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2012年8月 8日 (水)

同人誌『ティアズマガジンのごあいさつ 総集編 1984-2012』

『ティアズマガジンのごあいさつ 総集編 1984-2012』 中村公彦著 (コミティア実行委員会)
 COMITIA100のときに、代表の中村さんが手売りしていた同人誌。コミティアのパンフレット「ティアズマガジン」(この名称になったのはコミティア13からだが)に載せていたごあいさつの総集編だ。第1回が1984年からなので、実に28年分だ。
 コミティアはたちあがった頃から知っていた。きっとそれは、雑誌『ぱふ』(この雑誌もタイトルを含みいろいろ変遷があるが)からの情報ではないかと思う。ここ数年はゴールデンウィークの家族旅行に当てて参加している。自分のもっているサークル紹介パンフレットのいちばん古いのは、第3回だが、このときは飯田橋セントラルプラザ・ラムラというショッピングセンターの通路で即売会をした。そして、このときから数回は、地方のサークルの応援のためとかいう理由で、地方のサークルは参加費が免除されていたことがあった。これを機会に2〜3回?大学漫研のOBといっしょに東京に即売会+α(神田とか浅草とか…)の旅行にでかけた。そのころの仲間とは今もつきあいがある。みんなカタギにはなってるが、すっかりとはいえず、マンガやアニメのはなしになると盛り上がる。昔の性癖はなかなかぬけない。
 関西に住んでいたので、参加できるのは多くて年に1〜2回なので、ティアズマガジンも毎回よんでいるわけではないので、途切れ途切れだったコミティアの様子も、読み通したときは28年の一本の線につながった気がした。コミティアに来る一般参加者(読み手)のみなさんと主宰者といっしょに迎えるサークル参加者(描き手)のみなさんへのメッセージが、この毎回1ページ(パンフレット掲載時)に凝縮している。漫画界や同人誌界をめぐる状勢、コミティアの方向性の模索、中村さんの情熱、いろいろなことも含めて、あふれださんばかりに語られている。そのときのコミティアの様子が目に見えるようだ。 規模的には順調に成長していったように見えるコミティアだが、その時々でいろいろ試行錯誤しながら、新しい試みを次々提案していって、他のオールジャンル即売会では地味なジャンルになっている創作ジャンルを盛り上げていった。代表の中村さんやスタッフのみなさんの姿勢に頭がさがる。
 コミティアにほそぼそと参加を続けていながら、自分としてはちょっとしんどかった部分がある。コミティアは、いい作品レベルの高い作品を積極的に紹介して、「出張編集部」の企画ではプロの編集者に講評をもらう場も設定するなど、いろいろサークル投げかけを行ってきた。それは描き手にとって、意欲に弾みをつけ、いろいろ新しいものを生み出す原動力にもなったかと思う。現にコミティアの参加者からプロになった描き手も多い。自分はというと、昔は若くてもそこまで情熱がなかった。コミティアが出来たのは自分が就職した頃の時期が重なり、その頃は大学をでても田舎に帰らず、なんとしても独立したかった。ひとりで暮らしていける経済基盤がほしかったので、仕事をしながらでも描けたらいいなぐらいだったので、コミティアの上昇志向についていけなかった。そのうち、仕事が忙しくなって、結婚して、子どもができて、ますます時間がなくなって、さらに仕事が忙しくなっている。
 しかし、今になってしまったら、「マイペース」と開きなおって地味〜に参加している。ぼつぼつながらもアウトプットの創作活動を続けられて、他の描き手の刺激的な作品をたくさんインプットできる。そして、ふだん関わらない人たちや一回り以上はなれている年下の参加者さんともお話しできる。自分としてはいろいろ転機もかんがえているけれど、これからも「コミティアが、いつも此処にいます。」と言ってくれている中村さんのことばは力強い。

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