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2010年5月

2010年5月31日 (月)

書籍『文藝別冊 萩尾望都』

 まるごと1冊萩尾望都! 非常に力のはいった総特集号である。本人への二万字ロングインタビュー、両親・姉妹へのインタビュー、お仕事場公開、デビュー前の作品・幻の作品公開、マンガ家・作家からの特別寄稿などたいへんたいへん盛りだくさんだ。
 この特集本を読む前に、以前の雑誌「AERA」の記事を読み直した。たった五ページの記事だが、島﨑今日子のキレのいい文章で、人間としての萩尾望都の生き様を綴っている内容の濃い記事だった。今回の本人や家族へのインタビューもその内容と重なる部分があるだろうと思ったのだが、聞き取りをそのまま言葉に表した今回の内容は、印象的にはずいぶんソフトなものだった。家族という変えられない関係で、お互いそれぞれの生を営んでいるのだから、これぐらいの距離が正直なところなんだろうなあと思った。
 マネージャーの城章子さんへのインタビューもあった。城さんがマンガ家だったころの作品を憶えている。いや、雑誌掲載(たしか別冊少女コミック)のころ2〜3作載ったのを読んだ記憶があるのだが、作品を保存してなくて残っていないので作品の内容は憶えているというより、名前を聞くと絵柄が浮かぶ程度である。雑誌に載らなくなったなあと思っていたが、いつの頃か望都サマのマネージャーになったとどこかの記事でみて「ああ。そうだったのか」とヘンに安心した。(というか、マンガと縁をきったわけでなく、ずっとつながりがあったんだと思うとうれしいというか) それも、もう40年近くマネージャーを続けているのか……それもすごい。
 お仕事場の写真もとても興味をひくものだった。机の上の書類・ファイルのいろいろ、書庫の本の山、……それに原稿棚(ああ、ため息がでる) 机まわりがとってもすっきりしたマンガ家さんもいるけれど、望都サマの仕事場はけっこうごちゃごちゃしているんだ〜と楽しくなった。
 しばらく古い作品を読み返していないけど、時間があればゆっくりじっくり読み返してみたいなあという欲望に駆られた。

2010年5月29日 (土)

『小松左京マガジン』第37巻

 うかうかしていると次号が出そうなのだが、やっと読み終えた。
巻頭に挿絵画家の蕗谷虹児との対談が載っていたので、「え?蕗谷虹児って、まだ生きていたの?」と思わず思ってしまったが、最後まで読むと1974年と書いてあったし、巻末の方のインフォメーションで、1974年から1975年にかけて挿絵画家8人にインタビューしたテープが見つかったとのことで、掲載されたらしい。(蕗谷さんは1979年にお亡くなりになっています。失礼いたしました。) テープで約2時間にわたる長いもので、読んでいてもたいへんボリュームがあった。と、同時に、小松先生、あまり体調が良くないのかな?とちょっと心配してしまう。
 「小松左京の大口舌」は、上海万博が開催されている今、折良く大阪万博・EXPO70が話題になっていてた。大阪万博の若い才能って貴重だったんだなあ。あたしゃ、上海万博の中国館が、どうみても赤いビッグサイトにみえてしまうのだが。北京オリンピックの鳥かごはよかったけどなあ。

2010年5月28日 (金)

書籍『アニメ版PARM あるはずのない海 スケッチ集 Vol.1』

『アニメ版PARM あるはずのない海 スケッチ集 Vol.1』 獸木野生著(BIGCAT Studio)
 『パーム』を描き続けている獸木野生の自費出版スケッチ集である。公式HPでのみ通販中。これはレアアイテムかも、とちょっと自慢。でも、自費出版といっても、ちゃんとISBNもとっている。
 『パーム』の『あるはずのない海』が1980年代終わり頃にOVAとして企画されて、ポシャったが、その際、作者の手によるシナリオ、キャラクターデザイン、シーンごとのスケッチ、音楽デモができあがっていたらしい。そのスケッチを1冊にまとめたもの。だがVol.1とあるので、またVol.2もあるのだろう。1巻はオープニングからシーン33まで収録されている。
 ホントに野生さんは絵が達者。どんな向きにも描くし、表情もゆたかで、男は男らしく、おじさんはおじさんらしく、アメリカ人はアメリカ人らしい。スケッチはアニメの画面を意識してか、線がとてもすっきりしている。これがアニメになったら、旧「ルパン3世」が登場したときに感じたような、どれにも似ていない大人のアニメが出来ていたんだろうなあと思ってしまう。
 やっぱり企画が早すぎたのか。マンガとしては、人気が出はじめた良い時期だったかもしれないが、アニメとしては、条件がまだまだ整っていなかったような気がする。OVA企画として出たらしいが、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が最初に出たのが私の記憶によれば『ダロス』で、後でWikで調べてみたら、アタリ! 年代としては『ダロス』は1983年。その時点から数えても企画がでたのはまだ数年。この時代はまだまだアニメカラーのセル画が主で、画質もまだまだで、OVAはビデオテープの長さもあるし、なかなか思うとおりに作れなかったと思う。その約20年後の現在、CG技術も発達したし、ビデオからDVDに移って、尺もある程度自由がきくし、OVAでなくても比較的表現が自由なTVの深夜枠もあるし、観る方の層も広がっているし、今なら……ともつい考えてしまう。

2010年5月27日 (木)

四神降臨と益田の岩船

 明日香村の飛鳥資料館でのキトラ古墳の壁画公開は、2006年白虎、2007年玄武、2008年十二支—子・丑・虎—、2009年青龍・白虎と毎年この5〜6月時期に2週間ほど行われている。(2007年2009年のブログはこちら 2008年は書き忘れた)今年の平城京遷都1300年の奈良をあげての大イベントに合わせて、良いとこを溜めておいた感はあるが、残る朱雀の初公開に加え、四神が出そろうし、期間も5月15日〜6月13日といつもより期間も長い。さぞや人が多いのではないかと戦々恐々としながら、去る5月22日の土曜日にレンタル自転車をこいで飛鳥資料館に向かったが、入り口は待ち時間表示はなんと0分!! 列をつくるポールが立っているがすっからかん! あの、白虎や玄武が公開された頃の長蛇の列はなんだったの~? 時間指定の整理券とかも配っていたじゃない! と思いつつも、別に文句を言う筋合いではなく、ありがたく入館する。今回は館内のコースが逆になっていた。昨年まで、最後のメインの展示部屋が、入り口の総解説の部分になっていて、常設展示場にパネルを貼って、途中に待ち列対策用と思われる映像モニターを置いて通路にして、4方向に配置(ちゃんと方角をあわせている)した壁画を配置していた。一階部分の常設展示はこの期間中はあきらめて、この特別展示に全力を注いでいる様子だ。1グループずつ細かに入場制限しながら展示ケースに人が重ならずに見れるようにしてくれている。壁画前で15分ほど待ち時間があったが、昔のことに比べたら、たいしたことではない。現場もいろいろノウハウを獲得しているんだなあ、と思ったが、今年の観客動員は予想とくらべてどうなのだろう? 職員さんの解説によると、ケースの中は湿度20%に保っているのだそうだが、発見されたとき棺内は80%ぐらいあったそうだ。壁画の彩色は湿度が高い方が鮮やかになるらしい。たしかに朱雀もそれほど真っ赤っかではない。朱雀以外は初対面ではないので、観たからといってそんな大きな感動はないが、やっぱりホンモノはいいなあ。
 ところで、この公開展示のポスターは毎年コピーがとてもいい。今年は「四神降臨」。駅や近鉄電車に掲示してあるがカ〜ッコイイ〜! この公開展示の行事タイトルは「キトラ古墳壁画 【四神】特別公開」というとりわけおもしろくもないモノなのだ。ポスターのキャッチコピーの方がずっと良いぞ。

 そのあと、明日香村とは近鉄の駅をへだてて反対側にある「益田の岩船」に行ってきた。キトラを見に来た3回ほどで、猿石・亀石など主だった奇石はまわったが、「益田の岩船」はちょっとはずれたところにあるので、観ていなかったのだ。これは明日香村ではなく、橿原市内にあるのだが、行くまであまり案内板もなく、地図を見ながらなんとかたどりついた。……しかし、すごいところにあった。笹の枯れ葉ですべりそうな地道のかなり急な山道を「この道でいいのか?」と不安になりながら登っていく。途中ロープが張ってあって、「通行止め?」と思ったら、このロープを持って登れということらしい。日頃の運動不足と不摂生がたたってか、息切れ切れになって登っていくと、竹林の中にどでかいのがド~ン! こんな重いモノをどうしてこんなところにと思ってしまう。それも。自然石ではなく、上部に四角の切れ込みがあるし、側面に格子模様の彫り込みもある。なんとも想像をかきたてる石だった。

2010年5月25日 (火)

小説『METAL GEAR SOLID  GUNS OF THE PATRIOTS(メタルギア・ソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット)』

 『METAL GEAR SOLID  GUNS OF THE PATRIOTS(メタルギア・ソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット) コナミデジタルエンタテインメント/原作 伊藤計劃著 (角川書店)
 伊藤計劃の著書は少ない。そして、もう増えることがない。『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』と読んだら、あとは本著と『伊藤計劃記録』だけだ。
 というわけで、これは「メタルギア・ソリッド(MGS)」の第4作のノベライゼーションということになっているが、ゲーム自体全く知らないのに読んでしまった。でも、おもしろかった。なんとなく世界や背景が想像できて、ゲーム設定がわからなくても読み進めることができる。主人公ソリッド・スネークの相棒、オタコン(ニックネーム)がストーリーの語り役にハマッている。いや、ソリッドや雷電もカッコイイけど、オタコンのようなキャラが実は好き。でも、やっぱりもっと知りたいと思って、読んでる途中で思わずネットでMGSの勉強をしてしまったよ。
 伊藤計劃は自称小島秀夫原理主義者で、もう20年来の筋金入りのMGSのファンらしい。なるほど年季のはいったこなれ方だし、長編第1作『虐殺器官』の雰囲気もこれが原点なのかなあとも感じてしまった。

2010年5月19日 (水)

コミティアとガンダムカフェと那須アルパカ牧場(ちょっと長文)

 巷の5連休は、オモテ稼業の相方と分けて、1/2/3日は出勤、4/5日が休みになった。今年はずっと天気が良くて助かった。おかげさまでこの2連休は、4月28日の予告どおり にこなすことができた。というか、それにプラスして、1日目は二手にわかれて、私とタクヤはビッグサイトのコミティアへ、父ちゃんとサトルは秋葉原にオープンしたというガンダムカフェに行った。
 朝7時前の新幹線に乗って、品川に着くのが9時。ガンダムカフェは8時半からオープンしてるらしいから、行くのなら着いてすぐのほうが絶対いいと思ったのだが……、敵も然る者(?)、コミティア会場で準備をしてる私に9時半ごろ電話がかかってきた。3時間待ち! ……手強い。それでも、サトルは並ぶというので(昨年の夏、自分だけお台場の1/1ガンダムが観れなかったのがくやしかったのか)、並んでいるらしい。結局のところ、2時間弱で入れて、少し待ってランチも食べてきた。列は、カフェ並びの列と、物販の列(これは40分ぐらいだったらしい)とガンダム焼きの列(ランチのあとには解消されていたそうだ)と3手に分かれていた。秋葉原駅が改装されていて、高架下にできたらしいが、それほど大きな店ではなく、これはまた夏のコミケあたりはすごいことになりそうだなあ。
 カフェのメニューはわりと簡単であっさりしている。パイロットランチは4種、元ネタはみんなハンバーグでかかっているソースがちがうだけ。だいたい想像できるだろう。アムロはホワイトソース、シャアはトマトソース、ハヤトは照り焼き、カイはカレー味。午後からコミティアの会場で合流したのだが、ガンダム焼きと物販グッズをいくつか買ってきてくれた。ガンダム焼きは、ガンダム型のたい焼きのようなものだが、けっこうモチモチしていておいしい。物販は、「ジャブローコーヒー」(中身はコロンビアコーヒー)、「軟弱者せんべい」(ぬれおかきの部類にしては、そんなに軟弱ではないのだが)、「名セリフクッキー」(だいたい想像できるだろう名セリフを焼き付けてあるクッキーだが、味はふつう)といったなかなかのアイディア商品がそろっている。ヤングをあてこんでいるのだろうが、一つ一つはそれほど値段も高くない。(かわりに量も多くないが)

 コミティアはあいかわらずといった感じで、あまりコメントなしだが、タクヤはDSで知らない子どもたちとずっと遊んでいた。終了後、東京駅からはじめて東北新幹線に乗る。アルパカ牧場の最寄り駅・新白河まで、約1時間半。アルパカ牧場は栃木県だが、新白河駅は実は福島県だった。私の感覚では福島は関東じゃない。東北地方の南部ってかんじなんだけど(^_^;) ホテルは駅前のサンルートにしたのだが、駅前はみごとになにもなかった。……いや、やけにレンタカーショップは多かったけど。でも、マクド等のファストフードや気軽にはいれそうなレストランとかはまったくなかったし、駅舎に入っているJR系列のコンビニ以外はコンビニもなかった。結局、夕食も朝食も帰りの電車の時間調整のお茶もホテルのレストランですましてしまう。まあ、ホテルレストランといってもそれほど高くないからいいけど。ふだん宿は、交通の便最優先で経費節減のため、よく駅前のちょっと古いビジネスホテルをよく使う。というのは、古いビジネスホテルにはひとつかふたつ和室があるのだ。しかし、今回ネットから予約しようとしたら、和室は1日ちがいでとれなかった。前日下調べしたときには空いていたのに。が、「GW中、ツインを予約するとシングルが1室サービス」というキャンペーン(要するに、土日祝の方が空いているのね)をしていて、小学生は添い寝OKということなので、それにした。ちょっと不便だったが、和室1室よりさらに安くあがったので、よしとしよう。

 翌日そこから、「那須アルパカ牧場」に向かう。前にも書いたように、路線バスさえないので、交通手段はタクシーかレンタカーになる。タクシーは、距離にして約15キロ、2〜30分、片道約5000円弱。運ちゃんにあちらでタクシーをつかまえられるか聞いたら、まず無理なのでいつも迎えに行っているといって、事業所の名刺をくれた。行く途中で、栃木県との県境を越える。行った先はアルパカ牧場以外なにもなかった。……いや、地図では隣に「那須動物王国」というのがあるのだが、隣といっても実際は2キロほど離れていた。遠くに那須連峰の山々が美しい、みごとな山の中だった。400頭いるという話のとおり、そこはちゃんと牧場だった。近くの例でいえば、六甲山牧場のヒツジのごとく、アルパカがいた。……、いやヒツジほど乱暴で傍若無人ではじゃなく、おとなしくてのんびりしていてかわいいぞ。要所要所にカプセル状のエサが売っていて、あげることができる。赤ちゃんアルパカのいるゾーンもあった。柵の中に入って触りまくれる「ふれあい広場」や手綱をひいていっしょにお散歩できる「おさんぽ広場」もある。この2つは時間制の別料金なのだが、一人いくらではなく、1グループいくらであり、良心的である。もふもふしたアルパカにいっぱいいっぱいさわれてとても満足! また、ここにはダチョウとミニホース(小さい馬)もいた。従業員の人は、南米出身の人も多くて、日本語カタコトだけどノリは明るいラテン系で楽しい。食べ物を売ってるところは1カ所しかないし、それほどいろいろな設備があるわけではないけど、人数が多くても広くて拡散してしまうし、放送や音楽がほとんどないのでとても静かで、の〜んびりできる。ただ、雨だとちょっとツラいし、夏の暑いのや冬の寒いのはキツそう。

 ともあれ、こうして充実した2日間の休みを過ごすことができた。

2010年5月18日 (火)

マンガ『今日の早川さん』第3巻(限定版)

 『今日の早川さん』 COCO著 (早川書房) 
ゐ:ゐ(い)つか読むはずっと読まない
わ:忘れるな 本棚固定に床補強
き:今日も来る 本の通販ダンボール
第3巻限定版には、こんなかんじのカルタだついている。共感する人は同志だ。

 本と読書の早川さんのマンガも3巻目。4コママンガなのだが、実は少しづつ時が流れている。
富士見さんは大学に入学し、ヘアスタイルが変わった。岩波さんは妊婦さんになり、双子ちゃんを産んだ。でも主人公のの早川さんと帆掛さんはずっとモラトリアム? でもでもあれだけ本を買いこめるんだから、なにか仕事をしてるんだろうなあ。ナゾだ。

2010年5月13日 (木)

DVD『スルタンの象と少女』

 『スルタンの象と少女』 52分 フランス語:日本語字幕(コロンビア)
 先に記事に書いた恵文社で買ってきたDVD。
 以前、どこかのブログ(忘れた、すみません)がYouTubeにUPされている巨大なマリオネットの人形が動く画像を紹介していた。巨大な女の子がすごくリアルに動いている。それも、今時のコンピュータ仕掛けではなく、ワイヤーで操る人力の操作だったのだ。その時は「ロワイヤル・ド・リュクス」という名もなにも知らなかったけど、「すげ〜っ」と思わずつぶやくほど印象に残っていた。改めて、検索してさがしてみたら、これだ。
 だから、恵文社でこれを見つけたとき、瞬間的に「これだ!」と思って、即買いしてしまった。あと1枚別のタイトルもあったんだけど、2枚買う勇気がなくて、こっちをえらんでしまった。
 フランスのナントを本拠地にするパフォーマンス集団「ロワイヤル・ド・リュクス」が動かす巨大なマリオネット人形の劇風の実録だ。というか、DVDを観た後、ネットを調べていろいろ勉強したのだが、ロワイヤル・ド・リュクスは、世界各地で数日間にわたって街中でストーリーのあるパフォーマンスを繰り広げるのだ。このDVDでは、ロケットで街についた大きな少女が街を練り歩き、アイスを食べて、体操をして、寝て、巨大な象に出逢い、水浴びをして、またロケットで還っていく……その数日は、観衆が街にあふれ、まさにお祭りのようだ。この人形がけっこう大がかりで、しかもディテールが凝っていて、ほれぼれと美しい。その周りには、ガリバーの小人のごとくクラシックな衣装を身につけた団員が人力で操作している。いや〜、芸が細かい。一目惚れ! 日本にも来てほしい!! しかし、これは日本の公道じゃ規制が多すぎて無理だろうなあ。スルタンの象は観客やまわりの建物に容赦なく水をあびせているし。
 ……と思ったら、ロワイヤル・ド・リュクスのメンバー(人形を製作していた人)が作った別の集団「ラ・マシン」が人力操作のクモの人形を連れて、2009年に横浜開国博Y150に来ていたらしい。知らなかったよ。ああ、これだけでも観たかった! フランスのナントに行くと、ロワイヤル・ド・リュクスのギャラリーがあって、他のいろいろな機械仕掛けの動物などが展示されていて、操作することもできるらしい。あのスルタンの象にも乗れるらしい。いいなあ。実際行った人のブログなどもあって、うらやましさ倍増だ。

2010年5月11日 (火)

本屋の名所:恵文社

 いつも本を買う書店は、行きやすいところに何カ所かあるが、電車賃をはらってでも一度は行ってみたい本屋がある。そんな本屋のひとつ、「恵文社」。京都の左京区の一乗寺にある。京阪電車の出町柳から、叡山電車に乗り換えて一乗寺下車。ここは、私の行動範囲からはややはずれていて「わざわざ行く」という感じなのだが、先日サトルの大学見学につきあったついでに叡山電車の1日乗車券を買って、念願の名所にいくことができた。
 ここは、主張する本屋だ。どこにでもある新刊やベストセラーや雑誌は置いていない。そういうまとまった棚がない。得意とするところは、芸術系や人文系やサブカルチャー、児童書やマンガも書店員の目で厳選して置いている。自費出版ものや、装丁が凝りまくった少部数限定本なども入れている。またその一角一角のテーマに沿って、CDやDVD、文具やインテリア、鉱石、雑貨や服などがいっしょに展示してある。棚を巡るのがおもしろい。ふつう、本屋はなにか買いたいタイトルを探しに行くことが多いだろうが、ここは目的なく入っても自分の知らない何かがみつかる本屋だ。現に私が行ったときも驚くほど多くのお客が店内を漂っていた。ヴィレッジ・バンガードも似たようなコンセプトだが、ちょっと傾向がちがう。
 なかなか他の本屋では見たことのない本も多く、つい長居をしてしまった。その中で、今回買ったのは、『KEIBUNKO 2』(長岡京市にある恵文社バンビオ展のオープン5周年記念同人誌……そんなの出すかぁ!!)とDVD『スルタンの象と少女』(パフォーマンス集団「ロワイヤル・ド・リュクス」が動かす巨大なマリオネット人形の劇風の実録)だった。

 あと、同じ左京区にあるガケ書房も行ってみたいんだよねえ。

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