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2013年11月19日 (火)

特別公開:六道珍皇寺、六波羅蜜寺、建仁寺

 夏に、区役所の近所で、たまたま「7月13日〜9月30日六道珍皇寺特別公開」という看板がを見つけた。六道珍皇寺といえば、昼は嵯峨天皇に仕え夜は閻魔王宮の役人であったという伝説の小野篁(おののたかむら)が地獄へ通っていたという井戸がある寺だ。以前、道すがら立ち寄った時は、特別公開の時期ではなかったので、外側の塀越しに遠くにチラッと拝んだだけだった。これは是非に!と思ったけれど、その日はもう夕方で時間が過ぎていたし、2ヶ月以上期間があるので、またの機会にとした。
 しかし、そのあと、拝観〆切の時間を30分勘違いして、また行けなかった。3度目の正直で、9月下旬ギリギリになって滑り込んだ。特別公開時期の休日のせいか、門の近くには拝観受付ができていて、境内には案内が立っていた。お寺の中は順路が決まっていて、要所要所で説明をしてくれる。……手慣れたものだ。寺の中は撮影禁止だったが、庭に向けては(井戸も含めて)カメラOKだった。そして、今回恥ずかしながら、はじめて知ったのは、篁の井戸は、行きと帰りは別々の井戸だったのだ。「冥土通いの井戸」と「黄泉がえりの井戸」という。ブロックホールとホワイトホールのようなものなのね。地獄通いの井戸が一方通行とは知らなかった。他にも盂蘭盆前には精霊を迎える「六道まいり」があり、「迎え鐘」が響く。「閻魔大王座像」や「熊野歓心十界図」などのディープな寺宝も、オタク心を刺激するスポットだ。
 この時のメインはこの六道珍皇寺だったが、いつでもいける距離だと思っていたら30年近く行ったことのない観光スポットが近くにいくつかあるので、「幽霊子育て飴」を買って、六波羅密寺と建仁寺も回ってみた。六波羅密寺は、本堂は修復したのか、ヘンに新しすぎてそそられなかったが、宝物館の木像がどれもリアルですばらしい。それもけっこう間近でかぶりつくように観ることが出来る。教科書によく載っている「空也上人像」(口から6体の阿弥陀さんが出ているやつ)が収蔵されているのもここだ。
 建仁寺は、屏風絵の「風神雷神」が一番の有名どころだが、入ってみると広い! 六道珍皇寺や六波羅密寺とは比べものにならないほど広い! お堂も庭も門もたくさんある。廊下や間に座って、みんなくつろいでいても、広さのせいか人口密度がうすい。これは拝観料分の元がとれる気分だ。
 おかげさまで、けっこう歩き回った1日だった。

 写真はすべて六道珍皇寺、井戸は「通いの井戸」の方

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