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2010年3月 4日 (木)

書籍『世界のどこかで居候』

『世界のどこかで居候』 中山茂大 文、阪口 克 写真(リトルモア)
 中山茂大(しげお)と阪口克(かつみ)のユニット「人力社」が、モンゴル、イエメン、パプアニューギニア、ラダック、モロッコ等の8家族のお宅に約1週間滞在させてもらった記録集。1泊ではまだまだ「お客さん」で、滞在が短すぎると「居候」は成立しない。が、「定住」ではないから長すぎてもいけない。その頃合いがおおむね1週間なんだそうである。
 この本は、新刊で本屋に平積みにしてあったのを衝動買いしてしまった。前述のようなコンセプトだから、旅行記としてもひと味ちがう。それに、本の構成が視覚的で凝っている。ご家族の関係図、近所や家の内部の説明、1日のタイムテーブル、料理の仕方など、写真やイラストをふんだんに使って、事細かに書いている。写真が小さくて若干見にくいところもあるが、本全体がスクラップブックのようなとても楽しい創りになっている。
 加えて、読んでみると、居候先がけっこうディープだ。どこもすごかったけれど、いちばんすごいのはパプアニューギニアのフリ族のお宅のときだろう。諸星大二郎の『マッドメン』の世界だ。戦士である通称「コマンダー」のトゥクバ・ジャヴェニさんの精悍なこと。かっこいい〜! ファッションにも個性があるし、ブタの丸焼きも壮観である。(腹下しのおまけがつくが) モロッコのサハラ砂漠のノマドの暮らしぶりも、容赦ない砂漠仕様ですごい。夕方ラクダで観光テント村について1泊して、翌朝帰っていく観光客を見送る立場に立った居候たちがみた、観光客のいない時といる時のノマドの表情のちがいがおもしろい。

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