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2011年9月

2011年9月29日 (木)

雑誌「ぱふ」が休刊

 マンガ情報誌「ぱふ」(雑草社)が、2011年8月号をもって休刊した。
 ……というのがわかったのは、しばらくしてからで、8月26日に「そういや、9月号が来てないな。いつも配達してくれる本屋さんがわすれているのかしら」と思って、HPを確認したら、まさにその日付で休刊のお知らせがUPされていた。いろいろな人に聞くと気配があったらしいが、最近あまり本誌もマジメに読んでいないので、私にとっては予想外でビックリした。あ、でも、そういえば夏コミに企業ブースがなかったなあ。最終刊になった8月号にもなにも書かれていない……というより次号のお知らせさえ載っているのに、突然休刊かあ。1年半前に休刊予告した「旅行人」の方が例外だったのかな。雑誌の最期ってそういうものなんか。
 私は「ぱふ」をずっと捨てずにおいているので、いつから持っているのか確認してみた。1980年12月号、これは萩尾望都特集だったので単発で買っていて、その後1982年4月号から継続的に購入していた。それ以前も立ち読みとかで、存在はしっていたが、「だっくす」とか「ふゅーじょんぷろだくと」とか、そのあとも「COMIC BOX」とか、誌名や出版社がかわったりいろいろ変遷・分裂があったようだ。詳しくは知らないし覚えていないのでそこらへんはパス。しかし、ふわわ〜、約30年前ね。私の人生の半分以上をいっしょに歩いてきたんだわ。
 その頃は判型が小さかった。そのあと大判になったり背がついたり、中綴じになったり、またさらにちょっとテカくなったりした。表紙で印象的なのは、もんさん(このときは堀江裕子さん名義)と、そのあと長かったみずき健さんかな。内容は、昔はぐっと厚い漫画評論で、読むのにとても時間がかかったが、だんだんビジュアルがふえたり、紹介記事が多くなったり、マンガ周辺の話題も含むようになったり、腐女子向けになっていったりした。私も同人誌コーナーに送ったことがあるけど、どんどん巨大化していく同人誌界にも目をみはるものがあった。82年の頃をみると、今はプロの大御所のような人が紹介された同人誌のメンバーだったりする。この頃は、まだオフセット印刷は高嶺の花で、個人誌よりもグループ誌の方が多かった。読者の投稿コーナーには投稿者の名前と町名番地までしっかり書かれていて、時代がかわったなあとも思ってしまう。変わったのは「ぱふ」だけじゃない。この30年でマンガも、マンガを取り囲む状況も、雑誌の立ち位置も変わった。雑誌がインターネットに席巻されつつある現代、雑誌の休刊は運命的なものなのかもしれない。
 ともあれ、長い間楽しませていただきました。どうもありがとう。

2011年9月24日 (土)

夏コミの収穫

 今年の夏コミは店子がいたので、西から東まで往復してきたし、いつもよりいろいろな同人誌を収穫してきた。そのあとSF大会に行って、また何冊か増えたので、まだ全部読み終わっていないのだが、何冊か紹介したい。

『図書館は戦争』『図書館の内乱』『図書館に危機』『図書館で雑談』 真鍋 鈴著(沙羅双樹)
 図書館ネタのエッセイマンガシリーズ。なんと!小学校図書館のに司書がいる!! 全国の自治体でもなかなか実現できていない小学校図書館司書設置校で、すごくうらやましい状況である。そして、小学校とは思われないほどの蔵書の幅広さ! 専門職がいるとこうもちがうものなのか! でも、一人職場なので、配置された司書の、本に対する知識と学校との先生との交渉力と子どもとのコミュニケーション力に左右される部分もある。けっこう一生懸命入れ込んでしまうタチのようで、現実はなかなか大変そう。でも、がんばってほしい。こういう小学校図書室が全国にひろがればいいなあ。

『脳梗塞闘病記』あられ著 (竹里館出版局)
 2008年に脳梗塞で入院したあられさんのビョーキエッセイマンガ。同人のみなさん、だんだん足抜けをせずに一生のシュミになっている人も多いので、健康は重大問題なのだ。ああ、これは他人事ではないわ。フツウの闘病記は、とても一生懸命で、困難にたちむかって、みんな希望を持って、マジメで、感動的で、涙を誘って……私、すみません、きらいなの。そういうの。でも同人が描くと、「これもマンガのネタだ〜」と思って一歩ひいて好奇心まんまんで、やや斜にかまえて、でも読んでもらってウケようと(ここらへん重要、けっこう読み手を意識している部分もある)いう心意気が感じられる。

『草冠の王宮』時枝理子著 (TIMES)
 時枝理子さんの創作本は、ここ20年ぐらいの再版以外ほぼ全部持っている、と思う。これはほのぼのとした短編集。結婚しても、子どもができても、創作ペースが落ちない驚異の人である。年数冊の新刊をさくさく創っている。それも、マンガだけでなく、装丁も丁寧でイラストやカットも手を抜かない。時々「これは買ったっけ?」と悩むこともあって、実際二重に買ってしまった本も何冊かある。最近はHPのほうもチェックしていて、トップページが表紙絵なので、ますますデジャヴがおこって「買ったかなあ〜」と悩んでいる。

2011年9月21日 (水)

マンガ『BEAST of EAST』第4巻

 『BEAST of EAST』 山田章博著 (幻冬舎)
 「ええ! 4巻が出た?!」と驚いた。過去のブログをみると、3巻のことを書いたのが2007年。4年前だ。第1巻の初版がその9年前みたいだから、まさにオリンピックのような刊行頻度だ。思わず「出版社がまた変わったのか?」と思ったが、第3巻と同じ幻冬舎だった。
 アップもロングもモブシーンも絵のすべてが相変わらず美しくほれぼれとする画面で、この巻では特に人魚の姫がとても私好み。でも、山田さん、この絵で描くスピードはとても速いんだよね。たしか。もう、信じられない。でも、発行はどうして遅いんだ? 第5巻はまた4年後? 乞う。前倒し!!

2011年9月20日 (火)

「ジパング」展

 副題に「31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン」とある。
大阪の高島屋グランドホールで8月31日〜9月21日、次に9月28日〜10月10日まで京都の高島屋グランドホールで開催される。大阪の前は東京であったらしい。図録は青幻舎発行で書店売りもしているが、それとは別に会場に出品作品リストが用意されている。スペースの関係で、図録収録の作品がすべて展示されているわけではないようだ。もしかしたら、会場ごとにレイアウトがちがうのかも。
 友人からチケットをいただいたので、大阪展を仕事帰りに駆け込む。百貨店のギャラリーは夜遅くまで開いていてくれるのでありがたい。仕事帰りだと、展示のアニメを観ているとクラクラっとねむくなるし、つい座りたくなってしまうのだが、それでも来てよかった! 31人、好き嫌いはあるかもしれないけど、どれもハズレがない、ど迫力! エネルギッシュ! エキゾチック! 現代アートというとポップアートや萌え〜な絵を思い浮かべる人があるかもしれないけど、方向がちがう。公式HP(http://zipangu.org/)もあるし、書店で図録も観れるけど、ぜひぜひ会場に行って原寸大で作品をみてほしい。そしたら言葉はいらない。作品にはアニメーションもあるので、時間に余裕をもっていったほうがいい。
 私のごひいきは池田学さん。緻密な迫力のペン画。すごいの一言。上田順平さん。好きです、こんなエキゾチックな陶磁器。でも、どこに置くんじゃ?! 森淳一さん。木? 木でどうやってあんな細かい不思議なものができるだろう? 他の方々のもよかったです。

2011年9月19日 (月)

映画「カーズ2」

 8月にガキどもが、合宿とキャンプに行っている平和な休日に夫婦50割引で観てきた。事前にみたブログで吹替と字幕と両方みたらおもしろいというのを読んだけれど、映画館では字幕版はとうにあとかたもなかった。平日だったけれど、夏休みなので、お子様連れも多かった。
 前作は、世代交代や時の流れの切なさにじわじわっとくる展開だったけれど、第2作は全く雰囲気がちがう。2は実はマックィーンの相棒、メーターが主人公だったのだ。おとぼけいっぱいの友情の物語だったのね。そこにスパイ物の要素をつめこんで、エコと次世代燃料の陰謀をからめて、世界漫遊のレースが繰り広げられる。そのレースの開催地が日本・イタリア・ロンドンということで、ピクサーの描くサイバーパンク・ニッポンがまたわざとらしくて笑える。1に比べたら、すいぶん明るい? 私は車に詳しくないけれど、ジョン・ラセターがクルマおたくらしく、わかる人にはわかるいろいろ凝ってる部分があるらしい。
 ジブリは最近イマイチだけど、ピクサーはあいかわらず安心して観ることが出来る。

2011年9月18日 (日)

マンガ『インド夫婦茶碗 16巻』+『昭和のこども 3巻』

 『インド夫婦茶碗』 流水りんこ著 (ぶんか社)
 『昭和のこども』 流水りんこ著(ぶんか社)

 前回発売された『インド人と練馬で子育て』は、買ってみたらがっかりの再版・再編集本だったが、今回は正真正銘の新刊。『昭和のこども』はずっと、『インド夫婦茶碗』と同時発売だ。
 さて、『インド夫婦茶碗』は、長男のサトル(大学1年)も長年の読者だ。この巻でアシタ君は小学6年生。(リアルアシタくんは中3らしいが)この時間差があるので、リアル弟のタクヤも今、小学6年生(性格はアルナちゃんに似ている)なのでとても親身になってよんでいるのだ。今回では、アルナちゃんが公演で大ケガして、(もうすっかり良くなったと思うが)大変だったよ。国際結婚だからとかインドだからとかではなく、フツーの子育てネタが多い気がしたが、子どもが大きくなるとなかなか笑い飛ばせるネタじゃなくなってくるよねえ、としみじみ思った。
 『昭和のこども』あいかわらず、りんこさんの記憶力がすごい。以前に子どもの頃の体験は地域差があると書いた。私はりんこさんとほとんど同世代だと思うんだけど、物が豊富に思えるのは、やっぱり東京の地方の差かなあとも思ったりした。でも、私の学校の校門の前にも『科学実験と学習(仮名)』を売りにきてたよ〜

2011年9月17日 (土)

『TRANSIT12号 美しきインドに呼ばれて』

 『TRANSIT12号 美しきインドに呼ばれて』 (講談社MOOK)
 MOOKなので、雑誌とも書籍とも冠するのが難しいのだが、つい衝動買いしてしまい、アタリだったのでぜひ紹介したい。とても楽しいバラエティパックのような本のなのだ。私が手に取ったのは、特集がインドだったからであるが、インド本だからといって全部買っているわけではない。あまりにフツウなのや、マジメすぎるのはパス。ヴィジュアルが多いのが好きだけど、単に写真ばっかりというのもパス。ちょっとクセのある本が好きだ。
 そして、この本、オモテがインド地図・ウラが神様のポスターの折り込みやインドの聖地紹介の別冊が入っていたりする。横尾忠則もヴィカス・スワループも登場するし、サドゥや砂漠のロマの写真もいっぱい。関連本やビデオの紹介やヒンドゥーの宗教の説明もひとくせある。ミティラーやワルリーの絵画やキザ−ル・フセインなどのインド音楽、地理・歴史、料理とまさにごった煮だけど、とても中味が濃い本なのだ。
これは、このMOOKの偏執……ちがった編集スタッフがおもしろいのかな。

2011年9月16日 (金)

マンガ『異形たちによると世界は…』

 『異形たちによると世界は…』 coco著 (早川書房)
 『今日の早川さん』で偏向した読書家の心をとらえたcocoさんが、ブログで発表していたクトゥルー神話ネタのマンガ集。旧き神々や異形たちがとってもかわいい4コマになり、そしてその間に入っている短編はおどろおどろしい雰囲気で描かれていて、わかる人にはわかるネタも多くてウケると思うんだが……早川さんほど読者のすそ野は広くなさそう……
 実は私も、2〜30年前ちょっとクトゥルーに入れ込んでいた。青心社の『クトゥルー』も創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』ももっている。国書刊行会の『真ク・リトル・リトル神話体系』は高価すぎて手が出なかった。「イア・イア・クトゥルフ・フングイ・フグルナム…」の呪文もわかるし、給食で魚くさくなったチビをつい「インスマウスになってる」と言ってしまうし、アルハザードの「ネクロノミコン」は架空の書物だとちゃんと知っている。(いや、オモテ稼業で「ちょっと誤解していないか?!」という問合せが昔あったもので…)
そのころワラワラと関連本がでるので、息がいれて、そのままフェードアウトしてしまった。最近「SFマガジン」(といっても2010年5月号)で特集を組まれていて、「あ、クトゥルー神話も21世紀になって、進化して続いているんだ」と久しぶりに再認識した次第である。
 だから、なまじちょっとクトゥルーを知ってるので、全く知らない人がどう読むか興味のひかれるところである。

2011年9月15日 (木)

マンガ『銀の匙』第1巻

『銀の匙』 荒川 弘著 (小学館)
 以前、作者は『百姓貴族』というエッセイマンガを出していて、農業高校の話があった。作者は北海道の農業高校の出身らしいけど、その体験をバックに、ストーリーマンガを仕立てたのがこの作品だ。
 やっぱり素材は同じでも、エッセイマンガとストーリーマンガは作り方がちがうよなと、思った一作だった。ちゃんとキャラ立てをしていて、農家の子どもでなく、勉強している自分の未来に自信が持てない八軒くんを主人公に据えている。周囲の農家・酪農家の跡継ぎがみんな偏りがあっても苦にしないポジティヴな奴らなので、そのギャップが面白い。ほとんどの人にはめずらしい農業高校の世界が、八軒くんが主人公になることで、読者も入っていきやすいんだろうなあ。それに、おじさん好きの荒川さんだが、生徒を見守る、先生や大人の扱いもうまい。
 目次をみると春夏秋冬ですすんでいくみたいだが、まだまだ第1巻は春の真っ最中でGWが終わったばかり。1年で自然も授業も人間関係もどのように進んでいくのかが楽しみだ。

2011年9月14日 (水)

書籍『伊藤計劃記録』『伊藤計劃記録 第弐位相』

『伊藤計劃記録』『伊藤計劃記録 第弐位相』 伊藤計劃著(早川書房)
 『虐殺器官』・『ハーモニー』・『METAL GEAR SOLID  GUNS OF THE PATRIOTS』の長編を残して、2009年に亡くなった伊藤計劃。彼の遺したもので、本に収められそうなものが、これでほぼ全部収録されている。
短編小説、いろいろな雑誌に書いた散文、インタビュー集、マンガ、はてなブログ「伊藤計劃第弐位相」…… ひとつひとつが短いので、途中で他の本を挟んでたびたび中断して、1冊目が読み終える前に続編が出版され、2冊読み終わるのが今に至ってしまった。
 小説の文体と、ブログやエッセイの言い回しとのギャップにちょっと驚く。ブログなどはホントにおしゃべり口調で、実際にしゃべってもこんな感じなんだろうなあと想像してしまう。実際、SFセミナーやコミケにも参加しているようだし、そういう場もきらいじゃない、というか好きなんだろうなあ。もし、健康で長生きしてくれていたなら、SF作家としてSF大会の企画などにもジャンジャンでてくれただろう。それに、この人の映画評は決してベタホメしているわけじゃないのに(逆にケナしているほうが)、「そういうなら観てみようかしら」という気にしてくれる不思議な魅力がある。
 『伊藤計劃記録 第弐位相』の方は、半分以上ブログの記事なのだが、記事の最期はもうわかっている。映画評などの間に体調や入院の話が入り、読み進むにつれ、「あと何ヶ月…」と思うと切ない。「あれもやりたい。これもみたい、あの映画もみたい」そういう想いが伝わってくる。本当に生きている間の出逢いたかった。

2011年9月13日 (火)

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」

 実はこれも公開して割とすぐの7月に観てきた。観たのは2Dの吹替。どうも、このシリーズは映画も小説もあまり詳細な記憶がない。次の公開までにいろいろなことを忘れてしまう。悪いけど、自分はそんなにこの作品に入れ込んでいないんだな、と半ば感覚で納得してしまう。
 しかし、とにもかくにも、完結までこぎつけた。これは拍手! いままでファンタジー系でも途中で途切れた作品がいくつあることか。それも、原作のいろいろな伏線を省略しても、映像の力業でもってそこそこ疑問をもつようなことのない展開でおわった。映画を観ながら、「なんでこれはこうなるの?」なんて思ってしまったらダメよね。
 やっぱりスネイプ先生は、私の期待どおり最後までおいしい役だった。

2011年9月12日 (月)

映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」

 実は、公開して1週間ぐらいの7月にはもう観ていたのだが、遅れ遅れになってしまった。
 私も「長年、マンガを読むのをやめずによかった〜」と思わせてくれた原作のファンなので、観れるだけで満足なのだが、アニメとしての立ち位置としては、劇場第1作の「シャンバラを征く者」よりは面白かったけど、TV本編には及ばない、って感じ。それにだいたいTVアニメから劇場版をつくると、劇場版のほうが数段絵がバージョンアップしているのが多い中で、今回は絵が雑。線が太いし、なにより髪の毛がなびいていない。毛先が毛糸のように丸くなっていて、きれいじゃない。TVのほうがかっこよかったよ。ストーリーの方は、脚本は、あの『新世界にて』で日本SF大賞をとった真保裕一だとか。けっこう原作作を読み込んでいるようで世界に破綻なく、最初っから列車のアクションシーンもハデで、どんでん返しも用意されていて、見せ場が多い。
 劇場の来場者プレゼントのハガレン11.5巻も凝っていて、パンフレット以上に読む価値がある。ただ、月曜日の昼間だったとはいえ、公開1週間ぐらいなのに、席が20〜30%ぐらいしか埋まっていない。現時点ではもう終わってしまったけれど、興行的に大丈夫だったのか?とちょっと心配になった。

2011年9月11日 (日)

嵐のドンブラコンL

 9月3/4日に静岡市のグランシップで、第50回日本SF大会・ドンブラコンLが開催された。折も折、あの台風12号タラスがやってきて、初期のコースはモロに静岡に直撃かというコースだったが、西に徐々にそれて、四国に上陸した。しかし、ニュースのとおり、直撃コースより台風の東側にあたる紀伊半島に大きな被害があった。SF大会自体はインドアなイベントなので、開催自体には影響はなかったが、行く前に職場が暴風警報が出たら休館になるがまだ出ないとバタバタし、新幹線が遅れたり止まったりするかもとヒヤヒヤし、終わったらご近所の和歌山・奈良で大きな被害が出ていてボーゼンとした。台風12号は、今年の暗黒星雲賞の自由部門を受賞した。
 さて、とりあえず、また職場から直行で京都駅で家族と落ち合い、新幹線で静岡へ。会場の最寄りである東静岡駅の一つ手前の静岡駅の近くのビジネスホテルに投宿。今回は、夏コミのときとちがって、二日間SF大会オンリーで、ずっとグランシップの中にいた。会場は貸切で、一部一般公開エリアも設けられている。一般公開エリアでは、終日ホビーロボットコロッセオをやっていたり、パネル企画の一部や、ひげきたさんの手作り3Dシアターや出張書店や作家のサイン会、ディーラーズルームや加藤直之さんのライブペインティング(今年は等身大美女)や時刊新聞やネットラジオなどの企画も行われて、地元へのサービスも大いにあったが、大雨警報が出ていて、時折激しい雨がふる天候で、ディーラーズに在駐していても、あまりパンピ−な人は見かけなかった。
 今回もいろいろな企画が同時並行していて、行けたのはごく一部。オープニングとエンディングのほか、「日本SF図書館員協会」「すごい科学で守ります」「表現と法規制に関するミニシンポ」、キッズコンに入り浸りのタクヤを3Dシアターとホビーロボットコロッセオに連れだし、ディーラーズで店子やっていると、行けなかった企画も満載だった。7月にお亡くなりになった小松先生の企画がいくつかあったし、はやぶさ関連や地元のホビー関連の企画も行きたかったよ〜 以前はタクヤのようにキッズコンに入り浸っていたサトルも、父ちゃんについて「すごい科学で守ります」や「おぼろげ絵画教室」に参加してきた。大きくなったんだねえ。
 また、後日HPに詳しいレポートを載せられたらいいなあと思っている。(といいながら、昨年のTOKON10のもUPしていないよ)
 長年参加させてもらっているが、ディーラーズの出展のほか、時刊新聞に原稿をだして、シール企画に参加するぐらいしか積極的な参加が出来ていない。以前はちょっとキッズコンを手伝ったり、当日スタッフをしたこともあったんだが。ここ数年オモテ稼業がきびしくて時間や心の余裕がないが、もうしばらくはまだ参加するつもりなので、またいろいろ関わることができたらと思っている。……けど、来年のVaricon(北海道の夕張)はちょっとムリだよなあ。7月初めはまだ学校が休みになっていないし、関西からだと前泊・後泊がほしいが3泊4日の4連休なんてまずとれない。

2011年9月10日 (土)

「京都怪談夜行列車」

 件の広告が家でとっている京都新聞に載っていて、衝動的に申し込んでみた。あまり知らない旅行代理店だが、地元京都の会社のようだ。掲載されていた日程の一つが、家族4人とも休みの日で、予定がないというめずらしい日で、代金5500円のところが半額というのも効いた。
 どんな企画かというと、出町柳駅から八瀬遊園に行く叡山電車を1両貸し切って、ハコのなかで怪談話をするというものだ。八瀬に行くのが〈あの世行き〉、帰りの方が〈この世行き〉。「あの世駅弁」とお茶つき。あの世駅弁は、血の色をした焼きソバに、茶色の顔色の悪い卵焼き、黒いごま団子などシンプルだがアイディア賞の内容だ。入れ物がフツウのプラスチックパックなのが玉にキズ。ついでにお清め塩つき。そして、〈あの世行き〉の途中の駅から「選ばれし三人の怪談師」がひとりづつ乗ってくる。怪談は、現代ものの実話タイプの話なので、オチがないのがイマイチだが、テレビやビデオとちがって、実際に話し手がナマで話してくれるので、雰囲気がでておもしろい。できれば、ちょっとマイクの性能をよくして聞き取りやすくしてくれればなあ。
 残念だったのは車両の中のディスプレイがチープすぎたことだ。電灯には赤いセロハンをかぶせて、窓や壁には血の滴りやひとだまが貼っているけれど…… 短い時間でセッティングして撤収するのだから仕方ないかもしれないけどね。

写真は、「あの世弁当」 味はちょっと薄味、イマイチ

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2011年9月 9日 (金)

★注意★複数カテゴリ−が選択できません

ココログでは、カテゴリ−選択ができて、複数カテゴリ−の選択が出来るはずなのですが、MACのOSをバージョンアップしたせいか、この複数カテゴリの選択が今できなくなっています。
とりあえず、9月9日にUPした記事はメインの1カテゴリーを選択しています。また修復したら、9月9日以降の記事の修正をしておきます。

コミックマーケットとケララバワンと羽海野チカと恐竜展

 ここ数年3連休がとれなくて、2泊2日のことが多い。この夏も、このコミケと、9月のSF大会とどちらも夕方仕事を終えて職場から直行というパターンになった。それでもムリしてイベントに行くか!(と自分でツッこむ)まあまあ。

 今回の夏コミには、サトルがついてきた。あっちは金はなくても時間がある大学生で、大学の合宿で使った青春18切符ののこりで来るというので、土曜日の夜に東京で落ち合うことにした。「交通費も宿泊費も食費も払ってくれるから」といって、親についてくる大学生ってどうよ!?(行き先にもよるのか)
 というわけで、14日(日)のコミケは、店子ができたので、ひさしぶりにビッグサイトの西から東に行ってみた。東にはSF関係や評論、旅行記などのエリアがあるのだが、創作とはいつもわかれてしまう。人の流れにそって、えんえん20分ほど歩いて、やっとついた。関西で知り合いの旅行サークルにごあいさつして、ついいろいろお買い物もしてしまう。コミケしか出展しないサークルってのもわりと多いのよね。西から東へ往復して、2時間ぐらいかかった。こっちの売上げはまあボツボツだが、なぜか自分がいないときのほうがよくはける。それと、気のせいか外国人が目立った。

 コミケ終了後、ホテルに荷物をおいて、練馬の南インド料理店「ケララバワン」に向かう。マンガ家流水りんこさんのダンナさん、サッシーさんのお店だ。ランチの時に一度行ったことがあるが、けっこう混んでいたので、今回は予約をしておいた。インド料理レストランってたくさんあるけれど、ほとんど北で、南インド料理のお店ってあまりないのだが、りんこさんの『インド式のススメ・流水家の食卓』を読んでから、ウプマをいちど食べてみたいと思っていたのだ。名前だけは知っているマサラドーサも食べたいし、前回タクヤが気に入ったパロタももう一度食べたいなあ。「ウプマ」はナッツや野菜も入って油でいためているもっちりした南インドの朝食、「マサラドーサ」はクレープのようなものにカレー味の具材が巻いているもので、思ったよりでかい! 「パロタ」はケララな湯葉のような薄くはがれるパン。それに1品カレーをと思って、メニューの中から「イディリ&チキンワルタカレー」を注文したら、蒸しパンのようなものがついてきたのでこの4品だけでおなかがいっぱいになった。後でネットで調べてみると、「イディリ」って南インドの米粉の蒸しパンのことらしい。今回の旅行でまっとうな食事はこれ1回だ。

 次の日はドトールで朝食をして、池袋の西武ギャラリーで開催されている「羽海野チカ原画展」に向かう。8月6日〜18日と開催期間が短く、西武系なら関西に来る可能性が薄い。11時半ごろに着いたんだが、……人が並んでいた! 30分待ち!! 『ハチミツとクローバー』や『3月のライオン』でヒットをとばしているから人気だなあ。しかし、申し訳ない! 実は私はハチクロもライオンも読んでないのだ。アニメの『東のエデン』も観ていない。だいたいどんな話か、どんな絵かはもちろん知っている。人気もあるし、ナマの原画を観たかったのだ。コアなファンに「ゆるせ〜ん!」といわれそうだ。でも、全体の客層としては、そんなマニアというより、やっぱりメジャー路線なのでフツーの若者が多かった気がする。それとデートコースになっているのね。親子で来ているなんて少なかったよ。サトル、君もカノジョをつくって、二人で来なさい。でも、思った以上に原画も多く、アイディア帳や作品の製作過程の切り貼りした下絵なども展示されていて、「ホントにこの人は、絵を描くのが好きなんだなあ」と思った。

 そのあと、上野の国立科学博物館の「恐竜博2011」に行く。通常の月曜日は上野公園の施設がほとんど休館なので静かなんだが、夏休み期間中、科博が開館しているのがだんだん知られてきた上、最近は動物園も通常開館や夜間開館までしているのでそこそこの人出だった。科博も30分ほど並んだが、こっちは西武とちがって子連れが多い。でも、2005年のGWに同じく科博で恐竜展があったときは2時間近くならんだので、それに比べたら楽勝。でも、この夏の暑さに子どもがぐずっているところも多く、けっこう大変そう。やっと中にはいっても、なかなかすごい人だった。恐竜の骨はマンガの原画と比べてデカイので、そんなに人がたまったりしないが。今回は恐竜界の2大スター(そうだったのか!?)、ティラノサウルスとトリケラトプスがメインに展示されていた。私、翼竜もけっこう好きなんですが。ケツアルコアトルスとかラムフォリンクスとか。次は「翼竜博」でおねがいできないだろうか。今回の展示では「フラッシュをたかなければ撮影OK」ということで、みんな館内で恐竜の骨をバックに記念撮影をしていたが、オートのフラッシュを切っていないのか、あちこちで光っていた。だめじゃん。

 というわけで、今回は2泊2日のわりには、あちこち充実した内容だった。

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