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2011年8月22日 (月)

「モホイ=ナジ/インモーション」とやなぎみわ「1924 Tokyo−Berlin」

 オモテ稼業は、昨年から学校の夏休み期間は8月の月次休館日の1日以外オール開館になったので、震災の影響がなくても、休暇は安・近・短状態である。それでも、昨年のような急な病欠がなかったので、夏休み期間中に仕事の合間をぬって夏期休暇をいくつか入れることが出来た。3連休はなかなかとれないので、2泊2日(仕事が終わってから現地へ行くというパターン)のピンポイントでコミケとSF大会に行く以外の遠出はできないが、安・近・短のイベントけっこう充実していたので、順次書いていこうと思う。

 さて、タイトルの「モホイ=ナジ/インモーション」とやなぎみわ「1924  Tokyo−Berlin」、どちらも場所は京都国立近代美術館。
 「モホイ=ナジ/インモーション」は、20世紀のハンガリーの芸術家モホイ=ナジ・ラースローの作品展示で、9月4日まで開催中である。その作品展や京都国立近代美術館の建物内で、7月29〜31日の3日間行われた演劇が「1924  Tokyo−Berlin」なのだ。
 私が行ったきっかけはやなぎみわさんのほう。実はモホイ=ナジってだれだか、何をした人なのか展示を観るまでまったく予備知識がなかったのだ。やなぎみわ演劇プロジェクトがなければ観にいかなかったかも。モホイ=ナジ展の方は、演劇の時に1時間ほど早く来て、会場をまわったんだけど、しまった〜、もう少し時間がほしかった。人となりはわからないが、作品製作についてはけっこう貪欲な人のようだ。デッサンに始まり、写真作品や本のデザイン、広告のデザイン、舞台美術と多岐にわたるし、すごい量。演劇のネタにも使われていたけど、電話で工場にオリジナル作品を発注するという試みの行っている。1日に数回だけ40秒ほど稼働するという舞台照明装置というのも観たかったよ。
 時間になったので、やなぎみわ演劇プロジェクト「1924 Tokyo−Berlin」の集合場所の1階ロビーに向かう。実は、この演劇もネットのHPで申し込んだのだが、どこでなにをやるのかよくわからなかったのだ。そもそも近美ってそんな場所あったっけ? こちらも予備知識がなかった分、意表をつかれてぞくぞくした。はじめ、イヤホンをつけて、モホイ=ナジ展に案内され、ギャラリートークのように連れ回されたかと思ったら、途中案内嬢のあまりにもわざとらしいアルカイックスマイルとポーズで「あ、この案内嬢たちは役者だ」と気がついた。一般客に混じって、粛々を演劇が進行していく。私はさっき見損ねた40秒ほど稼働するという舞台照明装置が動いてくれるかと期待したが動かなかった。案内嬢が講談の弁士に変貌し、チケットをみせて4階の小劇場にはいり、土方与志と村山知義がからむ演劇が始まる。観劇者数十名(あとで300DOORSのワークショップできいたところ各回40名)の、考えてみれば贅沢な演目だ。この「1924」は3部作になっていて、第2部は11月に横浜で上演されるが、今回とはまたちがった趣向のようだ。
 演劇は、本当にナマの芸術で、その時にその場面に遭遇しなければ、二度と同じものを味わえない。モホイ=ナジの展示、近美という場所、この役者の演技がそろうことは今後ない。昨今オモテ稼業の仕事が繁忙でピンポイントの演劇チケットがなかなかとりにくいのだが、やっぱりナマの演劇はときどきは観たいよなあと思ってしまう。


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