2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月

2015年6月29日 (月)

マンガ『流水りんこの南印度は美味しいぞ〜!』

『流水りんこの南印度は美味しいぞ〜!』 流水りんこ著(主婦と生活社)
 印度放浪歴30年以上、ダンナはケララ州出身のサッシーさんだから、出るべくして出た南インド料理本。りん子さん本人は、ほとんどお料理をしないというけれど、食歴がちがうよなあ。日本での印度料理店は北インド料理が多いので、南インド料理が食べられるところは少ない。関西にもなかなかない。サッシーさんの「ケララバワン」は東京遠征の時、3回ほど行ったけど。思う存分食べたいと思うと、やっぱり現地に行くのがいちばんか?
 なので、本の中に出てくるスパイスや野菜や料理は知らないものも多い。不思議野菜のモリンガやカレーパッタの木、ジャンボレモンのナーランニャ、面白い食材がいっぱい。米粉料理の種類もたくさんある。それを美味しそうに説明されるとがぜん食べたくなる。
 この本の中には『南アジアカルチャー見聞録』の著者に1人?でもあるマサラワーラーの2人組も最後の章ででてくるのだ。世の中狭いなあ〜
 だけど、残念なことに、若干絵が粗い気がする。描き下ろしだし、連載抱えながらあまり時間がなかったのかなあ〜とも思ってしまった。

2015年6月24日 (水)

「ギアシネマ 第1回トライアウト公演上映会」

 めでたく6月19日に、京都の1928ビルでの公演が1000回をむかえたノンバーバルパフォーマンス『ギア GEAR』。私もVol.1から3まで、2回づつ計6回観て、何回かはblogでも書いた。基本のストーリーは変わらないけれども、シーンや見せ方にいろいろ工夫し、メンバーの組み合わせも毎回かえたり、リピーター獲得のアイディアをいろいろ出して、飽きさせない。実は、京都のこの地で公演する前に大阪や長崎ハウステンボスなどでいろいろトライアウト公演があり、ほとんどの人は観たことがないので、その映像資料をみる「ギアシネマ」という企画がでてきた。
 「ギアシネマ」のVol.1が、第2回トライアウトの上映会で、「なぜ第2回から始めるのか?」と疑問だったが、その会場の上映後の対談でドールの兵藤佑香さんとマイムのいいむろなおきさんが「今のと似ても似つかぬもので、観ると驚愕する(意訳)」といった旨のことをしゃべっていた。その時は、いったいどんなだ!?と怖い物見たさでぜひ観てみたいと切望していたのだが、その願いがやっと叶うわけだ。しかし、ただ上映するだけはまかりならんので、MC付きということで、兵藤佑香さんとジャグリングの渡辺あきらさんがご登場。いっしょに観ながら、ゆかいな解説がはいり、とても面白かった。渡辺あきらさんは、将来さんかすることになるとは思わず、この第1回トライアウトを観客席で観ていたとのことだ。
 第1回トライアウト公演は、2010年1月22・23・24日に計5回、道頓堀studio ZAZAで行われた。この時はまだ、『ギア(仮)』というタイトルになっている。今は、ドール、マイム……とか、赤、青……とか言われている役回りは人形、円号、小号、大号、長号。ドールが途中で目覚めて赤ん坊のような声を発する。初めは人間歩きだが、最後にロボットだとわかる設定。劇場がちがうので、舞台設営もちがうし、大きな扇風機の強風は吹かないし、ラストのシーンも違う。けれど、基本ストーリーは同じなので、期待したほど驚愕するほどのものではなかった。むしろ、見せ方もうまくなって、展開もスピーディになり、「ここまでよく進化したなあ……」と感動してしまった。この数回のトライアウトで終わってしまう可能性もあったのだ。そうなると、京都で『ギア』に出会うこともなかったのだ。5年間の長距離走でここまでたどり着き、これからどんな方向に進化していくのだろうかと、楽しみだ。

2015年6月23日 (火)

映画『インド・オブ・ザ・デッド』

『インド・オブ・ザ・デッド』GO GOA GONE ヒンディー語 107分 2013年作品
  「インド初のゾンビコメディー映画」というあおり文句の映画で、たしかにふざけた映画だった。が、Twitterに寄せられる情報をみたら、全国的には『女神は二度微笑む』よりたくさんの館で長くかかっていた気がする。珍しい怖いものみたさ? 肩の力をぬいて、リラックスして観られるから?
 なんと、インドのゾンビは昼間でもけっこう元気だった。それも、設定がゴアの近くの離れ小島っていうから、真っ青な空と海、明るい太陽と熱帯の木々を背景に、ウロウロしているのだから、特殊メイクがよく見える。立ち居振る舞いはアメリカのリビングデッドだが、日本の『呪怨』と対極する、このあっかる〜い雰囲気は何? インドはゾンビもマサラ風にしてしまうのか?
 ヒンディー語映画界のスターのサイフ・アリー・カーンが、敵方だが後で仲間になっていくロシア人マフィア(主人公格のおとぼけ3人組より目立つ)を怪演しており、プロデューサーも務めている。その熱の入れようは何かあるのか? インタビューでも聞きたい気分だが、残念ながら、この映画はパンフレットがなかった。

2015年6月22日 (月)

映画『女神は二度微笑む』

日にちは前後するが、4月に2本インド映画を見てきた。どちらも、都市で一カ所の単館上映だったり、期間が一週間程度と短かったり、1日1回だったり、レイトショーしかなかったりと条件が悪かったが、ここんところ毎年数本インド映画ややってくるのでうれしい。備忘録もかねて記しておくことにしよう。

『女神は二度微笑む』KAHAANI ヒンディー語 123分 2012年作品
 ボリウッドエンターテイメントのお約束である唄ったり踊ったりはほとんどないが、伏線を張りめぐらしたミステリアスなストーリーで最後のどんでん返しまで一気に突き進む。夫がコルカタ(カルカッタ)で行方不明になり、ロンドンからやってきた妊婦の妻ヴィディヤー。しかし、コルカタでは、夫が入国した記録もなく、勤務していた会社や宿泊していたホテルからもいっさい存在が消えてしまっている。ヴィディヤーは人のよい警官ラナの助けを借りて、夫とよく似ているミランという人物を追う。……というのは出だしで、ストーリーが進むと二転三転する。原題の「KAHAANI」(カハーニ-)はヒンディー語で「物語」のことで、それも端的で適したタイトルではあるが、邦題もなかなか鋭く、すばらしい。ストーリーをバラしてしまうのは、この作品ではよくないので、タイトルを褒めておこう。そこに、コルカタの街の雰囲気や祭りがうまく要素として取り入れられている。役者のほうは、あまり知らない人ばかりだが、芸達者のうまい人ばかりだ。ホントにこれは、インド映画をあまり見ない人にもおススメの作品だ。

2015年6月21日 (日)

小説『フェッセンデンの宇宙』

『フェッセンデンの宇宙』エドモンド・ハミルトン著(河出書房新社)
 ……てなわけで、山本弘の『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』を読んだ後、がぜん読んでみたくなったこの本。私の読んだのは、空ちゃんが紹介したのと同じ2012年刊の河出文庫だが、有名な短編なので、何度か収録作品の組み合わせをかえて出ている。1972年のハヤカワSFシリーズ、2004年の河出書房新社奇想コレクションなど。早川書房の『世界SF全集』31巻にも入っていたようなので、もしかして高校生の頃読んだかもしれないが、覚えていない。(うちの高校には『世界SF全集』があったのだ! 半分くらい読んだ)
 『フェッセンデンの宇宙』には1937年版と1950年版があって、河出文庫にはどちらも収録されている。科学者が部屋の中に小さな宇宙を創ってしまうストーリーはほぼ同じだが、登場人物の性格がちょっとかわったかんじ。その他にも、「翼を持つ男」「向こうはどんなところだい?」「夢見る者の世界」「世界の外のはたごや」等の10編の短編が収録されている。ハミルトンといえば、「キャプテン・フューチャー」、スペースオペラというイメージが強くって、ぜひ読みたいという気にならなかったのだが、すみません、誤解していました。50年前の短編の数々は、すばらしい。面白い……というより、なにか哀切を感じるものばかり。設定はちょっと古くささがあるけど、昔のマンガにこんな感じ話があったなあと彷彿させるものもあり、SFの原点になっているのかなあも思ってしまう。

2015年6月20日 (土)

小説『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』

『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』山本 弘著(東京創元社)
 割と世間にも知られるようになってきたビブリオバトル(本のオススメ合戦のようなもの)をネタにしたヤングアダルト向け小説が出た! ……と思ったら著者が山本弘さんだから、SFテイスト満載。ハミルトンをはじめ、ハワード、ハインライン、C.L.ムーア、アンダースン……出てくる、出てくる。『ジャングルの国のアリス』まで取り上げられていて、自分の知っているマイナーなオタクネタが出てくると、密かにうれしくなるのは自分だけじゃないだろう。『仮面ライダークウガ』やアニメ版の『キャプテン・フューチャー』の話もでてきて、ふだんSF大会でしゃべっているようなウンチクをふんだんに盛り込んでいるが、オタクでなくても楽しめる本ネタをちりばめて、キャラもたっていて、フツーに読んでも面白い。
 美心(びしん)国際学園(BIS)という私立学校のビブリオバトル部のメンバーを中心に展開される物語は、高等部10年(高1にあたる)のSF大好き少女・伏木空ちゃんとノンフィクションしか読まない同級生・埋火(うずみび)武人の一人称で交互に語られる。他にも部長をはじめ、ビブリオバトル部のキャラはジャンルが異なっても基本的に本好きだから、物語の中でしゃべっている話題が、本好きの読者は読んでいてもとても楽しい。作中に本のタイトルがガンガン出てくるし、ビブリオバトルで紹介された本の中で読んでみたくなった人も多いのではないだろうか。実は私も今、ハミルトンの『フェッセンデンの宇宙』を読んでいる。ハミルトンは「キャプテン・フューチャー」のアニメは観ていたけど、本は読んでなかった。ジョン・ハンターの『小学4年生の世界平和』というのも面白そう。

2015年6月16日 (火)

『総特集 三原順』『三原順作品集 LAST PIECE』

 先の記事にある米沢嘉博記念図書館の「三原順復活祭」に関連して、2冊の本を取り上げておこう。『総特集 三原順 〜少女マンガ界のはみだしっ子〜』 (河出書房新社)
『三原順作品集 LAST PIECE』 (白泉社)

 今も……『ビリーの森ジョディの樹』の第一巻の帯を見たときの驚きを鮮明に覚えている。「追悼 三原順最後の作品」1995年のことか。「別冊マーガレット」のマンガスクールで投稿していた頃から知っていた。読み切り短編ばかりで泣かずとばずだった別マ時代から、「花とゆめ」に移ってシリーズになった「はみだしっ子」も雑誌でリアルタイムに読んでいた。「つれて行って」でグレアムの告白で終わり、このラストが何を意味するのか真剣に考えた。その後「LaLa」の頃も雑誌でよんでいたが、主婦と生活社の作品は、単行本で読むことにしようと思っていた矢先のことだった。「追悼?! 死んだなんて信じられない!!」 その後、『ビリーの森ジョディの樹』の第2巻が下絵状態で発行されたとき、「ああ、本当に三原順はいないんだ」と証拠を突きつけられた気分だった。現在のようにネットも発達していなくて、情報がほとんどなく、ご本人がけっこうなヘビースモーカーだったから、「もしかして肺がん?」と勝手に想像したりした。
 2002年に主婦と生活社発行、ブッキング販売で『三原順秘蔵作品集 LOSA AND FOUND』が、出たとき、これで一区切りかと思っていた。しかし、それからもファン活動を続けていた人たちがいたのだ。その人たちや三原順を知る友人の皆さんの執念の結実が、没後20年で開催された「三原順復活祭」であり、関連して商業出版されたこの2冊の本だ。雑誌掲載された作品はすべて出版されているが、この2冊はその雑誌掲載時と単行本の違いや、予告やGOODSのイラスト、年表、いろいろな背景やウラ話等、研究資料としてもすばらしい。
 これをきっかけに、今の10代にも三原順を読んでほしい。

2015年6月15日 (月)

5月の関東遠征その2 コミティア、東京庭園美術館、目黒寄生虫館、三原順復活祭再び

 5月4日〜6日の関東遠征のうち、2日目はコミティア一色なので、3日目のあわせてひとつの記事にしておく。
 コミティアは今回で112回目、サークルも5000を超えて、ますます元気旺盛だ。昨秋に初めて巡回受付のお手伝いをしたが、今回も前日東京入りが出来たので、参加することにした。20年ほど子連れスペースでお世話になったので、出来るところで恩返しのような感じであるが、なかなかサークルさんのリアクションもいろいろで楽しい。弱小サークルでも、はじまると店子の合間に、知り合いのサークルさんを訪ねたり、お買い物をしたり、Twitterやアンケートを書いたりといろいろ忙しいので、朝から夕方まであっという間に過ぎてしまう。みんな元気で平和がいいなあ。
 3日目は、駅のコインロッカーに荷物を預けて、まず目黒に向かう。東京庭園美術館「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」に10時オープンとともに入る。東京庭園美術館は、実は20年以上前に来たことがあるのだが、まるっきり想い出せない。今回は、民博に並んでいるようなアジアやアフリカなどの迫力あるお面に惹かれたのだが、器のほうもアールデコの名建築でなかなか麗しい。一粒で2度美味しいというかんじ? フランスの美術館でなぜ民俗資料?と思ったら、この国立ケ・ブランリ美術館はパリの国立人類博物館と国立アフリカ・オセアニア美術館のコレクションを引き継ぐ形で2006年にオープンした美術館らしい。なるほど。東京庭園美術館は、昭和8年に建築された旧朝香宮邸が美術館として昭和58年に開館したが、近年改装し、新館もできた。部屋のひとつひとつが照明から内装もちがっていて美しい。ややミスマッチ感のあるマスクがとても贅沢な空間に配置されている。マスクの裏ものぞき込めるのが、私的には面白い。


Img_1398


Img_1399


 そのあと、せっかく目黒まできたのだから、12年降りくらいに目黒寄生虫館に行ってみることにした。JR目黒駅を挟んで反対側だが、歩いていける距離だ。展示品は覚えのあるものがほとんどだが、内装がきれいになっていた。ここは無料なのだが、カンパのつもりで、ここのスーベニールでおみやげやガイドブックを購入する。

Img_1408

 遅めの昼食をすまして、お茶の水の米沢嘉博記念図書館に向かう。3月にも行った「三原順復活祭」を再訪。5月30日までの会期で、第4期マックスを開催している。またまたキューブの展示ボックスの全面を使ってできる限り展示をしている。主婦と生活社で描き始めた頃のもあって、ますます緻密にかっちりした絵柄が原画でみるとまたすごい。非常に好評だったらしく、6月14日まで会期を延長して、閉幕した。米沢嘉博記念図書館のTwitterによると、全部で8351人、これまでの1階企画展中来館者が最も多い展示だったらしい。そのうち2人分は私(^_^; でも、また関西でもやってくれないかなあ。

2015年6月14日 (日)

5月の関東遠征その1 洞窟観音……ついでに富岡製糸場も

もう既に1ヶ月以上昔になってしまったが、毎年恒例のことなので、遅ればせ記しておこうと思う。

 5月3日に予告したように、GWの最後3日間、5月4日〜6日にコミティアに絡めて、関東に行ってきた。いや、正確には3日に仕事が終わってから、夜行バスに乗ったのだが、ちょっと残業して帰宅したのがバス出発の1時間半前で、バタバタとバス停までいったので、この日を旅行期間に含める気になれない。夜行バス「シルクライナー」に乗って、群馬県高崎へ。朝5時台に到着予定だったので、高崎駅近くに24時間営業のファミレスで1時間半ほど朝食を食べながら時間調整をする。
 高崎の目的は、「洞窟観音」なのだが、10時からの入場なので、その前にもうひとつと思って、最近世界遺産になった「富岡製糸場」に先に行くことにした。……ついでにしてしまって、ゴメン、世界遺産。富岡製糸場に行くには、高崎駅から上信電鉄というローカル線に乗って上州富岡駅まで約1時間。事前にネットでチェックしていた富岡製糸場の入場券付き往復乗車券を買ったが、ひとつ失敗した。連れて行った次男は高校生だったから、現場のチケット売り場で学生証を見せて買えば、入場券は1000円でなく、250円ですんだのだと後になってわかった。しかし、富岡製糸場に着いてからの長蛇の列を見て、「まあ、いいわ」という気になった。8時20分頃に着いたのに関わらず、入場券のある・なしに分かれて製糸場を取り巻くようなものすごい列だったのだ。しかし、入場券のある方の列は門が開くと案外スムースに入場できた。あまり予習をしていなかったので、ボランティアさんのガイドツアーに参加することにした。約1時間で歴史を含め、見どころなどをコンパクトに教えてくれる。ひとりで回ったら、ざっと見るだけで気がつかなかった部分もたくさんある。こういった地元の人のガイドツアーはどこへ行ってもお得なことが多い。特にこういった近代産業遺産は建物とか見た目がすごく素晴らしいというより、歴史的な意味合いが多いよなあと思ってしまう。


Img_1317

 今回の世界遺産登録は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として登録されたのであり、富岡製糸場(富岡市)と田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田市)で構成されている。この中で、「おお! 行きたい!」と思ったのは、当然、荒船風穴! ……遠い。上信電鉄を終点まで乗って、さらに山奥へ車で30分くらい、バスはない……ここはついででは行けそうにないわ。ともあれ、富岡製糸場自体はそれほど広くないので、昼頃には高崎駅に帰着。
 洞窟観音行きのバス停で時間を確認していると、時間調整のバスの運ちゃんが、「白衣観音には行ったの?」と聞くので、「そういや、近くにあったなあ」ぐらいの射程外だったが、洞窟観音の近くには昼食処はないけど、白夜観音の近くにはあって、自然遊歩道を通って歩いて行けると教えてくれた。洞窟観音より白衣観音の方が一般的な観光地らしい。昼メシ目当てに、白衣観音に行く。デカイので、遠目からもすぐわかった。観音さんの中は入ることが出来て、階段をのぼって上まで行ける.中には、ケバい仏さんたちがあるが、ヘンに新しくて、ありがたみがない。そのあと、裏道のような自然遊歩道を歩いていくと、ほとんど人気がなくて、鞍馬寺の奥の院までの道のような感じ(平坦だが)でたいへんよろしい。15分ほどあるいて洞窟観音に着く。

Img_0181

 「洞窟観音」は、呉服商の山田徳蔵が全財産と約50年間の歳月をかけて完成させた霊場。大正8年に着工して、ツルハシやスコップなどの人力で創り続けたらしい。洞内は400メートル以上で、真夏でも15℃前後に保たれているらしく、涼しい。 鎮座する観音は、当時の名工である高橋楽山による観音像が安置されているが、数についてはガイドブックやネットでいろいろ数がちがう。ほとんど人がいなくて、1区画単位では貸切状態。し……んした静寂と薄暗さで雰囲気バツグン。しかし、なぜか、あまり信仰心が感じられないんだよなあ。たとえてみれば、それぞれの観音がゲームのキャラ紹介のような感じに思えてしまう。ここは「洞窟観音」の近くに「徳明園」という回遊式日本庭園と「山徳記念館」という山田徳蔵のコレクション展示されている施設がある。この3施設は1枚のチケットで入れる。いずれも、正統な路線からちょっとずれている。このビミョ〜なB級っぽさが好き。

Img_1330


Img_1342


Img_1334


Img_1343

 路線バスが1時間に1本なので、バス停近くの唯一(だろう)に喫茶店で休憩した。その喫茶の裏庭にはヤギがいた。高崎駅からはJRで東京へ向かい、長い1日は終わった。

2015年6月 4日 (木)

6月7日(日)京都国際マンガミュージアム「Artmade(アートメイド)」に参加します

6月7日(日)に、京都国際マンガミュージアムで開催される「Artmade(アートメイド)」に参加します。スペースはB-03です。5月の関西コミティアあわせで創った新作切り絵ハガキ2種を持っていきます。どうぞ、お立ち寄りください。

 ……ところで、
 「Artmade(アートメイド)」は、前回の1月18日(日)開催の第3回に初めて参加した。

通常の即売会と違って、マンガミュージアムに来るいちげんさんにも、日本も漫画文化の一角である同人誌即売会をちょっと味わってもらおうというような感じのこぢんまりとした即売会だ。オリジナルマンガ、アート作品・手作り雑貨、アクセサリー、服飾系イベントと銘打って、マンガ同人誌もあるが、どちらかというとGOODSの方が多い。前回は60サークル募集で、参加サークルは40サークルくらいだったが、残念なことに、一般参加者はさらに少なかった。センター試験のせいかどうかはわからないが、ミュージアム自体が閑散としていた。それ以前にも参加していたサークルさんが「今回は特に少ない」と言っていたくらいだ。
 初参加でそのような状態だったが、それならもう一度リベンジと参加してみたのだが、今回の参加サークルは前回の余波のせいか20数サークルと減っている。やっぱり、人出が少ないと士気がさがるのか、う〜ん、大丈夫かなあ。心配だ。
 しかし、通常の即売会のような即売会目的の一般参加でなく、マンガミュージアムにやってくるパンピーな観光客をターゲットにするのなら、もう少しマンガミュージアムが広報に力を入れてほしい。6月1日にやっとマンガミュージアムのトップページとイベントカレンダーにあがったが、それまでは「過去の開催案内」のず〜っと下の1月のところにサークル募集の記事があっただけなのだ。それまでは運営主体のComiconのホームページにしか開催案内がなかった。観光客はだれもそんなところ見ないよ。遠方の旅行客なら1ヶ月前くらいから施設のHPとかチェックするでしょ。1週間前じゃ、おそいと思うなあ。

2015年6月 3日 (水)

パラソフィアその5 いろいろ紙モノ

今回のパラソフィア—京都国際現代芸術祭—では、ガイドブックとかマップとかリーフレットとかフライヤーとか、無料でもらえるモノも含めて紙モノがとても充実していた。それも、ちょっと凝っていて、デザインがよくて、カッコイイものがいっぱい! いっぱいもらってしまったので、いくつかお披露目しよう。

 まず、入場すれば、みんな無料でもらえるガイドブック。実は、これが第1版と第2版があったのだ。水色の表紙が3月6日発行の第1版、白色が4月10日発行の第2版。確かに第1版はイベントカレンダーとか時間がちがっていたり、未定のが多かったし。

Img_1444

 私の極めつけは、やなぎみわさんのステージトレーラープロジェクトの「移動舞台車雙六」。しっかりした厚めの紙で、広げるとデッカイぞ〜。これで移動舞台車の長い旅路を追体験できる。

Img_1445

 市美のスーベニールには大垣書店が入っていて、そこで「瓜生通信」を購入。大学広報誌なのだが、書店売りをすることにしたらしい。ちょうど最新号はやなぎみわさんの表紙。

Img_1448

 元・崇仁小学校の「still moving」のチラシもしゃれている。


Img_1446

 「パラ人」は、パラソフィアのフリーペーパー。関連イベントのパンフもいろいろカッコイイ。

Img_1449

あわせて、立ち寄った「柳原銀行記念資料館」も無料にかかわらず、こんなにりっぱな資料をいただいた。

Img_1450


2015年6月 1日 (月)

パラソフィアその4 終幕 いろいろ落ち穂拾い

 いろいろ5月のことを綴る前に、6月になってしまった。なってこったい! 残業なんてしたくないよ〜と思いながら、でも、休日出勤するくらいなら10時まででも残業するわと居残る日々……ああ。

 といっていると、その3まで書いていたパラソフィア—京都国際現代芸術祭—が5月10日に約2ヶ月間の会期を終了した。最終日がたまたま予定のない休日だったので、悔いのないように行き残した場所に行ってきた。
 まず、鴨川デルタ。ここでは、イギリスのアーティスト、スーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションがある。以前行ったときは、月曜日でお休みだった。でも、いい天気だったので、散歩に来たと思えばいいし。5月10日もいい天気で、デルタでは大学生らしき2組のグループがコンパかサークルの歓送迎会をしていて、川べりには家族連れもいて、とても賑やかだった。が、周囲に数人、パラソフィア目的らしい人たちもいた。その中で静かに流れ出すアカペラの歌声。それが三方から聞こえてくるので、3つの声が重なる部分を探して、約2分間を聞き入った。
 いい感じだったので、京都市美術館の前庭にもあったスーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションも聞いてこようと思った。前回行ったときに、調整中で聞けなかったのだ。バスで市美にまわったら、前庭にある移動舞台車(ステージトレーラー)で、やなぎみわさんが名入れを行っていた。クラウドファウンディングに協力した人・団体の名前をトレーラーの外装の羽に入れていくのだ。そこを通り過ぎて、サウンドインスタレーションの場所に行ったら、表示も案内もなくなっていた! 美術館入り口の受付で聞いたら、「場所がかわった」というので、教えてもらった方向に行って探したが見つからない。おかしいなあと思って引き返したら、移動舞台車のすぐ横にスピーカーと立て札があった。……せめて、元の位置に案内をだしておいてほしいよ。
 そのあと、またバスで京都駅まで行って、崇仁地区の元・崇仁小学校で開催されていた「still moving」に行く。これは京都市立芸術大学によるパラソフィア関連イベントなのだが、期間中、金土日祝の12時からしか開いていなくて、初めに行ったときは曜日が合わず閉館、2回目に行ったときは時間が早すぎて入れなかった。そうなると、何をやっているのかとても気になって、この目で見ておきたくなった。閉校した学校はけっこう制約なくいろいろさせてくれるのか、意表をつく面白いのが多くて、ああ、行ってよかった。資料をもらって、校門の横の果物・野菜が穴に突っ込んでいるモニュメントや、ヘフナー/ザックスの作品の横にあった黒いパンチングメタルもお仲間なのだとわかった。ここに市芸が引っ越してきたら、また楽しくなるだろうなあ。

Img_1194


Img_1409


Img_1415


Img_1420


Img_1419


« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »