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2015年8月

2015年8月14日 (金)

マンガ『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』

『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』 オーサ・イェークストロム著 (メディア・ファクトリー)
 日本のマンガやアニメが好きで、日本にやってきたスェーデン女子の4コマコミックエッセイ。これも、ネット配信が先で、後で紙の本になったようだ。なんと、COMITIA(コミティア)にも参加していたらしい。
 ヨーロッパで日本アニメが人気だとはきいていたけれど、それを観ていて「旅行に行くなら日本へ!」と思ってくれる外国人に人は実はけっこういるかもしれない。だけど、日本語覚えて、日本に住んで、更にマンガを描きたいと思う人はそういないだろう。(と思う) それを実行してしまう希有なこの人。いや、その実行力に脱帽。すごいです。パチハチ(拍手)
 先に読んだ『中国嫁日記』の月ちゃんとも比べてしまい、育った国や環境が違うと、日本のここにビックリ!という視点もちょっとちがうなあとも思うけど、日本の生活だって地域によって、人によっていろいろ違うので、世界は多様性だよなあ。
 なんと、9月に第2巻が出版されるようだ。

2015年8月12日 (水)

【告知】コミックマーケット88参加と越後妻有大地の芸術祭

 さて、毎年恒例の夏コミが近づいてきた。なぜか、夏コミはスペースがとれて、冬コミは落選3回、オモテ稼業のため申込みをしなかったので4年ほど連続してご縁がない。今年も冬は諸事情により申込みをしないので、ここ5年ほどコミケは年1回が続いている。パンフも書店売りがはじまったので、事前学習しようと買ってきた。相変わらず重い。今回のパンフレットは新谷かおる先生の「コミケ88」、表紙を描いてもらうのは17年越しの約束だったらしい。ここ2年ほど、イベントごとに新作の切り絵しおりを創るのを目標としている。今回は、以前モチーフにした金魚を全面改訂した。他にも、一部で人気のカンブリア生物、アノマロカリスとオパビニアのしおりを増産した。2週間後に日本SF大会米魂があるので、その新作も先行して完成すれば持参するけれど、前々日に宴会、前日遅番出勤、その次の日、夜に職場から直行なので、ちょっと自信がない。
 スペースは、3日目16日(日)西1ホール「の—21b」です。ぜひ、お立ち寄りください。

 さて、コミケにあわせて、今回は「越後妻有大地の芸術祭」(以下妻有)に行ってみることにした。妻有はトリエンナーレ(3年に1回)のイベントだが、新潟県でなんせ関西から遠い。金沢まわりか東京まわりの電車で5時間ほどかかる、または夜行バスでいくか、それに現地は車がないと不便だし、なかなか条件が厳しい。しかし、東京からだと上越新幹線で1時間半くらいで行けるのだ。それに、車がなくても1日でコンパクトに回れるバスツアーもあった。3年前までは、2人でシフトを組んでいた少数職場だったので、予定にあわせた休日がとれなかったが、それより人数の多い職場にかわったので、ちょっと調整がしやすくなり、コミケの東京行きに2日間くっつけることができた。しかし、すでに、芸術祭のエリア内の宿は満杯で、新幹線到着駅の越後湯沢で駅前の安宿を1泊確保した。あとは天気だ。この3日間だけは、雨は降らないでほしい!
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2015年8月10日 (月)

マンガ『中国嫁日記』1〜4巻、『月(ユエ)と日本語』

『中国嫁日記』 井上純一著 (KADOKAWA)
『月(ユエ)と日本語』 井上純一著(アスキーメディアワークス)

 40代のどっぷりオタクなおじさんが、20代の中国娘と結婚した。その夫側からみた日々のおどろきおもしろ4コママンガ。エッセイマンガ、特に旅行ものや外国と日本のギャップものは大好きなのでよく買うのだが、最近いろいろ出ているので、「どうしようかなあ」と吟味してしまう。これも、第1巻が出たのが2011年なので、どんなもんだかなあとしばらく(長いね)迷っていたのだった。でも、けっこう続いているので、「おもしろいのかな」と思って初めに1巻だけ買って、そのあと『月(ユエ)と日本語』も含めて全部そろえちゃったよ!
 だいたいのエッセイマンガは、自分が体験して感じたおどろきおもしろ部分を描いているけれど、この著者の井上さんは、半分当事者半分観察者の立場で描いている。日本に居ながら、中国でも仕事を住んでいるので、どっちの国の様子も褒めるわけでなく貶すわけでなく、正直に分け隔てなく描いている。この絶妙なバランスが他のエッセイマンガにはない面白さなのかと思う。ネット配信された4コママンガはほんわかした部分が多いけれど、単行本描き下ろし長編の「中年男と中国娘」はちょっとシリアスな話題やほろっとするエピソードも含まれている。中国と日本の文化の差以外にも。国際結婚するときの大変さや、東日本大震災の時のエピソード、不妊治療のしんどさなども描かれていろいろ考えさせられる。でも、この2人なら苦労が多くても末永く豊かなネタ人生が送れると思うので、私も応援したい。

2015年8月 9日 (日)

国立民族学博物館みんぱく映画会「カーンチワラム サリーを織る人」「Mr.&Mrs.アイヤル」

「カーンチワラム サリーを織る人」KANCHIVARAM 117分 タミル語 2008年 
「Mr.&Mrs.アイヤル」MR.&MRS.IYER 123分 ベンガル語・タミル語・英語 2002年

 国立民族学博物館の常設展示の南アジアエリアがリニューアルされたせいか、「みんぱく映画会 躍動する南アジア—春から秋の民博フィーラム2015 インド映画特集」と題して、7月20日「ファンドリー」、25日「カーンチワラム」、8月2日「Mr.&Mrs.アイヤル」、8日「DDLJ 勇者は花嫁を奪う」の4本のインド映画が上映された。夏休み期間中の土日祝で、そう都合よく4回も休みを取れず、そのうち2本を観てきた。でも、「DDLJ」は、1999年に「シャー・ルク・カーンのDDLJ ラブゲット大作戦」というタイトルで観たことがある。ほとんど内容を忘れてしまったけど、パンフレットを見たら思いだした。悪役の有名なアムリッシュ・プーリーが厳しいけど優しい父親役で出ていたのがいちばん印象的。
 民博なので、映画だけではなくて、先だって展示会場で30分ほど南インド文化のミニレクチャーがある。また、上映終了後も30分ほど解説があった。常設展の観覧券だけで参加でき、会場は450人ほどのキャパがあるので、当日先着順事前申込み不要だった。が、両日とも、30分前の開場時間の少し前に行ってみたらすでに100人ほどの列があって、ビックリ! 列んでいる人はけっこう平均年齢が高い。友の会の人とかが多いのかなあ。300人ぐらいは入っていて、民博側も思ったより多い人出におどろいたのか、シャー・ルク人気が予想される「DDLJ」は朝10時から整理券を発行することにしたらしい。
 「カーンワラム サリーを織る人」は、日本初公開。シルクサリーを織りながら、自らは高価なシルクを手に入れることができない職人の物語だ。カーンチワラムは、シルクサリーの生産で有名な南インドのタミルナードゥ州の街である。かつて観たサタジット・レイの映画のような、「貧乏はいやだ〜」と思わせるシチュエーションなのだが、主人公が結婚し、子どもが生まれ、妻が亡くなり、娘が成長する長い人生をていねいに描いている。そのなかに、共産思想が出てきたり、イギリスの搾取や、労働組合のデモなど社会的背景もさらりと入れている。モノクロ映画かと思わせるほど色を抑えた画面に、シルクサリーの赤や緑が鮮やかに浮かび上がる。最後になにかいいことがないか、どんでん返しがないかと思ったけれど、「ああ、ここで終わるか〜」 うん、考えさせられるなあ。
 「Mr.&Mrs.アイヤル」は、コルカタ行きのバスに乗り合わせたタミル・ブラーマンの若い母親ミーナクシとベンガル・ムスリムの写真家の男性ラージャの物語。バスがヒンドゥー過激派に襲われ、ムスリムの乗客を引きずり出そうとしたときに、とっさに「Mr.&Mrs.アイヤル」を名乗り、窮地を脱してコルカタまでたどり着く。北のベンガルと南のコルカタ、ヒンドゥーとムスリム、宗教のちがい、ことばの違い、イントネーションや発音の違い、政治や国情なども含め、登場人物の衣装や行動にさりげなく多様性を含ませている。観ているときは、なんとなく「ふ〜ん」と思っていたけれど、終わった後の民博の先生の解説を聞いて、「ああ、そうだったのか」と納得したところもいろいろあった。

2015年8月 8日 (土)

演劇「ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ」

 やなぎみわさんが作・演出・美術のこの作品は、2年ほど前から横浜、愛知、そして今年の1〜2月にアメリカ・カナダの5カ所の劇場で上演された。今回はその凱旋公演として、7月18日・19日に京都造形芸術大学の京都芸術劇場・春秋座で公演された。以前から知っていたので、やっと観れた〜って感じだが、北米ツアーの前に元立誠小学校でシンポジウムと公開稽古があり、その時のおはなしによると、ずいぶん演出を変えられたようだ。演劇ってナマモノなんだな。今回のは、ほぼ北米ツアーのものらしく、ほとんど英語で、日本語字幕がある。早口の英語も感情をこめて、日本語も混ぜて台詞をいう役者さんってすごいな〜 
 太平洋戦争中に日本政府が連合国軍向けに発信していたラジオ放送のアナウンサー「東京ローズ」。5人のアナウンサーが登場するが、もう1人の声がいるはず。それが本当の「東京ローズ」か? 謎めいたストーリーも面白いし、その演出もステキ。白く組み合わせれば円形になるテーブルが、何種類にも配置を換えて、場面転換する。小道具は少なく、シンプルでありながら、光と影が効果的につかわれる。その計算され尽くした展開の美しさにも目が釘付けになる。
 1年1作ぐらいのペースかと思うが、次回も期待して待っていよう。

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