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2014年1月

2014年1月30日 (木)

「小松左京マガジン」50巻にて完結

 発行が9月28日だから、ずいぶん読むのが遅くなってしまったが、2001年小松先生が古希を契機に創刊した同人誌「小松左京マガジン」が、お亡くなりになって3回忌となるこの巻で幕を閉じた。充実した13年間と、鮮やかな引き際に拍手を贈りたい。
 表紙は、表1から表4までの4面を使って、1号から49号までの表紙を一同に並べている。とても壮観! 今号には、小松左京を巡って、2つの座談会を新しく企画して掲載している。一つは、石毛直道・古吟勲一・茂山あきら・小佐田定雄といったメンツで同人誌『上方風流(かみがたぶり)』に関わって、もう一つは山田正紀・萩尾望都・とり・みき・八代嘉美といったみなさんでSF関係のおはなし。どちらも濃い人たちばかりなので、話も濃い。また、「第2回国際SFシンポジウム」のレポートもあった。これって、第1回が1970年に開催されていたのね。実に、43年降り! SF者のしつこさ、粘り強さあらわれている。(ちがうか?) この、大阪開催の時に、私も行きたかったんだよね。所用があって、泣く泣く諦めたのが、いまでも惜しい。

 「小松左京マガジン」完結、楽しく読ませて頂きました。どうもありがとうございました!

2014年1月29日 (水)

スライドトーク「インド〈Tarabooks〉の愉快な本づくり」

 1月14日に「インドな絵本紹介『水の生きもの』『TSUNAMI』」を書いたそのすぐあとの恵文社のTwitterで、一乗寺店で1月26日に「インド〈Tarabooks〉の愉快な本づくり」というイベントが行われることを知った。以心伝心というわけではないが、なんというタイミング! それで、私はやっと、『水の生きもの』の手漉き・手刷りでつくったチェンナイの工房と、『TSUNAMI』のtaraBOOKSが同じものだと知った。
 このイベントでは、第1部で装丁家・矢萩多聞(やはぎたもん)さんが南インドのタミルナドゥ州のチェンナイにあるTarabooks(大文字小文字の表記がいろいろばらついているのだが、建物の看板をみるとどうやらこれが正確らしい。しかし、ホームページの表記はちがうんだよね???)を訪れた時の様子をスライド付きでお話をしてくれた。第2部は矢萩さんと京都の出版社ミシマ社の三島邦宏さんとの対談で、Tarabooksやいろいろな出版のことを語っていた。2人とも、いままで全く知らなかったのは、なんたる不覚。とても嗜好のあった面白い話だった。
 インドの出版社というと、なにか雑然としたむっさいイメージを持ってしまったが、まったくちがっていた。南インドの輝く陽光のもと、白い新しく美しいスタイリッシュなビルが建っていた。1階がゆったりと面展示が多い本屋、2階がワークショップもできるミーティングルーム。3階が編集部でアップルのコンピュータも鎮座している。郊外には手刷りを行っている印刷所があり、隣には社宅があって、職人さん達が共同生活をしている。代表のギータ・ウルフさん(女性)は、日ハール州のミティラー画、マディヤプラデーシュ州のゴンド画、マハラシュトラ州のワルリー画などの描き手であるアウトカーストの少数民族の人たちといっしょに作品を生み出している。出版社と印刷所が一つになって、内容も仕上がりも質の高い本を創っている。こういう出版社があったのかと、感動ものだ。
 矢萩多聞さんも知らなかったが、面白い人だ。最近はネット情報が豊富なので、調べるとホームページやTwitterが発見できる。バンガロールにも事務所があり、年の半分はインド、半分は日本の往復らしい。全く知らなかったといったけど、Twitterサイト「indo.to」を運営している人だったのだ。フォローしているのに気がつかなかったよ。

 最近改装して出来た恵文社一乗寺店のcottageは、店の奥の秘密基地のようで、50人くらい入れるフリースペース。中庭もあってステキにいい感じ。今回のイベントではTarabooksの物販以外にもチャイやインドビール、スナックの物販もしていた。終わった後、あちこちで談笑していたが、もしかして半分くらいは出演者等のゆかりの人たちだったのかしら?

2014年1月17日 (金)

映画『マッキー』

 ハエに生まれ変わった主人公が恋人を守る映画……といわれたら、インド映画でもちょっとバカバカしすぎないか〜と考えたが、「武器人間」を見に行ったとき、前売り券が出ていたので、つい買ってしまった。結果、たしかに「ありえねぇ〜」というような設定であったが、意外と面白かった。「意外と面白い」が前回の記事から3作連続つづくと、ちょっと得した気分になってしまう。
 まず、主人公がハエになってから、まったくしゃべらなかったのがよかった。言葉にたよらず、すべて、ゼスチャーや行動で演技しているのだ。それが、ハエの視点で表現されている。まるで、巨人の国のガリバー状態。
 ストーリーの大枠は「ありえねぇ〜」ような筋だが、エピソードや小物の伏線がはじめからあちこちに張り巡らせているので、細かいところに注意してみているといろいろ「なるほど」というシーンがある。
 それから後からパンフレットを見て、「へええ〜」と思ったこともいろいろ。画面ではみんなヒンディー語をしゃべっていたので、ヒンディー語映画かと思ったら、オリジナルはテルグ語映画で、他にもタミル語やマラーヤラム語も前提に制作された他言語ムービーだったらしい。テルグ語映画の俳優ってだれも見分けがつかなかったが、この映画の悪役スディープを演じたスディープ(役名そのまま)は、カンナダ語映画界のトップ俳優の1人らしい。この悪役がいちばん顔出しが多い。ヒロインよりも目立っている。残忍な殺人シーンからちょっとおマヌケなやられシーンまで、演技力がいるだろうなあとは思っていたが、そうだったのか。それに低くてよくとおる声がステキ。
 2012年、125分。最近短めの映画が多いが、これもしっかりインターミッションがついている。

2014年1月15日 (水)

映画『武器人間』『プラネット・テラー inグラインドハウス』

 京都のみなみ会館で12月21日〜1月10日まで「武器人間」という映画が上映されていた。内容も前評判も全然知らなかったが、私のカンが「これは面白いかも」と働いたので、平日の休日に行ってきた。ちょうど、1週間限定上映で、「プラネット・テラー inグラインドハウス」という映画もやっていて、「武器人間」とセットの割引チケットが出ていた。こっちの内容も全く知らなかったが、セットになるのは、内容的に相乗効果のあるものだろうと、両方観ることにした。結果、両方グロくてエグいので、万人にはとてもお勧めはできないが、双方ちがった懲りようで思った以上に面白かった。

「武器人間」(2013年、オランダ/アメリカ、84分)
第2次世界大戦末期、舞台は荒野や破壊された教会、視点はソ連の偵察部隊の手撮りの記録カメラ、画面の色合いは押さえられ、ホラーといっても色鮮やかな血が飛び散るスプラッタとは対極的に、全部は見せないところに恐怖をそそられる。偵察部隊がみつけた建物の地下に死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造していた。……といえば、マッドサイエンティストの代表、フランケンシュタイン博士……の末裔が、そのままの性格?で登場する。でも、この博士、ちょっと合体のやり方が雑。直接関係ないだろうけど、私は塚本晋也の「鉄男」を連想してしまった。この次々と襲いかかってくる武器人間の造形がなかなかエグくて、カッコよく、ちょっとユニークなものもあり凝っている。後でパンフレットをみると、それぞれ名前があって、解説が添えられているが、映像では全身をさらすこともなく、暗闇を蠢いたり、突然現れて殺戮を行ったあと闇に消えたり、説明もほとんどない。いや〜不気味、不気味。登場人物は、ソ連の偵察部隊とドイツの狂科学者だが、イギリスの俳優で、英語をしゃべっていた。

「プラネット・テラー inグラインドハウス」(2013年、アメリカ、105分)
ゾンビ集団に片脚マシンガンの美女が立ち向かう! 「武器人間」とのつながりは、片脚マシンガンね。しかし、この作品は1週間の限定上映で、新作じゃないせいか、パンフはおろか、チラシさえない。感想を書くのに裏付けがとれないじゃないか?! しかたないので、ほとんど第一印象で書いている。映画のテイストはどちらかというと、こっちは正統派のB級スプラッタホラーだが、細かいところを言えば「おいおい」と思うところがいくつかあり、いろいろなポイントで笑える。登場人物がけっこうたくさん出てきて、クセがあるところも、ありきたりよりちょっと面白い作品になっている。ストーリーはちょっとSFっぽくて「21モンキーズ」のような細菌ガスとゾンビ映画が合体して、ラストは「復活の日」みたいだった。

2014年1月14日 (火)

インドな絵本紹介『水の生きもの』『TSUNAMI』

 左京区の一乗寺に恵文社という本屋がある。自称「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」というように、フツーの本屋とだいぶ品揃えがちがう。店長のお眼鏡にかなったあれこれが入っているのだが、なかなか他の書店ではお目にかかれない本に出会うことがある。今回はそんな恵文社で手に入れた2冊の本の紹介したい。

『水の生きもの』ランバロス・ジャー作(河出書房新社)
 横長の縦開きの絵本(といってもルビがないので大人向き)で、インドのチェンナイの工房で手漉き紙にシルクスクリーンで手刷りし、手製本された本。3000部印刷でナンバー入り。私のは45。
 ひとつのおはなしがあるわけでなく、ワニ・ロブスター・ヘビ・魚などのミティラー画に寓話やエッセイの言葉を添えている。ただ、ミティラー画は通常、ビハール州の女性たちが生活のなかで壁や中庭に描いていた絵のことをいう。ランバロス・ジャーは地元民ではあるが男性であり、職業が画家なので、ミティラー画に触発され、手法を用いてはいるが、正確にはミティラー画の絵本ではない。とはいっても、ぜんぜん違和感はないし、造形はため息がでるほど美しい。インドでというともっとおおざっぱなイメージがあったのだけれど、本の装丁もとてもていねいだ。

『TAUNAMI』(petra ediciones 刊)
こっちのほうは、恵文社のTwitterをみて知って購入したのは自分のTwitterをみると、ちょうど昨年の1月だったらしい。 調べてみると、ちゃんと恵文社のblogにも記事があった。 ウラがとりやすくって、ネットって便利。メキシコで出版されたスペイン語版。もとはインドのtara BOOKSから出版された。日本語版はなくて、英語版は入手不可能状態らしい。
 縦開きで屏風折りになっていて、人や物が流されている水流が最後のページまで続いている。文字がなくても、内容がくみ取れる。2004年に、アンダマン・ニコバル諸島(ここインド領です)で起きたスマトラ島沖地震の絵本らしい。日本でも東日本大震災以来何冊か津波の絵本がでたが、だいぶイメージがちがうなあ。インドの人にとってはTSUNAMIも神の仕業? 恵文社のblogに貼っている動画で歌のような語りを聞くことができる。神への祈りのようだ。

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2014年1月13日 (月)

驚異!「ビグザムとうふ」

 巷でウワサに聞く「ザクとうふ」も「ズコックとうふ」にもお目にかかれず、今に至ったているのに、先週ふだんはいかないショッピングモールもスーパーで出会ったのは、なんと「ビグザムとうふ」だった! 恐ろしい、ジオンの陰謀もここまできたか!! ……というわけではなくて、製造元の相模屋のG-TOFUシリーズのひとつで、昨年の6月に発売されていたらしい。知らなかったわ。その内容は相模屋ホームページに詳しい。このノリ、この企画者、ぜったいオタクだわ。
 さて、このビグザムとうふ、で…でかい! 箱は縦30センチ×横20センチ。アボガド風味の頭部部分のとうふと、ふつうの白とうふの足がひとつ。とうふにはオデッサ周辺の大豆が「ごく微量」はいっているらしい。それに、ジオンマークいりのご飯型。作戦指令書が1通。そこには、ビグザム丼の作り方が書かれている。……おもしろいけど、おいしいのか? アボガド風味ならやっぱりサラダかな。


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2014年1月11日 (土)

「COMIC CITY大阪97」&「ぷち畑。07」に参加します

 もう明日になりますが、1月12日インテックス大阪で開催される「COMIC CITY大阪97」に参加します。スペースは3号館の「L-30 a」です。創作系は6号館が多かったのですが、今回は少し手前にある3号館です。コミケ直後の大阪シティは毎回人出が多いのですが、今回はどうでしょう?

 「ぷち畑。07」は、創作系同人誌即売会「そうさく畑」主催者であり、赤Bブーブー通信社の社員でもある武田さんが行っている、シティのなかでのミニ「そうさく畑」です。今回、はじめて申し込んだのですが、とても手作り感のあって、Twitterで武田さんがいろいろ宣伝しています。福引きもあるので、ぜひお立ち寄りください。

 さて、当日の出展品ですが、本の方は相変わらず出来ていませんが、切り絵しおりを新しく1種類つくりました。年賀と同じようなハニワウマさんです。4枚作りました。また実際に手にとってごらんください。切り絵しおりは少しずつ残部があって、種類が増えましたが、季節ものはその季節だけのお披露目にしようと思っています。

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2014年1月 4日 (土)

ある防災事情

 ちょっといつものネタと毛色がちがうのだが。
 この年末年始に帰省をしてきた。実家は和歌山の田舎なのだが、1年に1回帰る度にいろいろなことが少しずつ変化している。自動車道が延長されたり、チェーン店が増えたり、田んぼに家が建っていたり。
 そして東日本大震災以降、目につく変化が防災事情だ。南海・東南海地震が起こると、和歌山はモロに津波をかぶってしまうのは地元も以前からうすうす自覚していたところだろうが、東日本大震災の映像でとても現実感をおびてきた。和歌山の海沿いはひろい平野がなくて、比較的すぐ小高い山がある。まず、崖崩れ・山崩れのあるそうな場所にコンクリートの防災壁が出来た。集落や山道のあちこちに海抜表示の看板ができた。家の近所のもともとある山の道(山頂に小さな城址がある)やみかん畑へ続く道は、とてもローカルな「ハイキングコース」になっていたが、「避難路」という看板も付け加えられた。なんか、登ってくる人も増えたらしい。
 そして、今回帰省した折には、以前山道があったが畑に行く人が減って埋もれてしまった道を整備したり、新たに切り拓いて避難路が増殖しつつあった。現在進行形で、まだ伐採だけしたところとか杭打ちだけの場所もあったが、1メートル幅ぐらいのコンクリートの坂道をふもとから何本も作っていた。かなり急勾配もところも、階段は作らず坂道にしているのは、あとで聞くと、リヤカーで荷物を引き揚げる想定らしい。確かにお年寄りの多い過疎地域、足下のおぼつかない人も多いので、それは荷物だけでなく、人を運ぶにとっても有効な手段だ。車道はもっと道幅が必要だし、車は動かなくなったら障害物以外なにものでもない。それに、山のあちこちに人が溜まれそうな小さな空き地もできつつある。(昔、みかん畑だったけど、栽培しなくなって、放置されている場所とか) 家が集まっている地域はだいたい海抜10m以下、津波到達までに駆け上がれそうな近所のみかん山は海抜20〜40mあり、身近で実際的な庶民の防災事情だ。
 和歌山は、海沿いの海抜10m以下の場所に鉄道も国道も交通機関が集中している。もし、大きな津波が起こったら、交通が壊滅状態になる可能性が大きいので、遠方からの援助はあまり期待できない。自分たちでなんとかしなければならない。みんな何となく、そう考えているのだろうな。

2014年1月 2日 (木)

明けましておめでとうございます

 ジタバタするうちに、年を越えてしまいました。本年もよろしくお願いします。
 昨年は、ネタはあれど、文章を書く時間がない!とあえぎ続けた1年間でした。オモテ稼業がますます繁忙となって、体力がなくなって、残る人生を考えてしまいます。時間がないだけでなく、気力がなくなってしまうのは避けたいところです。う〜ん、何とかしなくては。

 さて、一昨年より去年は、少し切り絵作品の数が増えました。年始のカットも切り絵です。埴輪の地肌のバックは黒だよなあと、黒バックにしたのですが、ちょ〜っと地味だったなあ。モデルは、東京国立博物館の重要文化財のウマさんですが、かわいく見えるように足を短く、目を大きくアレンジしています。かわいい?

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