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2011年7月15日 (金)

マンガ『アライバル』

 『アライバル』 ショーン・タン著 (河出書房新社)
 見出しで「マンガ」とくくってしまったが、「コマ割りをしたセリフのない絵本」?それとも「サイレントな紙のアニメ—ション」? 緻密な絵は細部まで読み込めるし、絵のみで進んでいくストーリーはどこまで深読みできるか底がない。ハードカバーの大判の装丁は、栞まで美しいクラシックな本だ。
 家族と別れて、異国へ旅立つ男の物語。その国になかなかなじめない不安をかかえながら不思議な生き物といっしょの部屋にくらしている。その静けさは『天使のたまご』(ちょっと古い?)を、不思議な世界は『アタゴオル』を、静けさは『木を植えた男』を、そして、移民の題材からは、維新派の『彼と旅する20世紀』を連想させた。でも、作者のショーン・タンはそんな日本の作品など、どれも知らないだろうなあ。彼自身はオーストラリア生まれで今も在住らしい。なるほど、オーストラリアも移民の国だしね。
 ちょっとお高い2500円だが、十分価値のあるすばらしい本だ。

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