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2010年1月22日 (金)

「グイン・サーガ」終幕

 グイン・サーガ130巻『見知らぬ明日』栗本 薫著(早川書房)
 今までこのブログではあまり書いていなかったが、栗本薫のグイン・サーガはずっと読んでいる。前述の「SFマガジン」同様、あまりいい読者ではなく、初めの方は図書館で借りて、結婚してからはダンナがずっと買ってるのをまわしてもらっていた。読み始めたのが16巻の『パロへの帰還』が出た頃で、そこまではあまり期間をおかずに一気に読んで、とってもおもしろかった。その後は発行のたびに読んでいたので、16巻までのような熱はちょっとおさまった。だんだんキャラたちの性格がウツウツとなってくるし(グインをのぞく)、最近はヴァレリウスやマリウスやリンダがうだうだと同じことを延々としゃべるのでウザいなあとも思っていたが、そうこういいながらもう25年ぐらいはつきあっている。
 そして、最後の130巻を読み終えた。今まで一貫して、1冊4章の構成で進んできたが、この巻は第2章の途中までしか載っていない。いつもより薄い本。プツンと途切れてしまった話。ついにグインは再登場しなかった。サイロンの災厄は、ちょうど別巻第1巻の『7人の魔導師』に帰結した。ここで途切れてしまうのも、なにか運命を感じる。もう、語られないストーリー。グインの、リンダの、イシュトバーンの、スカールの、そして中原の明日は、本当に見知らぬものになってしまった。
 後書きなんかをよんでいても、栗本さんは、完結までの構想は頭の中にあっても、あまりノートのようなものは遺していないんじゃないかなあとも思う。継承する人はいるのだろうか。このまま終の幕が降ろされたままであっても、それはそれでいいような気もする。はてしない物語を遺された栗本薫さんに合掌。

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