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2013年10月

2013年10月31日 (木)

ちょっとだけ瀬戸内国際芸術祭(追記あり)

 維新派公演のため、岡山駅前で後泊をとった。せっかくなので開催中の瀬戸内国際芸術祭(以下瀬戸芸)を少し覗いてみることにした。あまり予習ができなかったのだが、JR西日本のイベントチケットに、鑑賞パスポートとセットで「岡山・香川アート往復切符」というのがある。新幹線は京都からはではなく、新大阪からの乗車、こだま・ひかり号限定等の安いなりの制約があるが、自由周遊区間が2日間乗り放題になるので、これにした。しかし、いざ購入してみると、鑑賞パスポートは引換券で、「宇野港・高松港・宮浦港で引換」と書いてある。え?岡山や犬島ではダメなの? まあ、時間に余裕があるので、当日新大阪で早い新幹線に変更して、宇野港に向かった。岡山に着くと、よくバスツアーなどで見る旅行代理店のツアーが少なくとも4組同じ新幹線に乗っていて、宇野線でも会った。ああ、みんな直島に向かうのね。

 宇野港のインフォメーションセンターで鑑賞パスポートに交換して、地図やらチラシやらをいろいろもらってきた。センターの横で宇野港オリジナル弁当の「UNA弁」(うなべん)を購入して、港エリアの作品を順番に眺めて、海の近くのベンチで弁当を食べた。UNA弁は、手作り感はあるけれど、食材が凝っていてとてもおいしかった。ツアーの人たちが直島に去って、日曜なのにとても静かだった。その後、路線バスに乗って、岡山駅に戻る。

 維新派の演劇のために渡った犬島は、今回で5回目の訪問だ。ここは、もうどこになにがあるかほぼわかる。今回は精錬所跡をとばして、その他の瀬戸芸作品をみて、犬島自然の家のほうから回り込んで演劇の公演のある海水浴場に行ってみることにした。このルートだと、人がほとんど通らないが、ヘンなイヌのある家があった。心配なのは、来る度に島の人数が減っていること。今年は50人ぐらいと聞いた。2002年に『カンカラ』を観に来たときには、230人ぐらいだったかと思うのだが。3年前の『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』には100人台になっていた。今回は、あまり島の人に会わない。
 翌日は、再び宇野港に行って、直島にフェリーで渡る。直島は島全体が美術館仕様で、月曜日はほとんどの展示が休館なのだ。どうしようかと迷ったが、いちばんメジャーな島ではあるのに、いままで行ったことなかったので、どんなところか観てみようと思った。案の定フェリーも空いていた。島では、レンタサイクルで1周回ってみようとしたが、これは間違いだった。直島は宮浦地区・本村地区・ベネッセアートサイトのほぼ3箇所に分かれているのだが、ベネッセのエリアは海岸線まで私有地になっているので、自転車は進入できないのだ。島1周の公道はぐるりと山側に登って降りていかないと行けない。さらに、私有地エリアの入り口でベネッセエリアのシャトルバスに乗り換えて入れるのだが、それも月曜日は休み。パスポートには月曜休業になっていない施設も歩いて20分を往復しなければならない。宮浦地区と本村地区だけなら、自転車は快適だった。現代アートの聖地のように言われているが、ちゃんと昔からの住んでいる人がいるんだわ。本村地区には古そうな護王神社や八幡神社があり、小さいが妖しげな蛭子神社というのが道のすぐ横にあった。あちこちの脇道に入ると古い家もあって、昔からの集落の風情がある。ただ、そんな居住地区もあわせて、ほとんどの店が休みで、住人の姿も少ない。島全体が月曜休館のようで、ちょっと不気味。有名な赤カボチャと黄カボチャ周辺にもほとんど人がおらず、貸切状態、さわりほうだいだった。
 そういうわけで、思ったより早めに引き揚げて、フェリーで宇野港に帰ってきて、昨日回れなかった宇野港エリアの作品を観てまわった。

 瀬戸芸の開催は、11月4日までである。鑑賞パスポートは島々で作品を鑑賞しながらスタンプを押すようになっているが、今回で押したのは犬島と宇野港だけ。まだまだ空白のところが多いのだが、岡山・香川の島を巡ろうとすると日帰りはきつい。せめて1泊ほしいよなあと、じっと手帳を見るが、2連休がとれない。ちょっともったいないが、今年は準備不足だったし、瀬戸芸デビューで経験値が足りなかった。聞くところによると、高見島には廃村があるらしいし、女島には鬼ヶ島のモデルのような洞窟があるらしいので、ぜひまた行ってみたい。……それって、芸術祭とは関係ない?

追記:11月3日 写真つけ忘れていたので、UPしました。
UNA弁、犬島の作品、犬島のヘンな犬の家、直島の赤と黄カボチャ
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2013年10月29日 (火)

犬島の維新派「MAREBITO」

 日にちが前後するが、もうすぐ瀬戸内国際芸術祭も終わるので、先に書くことにする。

 今年も岡山県の犬島で維新派の公演があった。今回のタイトルは「MAREBITO」(まれびと)、10月5日〜14日まで、犬島海水浴場にて上演された。瀬戸内国際芸術祭2013参加作品でもある。一昨年の「風景画」は干潮にあわせた昼間だったが、今回は17時30分開演、夕暮れから夜にかかる時間帯だ。今回は屋台村もある。終わってから、帰ることもギリギリ可能だとは思うが、できれば後泊をつけたい。しかし、そうすると、2連休を確保しないといけない。……と考えているうちに、土曜日のチケットが早々と売り切れてしまった。出勤を調整して、日月と休みを確保し、10月6日(日)のチケットをとった。今回は、岡山駅と宝伝港間のバスと宝伝と犬島の連絡船の送迎がチケット代に含まれている。2時に岡山駅からバスが出発し、3時30分ごろ犬島着。開演まで時間があるので、島を一巡り、そのあと屋台村で小腹を満たす。
 5時過ぎ、開場したので、入ってみる。いつも、特に野外はどんな劇場を創り上げているのか、毎回楽しみだ。今回の舞台は、角のように少し曲がった突堤を背景に、ガラスのない四角い窓のような、写真にフレームのような、枠が宙に浮かんでいる。波の音を聞きながら、夕日が落ちていく黄昏時に舞台が始まる。ジャンジャンオペラと冠していた頃の演目に比べて、今回(前回の「風景画」もそうだったが)は静かな舞台だった。沈黙の空間に響く歌、言葉、石の落ちる音、水の流れる音。途中で舞台の床に水がしみ出すように満たされていき、夜空に星がきらめく。ライトに照らされた役者の影が落ちる。歩くと波紋が広がる。飛沫が光る。何をみても美しい。次にどんなイメージが出てくるのか、目と耳を研ぎ澄まして待ち受ける。ゾクゾクする。そして、ストーリーは? ……と聞かれると、ええっと……海から来たりて、海に還る女の子の話? うまく説明できないので、ぜひナマの舞台をみてほしい。(と毎回逃げる)
 今回はチケット確保がちょっと出遅れたので、席の場所が左右の真ん中あたりの一番後ろの席だった。今まで前の方の席だったので、気がつかなかったが、上演中に客席の何人かスマホやデジカメで写真をとっていたのには驚いた。開演前と終演後の舞台は写真をとっていいというのは確認していたが、ふつう上演中は写真とっちゃいけないだろ?と思ったが、野外という開放感がそうさせるのだろうか。むむむ。
 今回は岡山駅前のホテルで後泊をとっているので、終演後も少しゆっくり出来た。帰りの船便は4便あり、島に到着したときに先にその便にするか申し込んでいるのだが、今回はいちばん最後の便にした。観劇前は寝てしまわないようにアルコールは飲まないのだが、今回はせっかくなので、ラムチャイとシソ(紫蘇)ジンを味わった。しかし、終演後は、ご飯ものはほとんど売り切れているんだということがわかった。でも、この屋台村は独りで居ても楽しい。
 物販の方では、パンフレットもあったが、今回は対談を掲載した文字版と、ムライさんというマンガ家のマンガ版の2冊1組のパンフだった。
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2013年10月28日 (月)

青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー

 ある夏の日、新聞に「青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー」という文字が目についた。京都の旅行代理店が企画している日帰りのバスツアーで、「コウモリ穴」にも行くらしい。
 実は、前々から鳴沢氷穴、富嶽風穴にいってみたいと思っていた。コウモリ穴はその近くにあるのだ。位置的にいうと富士山のすそ野の富士河口町にあり、西湖のバス路線の近くだ。ここらへんはいろいろ見所があり、遊園地の富士急ハイランドもあって、距離的にも、東京から行っても出来たら1泊したい。風穴氷穴なら出来たら夏の暑い時期に行きたい。しかし、夏はイベントがらみでしか旅行に行かないので、2日連続空きを入れられる余裕がない。子どもが大きくなって、やっと、お子様向きでない場所にも行けるようになったが、オモテ稼業とウラ稼業の事情がなかなか難しい。おまけに富士山が世界遺産に登録されたので、しばらくはここらへんも混雑しそうだ。今回のバスツアーは、日帰りで富士山の近くまでというのは、若干遠すぎないか?とは思ったが、お安く偵察ができるので、乗っかってみた。
 途中昼食後、目的地に着いてからの行程は、まず「コウモリ穴」の前でネイチャーガイドツアーの人と落ち合い、先に穴に入ってから、そのあと樹海散策になる。チラシによると1.5km約2時間、それよりもややゆっくりめだったかもしれないが、高低もあまりなく、それほどしんどくない。溶岩洞窟の「コウモリ穴」は、天井が低いところもあるので、入る前にヘルメットをわたされる。かがんでずりずり前進しなければならないところもある。中には、溶岩ドーム、溶岩鍾乳石、縄状溶岩などいろいろなポイントがあり解説もあるが、けっこう暗いところもある。いや、いいなあ、穴って。
 そのあとは樹海散策だが、初めての時はやっぱり地元のガイドツアーさんがいっしょだと、よくわかる。今回のガイドさんはもと消防士さんで、声がよく通って聞きやすかった。お決まりの磁石が狂って、迷ってしまうわけとか、樹海の成り立ちや植物相の遷移とか、いろいろおはなしをしてくれた。上から見下ろすと、樹の海のようにながらかに見えるが、溶岩の地面はけっこう凸凹としているのだ。その、穴の空き具合、樹の絡み具合……絵になっていいなあ。しかし、ず〜っっと景色がかわらないから、散策していても、小学生などはすぐ飽きてしまうのだそうだ。
 しかし、京都からは遠かった! 行程の3分の2はバスに乗っていた気がする。運転手さんも2人交代制だったし、やっぱり日帰りバスツアーはちょっとしんどい。それと、今回ツアーのなかに9人グループがあって、行き帰りにバスの中で酒盛りをしだしたにはちょっと参った。いや、酒類厳禁ではないだろうし、ちゃんとお片付けもして、苦情をいうほどの状態ではなかったが、それをするのなら、大型個人タクシーをチャーターしたら?と思ってしまった次第である。
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2013年10月17日 (木)

京都国際マンガミュージアム:バレエと魔夜峰央と諸星大二郎

 これも既に終わっているが、京都国際マンガミュージアムで7月13日〜9月23日に「バレエ・マンガ 〜永遠なる美しさ〜」という展示があった。子どもの頃、小学館の「小学○年生」を家でとってもらっていた自分にとって、バレエ・マンガの原点は谷ゆきこだった。この展示を企画した人も同年代では? 同じような子ども時代の体験をした年代にはきっとウケる! ……と、思って期待して行った。展示はもっと幅が広く、体系的にとてもまとまった期待以上のものだった。1950年代からの少女雑誌を中心にバレエ・マンガを紹介し、主な作家も落ち穂なく拾い出している。高橋真琴、牧美也子、北島洋子など懐かしいところや、山岸凉子、有吉京子、槇村さとる、萩尾望都などの定番はもちろんのところ、魔夜峰央、曽田正人なども押さえている。私の原点の谷ゆきこが紹介はされていたが、原画がなかったのは1999年に亡くなられていたせいか。そして、図録も充実していて、内容が濃い。巻末にあった「小学館発行の学年誌におけるバレエ・マンガ年表(1959年−1995年)」は、秀逸! 私の永年のうやむやをすっきりさせてくれた。
 このバレエ・マンガの展示関連イベントとして、8月18日(日)に魔夜峰央トークショー「踊るギャグマンガ家」があった。図録を買ったら、サイン会の引換券ももらえた。トークショーは、明治大学の藤本由香里さんが進行で、魔夜さんとおはなしする形で進んだ。魔夜さんが別冊マーガレットのマンガスクールに投稿していたころの話もでたが、実は私もよく覚えている。やっぱり絵が特徴的で目立っていたのだ。この頃の別マは、あとから見るとプロになった人がゾロゾロ投稿していた。自慢じゃないが、1970年代後半から数年間の別ママンガスクールを切り抜いて持っているので、今も確認できるぞ。さて、『パタリロ』の魔夜さんが、どうしてバレエ・マンガなのかというと、奥様がバレエ教室を主宰していて、それがきっかけでご自分も大人になってからバレエをはじめて、今も続けているのだ。どおりで、体脂肪率の低そうな身体をしている。その奥様の山田芳美さんもトークショーの後半に登壇して、3人でおはなししていた。魔夜さんは1人でいるとあまりしゃべらなさそうなクールなかんじなのだが、3人で鼎談すると相乗効果で暴走気味なほど話がはずんだ。終了後、サイン会があり、図録にサインをしてもらったが、魔夜さんのサインは読めない。
 加えて、この期間には諸星大二郎原画展が1階ロビーで開催されていた。この原画展は、「諸星大二郎原画展:不熟1970-2012」というタイトルで6月29日から9月29日までのけっこう長期の期間で、その間、高橋葉介、藤田和日郎、そして本人がセレクションした原画を3期に分けて入れ替えて展示している。点数は少なかったが、とても間近でみることが出来、コメントもゆっくり読ませてもらった。

2013年10月16日 (水)

夏コミ道中記

 まだまだ8月ネタ。夏と秋はイベントが多いので、遠出はどうしてもイベントがらみになってしまう。長期の休暇がとれないので、夏は2泊2日(1日目仕事を終えてから移動するので3日にならない)で、広島のSF大会と東京のコミケに行っていた。SF大会は2日間本当に宿と会場の往復だけだったけど、東京の方は、コミケの後にいろいろ詰め込んで、とても濃厚の2日間だった。特に今年は、サトル(大学3年)も青春18切符でついてきて、現地では私の大学漫研の友人家族と落ち合えて、賑やかなひとときを過ごせた。
 しかし……!!! コミケは暑かった! 今年の猛暑はハンパではなく、会場はどんどん温度があがり、屋内に蒸気が溜まっている。暑さ対策は、事務局も事前周知を行い、参加者も自衛をしていたが、それでも苦行のように暑かった。ああ、今となっては、それしか記憶がない。でも、今回は店子がいたので、創作や評論を中心に会場を回れた。
 その後、みんなで、練馬のケララバワンに向かう。以前にも行ったが、マンガ家流水りんこさんのダンナさんのサッシーさんの南インド料理店だ。今回は6人、しかも3人は食べ盛りの大学生の男の子なので、単品でいろいろ頼んでみた。マサラ・ドーサやウプマ、パロタ、南インドのメニューは珍しい。
 翌日は日本科学未来館の「サンダーバード博」に行った。もはや説明不要のイギリスで誕生した不朽の特撮で、大人がシンケンに作っている人形劇だ。スーパーマリオネーションの人形らしい動きとリアルなデフォルメのない造形は、今のニッポンの萌えアニメと対極をいくようだ。展示品がやや少なめな気がしたのはちょっと残念だった。サンダーバード2号が火事をくいとめるシュチュエーションの5分くらいの寸劇コーナーもあったが、司会者のノリがイマイチなのと参加者もシラっとしていて、その様子がヘンに面白かった。これ、SF大会でやったら、みんなもっと反応がよく、盛り上がるだろうなあ。
 そのあと、雑誌「フラワーズ」で連載されている動物マンガ『しろくまカフェ』の公認カフェが高田馬場にあるので、行ってみた。店の入り口に物販があり、カウンターには大きなパンダさんとペンギンさんが座っていた。メニューは、「しろくまくんのホワイトカレー」とか「グリズリーさんの炎上カレー」とか「キノボリコーヒー」とか「パンダくんの抹茶ラテ」とかネーミングはかわいいけど、フツーのカレーやコーヒーだった。オリジナルメニューをたのむと特製のコースターたおまけでついてくる。
 帰りは新幹線で帰ってきたが、品川に着くとスコールのような雨が降ってきた。日本は熱帯化しつつある。


 ココログで複数のカテゴリが選択できなくなって、だいぶ経つ。当方がMACのせい?と思うのだけど、改善がされないなあ。あまり困っていなかったのだけど、こういうネタを書くときはちゃんと選択できるようにしてほしいと思ってしまう。
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2013年10月15日 (火)

『ギア-GEAR- 』、ver.3も観ました

 京都の三条御幸町のレトロビル「ART COMPREX 1928」でロングラン公演をしているノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR- 』、ver.1ver.2に続いて、ver.3も観にいった。

ver.3は7月29日で終了するというので、ギリギリに駆け込んだのだが、マイナーチェンジしてver.3.20が8月10日〜9月29日、さらにver.3.50になって11月1日〜1月19日まで予定されている。たしかに、ストーリーの根幹はかわらないけれど、ver.1からver.2より、ver.2からver.3のほうが、いろいろなシーンを取捨して工夫がされている。その工夫は3.20から3.50へと、現在進行形のようである。ロングランは、リピーター確保が肝だと思うので、気が抜けないだろうなあ。チケットサービスも種類をかえたり、いろいろなイベントに出演したり、物販にグッズも増やしたりと、同じ場所にとどまっていない。そうそう、プロジェクション・マッピングも豪華になっていた。
 今回はラッキーなことに、新しく入った青(マジック)の人も観られた。(ちょっと失敗してたシーンもあったけど) あと、私の望みは、出演回数が少なくてなかなか出会えないいいむろなおきさんを観たいんだよなあ。またいつか。
 『ギア-GEAR- 』のホームページはこちら

2013年10月14日 (月)

バンダイボビーセンター見学記

 バンダイホビーセンター(以下BHC)というより、ガンダム工場といったほうがとおりがいいような気がする。工場見学はホームページでのみの受け付けだが、月に1〜4回ぐらいのご指定の平日だし、それでもすごい倍率だと聞いていた。3年ほど前から学校休業中の月曜日などチャンスがあれば申し込んでいたけれど、ことごとく撃沈されていた。
 なので、今回「当選しましたメール」が来たときは、申し込んでいたことさえ忘れていた。継続は力なり、ホントに当たることもあるんだ。しかし、4人で申し込んでいたが、私は休日確保、タクヤ(中2)も夏休みに入っていたが、パパゴジラは仕事の調整つかず、サトル(大学3年)はまだ夏休み前で授業もあり、レポート提出とテスト前でもあったので、SF大会に続き、泣く泣く断念。

 現地集合は14時なのだが、早めについて昼食をすまして、JR静岡駅から静岡鉄道に乗り換えた。静岡鉄道の長沼駅が最寄りの駅で、駅のすぐ横にドドンとBHCが建っていてすぐわかる。やや早めについてしまったのだが、周りには時間をつぶせるようなところは何もなく、BHCの概観を写真にとったりしてぶらぶら過ごす。
 1階のロビーに集合して、映像のあと、オフィスと工場をまわるが、今回は地元のTV局の人が1人取材で同行していた。今回の見学は夏休みにはいったばかりで、子ども連れが多かったようだが、きけば80倍の倍率だったらしい。
 BHCは、いろいろ話題になっていたので、初めて観たものもあったけれど、「ウワサに聞くものは本当だった」といった数々を検証した気分にもなった。オフィスでは企画開発チーム、デザインチーム、製品設計チーム、金型設計チームなどに分かれているが、たしかに制服はコスプレのようで、夏服の他に長袖のジャンパーもある。肩章で職位がわかり、センター長以上は赤い制服らしい。最新鋭のEDEN30という光造形システムは試作品の造形スピードを格段にあげ、ウワサの多色成形機が17台稼働していた。建物自体も、白い概観と内装といい、ホワイトベースにあるようなドアや、トイレなどの標識まで工場とは思えないほど、外の目を意識してしつらえている。なんか工場のショールームみたい。いや、ちゃんと現実に稼働してるのだが。最後にガンプラのパーツを袋に入れて解説書といっしょにハコにセッティングするという体験をして、それが来場記念キットとしてお持ち帰りできる。ロビーに戻ってくると、アンケートを書いて、出口にはちゃんと工場限定の物販が待っているという約1時間半の行程だった。


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2013年10月13日 (日)

10月13日関西コミティア 新作しおりはモミジ

またまた、こんな時間にUPして、だれが見るんじゃ!?と言う気もしますが、本日、10月13日(日)関西コミティア43に参加します。11:00〜15:30 大阪天満橋 OMMビル 2階ABCホールです。スペースはE-43です。

 新作の切り絵しおりは、とても一般的な絵柄ですが、モミジをつくってみました。今までとちがって、切り抜いたモチーフを背景の紙にのせる手法をとってみました。背景の紙はちょっと凝った和紙を2種類使ってみて、モミジの配置も1枚1枚違います。4枚つくりました。まだ少しパーツが残っているので、もうちょっと増やすかも。9月の名古屋コミティアの新作のハロウィンしおりもまだ残っていますのであわせてご覧ください。1枚100円。どうぞ、お立ち寄りいただいて、実物をごらんください。

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2013年10月12日 (土)

小説『Gene Mapper –full build−』

 『Gene Mapper –full build−』 藤井太洋著(早川書房)
 遺伝子デザイナー(Gene Mapper)の主人公は、自分が設計した稲が遺伝子崩壊(ジーン・コラプス)をおこした可能性があると連絡を受け、原因究明にあたり、そこに隠された事件を解決していく。
 SFマガジンでえらく宣伝していたが、「この人、知らないなあ」と思っていた。それもそのはず、これが紙の書籍1冊目だった。実は、初め読み方がわからなかったが、「ジーン・マッパー フル・ビルド」と読む。電子書籍として個人出版した小説に、早川書房が目をつけてハンティングして、増補改稿して、紙媒体で商業出版したとのことだ。ともあれ、SFMの記事を読んで興味をひかれたし、夏のSF大会でのバチガルピさんと対談も話題豊富で楽しめたので、後追いで読み始めた。バチガルピさんの『ねじまき少女』がまだ読み切れていないのに、藤井太洋さんのこの本は後から読み始めて、2日ほどで一気によんでしまった。
 読後の第一印象、「とても健全な小説だわ」。暴力もセックスもないし、ややこしく歪んだ精神状態の登場人物はいないし、未来は明るい。毒がないところが自分としては少々物足りない。
 けれど、それを上回る遺伝子工学と電脳世界の設定の魅力。『マトリックス』や『電脳コイル』のようなネットワーク社会に遺伝子工学を組み合わせたシチュエーションは視覚的に想像するに(自分の想像ごときでは貧困だが)ゾクゾクするほど面白いし、すごくかっこいい。やっぱりこれが売りなんだろうなあ。リアル社会は、混沌としたベトナムを舞台にしていて、電脳とのギャップもいい。実際ベトナムに仕事で滞在したこともあるらしいし、プレゼンもお上手なかんじで、世界にひろがる日本SF界としてはとてもいい人材だなあと思って、第2作も期待したい。

2013年10月11日 (金)

第52回日本SF大会こいこんレポート その3

 2日目は朝9時、9時30分から企画がはじまる。その前に、ディーラーズルームを開店し、昨夜ホテルで描いた時刊新聞の投稿記事をタクヤに持っていってもらう。

 1コマ目は「大森望の星雲賞メッタ斬り!リターン」。円城塔さん(日本長編部門)、内田昌之さん(海外長編部門)、産業技術総合研究所の後藤昌孝さん(ノンフィクション部門)、八代嘉美さん(自由部門) 今回大森さんはあまりしゃべらずとも、ゲストのみなさんがみんなよくしゃべる人のようで、充分時間が足りないくらいだった。特に、産総研の後藤さんがとまらない。パワポを駆使して、立って話をする姿はまるで企業のプレゼンテーション。でも内容が笑わせ度80%。 iPS細胞も初音ミクもくわしい八代さんも大学教授だけど充分おたくだし、ものしずかな風に見えながらしゃべるとマイクをはなさない感じの円城さん、いちばん静かだったのは訳者の内田さん。小説や論文の裏側が見えて、とても面白い企画だった。

 この日は13時30分の3コマ目に恒例の「日本SF図書館員協会第13回総会」に出ると、そのまま閉会式になるので、その前にディーラーズルームを撤収しなければならない。2コマ目は企画に行かずに、ディーラーズルームで過ごすことにした。
加藤直之さんのライブペインティングもそれまでに完成。たくさんの人が写真をとっていた。
イラスト展の近くでは開田裕治さんがブースで同人誌を販売していたので、購入してサインもいただく。SF作家クラブのブースでは萩尾望都さんも含むクリアファイルがあって、つい購入。最後にいろいろ散財してしまう。
あるブースで古本の無料配布をしていたが、その中に永年さがしていたチンギス・アイトマートフの『一世紀より長い一日』があって、驚喜する。ずいぶん紙の色が茶色くなっていたが、あるだけでうれしい。ありがたくいただいて帰る。
ブースでの売れ上げはイマイチだったが、何人かの知り合いが立ち寄ってくださり、中国からの参加者らしきお嬢さんたちが切り絵しおりを複数枚買ってくださった。

 撤収し、宅配便を発送した後、やや遅れて「日本SF図書館員協会第13回総会」に参加するが、ちょうど活動報告の最中だった。大学・公共・書店・取り次ぎ・一般取り混ぜての参加者だが、なかなか現実のきびしい報告が続く。やはり某CC図書館も話題にあがる。

 さて、来年はつくばで第53回日本SF大会「なつこん」である。場所的には行きにくいところではないのだが、期間が今年と同じ7月19日(土)20日(日)。この時期はややビミョ〜。実はまだ学校が夏休みに入りきっていないのだ。昨今学校によって夏休みの始まる時期がちがっていて、18日(金)に終了式のところもあれば21日のところもある。2期制だから、夏休み直前の日も6時限まで授業があったり、放課後クラブがあったり、仕事が終わるかどうかわからない。今年もそうだったが、前泊ができるかどうか確約できない。大学生は来年も授業があるかも。夫婦割引とか学生割引とかあるのだけど、予定は未定でどの組み合わせでいくかまだ決まっていない。
 ちなみに再来年は、米子が立候補している。SF大会はまだまだ続く。


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2013年10月10日 (木)

第52回日本SF大会こいこんレポート その2

 オープニングのあと、1時から1コマ目の企画が始まった。パパゴジラは恒例の「すごい科学で守ります!」に行った。私はディーラーズに一度戻ったら、ちょっと出遅れてしまい、4階より上の狭い部屋の企画はけっこういっぱいになっていた。そこで何気に入った2階中会議室の「オオサンショウウオ、このSF的で広島的な生きもの」が、思いのほか面白かった。兵庫県に「日本ハンザキ研究所」という施設があって、そこの研究員の田口さんがお話をしていた。進行役は作家の川端裕人さん。この田口さんのハンザキにそそぐ深い情熱がすばらしい。以前、DAICON6でキシワダワニについて熱く語る岸和田自然史博物館の学芸員の方達と同じで、研究者はオタクだなあと間違ったホメ方かもしれないが、感心してしまった。おまけにご自分のハンザキグッズだらけの結婚式の写真も見せていただいた。そして、ハンザキがなぜ広島的なのかというと、広島市内の安佐動物公園には、オオサンショウウオがいるのだった。

 終了後、ロビーのサイン会会場にパオロ・バチガルピさんのお名前が! 次のコマの「Windup mapper パオロ・バチガルピvs藤井太洋」はぜひ行きたいと思っていたのだ。コマとコマの休憩のたびにディーラーズ・ルームには戻るようにしているが、今回はゴメンして、同じロビーにある出張本屋さんで『第六ポンプ』を買って、サインと握手をしてもらう。日本人作家の席は列になっていたけど、バチガルピさんのところは1人だけだったので、すぐサインをしてもらえた。もったいない。『Windup girl 』now reading. Next this bookととっさに言ったけど、通じたかなあ。そうなのよ、実はまだ『ねじまき少女』は読み切れていなかったのだ。
 それでも、対談企画はとても面白くて、ほとんど予備知識がなかった藤井太洋さんがとても社交的で日本語・英語を駆使してなごやかにディープに雰囲気を盛り上げていた。申し訳ないが、実は『Gene Mapper –full build−』も読んでいなかったのだが、これを機会に読んでみようという気になった。2人とも、遺伝子工学とアジア的な要素を含んでいて、それに関わる経験や考え方、最後にはパソコンのライティング・ソフトの話までいろいろ途切れなかった。いちおう通訳が入っていたが、英語はできてもSF知識があまりない人のようで、途中に途切れても、聴衆の半分くらいは「うん、うん」という感じで聞いていたし、藤井太洋さんや客席から通訳のお助け発言がでて、たのしい時間だった。

 そのあと、17時から「第44回星雲賞授賞式」が始まる。星雲賞の結果はこちら。毎年海外部門は、作者不在の時がほとんどなのだが、今年は海外短編賞でパオロ・バチガルピさんが直接ステージにあがっていた。

 さて、タクヤの方は、「もう中学生になったんだから、これとかこれとか楽しめるよ」と企画を教えてやり、はじめは『なっちゃんの初級科学実験室』に入っていたのだが、いつまでも帰ってこないと思ったら、その向かいが馴染みの『キッズコン』の部屋になっていて、けっきょくキッズコンで夕方まで過ごしていた。

 星雲賞授賞式のあと、夕食をとって、20時から1階のロビーから2階への階段にプロジェクションマッピングを映す『時空の階段』があったので、それを観た。プロジェクションマッピングは、大阪の中央公会堂や演劇の「ギア GEAR」で観たことがあるけれど、それほど大がかりではないが、いろいろ工夫のある佳作がならんでいた。
 とりあえず、これにて1日目終了。

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2013年10月 9日 (水)

第52回日本SF大会こいこんレポート その1

 すみません、8月以降まっとうにパソコンに向かっていない。夏・秋は仕事も忙しいが、休日もいろいろあって忙しい。書き溜めるつもりが、眠気に襲われ、全く時間がない。それでもなんとかかんとか、しばらく終わってしまったイベントの報告にあるがお許しを。

 まず、SF大会。同人誌即売会は適当にとばしているが、SF大会は年に1回のおまつりだから。(いや、いろいろローカルコンもあるけれど、なかなかフォローできていないので) 昨年の第51回Varicon2012は北海道の夕張であまりに遠すぎて行けなかったので2年ぶりのSF大会だ。行く前はblogでお知らせしたが、今回は行ってきましたレポートになる。

 さて、開催前日の7月19日(金)、仕事を終えて、夕方に出発し、パパゴジラとタクヤ(中2)といっしょに夜に広島入り。サトル(大学3年)は、土曜日も授業があり、それも合評会でサボれないということで、申込みはしていたが、参加を断念した。前日まで夜もGOODSを作ったり、ペーパーを作ったり、荷造りしたりと寝不足気味だったので、とりあえず寝るべし。

 7月20日(土)11時受付開始、12時オープニングなのだが、ディーラーズルームの設営があるので、早めに行ったら、早すぎた。まだスタッフさんたちが打ち合わせの最中で、ディーラーズの会場も開いていないし、宅配の荷物の受け渡しもまだだった。先に近くのコンビニに食料の買い出しにいったら、おにぎりはほとんどなくなっていた。う〜ん、みんな考えることは同じか。今回、今まで以上に前準備ができていなかったので、この間にタイムテーブルのチェックをする。地下1階から7階までの部屋を使いつくし(でも、残念ながら、ごく一部他の予約が入っていたので、全館貸し切りではない)、ディーラーズルームのように終日やってる企画が10以上、1日3交替で90分を一コマのプログラムを組んでいる企画が100近くあるが、1人が回れる企画は限られる。きっと、いろいろな人がSF大会のレポートを書いていると思うが、それぞれで全く行動がちがう。おわった後で「あ、そんなこともやってたのか! 見たかったぞ!!」と思うことがしばしばだ。

 取り急ぎ、私がディーラーズの設営をやっているうちに、パパゴジラとタクヤは、いい場所ねらいで先にオープニングの会場にならびに行った。ディーラーズルームは長年やってると、お知り合いのサークルの人もいて、会えるときにご挨拶をする。グループなら交替で、またよく無人販売状態になるので、ブースをとっていても、なかなか会えない。でも、ブースに座っていると、知り合いの人が会いに来てくれたりもするので、会場内を彷徨うより遭遇率が高い。今回は斜め向かいに来春のローカルコン「はるこん」および来年の日本SF大会「なつこん」の開催グループがいて、にぎやかに参加アピールをしていた。同じ会場で、加藤直之さんがライブペインティングをしているので、通るたびに、進行状態をデジカメチェック。画像はTwitter、blogに掲載OKということで、リアルタイムでけっこう流れていたのではないかと思う。また、イラスト展も開催されたり、時刊新聞も配達され、SF大会のアイドルで大道芸もこなす1人企画の「なっちゃん」もやってきたりして、ブースに座っていても飽きない。

 ディーラーズの設営を終えて、オープニングの会場に着くと、時間を過ぎていたがまだ会場していなかった。列にもならず、ロビーでみんな溜まっていたので、首尾よく落ち合う。オープニングアニメは、広島空港や宇品港に宇宙船がやってくるといった内容で、短いけれどなかなか楽しいフルCGだった。そのあと、戦隊ものっぽい出し物、実行委員長のとてもパンピーな挨拶のあと、いろいろな事務連絡で一番ウケたのは、「暗黒星雲賞」主宰者の加藤さんのコスプレしていない姿だった。今着いたばっかりで、着替えるヒマがなかったのだそうだ。

 オープニングが終わって、みんな三々五々散らばっていく。


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