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2010年6月 5日 (土)

雑誌「SFマガジン」7月号

 いつも、書評やエッセイ部分を読み流している「SFマガジン」だが、今号はじっくり京都—大阪間の通勤電車3往復分くらいは時間をかけて読んだ。特集が「メタルギア・ソリッド」、それに柴野拓美さんの追悼特集だ。
 伊藤計劃の『METAL GEAR SOLID  GUNS OF THE PATRIOTS(メタルギア・ソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット)』を読みながら、もとのゲームを知らないから、「もしかしたら自分の読み方は視点がズレているかもしれない」と思っていた。今回の特集は、小島秀夫監督のロング・インタヴューや作品解説や評論などもりだくさんで、とても勉強になったが、やっぱりゲームをやってみないと本当のおもしろさがわからないのかなあと感じた。私は別にゲームがきらいじゃないのだが、今でさえオモテ稼業の圧迫で絶対的に時間が足りないのに、これ以上ユーワクを入れてしまうと、もうゼンゼン原稿を描けなくなるだろうと予感がして、節制しているのだ。ああ、でも時代に取り残されているかも……
 そして、柴野拓美さんの追悼特集。ここんとこ「SFマガジン」は追悼だらけなのだが(来月号も浅倉久志さんの追悼特集だ)、今回は特に力が入っていた。追悼のエッセイを寄せている布陣もとても豪華。伊藤典夫、梶尾真治、小谷真理、清水義範、牧眞司、山田正紀、山本弘、夢枕獏などなど総勢19名。それも、みなさん四半世紀とか40年以上とかのおつきあいで、中学・高校生の頃から文通や『宇宙塵』に投稿していたとかで、知らなかった話題がわんさか。本当におつきあいが広く、面倒見もよく、SFのつながりを大切にしていらした方なんだなあと感じた。牧眞司さん編の年譜もとてもリキが入っている。

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