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2010年5月27日 (木)

四神降臨と益田の岩船

 明日香村の飛鳥資料館でのキトラ古墳の壁画公開は、2006年白虎、2007年玄武、2008年十二支—子・丑・虎—、2009年青龍・白虎と毎年この5〜6月時期に2週間ほど行われている。(2007年2009年のブログはこちら 2008年は書き忘れた)今年の平城京遷都1300年の奈良をあげての大イベントに合わせて、良いとこを溜めておいた感はあるが、残る朱雀の初公開に加え、四神が出そろうし、期間も5月15日〜6月13日といつもより期間も長い。さぞや人が多いのではないかと戦々恐々としながら、去る5月22日の土曜日にレンタル自転車をこいで飛鳥資料館に向かったが、入り口は待ち時間表示はなんと0分!! 列をつくるポールが立っているがすっからかん! あの、白虎や玄武が公開された頃の長蛇の列はなんだったの~? 時間指定の整理券とかも配っていたじゃない! と思いつつも、別に文句を言う筋合いではなく、ありがたく入館する。今回は館内のコースが逆になっていた。昨年まで、最後のメインの展示部屋が、入り口の総解説の部分になっていて、常設展示場にパネルを貼って、途中に待ち列対策用と思われる映像モニターを置いて通路にして、4方向に配置(ちゃんと方角をあわせている)した壁画を配置していた。一階部分の常設展示はこの期間中はあきらめて、この特別展示に全力を注いでいる様子だ。1グループずつ細かに入場制限しながら展示ケースに人が重ならずに見れるようにしてくれている。壁画前で15分ほど待ち時間があったが、昔のことに比べたら、たいしたことではない。現場もいろいろノウハウを獲得しているんだなあ、と思ったが、今年の観客動員は予想とくらべてどうなのだろう? 職員さんの解説によると、ケースの中は湿度20%に保っているのだそうだが、発見されたとき棺内は80%ぐらいあったそうだ。壁画の彩色は湿度が高い方が鮮やかになるらしい。たしかに朱雀もそれほど真っ赤っかではない。朱雀以外は初対面ではないので、観たからといってそんな大きな感動はないが、やっぱりホンモノはいいなあ。
 ところで、この公開展示のポスターは毎年コピーがとてもいい。今年は「四神降臨」。駅や近鉄電車に掲示してあるがカ〜ッコイイ〜! この公開展示の行事タイトルは「キトラ古墳壁画 【四神】特別公開」というとりわけおもしろくもないモノなのだ。ポスターのキャッチコピーの方がずっと良いぞ。

 そのあと、明日香村とは近鉄の駅をへだてて反対側にある「益田の岩船」に行ってきた。キトラを見に来た3回ほどで、猿石・亀石など主だった奇石はまわったが、「益田の岩船」はちょっとはずれたところにあるので、観ていなかったのだ。これは明日香村ではなく、橿原市内にあるのだが、行くまであまり案内板もなく、地図を見ながらなんとかたどりついた。……しかし、すごいところにあった。笹の枯れ葉ですべりそうな地道のかなり急な山道を「この道でいいのか?」と不安になりながら登っていく。途中ロープが張ってあって、「通行止め?」と思ったら、このロープを持って登れということらしい。日頃の運動不足と不摂生がたたってか、息切れ切れになって登っていくと、竹林の中にどでかいのがド~ン! こんな重いモノをどうしてこんなところにと思ってしまう。それも。自然石ではなく、上部に四角の切れ込みがあるし、側面に格子模様の彫り込みもある。なんとも想像をかきたてる石だった。

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コメント

 橿原で開催中の「大唐皇帝陵展」がまた素晴らしい内容の特別展でした。玄宗皇帝の兄李憲の恵陵から出土した跪拝俑や哀冊のほか、李スイ墓出土の金工技術の粋を尽くした銀器や銅器など、華やかな唐の文物を身近に見ることが出来ました。西安の歴史博物館でも見ることは出来ないものだそうです。キトラ古墳と、李憲が眠る恵陵の青龍と白虎を比べると、本場中国のスケールの大きさに圧倒されます。なお、25歳の若さで亡くなった李スイ墓は未盗掘でしたが、朱書きの珍しい墓誌が出土しています。因みに李スイには産着を着た赤ちゃんがいたそうですが、産後のひだちが悪かったのでしょうか。
 唐代史はもちろん唐墓に埋葬された人物の生きた背景など、本当に大唐帝国の高い文化を感じることが出来る展示でした。これは必見ですよ。

コメントありがとうございます。
橿原考古学研究所でやってる展示ですね。
遷都1300年でリキが入っているようですねえ。
6月20日まででちょっとビミョ〜と思っていたのですが、こうプッシュされると、対フラフラと行きたくなります。

私はとりわけ恵陵の彩絵陶鼓が気に入りました。正倉院の唐三彩の陶鼓より素晴らしいと思いました。 故宮の有名な磁鼓よりもモノは良いです。久しぶりに良い展覧会に出会えました。

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