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2013年12月

2013年12月10日 (火)

講演会「怪異・妖怪文化の伝統と創造」

 11月25日に国際日本文化研究センター(以下、日文研)で、公開講演会「怪異・妖怪文化の伝統と創造」が開催された。新聞で見つけたのだが、関係者のみの研究集会の第1日目の講演会を一般公開としたようだ。妖怪の専門家・小松和彦先生や、小説家の京極夏彦さんのおはなしが聞ける!というので、申し込んだ。しかし、この日文研、京都市内にはあるのだけど、はるか西の果てで未踏の地だ。阪急桂駅から送迎バスで50分、センターの周りには店舗等は何もなかった。でも、ホールは設備も良く上等。
 一般公開とはいえ、研究集会の講演会なので、13時30分から17時まで1回休憩を挟んでビッシリ。登壇者の中には、外国人の研究者も2人いたけれど、日本文化の研究者なので、日本語がとてもお上手! 語彙も豊富で、敬語も使えて、専門用語もばっちり!! すばらしい!
 前半は、小松和彦さん、京極夏彦さん、マイケル・ディラン・フォスターさんの各45分の講演。小松先生は、3月に退官のご予定のようで、1997年に日文研に来られてからの16年間の妖怪研究の総まとめのようなおはなし。京極さんは、いつもの格好で、資料無し映像無し、見た感じしゃべり原稿も無しで、キャラクター化された妖怪の話をはなしきった。フォスターさんは、日文研の外国人研究員だが、1月にインディアナ大学に戻られるらしい。流ちょうな日本語で、主にアメリカの英語妖怪サイトなども紹介していた。
 後半は、この3人に加えて、日文研の山田奨治さん、国立歴史民俗博物館の常光徹さん、主にヨーロッパの妖怪研究をしゃべってくれたマティアス・ハイエクさんを加えての総合討論ということだが、それぞれ2回ほど話をしただけで時間切れになり、討論とまで至らなかった気がする。きっと、6人ともしゃべりだしたらとまらない人なのではないだろうか。
 終わったら、夕方の5時過ぎになっていて、既に薄暗かった。半日どっぷり妖怪漬けの日だった。
 日文研のホームページも充実していて、オススメ!(特にデータベースはすごい!!)

2013年12月 9日 (月)

「ダライ・ラマ14世講演会」

 11月23日・24日に京都精華大学45周年記念事業として、「ダライ・ラマ14世講演会 –世界を自由のするための方法−」が開催された。チベット仏教の指導者、めったにお目にかかれないお方なので、ぜひナマでお会いしたいと思って応募した。
 23日の方に申し込んだが、精華大の体育館で1600名収容とのことで、往復はがきで応募すると、送付されてきた入場整理券には、身分証明書提示、手荷物検査あり、持ち込みはハンドバック程度、カメラ・飲食物・ペットボトル禁止とある。なかなか物々しい。しかし、ハンドバック程度といわれると、いつも持ち歩いているようなA4クリアファイルは入らないし、ハードカバーの本も無理だ。ペットボトルもいつも入れているが、まあ、時期的になくてもなんとかなる。……と思って、わざわざカバンをかえて行ったら、けっこう大きなリュックやボストンバッグを持ち込んでいる人もいた。まあ、その日は学校関係者参加の日だから甘かったのか。
 ダライ・ラマ14世は以前TVで見たことがあるが、わりとパッパラパ〜っと開けっぴろげな感じでしゃべっていた印象があった。(ノーベル平和賞を受賞した頃かな) 而して、今回も同じようなフランクなしゃべり方だった。威厳に満ちた重々しい宗教的指導者というイメージにはほど遠いキャラだ。周りの関係者のほうが、そのペースにちょっとオタオタする場面もあって、ほほえましい。御年78歳、我々は20世紀に人間だから、君たち21世紀の人間に未来を託す。世界を平和にするためには対話が大事だ……というようなおはなしだった。10分くらいずつ段落を切って、英語でスピーチして、そのあと事前に翻訳した原稿をもとに通訳が日本語で繰り返す。前半のスピーチはそれでよかったが、後半の学生たちの質問に答える場面ではちょっと手順がしんどかった。質問者は事前に選抜していたようだが、質問内容は事前の調整が出来ていなかったようで、対訳にちょっと手間取った。さらに、正しく通じていないんじゃないかという応答もあった。せっかく事前選抜したのなら、質問内容もしゃべり方ももうちょっと吟味したら?と思わないでもないものもあった。ダライ・ラマの横に控えていた人は、要所要所を英語とチベット語で翻訳しているのかしら? こういうのって英語が理解できたら、もっとおもしろくてよくわかっただろうなあ。
 それにしても、行きの叡山電車は秋の観光シーズンでものすごい人出だった。出町柳の改札を入るまでにすでにならんでいる。時間に余裕を持って出かけたつもりが、とりあえず大学までたどり着いて、学食が開いていたので、そこで昼食をとった。帰りは叡山電車を避けて、スクールバスで地下鉄の国際会議場駅の方に出た。そこは空いていたのだが、地下鉄で京都駅まで着いたら、やっぱりすごい人だった。このシーズンは外出要注意だ。

2013年12月 8日 (日)

「秋の古本まつり」に行ってきた

 近場で定期的に行われているフリーマーケットとか手作り市とか弘法さんとかに行ってみたいを思いながら、土日出勤があるし、昼間はほとんど地元にいないので、なかなか行けない。古本市もそのひとつ。京都では大きな古本市が3つある。春に京都市勧業館で行われる「春の古書大即売会」、夏の下鴨糺の森での「下鴨納涼古本まつり」、秋の百万遍知恩寺での「秋の古本まつり」だ。詳しくは「京都古書研究会」のホームページに詳しい。春のは10年以上大昔に一度行ったことがある。夏はまだ。そして、今度やっと秋の古本まつりを覗くことができた。今年は10月31日(木)〜11月4日(月)まで。前日に雨が降って、境内がややぬかるんでいるが、雨があがってよかった、よかった。絶版になった本でいくつかほしいのはあるけれど、こういうところで特定タイトルを見つけることはまず無理だ。時間も限られているので、通常の書店の流通にのっていないものと、ビジュアルでちょっと原価だと高くて手が出せないようなものを狙って探してみる。そんなに場数を踏んでいないので、価値のあるものはわからない。どちらかというと、自分の気に入るものをカンで探す。あとは、値段と見合うかだ。なければ、ひやかしだけと思っていたが、カルカッタで発行されたBOSEという画家の英語の画集、1980年出版の恒文社『死の画家ティスニカル』の2冊をゲット。重かったよ。

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2013年12月 7日 (土)

演劇「石のような水」

 記憶に新しいうちに先に書いておこう。
 11月28日〜30日に京都芸術劇場春秋座(京都造形芸術大学内)で演劇「石のような水」が上演された。永年ファンである維新派の松本雄吉さんが演出・美術をするというので、目をつけていた。「マレビトの会」の松田正隆さんの作品。この組み合わせは、以前、大阪の精華小劇場での「イキシマ」を観たことがある。舞台はちょっと似ている。非シンメトリーな直線が横と縦に重なる。丸窓と1本の枯れ木以外、具象を極限まで取り除いた舞台。そこがいろいろな場所に設定される。
 ある都市にある高層アパート群。かつて、その都市の近郊に隕石が落ちて、巨大な穴ができた。穴の中心から周辺30キロメートルの圏内を人々は〈ゾーン〉と呼び、政府はそこを立ち入り禁止区域に指定した。というのが設定。しかし、その具体的なイメージも説明もなく、謎も解明されない。「ストーカー」の〈ゾーン〉、「惑星ソラリス」の戻ってくる死者、「サクリファイス」の一本の枯れ木……タルコフスキーのオマージュのような作品だ。だから、そのイメージの好きな人には、期待どおり。でも、タルコフスキーを知らない人にはワケワカメ? 私もタルコフスキーの映画はだいぶ前に観ただけだから、気がつかない部分も多い気がする。
 それと役者さんたちがすごかった。みんなフツーじゃない。みんなどこかヘン。それを演じられる役者さんたちは、すごいし、舞台映えがする。特に主人公の妻、今日子さん。あの眼力、言動もイッちゃっててキョーレツだった。

2013年12月 5日 (木)

「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2013」

 昨年も開催されていた「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン」が今年も同じ大阪のシネ・ヌーヴォで、10月19日〜25日に開催された。(東京でも10月11日〜18日に開催)
 17作品が上映されたが、休日を算段して、そのうちなんとか3作品を観ることができた。今回のラインナップはすべて2012年、2013年の新作。最近はインド映画も2時間前後の短めのが多いと聞いたが、リーフレットをみると、たしかにそうみたいだ。古い映画とくらべて、いずれも画面がきれいで、CGも進化している。
 以下、面白かった順。
 「ターバン魂」Son of Sardar 2012年11月インド公開 141分
 「茶番野郎」Nautanki Saala 2013年4月インド公開 119分
 「愛するがゆえに」Ashiqi2 2013年4月インド公開 132分

「ターバン魂」はシーク教の一族の復讐劇をネタにしたコメディタッチの作品。昔、「ミモラ」に出ていたとき「濃いインド顔だなあ〜」という印象があったアジャイ・デーブガンが、先祖の復讐で命をねらわれつつ、寸でのところで躱す主人公を思ったより濃くなく、軽やかに演じている。シーク教徒というのがオモテに出てきている作品ははじめてだったので、そこもちょっと新鮮だった。
「茶番野郎」もコメディ。困った人をみたらつい助けてしまう若手演劇監督兼俳優の主人公は、完全な巻き込まれタイプ。俳優も監督も知らない人だったのだけど、ノリがよくて何も考えずに楽しめた。
「愛するがゆえに」はリメイクらしいが、昔は売れっ子だったが今は落ち目のアル中歌手(男性)が、歌手のタマゴ(女性)を見つけて、育てていくが……、そこからの話は陳腐といえばそれまでだが、王道といえば王道。
 今回は昨年のように字幕が途切れたり、見にくかったりということがなかった。字幕で気がついたが、高倉嘉男さんの名前があった。ホームページ「これでインディア」のアルカカットさんだ。長いインド留学から帰国して、どうしているのかなあと思っていたので、名前をみてちょっとうれしかった。

2013年12月 3日 (火)

映画『パシフィック・リム』

 これも公開終了して久しいが、1日のファーストディに『ガッチャマン』とかけもちして2本観たら、こっちが数段面白かった。私は、あの『パンズ・ラビリンス』のデル・トロ監督の映画なら観たい!と思っていたのだが、世間では、モンスターではなくて「カイジュウ」が出てくることと、監督がコアなニッポン特撮ファンらしいということで話題になっていたようだ。期待に違わず、ディテールに凝って、ガジェットにこだわって、スクリーンに目を釘付けにして、あとから語りたい場面続出!! パンフレットを読んで、思わずイエーガーとカイジュウについて復習をしてしまった。
 パンフレットでは、太平洋深海に出来た時空の裂け目から襲ってくるカイジュウには、それぞれニックネームとカテゴリーというランク付けが与えられ、出現時期・体長・体重・武器・弱点が表記され、かたや、パトレイバーやGガンダムのように飛び道具を持たず、カイジュウと格闘するイエーガーにも、等級・国籍を初め、OS(細かい!)・主兵装・必殺技(やっぱり!)・全長・重量・怪獣撃退数などが載っており、どちらにも機動力・攻撃力・防御力が数値で乗っている。おまけにイエーガー・パイロットにもそれぞれ生年月日・出身地・身長・体重・隊員番号(凝ってる!)・軍配置・所属部隊などが記されている。私は、第1世代最後の生き残り「チェルノ・アルファ」と、夫婦パイロットが寡黙で出番が少ないがカッコよくてお気に入り。いや〜、いろいろワクワクするなあ。しかし、パイロットが2人(3人のもあるが)で操縦するというのは、「バロム1」か「ウルトラマンA」のようで、ちょっと笑ってしまう。脇役で出てくるとぼけたマッドサイエンティストやしぶとい闇商人もけっこういい役回りで味があってステキ。菊地凛子? 芦田愛菜? そういえば出ていたね。

2013年12月 2日 (月)

映画『燃える仏像人間』

 ああ! もう12月になってしまったよ!! 9月、10月、11月とオモテ稼業がとても忙しくて、10時過ぎまで残業、帰ったら日付がかわっていることが多かった。我が家はすっかり父子家庭。休日に出かけると、家事雑用やネットの更新、原稿描きが出来ないが、秋はイベントが多いので出かけたい…… おまけにストレス解消には本をいっぱい買ってしまい、ツン読が増える。このウロボロス的な状況をどうしてくれよう……

 さて、気を取り直して、遅れてしまったけど、ぜひ書きたいネタからいこう。
『燃える仏像人間』80分 監督・脚本:宇治茶 これを京都の元・立誠小学校特設シアターで観たのは、もう8月のこと。みなみ会館でもらったチラシをみて、「これはヘンそう」と直感で感じてひとめぼれ。その前にみなみ会館で上映したときから気になっていたのだけど、どうしても日程がとれなかった。そのあと、元・立誠小学校特設シアターでの上映があると知って行ってきた。チラシを見て、カンだけで観にいったので、どんな作品か全く予備知識がなかったのだが、期待どおりのキモチわるさだった。女子高生・紅子が、仏像と融合合体して、悪の仏像人間と戦う立版古(たてばんこ)のペープサートアニメだ。(チラシでは劇メーションといっている) 絵は、全部監督の宇治茶さんがせっせと描いていたようなのだが、ギャグの入った諸星大二郎風、誰ひとりとしてフツウの顔色の人物がいなくて、目がイッちゃっている。危ないなあ。万人にはお勧めできないけれど、ヘンなもの観たい人にはお勧めだ。
 映画上映のあと、監督の宇治茶さんの挨拶(というか舞台インタビュー)があった。若いフツーの気弱そうなお兄ちゃん風の人だった。そのあと、開場入り口で、パンフレットを買って、サインをしてもらった。
パンフレットは、映画の中ではわからない種々の仏像人間のこまかな設定が描かれていて面白かった。
 この記事を書くために、ネットを確認してみたら、公式Facebookのページがあった! ビックリ!!

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