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2015年6月16日 (火)

『総特集 三原順』『三原順作品集 LAST PIECE』

 先の記事にある米沢嘉博記念図書館の「三原順復活祭」に関連して、2冊の本を取り上げておこう。『総特集 三原順 〜少女マンガ界のはみだしっ子〜』 (河出書房新社)
『三原順作品集 LAST PIECE』 (白泉社)

 今も……『ビリーの森ジョディの樹』の第一巻の帯を見たときの驚きを鮮明に覚えている。「追悼 三原順最後の作品」1995年のことか。「別冊マーガレット」のマンガスクールで投稿していた頃から知っていた。読み切り短編ばかりで泣かずとばずだった別マ時代から、「花とゆめ」に移ってシリーズになった「はみだしっ子」も雑誌でリアルタイムに読んでいた。「つれて行って」でグレアムの告白で終わり、このラストが何を意味するのか真剣に考えた。その後「LaLa」の頃も雑誌でよんでいたが、主婦と生活社の作品は、単行本で読むことにしようと思っていた矢先のことだった。「追悼?! 死んだなんて信じられない!!」 その後、『ビリーの森ジョディの樹』の第2巻が下絵状態で発行されたとき、「ああ、本当に三原順はいないんだ」と証拠を突きつけられた気分だった。現在のようにネットも発達していなくて、情報がほとんどなく、ご本人がけっこうなヘビースモーカーだったから、「もしかして肺がん?」と勝手に想像したりした。
 2002年に主婦と生活社発行、ブッキング販売で『三原順秘蔵作品集 LOSA AND FOUND』が、出たとき、これで一区切りかと思っていた。しかし、それからもファン活動を続けていた人たちがいたのだ。その人たちや三原順を知る友人の皆さんの執念の結実が、没後20年で開催された「三原順復活祭」であり、関連して商業出版されたこの2冊の本だ。雑誌掲載された作品はすべて出版されているが、この2冊はその雑誌掲載時と単行本の違いや、予告やGOODSのイラスト、年表、いろいろな背景やウラ話等、研究資料としてもすばらしい。
 これをきっかけに、今の10代にも三原順を読んでほしい。

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