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2014年12月

2014年12月31日 (水)

映画「チェイス!」

 「チェイス!」2013年147分
 以前、ラジニカーントの「ロボット」や、ランビール・カプールの「バルフィ! 人生に唄えば」が、一般のロードショー館で公開されて、「インド映画もここまで来たか!」と驚きと感慨を深めたが、これもそうだ。それも、上映館が多い! 先の2作は、京都でも1館のみだったが、「チェイス!」はMOVIXでもT・ジョイでもTOHOシネマズでもイオンシネマでもかかった! おまけに主役のアーミル・カーンが公開にあわせて来日している!! なんかやる気満々じゃないか!!!
 といっても、この映画が、舞台がシカゴで、登場人物はサリーやインドの民族的な普段着をだれも着ていない。車やバイクの派手なアクションもので、登場人物たちがヒンディー語をしゃべっているのが不思議なくらいだ。そのへん、ハリウッドのアクションものと同じ感覚で観ることができるから、一般に受け入れやすいと配給は踏んだんだろうなあ。それでも、インドらしいと思うのが、歌と踊りと、家族愛、それとなぜかよくある一人二役。
 原題が「DHOOM3」とあるように、これも「クリッシュ」と同じくシリーズの3作目、でも、こっちは単品で十分楽しめる。パンフによると、このシリーズは、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のように、事件を追う刑事が主役だが、毎回ゲストの大物の犯人役が影の主役になっていて、その追いつ追われつ、どっちがどっちを欺くかというのがスリリングなストーリーになっている。その刑事役にアビショーク・バッチャンウダイ・チョープラーの凸凹コンビ。犯人役の大インディアン・サーカスの座長にアーミル・カーン。その団員となるヒロインにカトリーナ・カイフだが、今回はロマンス度が低め。アーミルがサーカスの秘密となっている双子の兄弟をとてもうまく演じ分けている。目つきや仕草で、ハッと思うほど一瞬に変わるのだ。いや〜、すごいよ、すごい!
それにその子ども時代を演じた子役も可愛くてうまい! パンフにはこの子については何も解説がなかったけど、だれ? 刑事の凹役のウダイ・チョープラーもなかなかおいしい役だ。2枚目然としたアビショークとのコンビで、女にからきし弱いおとぼけ役をやりながら、バイクチェイスではけっこうカッコいいシーンをもらっている。
 ……と、俳優ではいろいろ楽しめても、ストーリー上は、「こんなのありえない〜!?」とか、「なんでここで犯人だとわからない!?」とか、「わざわざこんな所に逃げこまなくても」とかいろいろツッコみたいところは多々ある。……が、総じて面白かった。
 しかし、この映画、147分のインターナショナル版。明らかに、長尺をカットしている。歌と踊りのシーンもカットされているもかもしれないが、ときどきストーリーが足らない。特に、最後のクライマックスシーン、夜のバイクチェイスシーンのあと、なぜいきなり昼間にダムで追いつめられている!? ヒロインが警察側についている経緯がわからん! あれは、もともとストーリーは語り足りないのではなくて、きっとカットしたな〜!とちょっと怒っている。

2014年12月30日 (火)

映画「クリッシュ」「チェンナイ・エクスプレス」

 12月の初めに1週間限定で、大阪の心斎橋シネマートで、「ボリウッド・フェスティバル2014」と称して、インド映画が3本上映された。だが、7日間で1日1本1回上映、パンフレットもなしというちょっと寂しいフェスティバルだった。上映された作品は、
「クリッシュ」2013年 152分
「チェンナイ・エクスプレス」2013年 141分
「きっと、うまくいく」(アンコール上映)
そのうち、「きっと、うまくいく」は、昨年観たので、とりあえずパス。上映スケジュールがタイトなので、仕事が定時から30分以内に退庁できる日をつくって、あとの2本を観に行った。

 「クリッシュ」は、インド版スーパーマンかバットマンかのような映画。冒頭に、あらすじと設定をナレーションで説明していて、「おいおい、そんな手抜きをしちゃいかんだろう」と思ったら、原題が『クリッシュ3』でシリーズの3作目で、1と2もあらすじを語っていたのだ。なので、「どうして、クリッシュはクリッシュなの?」というのは、想像力をひろげて納得するしかない。クリッシュというネーミングはインドだから神様の「クリシュナ」からネーミングだろうなあとまでは容易に想像できる。 その神様の化身?が、世界にエボラ出血熱のような殺人細菌をバラまこうとしている悪者の組織と戦うのだ。悪の首領は超人ロックのような破壊的な念動力を持ち、悪の手下はハガレンに出てきたような動物とのキメラ生物たち。エンヴィーのような化けられるやつ(なかなかの美人でステキ)もいる。結構ハデにアクションを売りにしているのだが、いろいろどこかでみたようなステロタイプのキャラや設定があるので、脱力して気軽に楽しめる作品になっている。まあ、主人公のリティク・ローシャンがかっこいいとか、妻役のヒロインのプリヤンカ・チョープラーが美人とか役者目当ての人もいるかも。観た後で、ネットで検索して、主人公とそのお父さんがリティクの一人二役と知って、これはビックリした。

 「チェンナイ・エクスプレス」は、シャー・ルク・カーンが主役なせいか、「クリッシュ」よりも混んでいた。シャールクとディーピカー・パードコーンの組み合わせは、「オーム・シャンティ・オーム」を思い出させる。でも、あのころ可愛いかんじだったディーピカーは、ちょっと貫禄がついて美人な女優さんになった。この作品は、ムンバイから祖父の遺灰をタミルナードゥ州の聖地に流しに行く菓子屋の主人公が、列車で美女と行き会わせ、彼女の村の抗争に巻き込まれるというコメディ要素の高い作品。前半はシャールクのオーバーアクションな演技で多いに笑わせてくれるのだが、その平凡で非力な男は、後半の抗争で命を賭けて血まみれになって戦って勝利する。ウソでしょう〜! まあ、お約束みたいなものだからいいけど。ただ、ストーリーの進行がちょっとタルい。ギャグがちょっとスベる。また、この映画は、南インドの情景が十分盛り込まれて、多いに楽しませてくれた。いいなあ、行ってみたいなあ、南インド。

2014年12月15日 (月)

米沢嘉博記念図書館とティム・バートンの世界展

 さて、3年ぶりに秋のCOMITIAに参加してきたおまけだが、前日に米沢嘉博記念図書館とティム・バートンの世界展に行ってきた。3連休中2日の休日がとれて、前日に東京入りが出来たのだが、午前中に子どものPTA関係のヤボ用が入っていたので、東京に着いたのが16時ごろだった。通常の美術館などは17時で閉まってしまうので、今回は諦めた。
 米沢嘉博記念図書館は18時まで開館していて、ちょうど今、1F展示コーナーで「別マまんがスクールの成立と鈴木光明展」を開催している。着いた時は既に17時ごろで、もう周囲は薄暗くなっていた。1F展示コーナーは、それほど広いスペースではないが、雑誌のリアルタイムで知っているネタがいっぱい! マンガスクールに投稿すると送られてくる添削用紙、青枠が印刷されたマンガ原稿用紙がなかったころに重宝したマンガスケールとても懐かしい。以前、小長井信昌の『私の少女漫画史』でも感想を書いたように、この時代というのが私の漫画事始めとバッチリ重なっているのだ。 別マのマンガスクールは、ストーリーマンガは16ページと決まっていたが、その中で入賞した現プロマンガ家の投稿原稿が展示されている。期間で入れ替えをしているが、この時は魔夜峰央の『ヴァンコラン』が展示されていた。魔夜さんの原稿は、信じられないほどベタがきれい! 印刷かと見まがうほどムラがなくて、黒くツヤツヤしている。線も美しい! 2015年2月1日まで開催中。
 そのあと、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている「ティム・バートンの世界」展に向かう。ここは、夜23時まで開いているのだ! ……というのを知っている人が多いのか19時過ぎに到着したら、あっと驚く40分待ちだった。待機列はゆるゆると流れているので、40分も待たなかったと思うが、とても混雑していた。このキモ可愛いのが万人に受けるとは思えないが、やっぱりけっこうメジャーなんだな。混んでる理由はもう一つ、小さな絵が多いのだ! というより、見せるためにとか、印刷するために描いた絵ではなくて、ノートやスケッチブックの切れ端とか食卓のナプキンにサラサラっと落書きしたとかイメージを描きとめたといったものがたくさんある。いや、でもよく捨てずにためていたなあ。ところどころに短編のフィルムギャラリーがあり、全体的に滞在時間が長いのではないかと思う。スーベニールもグッズがいろいろ充実していたが、それよりも図録が2種類! セレクトさえた図録は、標準なのだが、もう一つ、展示作品全点収録の図録がすごい! 縦31センチ×横29センチ、434ページ、重さ4キロの重量級!! ……はい、ずいぶん迷ったけど買っちゃいましたよ。実は、東京が終わると、大阪で展示があるのは知っていたので、「ここで買わなくても」と思ったのだけれど、コミティアの帰りの荷物を宅配便で送ることにして、同封することにした。こちらは、来年2015年1月4日まで開催中。


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2014年12月12日 (金)

COMITIA110&『コミティア30thクロニクル』

 年4回、コンスタントに開催されている東京のCOMITIAだが、今年は30周年ということで、いろいろな企画が展開されている。ほぼ毎年参加できているGWに続いて、
今年は秋にも参加することができた。秋のCOMITIAに参加したのは、え〜っと、3年ぶりだ。海外マンガフェスタが併催となってからはまだ参加したことがなかったので、これも楽しみだし、今回はコミティアX4も同時開催される。いや〜、こんなのひとり参加してずっとスペースに座っているのはもったいない!と思って、ガンダムフロント東京をエサにサトル(大学4年)を連れて行くことにした。それなら、以前から気になっていた巡回受付をお手伝いしてみようとそれも申し込んでみた。
 結果、売上はさっぱりだったが、とても充実した1日だった。
 巡回受付は、それほど大変ではなかったが、思ったより忙しかった。サークルは10時までに入場、10時30分から11時までは会場が閉鎖されるのだけれど、案外まだたどり着いていないサークルさんが多かった。本当に欠席なのか、何かの事情で遅れているのか不明だが、やっぱり数が多くなるといろいろなるのかなあ。ご挨拶して、出席確認して、見本誌を受け取るだけだが、いつもより数倍の人としゃべったような気がする。
 海外マンガフェスタは、対談やシンポジウムのステージ企画だけかと思ったら、同じような同人誌スペースで、いろいろな外国の人が同人誌を売っている! 同人誌即売会ってとても日本的なものだと思っていたので、ちょっと新鮮だった。でも、考えてみれば、もとネタはSF大会やワールドコンのディーラーズルームやファンジンアレイなので、不思議ではないかもしれない。そして売ってる外国人のみなさんも日本語がうまい人が多い!
 コミティアXは、フリーマーケット以上のなんでもありの空間で、歩いて回っているだけでも楽しい。西洋の鎧はあるわ、占いはあるわ、原画展もいろいろ、ライブペイントもやっている。その中で、おおやちきさんの麗しい原画をみつけて見入っていると、ご本人が同人誌と絵はがきを売っていたのでびっくりした! エッセイマンガの同人誌だったが、購入してありがたくもサインをしていただいた。
 そして、『コミティア30thクロニクル』の3巻(完結巻)が発行された。各巻700ページ近く、厚さ5センチ弱、通勤電車の中で読むのは重かった。何人かは知っている作者もいるが、「ええ!こんな傑作があったのか!」と知らなかったのがくやしくなる作品もある。コミティアの果実の豊富さにただただ脱帽、そして、その作品を時の渦の中に埋没させずに引き上げたこの企画にも感謝したい。さて、この3冊、並べてみると帯のあおり文句が面白い。「沸騰する混沌の30年間」「豊饒なる自由の30年間」「結晶する妄想の30年間」いずれも、さもありなん。


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2014年12月 8日 (月)

『青池保子 華麗なる原画の世界 「エロイカ」から「ファルコ」まで』

 京都国際マンガミュージアムで、青池保子の原画展が開催中だ。原画展で通じると思うのだが、『青池保子 華麗なる原画の世界 「エロイカ」から「ファルコ」まで』というのが正確なタイトルだ。「漫画家生活50周年記念」というのだから、すばらしい!! 原画展は主にカラー原画が中心で、だんだんキャラにおっさんが増えて、シブい色合いの絵もあるが、ずっと手描きで描き続けている。
 12月中旬に原画入替があるようだが、私が観た前期では、伯爵や少佐が脇役だった頃の「エロイカより愛をこめて」のコマ割り原画もあった。少佐がまだスリムだ。なっつかし〜! 「イブの息子たち」もあるよ。それ以前の講談社の頃の掲載雑誌も、マンガミュージアムが所蔵していて、いっしょに展示しているところはさすがだ。
 2015年2月1日までの展示で、1月17日にはサイン会も行うらしい。

 併せて、別の部屋で『京都「艦これ展」』も行われていた。これって、9月の京都マンガアニメフェア』にあわせて展示がはじまって、第2会場として大混雑していた展示だったと思う。(Twitterで入場制限の進行が刻々と入っていたのだ) 最終週となっていたので、人ごみはすっかり減っていた。入場記念に小さなクリアファイルをいただいた。これまで艦これのキャラの区別がつかなかったのだが、少しはわかったぞ。

2014年12月 7日 (日)

鞍馬から貴船まで

 もう紅葉も終わりかけているが、まだシーズンになる前に、サトルの大学で大学祭があった。もう4回生なので、卒業すればこっちにもあまりくる機会がないかもしれないと思って、叡山電車の1日券を買って、ついでに鞍馬まで行ってみることにした。
 鞍馬寺には、遥か四半世紀以前に一度行ったことがあるような気がするが、まったく覚えていない。そのときは行かなかったが、奥の院「魔王殿」という妄想をかき立てるような名前であり、それに至る道は、樹の根っこが突き出ているようなステキなところがあるということは、知識としては知っていた。ちょうど気候もいいので、学祭の屋台で昼メシ食べてからそちらに回ってみることにした。そこそこ歩くので、身軽に歩きやすい装備で出かける。
 紅葉シーズン前とはいえ、週末の休日なので、観光客は多い。叡山電車の鞍馬駅には、おおきな天狗の顔の像がお出迎え。そこから仁王門は近い。そのあと本殿金堂まで、由岐神社経由で歩いていくか、ケーブルを使って多宝塔経由にするかに分かれる。ケーブルは乗ったことないし、時間節約のため、後者のルートを選ぶ。本殿金堂を過ぎて、背比べ石→木の根道→義経堂→僧正ガ谷不動堂→奥の院魔王殿と続き、貴船神社に抜ける。土がむき出しで、雨天なら枯れ葉が滑ってけっこう危なそうな山道だが、子どものときに来たことのあるダンナが「これでもずいぶんきれいに整備された」と言っている。
 たどり着いた魔王殿は、「650 万年前、金星より地球の霊王として天降り地上の創造と破壊を司る護法魔王尊が奉安される。累々と石灰岩の重なる柵内は、日本庭園の源流といわれる磐座(いわくら)である」と、鞍馬寺入山のしおりに書いているのだから、怪しさ公認である。見た目はわりと小さめの殿だった。
 貴船にぬけたときすでに午後4時ぐらいになっていて、ここまでずいぶん歩いたので、貴船神社は簡単に流して(すみません)、バス停までにあったカフェでちょっと休憩して帰途についた。

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