままディーラーズの片付けまでまったりとしていた。
 宅配を出した後、遅れて閉会式に入って、通路にかがんだら、なんと横に藤井太洋さんがいた! なんで席に座らずにこんなところにいるんだろう?と思いながら、暗黒星雲賞の発表を聞いていたが、ゲスト部門をめでたく受賞したのだと終わってから知った。その暗黒星雲賞の主宰者・加藤さんが、めでたく第1回の「柴野拓美記念日本SFファンダム賞(柴野拓美章)」を受賞した。記念メダルと副賞はハインラインのサイン! 
 無事、米魂終幕。来年は三重県の志摩で7月9日〜10日「いせしまこん」の開催だ。

 さて、おまけで、翌日の8月31日、米魂オプショナルツアーがあった。空自の美保基地と陸自の米子駐屯地の予定だったが、陸自の見学が先方の都合で中止となり、後半はミステリーツアーとなった。(といっても方向的に境港の水木しげるロードになったのは、ほとんど自明だったが) 自衛隊の基地は航空祭の時に小松と岐阜に行ったことはあるけれど、今回はそんなお祭りの時とはちがう普段の様子を観ることができてとてもよかった。広報の自衛官がついて、SFな人たちのディープな質問にも答えてくださり、きれいな写真満載のパンフレットももらって、管制塔やエプロンを回って、輸送機の中にも入らせてもらい、あちこち写真を撮りまくり。隊員食堂で隊員に混じって昼食をいただき、最後に基地内のコンビニに行くと、一等空士・備前愛梨という萌えキャラもいて、自衛隊グッズや美保基地仕様のおみやげお菓子がいっぱいという周到さ。おたくな欲求を充分満足させて、帰途についたのだった。

米魂仕様の新作切り絵しおり
Img_1539


『水玉螢之丞画業集成 雑誌編ver.1.0』
Img_1610


米子駅の歓迎の看板
Img_1653


2015年10月20日 (火)

第54回日本SF大会「米魂」その1:前日と1日目

 今年のSF大会は、8月29日(土)、30日(日)に鳥取県米子市の米子コンベンションセンター、米子市文化ホールにて開催された。今年はなんといっても久しぶりにコブなしのひとり参加だ。思い起こせば、1999年の「やねこん」以来か。前後の休日も確保して、空自の美保基地と陸自の駐屯地見学の米魂オプショナルツアー申込み、米子駅前のホテルを3連泊確保して、準備万端! ……というわけにはいかず、オモテ稼業がビミョ〜な状況で、悪くすりゃ前後が休日出勤かも?ということで、アシの確保ができない。出勤なら28日は大阪-米子間の長距離バス最終便か?と思っていたのだが、なんとか前日も休めるということになった。やれやれ。8月28日当日、京都-米子間の長距離バスチケットをとって、昼頃出発夕方着。意外とバスは直前でも大丈夫なんだ。身軽な独り身でよかった〜。
 さて、米子駅に着いて、駅前ホテルに荷物を置いてから、お友だちイベントのガイナックスシアターでの「SF×idol〜’10年代最新カルトSFアイドル映画セレクション〜」に行く。「世界の終わりのいずこねこ」「BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー」の2本を交互に上映している。「いずこねこ」には、コミカライズして、共同脚本も作ったマンガ家の西島大介さんも先生役で出演している。思ったよりSFっぽい。この撮影地の廃墟はどこ?と、別なところも気になってしまう。「BELLRING……」は、いかにもインディーズっぽいちょっとおいおいな、おどろくべき作品。閉館した吉祥寺バウスシアターで撮影したとのことだが、昔、ここに映画を観にいったことがあるなあ。しかし、観客はほとんど2〜3人から貸切状態で、いいのか?
 
 さて、SF大会第1日目、ディーラーズルーム設営のため、早めに会場に到着。ディーラーズルームは多目的ホールに位置していて、目の前に扇風機を配備したヒゲきたさんの3Dプラネタリウムが鎮座している。加藤直之さんのライブペインティングもやってるし、大河原邦男さんデザインの消防車もある。今回は時刊新聞社もすぐそばなので、記事の投稿も楽だわ。多目的ホールでも企画もいろいろあるし、ここだけでも相当密度が濃い。ディーラーズルームは企画の時間になると人が引くので、私も無人販売にして、あちこちうろつく。今年は企画と企画の間は30分間があいているので、その間はできるだけブースにいるようにした。
 企画一発目の枠におなじみの「日本SF図書館員協会第15回総会」があった。関東の人にとっては地の果てであろう(失礼)米子に、主宰者のペンギンさんはじめとする毎年おなじみの人も、地元の初めての人もいっしょに集って、悪の秘密結社の活動報告を行った。
 ヒゲきたさんのプラネタリウムの中から、時々どよめきが聞こえるので、「いったい何が起こっているの?」と気になって、次の企画枠の間に、つい私も早々に観てしまった。いちばんウケていた「3Dの巨人」は、本人のプッシュもあり、見事暗黒星雲賞の企画部門を受賞した。
 多目的ホールのロビーでは、「ピアニート公爵のトーク&コンサートin米子」が披かれてた。いままで機会を逸していたので、鑑賞した。普段は楚々した風情でフツウのクラシックコンサートをされているのだろうと思うが、この場ではとても楽しそうにたくさんオタク話を間に入れて、オタクなメロディーを美しい音色で披露していた。うん、どの業界にもオタクはいるのだなあ。
 1日目はディーラーズが16時でクローズになるので、閉店作業を行い、となりの米子市文化ホールで行われる「星雲賞授与式」に向かう。日本長編部門受賞の藤井太洋さんは、受賞コメントで主人公の名前をド忘れしてしまい、笑いを取って、暗黒星雲賞のゲスト部門とのダブル受賞となった。アート部門は故水玉螢之丞さん、ダンナさまのコメントがしみじみと良かった。自由部門はドラマ24「アオイホノオ」、島本和彦さんのビデオレターのノリがすごかった。
 18時30分からは、多目的ホールで「交流タイム〜なおらい〜」。参加者全員で飲み食いおしゃべり。昔のコクランミコンの苦い経験(食べるものがほとんどない)があるので、あまり期待していなかったが、あらかじめ「おつまみ程度」と伝わっていたので、みなさん、がっつくこともなく、美味しく飲み食いしながら、なごやかにすごしていた。途中から日本SF図書館員協会のペンギンさんにおさそいいただき、居酒屋へ脱出した。
 その後、ホテルに帰って、時刊新聞の投稿原稿を作成した。

「ガイナックスシアター」
Img_1590

米子コンベンションセンター
Img_1604


「ピアニート公爵のトーク&コンサートin米子」
Img_1612

「星雲賞授与式」
Img_1628


時刊新聞の投稿記事作成中
Img_1637


2015年10月19日 (月)

越後妻有アートトリエンナーレ2015 大地の芸術祭

もう10月も下旬になりなんとする。書きたいblogネタも溜まっているのに、時間が無い状態が2ヶ月近くになってしまった。まずは、遅ればせ夏のイベントから。
 以前告知したように夏コミ続きで「越後妻有アートトリエンナーレ2015 大地の芸術祭」(以下、大地の芸術祭)に行ってきた。大地の芸術祭は、2000年から始まって、今回で6回目。昨今あちこちである自然の中で地域復興をあわせた芸術祭の先駆けでもあり、以前からウワサは聞いていた。休みの日程がとれないのと、現地のアシがないのとで、逡巡していたが、今回やっと訪れることができた。昨今、パスポートの購入も、バスツアーの申込みも、ホテル探しもパソコンで出来てしまうので、大変ありがたく、夜中にひっそり検索して計画をたてた。
 さて、バスツアーは、北回りと南回りと2日に分けて、主だった作品と新しい作品をいくつか回る。
他にもダイジェストに1日で回るツアーやゾーンに分けて巡回バスもあったりするが、作品と作品の距離が「車で○分」なので、車があった方がきめ細やかに回れる。でも、なかなか細い道があって、案内板もないところもあるので、初めての運転はたいへんだろうなあ。バスツアーは効率的に回ってくれるが、それでもパスポートに載っている作品の半分にも満たない。他にも期日限定のイベントがあったり、充分楽しむには休みの日と自在に回れる車があれば際限がない。
 北回りコースでは、閉校となった校舎全体を使って土の空間を創り上げた「もぐらの家」、茅葺き民家でやきもの美術館でも昼食もおいしかった「うぶすなの家」、天井の窓が開く「光の館」、家全体を彫り上げた「脱皮する家」、家全体をコーティングした「コロッケハウス」、鏡の「ドクターズハウス」、やわらかなはさみや農具のある「つんねの家」、暗い空間に儚い泡がわき出る(写真に撮れないのが残念)大巻伸嗣作品、あちこちに作品があって散策できるまつだい「農舞台」と、盛りだくさん。
 南コースも、廃校を田島征三が絵本空間にした「絵本と木の実の美術館」、十市駅にあるかまぼこ型倉庫のジミー・リャオの絵本作品、廃校体育館の大型作品群「清津倉庫美術館」、川沿いに鋼の板が林立する「ポチュムキン」「土石流のモニュメント」を車窓から観て、空家に黒い糸を張り巡らせた「家の記憶」、あの世との境のような廃校の「最後の教室」「夢の家」「収穫の家」等の空き家作品を観て、最後に十日町市の街中の越後妻有里山現代美術館「キナ-レ」を自由見学と、これまた盛りだくさん。
 天気は雨にならないように祈っていたが、残念ながら北回りの前半は雨模様、南回りも途中少し雨が降った。でも、雨に濡れた緑がきれいで、霞がかった山なみも美しい。雨もあまりきつくなく、曇り空で暑さもやわらいでいたので、かえって良かったかも。
 というわけで、景観も作品も絵になるものがいっぱいあって、写真に撮りまくりの密度の濃い2日だった。
 今回は計画を立てるのが遅かったので、越後湯沢駅前に宿をとったが、次はエリア内のどこかに宿をとって、3〜4日でマイナーなところもウダウダと行ってみないなあ……(また行く気か)

パスポート、公式ガイドブック、マップ
Img_1523

「もぐらの家」
Img_1551

「うぶすなの家」の昼食
Img_1553

「光の家」の天窓 曇り空なのに明るい
Img_1554


2015年10月 4日 (日)

【告知】10月4日関西コミティアに参加します

 とうとう、9月はひとつも記事を書けずに過ぎていってしまった。連日10時まで残業で、帰るのが12時前後で、我が家はほとんど父子家庭状態。プライベートもいろいろあって、机に座ったり、パソコンで長文を打つことはほとんど出来なかった。ああ、こうやって今年も過ぎていくのね。

 さて、すでに今日になってしまったが、「関西コミティア47」に参加します。スペースは、F-22 です。ほぼ会場の真ん中へん。こんな状態なので、新刊どころか、切り絵しおりもペーパーも新作はないのですが、米子のSF大会に出したきりの百鬼夜行切り絵しおりが3種あります。妖怪・お化け好きな人は見に来てください。お待ちしています。


Img_1539


« 2015年8月 | トップページ | 2015年11月 »