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2014年7月 9日 (水)

小説『皆勤の徒』

『皆勤の徒』酉島伝法著(東京創元社)
 今年度の日本SF大賞受賞! なら、読んでみようかと思ったのだが、「グェヴオォオォーーウェングゥウゥンンゥンーーグェプ、ヴヴーー」(←こう書くとWordが間違いだと赤線を引いてくる)と、おっしゃる社長、何なのよ!? この世界。4編の連作短編で構成されているのだが、1編目の『皆勤の徒』はものすごく読みにくかった。2編目の『洞(うつお)の街』で、面白いかもと思い、3編目の『泥海(なずみ)の浮き城』でググっととりつかれ、4編目の『百々似(ももんじ)隊商』ですっかりファンになった。なんかよくわからないグチョグチョ、ネトネトの世界なのだが、もしかしてこれは人類が移住した外惑星? 環境に適応させてグチョグチョに遺伝子操作した人類の遠い未来の末裔? もしかしたら実はスケール(サイズ)がちがっていて、ナノの世界? 少しずつヒントを小出しにしているけど、すべてを語ってくれないところが麻薬的。その中で百々似(ももんじ)だけが白い毛玉のようでヘンにカワイイ。
 そのあと、大森望の解説を読み、「ええ! そういうことだったのか!?」と驚いた。大森さんが「最後まで読めばわかるとおり」と書いているけど、わからないよ! この謎を確認するため、もう一度ゆっくり読みたくなる。(けど、まだ読んでいない)
 タイトルだけ紹介してもふりがなが必要なように、本文にも造語も含んでふりがなのいる漢字がゾロゾロ出てきて、読み進めるとマゾ的な快感がある。「漢字ってSFだなあ」と思わせてくれる。もともとデザイン畑の人らしく、イラストもご自分で描いている。トータルなグチョグチョ感に次回作も期待したい。
 しかし、この作者のペンネームを見たとき、「どうして此花区の地名? それもどっちもそれほどメジャーじゃない地名なのに」と思ったけど、大阪出身らしい。此花区出身なのだろうか?

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