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2011年4月

2011年4月19日 (火)

望都ネタⅤ 演劇:スタジオライフ「11人いる!」

 震災前、仕事から帰ってから、ネットをウロウロしていて、つい衝動的にスタジオライフのサイトでチケットを申し込んでしまった。mixiの日記で、そう書くと「チャレンジャーですねえ」とコメントがあった。うん、自分もそう思う。
 スタジオライフは東京の劇団で、昨年で25周年になるらしい。いままでも『トーマの心臓』『訪問者』『マージナル』などの萩尾作品を初め、他にも清水玲子の『月の子』や吉田秋生の『カリフォルニア物語』、高屋奈月の『フルーツバスケット』などマンガ作品を舞台化していたので、名前だけは知っていたが、観たことはなかった。役者が男性だけで、そこら辺の萌え要素が含まれるだろうが、25年続いているのだから、まあ、そこそこ悪くはなかろうと思っていた。あまり劇団自体については事前の知識はなかったのである。
 さて、いよいよ3月27日(日)、しばらく小劇場や野外テントの劇しか観ていなかったので、ひさしぶりの大劇場、梅田芸術劇場シアタードラマシティ。1ヶ月ほど前に申し込んだので、席の位置としてはやや後ろよりの20列目。すると、まわりの観客がオペラグラスを持参しているのだ! しまった、そんなことに思いがおよばなかったわ。経験不足が露呈する。
 観た感じは、一言で言えば、原作を知っている人に失望させない忠実さだが、原作以上ではない、ってかんじ? そもそもこの劇を観に来た人で、萩尾望都の『11人いる!』を読んだことのない人っているのだろうか? 私も、ほとんど台詞を憶えているから、舞台進行を観ながら、反芻していた。その中で、「え?それはないよう」というようなヘタにかえているところはなかった。場面転換などよく工夫されていて、舞台化している。コミカルタッチのところなどうまい。でも、こんなふうに、頭の中で原作に照らし合わせながら舞台を観るなんてちょっと邪道かな?と思わないでもなかった。
 昔、夢の遊眠社の舞台『半神』を観たことがあるが、あれのほうが演劇作品をしては私は評価できる。あれはあれでひとつの作品として独立していた。原作は原作、演劇は演劇。演劇としての個性があった。
 と、ちょっと辛口に書いたが、それでもスタジオライフが25年続いていたのは、プラス役者の魅力があるのだろう。ひとりひとりにファンがいるようで、そのおっかけがいるのではないかな。演劇が終わったあと、役者がそのまま出口で挨拶したり友の会の勧誘や物販に立っているのだが、その役者目当てに列ができている。直接、役者と話をしたり握手をしたりして、パンフやGOODSを手渡してもらえるのだ。その列の長さでモテ具合がわかる。萌えない私が悪かった。

2011年4月18日 (月)

望都ネタⅣ 書籍『MOTO HAGIO’S A DRUNKEN DREAM AND OTHER STORIES』

 2010年、望都さまがアメリカの「インクポット賞」というのを受賞し、それに関連してアメリカで出版された短編集。編集を京都精華大学マンガ学部の准教授でもあるマット・ソーンさんが携わっている。
 インクポット賞について、ネットのほうでちょっと調べてみると、「コミックナタリー」の記事が詳しい。Comic-Con Internationalが1974年に設立した、マンガ・アニメ・SFなどのポップカルチャー領域において多大な貢献をした作家に与えられる賞で、日本人ではこれまで1980年に手塚治虫、1994年に高橋留美子、2009年に宮崎駿らが受賞してきたとのことだ。トロフィーは原画展でもおいてあったが、擬人化されたインク壺だ。
 この本は、ハードカバーのけっこう頑丈そうな本である。タイトルの一部の『A DRUNKEN DREAM』は『酔夢』のことで、ちゃんと初出と同じく二色刷だ。他にも『ビアンカ』『半神』『やなぎの木』『イグアナの娘』など新旧の短編は満載。本来、英語になおすと、本の開きは逆になるのだが、この本は横書きの英語に直しても、縦書きと同じ右開きにしている。よく見れば、各ページのノンブルのところに、コマの進行方向を矢印で示している。巻末の英語の解説とマット・ソーンさんの望都さまへのインタビューだけ左開きにしている。ここらへんは日本のマンガ文化をよく知っているマット・ソーンさんがちゃんとこだわって編集しているのだろうなあと推察する。
 直販や復刊ドットコム以外のフツーの商業出版はできるだけリアル書店て買うようにしているが、これは洋版で、なかなか見つからず、ついにAmazonに手を出してしまった。

2011年4月14日 (木)

望都ネタⅢ 詩画集『狩人は眠らない —幻境にて』

 『狩人は眠らない —幻境にて』 萩尾望都著 (ディーアーク刊)
 福岡の「萩尾望都原画展」の会場内に見本が置いていて、スーベニールにも売っていた。奥付に「私家版」とあり、ISBNもない。横長の本で、各ページが折り込みになって、内側に絵がある。発行年は2009年12月16日
 同タイトルの本は持っているが、装丁がちがう。私の持っているのは、1984年発行の白泉社のチェリッシュ絵本館のシリーズで、これより大判の縦長の本だ。この版は原画展で初めてみた。出版されていることも知らなかったよ。
 この私家版『狩人は眠らない —幻境にて』については、図録にも記載はなく、この本自体にもあとがきも何も書いていないが、ネットで検索すると、この原画展に際して本人の希望で再版されたと書いているサイトもある。(ニュースソースはどこ?) ISBNもないことだし、この本は書店流通はしないのかな。原画展でも、この作品はその一画だけディスプレイをかえて、全ページ展示されていた。それだけ思い入れの強い作品なのかなと思う。
 ただ、残念なのは、中の文字がフツーの明朝体っぽいのに変わっていた。以前の本では、文章の文字は古印体だった。私的には、古印体が絵にすごくマッチングしていたので、気に入っていたのだが。

2011年4月12日 (火)

望都ネタⅡ 萩尾望都原画展 in 福岡アジア美術館

 萩尾望都さまの原画展(公式HPはこちら)が一昨年12月に東京で、この年末年始に名古屋で開催されたが、東京が1週間、名古屋が2週間というタイトな期間で行くことができなかった。関西に巡回してくれないかなあと切に願っていたが、かなわず、今年の1月24日〜3月13日まで開催される福岡で最終ときいたので、思い切って日曜日と月曜日の休みに行くことにした。土日の休みはとれないので、今回は一人で行くことにした。やった! これでコブなしでジャマされずにゆっくり観ることができる!! と、内心ウキウキ。
 福岡は望都さまの出身地であり、そのせいか期間も長く、展示の点数も多い。他にもオークションや、サイン会、トークショーの企画もある。せっかくならと、日曜日のトークショーに申し込んだが、倍率20倍にもなったらしく、あえなく撃沈。ならば、人が集中しそうだから、週をずらして3月6・7日に算段した。
 福岡アジアと美術館は、街中のリバレイン博多という複合施設にある。が、新幹線で博多駅について驚いた! ものすごい人出なのだ!! どうも、3月12日に九州新幹線が運行されるのに先だって、3日に新しい駅ビルがオープンしたので、それを観に来た地元の人たちで大賑わいみたいなのだ。宿泊予定の駅前のビジネスホテルに荷物をあずけて、早々に駅周辺から逃げる。リバレインは空いていた。
 実は一人で福岡方面に行くことはめったにないので(東京ならよく行くのだが)、マンガつながりのマイミクさんに連絡をとって、展示もいっしょにいくことにしていたので、原画展会場前でめでたく落ち合う。リアルに会うのは、なんとも10年以上ぶりなのに、ネットの方でコメントつけあっていたりするので、そんな間隔を感じさせない。マンガの話が通じる人とディープな話をしながら観るのもいいものだ。日曜日でも、それほど混んでなくて、ゆっくり原画の前でタンノーできた。最近はCGのイラストが多い中、望都さまはすべて手描き! モノクロ原稿の線の美しさもカラー原稿の色のぼかし方や筆の線のあざやかさ!! ため息がでる〜 他にも、望都さまが旅行先で収集した小物や自作のビーズ作品があったり、SF大会でも観た映画監督の佐藤嗣麻子さんの映像作品の「半神」も場内で上映していた。スーベニールもゆ〜わくがいっぱいで、さすがに版画は手が出なかったが、図録や小物GOODSもたくさんあった。
 翌日の月曜日は一人で福岡アジア美術館に行った。ここのアジアンな常設展や企画展も観たかったのだ。企画展は『華麗なるネパールの神仏 ポーバ絵画の世界』だったが、平日の午前中であり、ほとんど貸切状態でゼイタクな気分だった。アジアンな美術館のスーベニールもゆ〜わくがいっぱい。午後はもう一度萩尾望都原画展に。今度は、昨日借りなかったイヤホンガイドを借りてみた。半分ぐらいのポイントで望都さまのお声が聞けた。こうして萩尾望都漬けのゼイタクな休日を過ごすことができた。


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2011年4月11日 (月)

望都ネタⅠ 東京駅構内のクリエイターズ・ボックス

 そろそろ復活といったのに10日過ぎてしまった。なかなか気合いが入らない。でも、積み残しネタもいっぱい。
 さて、デビュー40周年ということで、一昨年から萩尾望都さまの周りはいろいろと話題が多い。なんといっても、原画展が最も大きな話題だが、その前に2月に東京にいったときに東京駅構内の書店での期間限定イベントに立ち寄ってきた。

 その京駅構内にHINT INDEX BOOK(公式HPがこちら)という書店がある。そこにCREATOR’S LIBRARYという1ボックス1作家の展示兼販売スペースがある。期間限定で入れ替えがあるだが、雑誌の「フラワーズ」にお知らせが載っていたのだ。新しくできた書店のようで、どこにあるかよくわからなかったのだが、「たぶんここらへん」というカンでさがしたら見つかった。小さな書店だが、カフェやギャラリーが併設されているおしゃれなスポットだ。
 ほんの小さなスペースだけど、レオくんとオスカーの原画があり、レオくんのタンブラーやフレーバーティーなども置いてあった。望都さまの著書やおすすめ本もタイトルを限定して置いていた。
 またカフェも併設されていて、パティシエ辻口博啓がつくる出展クリエイターさん達をイメージしたチョコもあった。4個セットで組み合わせが決まっているので、望都さまのチョコが入っているセットを自分的おみやげに購入した。
 ここの望都さまボックスは3月末までのはずだったのだが、インターネットではまだUPされている。もしかしたら、震災の関係でショップの更新が停滞しているのかもしれない。

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2011年4月 1日 (金)

4月3日「そうさく畑65」に参加します

 仕事日の夜は寝に帰っているようなもんで、休日もPTAや兄ちゃんの進学関係や日々の雑事や外出で、時間的・物理的にブログが更新できない日が続いていたかと思ったら、東日本大震災以来、TVとネットを無意識に見続けてしまい、気分的にも生産的なことをする気が起きなかった。
日々の日記はmixiの方に書いているので、こっちのブログはタイトルどおりSFとマンガとアジアなある程度まとまった文章をUPしていた。ネタはいろいろ放置状態で積み上がっているものの、「こんなお気楽なことを書いてていいのか」というような罪悪感も伴って、気力がなかったのだった。
そんなふうに日本中で落ち込んでいてもいかんが、よけいな気負いもしんどいし、日本の経済のためにもフツーのこともしなければと思い直し、そろそろと復活しようと思う。

 とりあえず、即売会参加のご連絡。

 4月3日(日)に神戸サンボーホールで開催される「そうさく畑65」に参加します。
スペースは、6丁目8番地(1階)です。
そうさく畑は現在年1回なので、昨年8月に発行された『おたくな子育てBOOK 〜仁義なき兄弟編〜』が新刊の扱いになります。
また、まだHPの改訂を行っていませんが、4月以降GOODS類を一新しようと思うので、いままでのGOODS(主に便せん)は無料配布にするつもりです。
それと、きっとイベント本部にも募金箱がおかれると思いますが、「工房しのわずりぃ」でも、今回の「そうさく畑」および5月の「COMITIA」と「関西コミティア」において、同人誌をお求めいただいた分のお金は全額被災地の義援金にまわそうと思っています。
(といっても、いつもショバ代分も売れないんですが) 
こうして、同人活動ができることを感謝して。被災された方たちも1日でもはやく、日常の生活がとりもどせますように。
なので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

(と、いつもの「である調」に戻って)
 思えば、この地震のあと初参加が「そうさく畑」というのは、何かの運命的なものを感じる。「そうさく畑」は、阪神淡路大震災の少し前に、主な開催地を大阪の会場から神戸のサンボーホールに移そうとしていたのだ。
その頃のパンフで確認してみると、
1994年5月15日 そうさく畑28 (神戸サンボーホール)
1994年9月11日 そうさく畑29 (神戸ワールド記念ホール)
1994年12月4日 そうさく畑30 (大阪市中央公会堂)
1995年3月19日 そうさく畑31 (神戸サンボーホール)←永久欠番
1995年9月23日 そうさく畑32 (大阪見本市会場)
1995年12月24日 そうさく畑33 (大阪市中央公会堂)
1996年4月28日 そうさく畑33 1/2 (大阪市中央公会堂)←34 よりあとで決まった
1996年7月14日 そうさく畑34 (神戸サンボーホール)
という順になる。
現在は「そうさく畑」は4月に年1回のペースであるが、以前は主催者の武田さんも関西在住で、年数回開催されていたのだ。
そして、1995年1月17日地震発生。3月19日のそうさく畑は当然中止。31は永久欠番になる。
その後、神戸で即売会が復活するのは2年近くの年月が必要になる。
このとき、特に関西の同人は、マンガを描く、本を創る、即売会に行くといった楽しみを持てる日常の生活がいかにありがたいものか思い知ったのだ。
他にも中止になったイベントはたくさんあるけれど、今も神戸とサンボーホールとそうさく畑というつながりが深いので、つい想い出してしまうのだった。

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