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2009年10月

2009年10月31日 (土)

小説『三匹のおっさん』

『三匹のおっさん』有川 浩著(文藝春秋)
 還暦を迎えた幼なじみの三匹のおっさん(キヨさん、シゲさん、ノリさん)が、自主自警団をつくって、数々の町内の事件を解決する連作小説。……といいながら、ちゃんとキヨさんの孫とノリさんの娘(ふたりとも高二)の青春小説にもなっているところが有川さんらしい! 
 有川さんの小説はどれを読んでも、サブキャラまで丁寧に描かれている。この作品は特にあらゆる年齢層のキャラに目配りがきいていて、キャラがたっていても、「主人公だけがカッコよければいい」というようなものではない。クチのききかたもしらないチャラチャラした若造のように登場するキヨさんの孫の祐希も、脅しに負けてカツアゲを見逃してしまっている店長でさえ、後になればじわじわといい味をだしている。それぞれの夫婦や家族間の関係も理想的ではなく現実的に描いている。それでいて、亀の甲より年の功でおっさんたちがカッコいい!
 ……というわけで、今回も調子よく堪能できた。

2009年10月30日 (金)

マンガ『リンコちゃん ハーイッ』、『インド夫婦茶碗』第13巻

 『リンコちゃん ハーイッ』(少年画報社)
 『インド夫婦茶碗』第13巻(ぶんか社)

 流水りんこさんのエッセイマンガがたてつづけに2冊でた。実際は1ヶ月ほどずれているのだが、感想を書きそびれているうちに2冊目がでてしまったのだ。
 『リンコちゃん ハーイッ』は、作者の子どものころのエピソードと昔の飼い犬の話で、『昭和の子ども』と重なる部分がある。そして、この頃暮らした家を、『インド夫婦茶碗』第13巻の方で建て替える決心をするのかと思うと、このタイミングで出版されたのに家の運命的なものを感じてしまう。
 『インド夫婦茶碗』のほうは、今回もいろいろたいへんだ。いきなり、アルナちゃんの所業がまるでうちのタクヤ(小四)と同じで爆笑! 連絡帳出さない、プリントぐちゃぐちゃ、明日の用意を夜にできない、「あとで〜」といって宿題をしない……毎日リアルで見ているぞ。インドのアンマ(義母)が亡くなったこともショッキングな出来事だった。家の建て替えも決意するし、りんこさんにとって、人生の節目の時期なんだろうか。しかし、新しい家の間取りを、インドの安宿を参考にするなんざ、りんこさんらしくていいなあ。

2009年10月27日 (火)

やなぎみわの新聞エッセイ

 新聞ネタが続くが、中之島の国立国際美術館で「やなぎみわ 婆々娘々!(ポーポーニャンニャン)」を開催していたアーティスト・やなぎみわが、今、京都新聞で『ベネチア子連れビエンナーレ』というエッセイを連載している。9月30日から毎週水曜日の夕刊に載っていて、8回連載予定らしい。
 やなぎみわは、今年のヴェネチア・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、「ウインドスウェプト・ウィメン」シリーズを出品している。そのやなぎさん、代表作家に決定直前に出産をされて、子育て真っ最中だったらしい。そんなこんなの状態でビエンナーレに参加する顛末をエッセイに書き綴っている。
 この記事をみたとき、ちょっとびっくりした。というのは、こんなやわらかいエッセイものを書くとは思わなかったのだ。作品の雰囲気からして、なんというか孤高のアーティストというか、あまり生活臭がしないし、そういうの出したくない人なのかなあと、勝手にイメージを作ってしまっていたのだ。人ってわからないなあ、と思ってしまった。すみません。
 で、私はこういうウラ話がすきなので、毎回楽しく読ませてもらっている。

2009年10月24日 (土)

『スラムドッグ$ミリオネア』の原作者は日本に居た!

 10月17日の京都新聞の記事を見て、驚いた! 以前ブログにも書いた映画『スラムドッグ$ミリオネア』の原作小説『ぼくと1ルピーの神様』の作者ヴィカス・スワラップ(新聞記事ではヴィカース・スワループと表記)は、現在、大阪のインド総領事館の総領事になっているらしい。彼が学研都市の「けいはんなプラザ」を訪問して、映画上映会であいさつをしたという記事だった。
 たしかに、ハードカバーの『ぼくと1ルピーの神様』(2006年刊)の著者紹介には、「インドの外交官」で、「現在はニューデリーの外務省に勤務」と書いてある。そのあと、日本に赴任したのか。
しかし、総領事というと、大阪の領事館の中でいちばんえらいのでは? かなりのエリートなのね。訳者のあとがきに、本業がいそがしくなかなか執筆時間がとれないらしいと書いてある。確かにいそがしいかもしれないけど、ぜひ次回作に期待したい! 日本にいるうちに出たらいいなあ。サイン会もあったらいいなと期待したりして。

2009年10月23日 (金)

「2009 GIFU AIR FESTIVAL」(岐阜基地航空祭)

 昨年に続いて、岐阜基地の航空祭に行ってきた。今回も価格の魅力でバスツアーにしてしまったが、旅行会社をかえるとちょっとアクセスがちがった。昨年は基地の北側にバスがついたが、今回は基地にくっついている「かがみはら航空宇宙博物館」にバスをつけて、基地の南側から入った。なので、昨年あきらめた南地区に行きやすいのと、「かがみはら航空宇宙博物館」もいちど行ってみたかったので、これに決めた。
 昨年が11月30日だったのにくらべ、今年の岐阜は10月12日と1ヶ月以上はやい。今年は小松基地が11月1日で昨年より遅いので順番が逆になったが、こっちも行けそうなので、雨天のリベンジで同時に申し込んだ。昨年に続いて、2回も行けるなんて、イベント運がいい。他にも、旅行会社の企画では浜松とか新田原(にゅうたばる)もあったけれど、オモテ稼業の調整は2回が限界か。それに、あとの二つはさらに遠い。まあ、ほどほどにね。
 で、昨年は北地区のエプロンから展示飛行をみたので、まっとうに正面からみた。今年の南地区は滑走路をはさんでその反対側になる。なので、ブルーインパルスが空にスモークでハートなどの形を描くときは若干ゆがんで、真上を見上げるような見え方になる。ちょうど縦方向のスモークがアタマの上の空で描かれている感じで、形がゆがむけど、北地区から見るよりもすごく近く感じる。天気もすばらしくよくて、スモークが渦をまいて少しずつ拡散していくのがはっきり見える。加えて、北地区からは逆光でまぶしかったんだけど、南地区からは逆光にならないので、見えやすい。また、南地区の西側に回ると、滑走路の先端にあたるので、東から離陸して向かってきて、お腹をみせて西側の空に上昇していく。南地区から観るのも臨場感たっぷりでちょっといいかも。
 ただ、地上展示はあまりないし、物販も少ないし、トイレも少ない。混み具合は北より狭い分、人数が少なくても、密度は同じぐらいか。
 ブルーインパルスの展示飛行が終わって、シャトルバスで会場を脱出するのは、南地区からはとてもスムーズにできたので、そのあと「かがみはら航空宇宙博物館」で1時間半ほど過ごすことができた。博物館は実物展示が多いので、中はハンガーのようだった。もう少し時間があれば、操縦体験とかに申し込めたんだろうけど、これがメインじゃないのでまあ、しかたないか。ここのスーベニールにも自衛隊GOODSがたくさんあって、結託しているようだった。南地区でなにも買わなかった分、ここで自衛隊の栄養ドリンクと飛行機せんべいを購入した。
 行きのバスの行程は、7時出発、9時半頃現地着の2時間半で順調だった。昨年も帰りは倍以上時間がかかったが、今年はもっとかかった。滞在6時間、現地3時30分出発で京都に帰り着けたのは9時30分の6時間がかりだった。もともと航空祭帰りは混む上に、今年はETC高速1000円に3連休の最後の日とあって、このような状態になったようだ。高速1000円にバスツアーはけっこう苦労しているようである。

2009年10月22日 (木)

鉄人28号とヤノベケンジ

 10月の巷の3連休。私は残念ながら中日が出勤なので、連休ではない。父ちゃんはバイクツーリングで四国に行ってしまった。兄ちゃんは来週から中間テストだ。……というわけで、タクヤ(小4)がタイクツしまくっているので、10日の土曜日に、自分が行ってみたかった近場のポイントをふたつ組み合わせてみた。基本どっちも入場料とかいらないし、比較的安上がり。
 ひとつは、神戸市長田区の鉄人28号モニュメント。神戸が地域活性化として進めている「KOBE鉄人PROJECT」のひとつ。マンガ家横山光輝が、神戸出身らしい。この鉄人は、JR新長田駅近くの若松公園に立っているが、この地区の周辺の商店街の中には「三国志」の登場人物の立像もあちこちに立っている。でもまだプロジェクト進行中といったところで、鉄人も足もとにはまだ重機が鎮座し、周辺は工事中だった。でも、お台場ガンダムとちがって期間限定ではなく、ずっと居座る予定なので、造りは重厚・頑丈で、あの丸っこいフォルムはそれほど好きではないのだがそこそこカッコいい。先に鉄人をみて、大阪にまわるつもりだったので、暗くなるまでいられなかったが、夜は眼が光るらしい。その後、近くの店で「鉄人カレー」(缶入りレトルト)と「鉄人サブレ」(鉄分豊富な青海苔入り)を購入し、町おこしなのだからここでお金を落としておかねばと、近くの中華屋でフツーのラーメンを食べて、商店街を一周して、交通費をけちって少し離れた阪急の駅まで歩いて、大阪へ向かった。
 次に、大阪の中之島周辺で開催されている「水都大阪」の会場へ行く。このイベントは10月12日までなので、ギリギリかけこみってところ。川とテーマにした大阪府と大阪市のタイアップしたイベントということなのだが、イマイチあいまいで食指が動かなかった。が、あのヤノベケンジの作品が見れる! ヤノベケンジといえば、昔、国立国際美術館が万博公園の中にあったころに展示を見に行ったことがある。(wikiで確認したら、2003年の「MEGAROMANIA」) アトムカーや宇宙船?があったが、枯れた未来っぽいその世界が大いに気に入った。作品は手でさわれるくらいザックリと置いてあり、子どもが小さかったので、ウロウロしないようとても気を使った記憶がある。なので、今回もヤノベケンジの作品を目当てに行ったのだが、思ったよりたくさんの作品をタダで見ることができて、その上写真も撮れて、イベント自体になにも期待していなかった分、とても得した気分だった。今回の作品群は『トらやんの大冒険』と題されていて、放射線感知服《アトムスーツ》を着ているオトナコドモなチョビ髭キャラ「トらやん」を配した作品が、中之島の大阪市役所・府立中之島図書館・なにわ橋駅地下のアートエリアB1などに展示され、新作のヘンな船ラッキードラゴンも停泊している。スタンプ帳を購入して、スタンプラリーをしながら回った。大阪市役所ロビーの「ジャイアント・タらやん」の前のカフェで休憩し、エコがテーマの水辺のバザールに展開されているエスニック屋台で夕食を食べて帰ってきた。
 大いに歩いて充実した1日だった。

2009年10月21日 (水)

小説『あなたの人生の物語』

 『あなたの人生の物語』 テッド・チャン著(早川書房)
 前日の記事の影響ではないが、買ってから2年越しに読み終わった。久しぶりの早川の青背である。
テッド・チャンの本はこの1冊きりなのだが、昨今SFファンの間では彼の人気はうなぎのぼり。横浜で行われたワールドコン「Nippon2007」でも、サイン会では長蛇の列だったらしい。その後、京都の書店で、「サイン本」と書いてある帯がついたこの本が置いてあった。何かの縁と購入したが、シュリンクを破ってみると、中にはサインの入ったカードが挟まれていた。本自体にサインがしてあったわけでなないのだった。よく見ると、そのサイン本コーナーにあったラインナップはほとんどワールドコン参加の作家の本だった。きっと出版社が販促用にカードを用意してサインをしてもらったのね。
 この本は文庫の短編集なので、荷物を軽くしたい時に持ち歩いていた。ふだんは図書館で借りたハードカバーを先に読んでいたし、長編のように話を忘れてしまうと困るわけではないので、ずるずる後回しになってしまっていたのだ。
 結果、おもしろいけど、簡単には読めない。よくわからないのもある。「○○みたい」と例えるものがないのがいい。言語学とか数学とかあまりビジュアルなネタでないものも取り上げている。表題柵『あなたの人生の物語』は、「泣けるSFの傑作」というあとがきにあるけれど、私は他の『バビロンの塔』や『七十二文字』『地獄とは神の不在なり』『顔の美醜について』とかのほうが不思議さがわかりやすくておもしろかった。

2009年10月20日 (火)

『別冊本の雑誌 SF本の雑誌』

 『別冊本の雑誌 SF本の雑誌』 (本の雑誌社)
 雑誌「本の雑誌」の別冊なのだが、しっかりした装丁であるし、ちゃんとISBNがついているので、本という理解をしよう。いままで、「本の雑誌」で掲載されたSF評論の集約や、オールタイムベスト、SFサブジャンル・こだわりベストテン、今年のSF大会で実施された「SFセンター試験精選問題集」、SF者の人生マンガなどバラエティーに富んだ盛りだくさんの本だ。
 「SFファンです」といいながら、「最近SF読まなくなったなあ」と自覚して久しい。早川の青背で読んだのなんて、ここ数年数えるほどだ。オールタイムベストなどをみていると、1980年代までは読んだ作品が多いが、90年代以降、特に翻訳ものは読んでないものも多い。というか、ほとんど読んでない。
 しかし、この本を読んでいると、「SFはおもしろいぞ〜、読め〜、読め〜」というオーラが漂ってくるようで、ちょっと心を入れ替えて、残業を減らして、シュミの読書にもはげみたいと思う今日この頃である。

2009年10月18日 (日)

マンガ『花狂ひ』

 『花狂ひ』 下村富美著 (小池書院)
 うわ〜、下村富美さん、ひさしぶり〜!! この本を書店で見つけたとき、思わずそう思った。私は、この人がプチフラワーでデビューしたときから知っている。とても絵がうまいんだけど、少女マンガらしい派手さがなくて、ちょっとカタめで、雑誌の路線としてはちょっと浮いていた。でも、そのリアルな絵で、ときどきギャグが入るのが好き。短編を何作か発表して、私は『仏師』(これが唯一の中編)がいちばん好きだったが、いつのまにか誌面から消えてしまっていた。
 それが、ちょっと前に、精華大学の資料で名前を見て「あ、こんなところに!」と驚いたが、大学の先生してるとけっこう忙しいらしいから、作品発表がへっているのかなあと、思っていた矢先だった。
 今回のコミックスは、プチフラワー時代の作品をチョイスして再録し、2002年に「ビッグコミックSPECIAL」に発表された作品を加えたものだ。読んだことのある作品も多いけど、作品の色彩が統一していて、装丁も丁寧でとてもいい。でも1200円はちょっと高いよ。これからも量産しなくていいから、良質の作品を発表し続けてほしい。

2009年10月16日 (金)

マンガ『美大デビュー』第2巻

 『美大デビュー』第2巻 小林裕美子著 (ポプラ社)
 第1巻(このときは続くと思っていなかったが)が出たとき感想を書いた『美大デビュー』の第2巻が出た。……いや、出ていたのに、私はしばらく気がつかなかった。いつも行っている書店では新刊とエッセイマンガの棚はいつもチェックしているのになかったんだもん。(1巻目はそこで買った) 夏ごろ作者のブログにちょっと立ち寄ったときに、出版されていることに気がついた。それで、前より念入りに探してみて、3件目の書店で見つけた。いったい何部刷っているのかわからないが、ポプラ社って児童書ではチョー大手だが、マンガではまだまだマイナーで探すのがちょっとタイヘンだ。
 でも! 1巻よりおもしろくなっている!! 1巻目は美大のおもろいキャラ紹介ってかんじだったが、2巻目は、主人公が自分のめざすモノに悩んだり、ユニバーサルデザインと色弱の話、デキちゃった婚の話など、キャラの掘りさげやストーリーの深みが感じられる。エンピツマンガっぽい絵(CG処理をしているが)は好き嫌いが分かれるとは思うが、だんだんマンネリになっていくマンガが多い中、だんだんおもしろくなる貴重なマンガだ。

2009年10月10日 (土)

対談「虫眼とアニ眼」

 9月28日(月)に京都国際マンガミュージアムで、養老館長特別対談・ゲスト宮崎駿の「虫眼とアニ眼」があった。京都新聞で記事を見て、「月曜日のたまたま自分の休日にこんなイベントがあるなんてラッキー!」と思って、往復はがきで事前申込み・先着順に申し込んでみたら、参加可の返信がきた。
 客層も平日なせいか大人がほとんどで、けっこう平均年齢が高い。養老館長も宮崎さんもそこそこのお歳なので、おちついた対談だった。いきなり養老さんが「あの保育園はどうなりました?」と聞くので、何かと思ったら、(アニメスタジオに?)企業内保育園をつくったらしい。認可をうけるといろいろ制約がかかるので、無認可にして、段差あり、子どもが池ポチャもするし、半地下もあり、お寺かお風呂屋さんのような大きな屋根のお好みの構造にしたらしい。もともとの二人のつながりのきっかけが、このイベントのタイトルにもなっている『虫眼とアニ眼』(2002年刊)という本の対談で、別室でそのイラスト13枚の展示があった。そこに、その保育園に近いイメージのイラストもある。私はこの本を知らなかったが、この連作エッセイイラストをみていると、「そうかポニョの原点はここか」と納得した。まるでポニョにでてくる町そっくりなのだ。その中の保育園を実際つくっちゃったのか。
 他にも、田舎ばなしとか、虫ばなしとか、豊田のほうに新スタジオを作ったとか、新人アニメーターを募集したら女の子ばっかりになったとか、背景を描くと人生体験があらわれるとか、作品論やアニメ論にとらわれない広いお話をされていた。
 対談が終わって、館内の展示をみて、出来たばかりの壁面モニュメント「火の鳥」もみて、館長室を通るとめずらしく開いていた。(あたりまえか) 
 帰りがけスーベニールにいると、宮崎さんが側近?を連れて出て行った。そのあと割と短時間で戻ってきた。帰るとき、ミュージアムの入り口のけっこう近い距離で実物を拝見した。「あ、きっとカフェの壁面にサインをしに行ったんだ」と思って、あとでそのサインをみにいったら、ポニョが描かれていた。

2009年10月 9日 (金)

バスツアー『アルパカ牧場・ヨーデルの森&神戸市立フルーツフラワーパーク』

 巷のシルバーウィークも5連休どころか2連休にさえならないので、そのうちの1日の休みを使って、日帰りのバスツアーに申し込んでみた。
 アルパカの愛くるしい姿はTVでも昨今評判で、写真集も複数でているけど、いかんせん京都からはブームの元祖「那須アルパカ牧場」は遠い。このバスツアーの広告をみて「あ、近くにもアルパカ牧場があるのか」と思って、これにしてみた。子ども連れだし、ちょうどいいだろうと思ったが、実は、このツアータイトルは、ちょっと正確ではない。「神崎農村公園・ヨーデルの森」という施設のなかに、この3月に新しく「アルパカ広場」がオープンしたのである。「アルパカ牧場」ではない、「広場」なので、おまちがいなく。白と灰色と茶色の3頭がいた。他にも「カンガルー広場」とか「小動物ふれあい広場」とか「わんわんふれあい広場」とかがある。それに、「神戸市立フルーツフラワーパーク」は、着いたのが4時過ぎで、中の店舗やおとぎの国というのりもの遊園地は5時までのところが多く、もう片付けはじめていたので、こっちのほうはまあ「おまけ」みたいなもの。「ヨーデルの森」の方がおもしろかったから、いいけど。
 バスツアーは、バスに乗れば連れて行ってくれるので、オモテ稼業が忙しいことも手伝って、ほとんど下調べをしていなかった。「ヨーデルの森」は、着いてパンフをもらってみたら、3月に青春18切符で行った「大河内水力発電所」のすぐ近くだった。(要するに、兵庫県のど真ん中の山中)
 「ヨーデルの森」はリニューアルしたせいか、大いに賑わっていた。といっても、敷地がほどほど広いので、のんびりムードも味わえる。アルパカをはじめ、ヤギ・ヒツジ・ポニー・カンガルー・マーラ・モルモット・ウサギ・イヌいろいろ、鳥いろいろともりだくさん。放し飼いの広場に入れたり、柵越しに餌をやれたり、いっぱいさわりまくってきた。昼食は施設内のレストランで農村バイキング、ヨーグルトやソフトクリームもおいしい! たのしい1日だった。
 でも、いつかアルパカが400頭近くいるらしい「那須アルパカ牧場」をめざすぞ〜!

 「ヨーデルの森」のHPはこちら 

2009年10月 2日 (金)

映画『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』

 家族サービスの土曜日に、小学校でのPTA行事・親子将棋教室のあと、タクヤ(小4)といっしょにみなみ会館に初日の『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』を観にいってきた。関東地区では夏に公開したらしいが、京都では9月の公開だった。初日プレゼントにウォレスとグルミットのパッケージの袋に入った紅茶パックをもらった。さすがイギリス。
 今回の作品が5作目で、1〜3作目のデジタルリマスター版も同時公開していて、約2時間の上映だった。子どもといっしょだったので、吹替版を観たのだが、ウォレスの声が萩本欽一から津川雅彦に4作とも替わっていた。なんとなく旧作のセリフまわしも違っているような気がする。アフレコを全面的にやり直したようだ。あたしゃ、欽ちゃんのほうが好きなんだけどなあ。
 新作のほうは、相変わらず丁寧なクレイアニメだが、なんだか印象がちがう。思いつくと、いきなり連続殺人事件がおこる。今までの作品では、あまりオモテだって人死には起こっていなかった。どちらかというと、おバカネタっぽい、センスあるユーモア話ってかんじが多かった気がする。悪役の死に方もはっきりとは見せていないがグロ。もともとこのシリーズはタイトルも映画をパロッているし、今回はホラー調にわざと仕上げたのだろうが、やっぱウォレスとグルミットに殺人は似合わないなあと思った。
 今回のパンフレットは、グルミットが読んでる新聞っぽくしていて、とってもユニークでGOOD。

2009年10月 1日 (木)

民博『自然のこえ 命のかたち』

 ブログに9月のことを書けずに、9月がおわってしまった。
7−8月に夏期休暇が5日中1日しかとれなかったので、9月に押し込んでとって、休日はたくさんあったはずなのにヘンだなあ。ちょっと夏バテがきたのと、ほとんど不定休で連休があまりなかったので、休みの日もどこかに出かけると、1日どっぷり家にいる日がなくって、夜はそのまま寝てしまうという悪い繰り返しが続いたせいかもしれない。でも、9月も懲りずにチマチマと近場をうろついていたのだ。

 で、年に1〜2回は通っている大阪の万博公園にある国立民族学博物館に行ってきた。9月10日〜12月8日まで、特別展『自然のこえ 命のかたち』を開催している。今回は、カナダの先住民族の文化だ。「カナダの先住民というとイヌイットだろう」と思っていたら、すみません、知識が浅かった。アメリカで先住民は「ネイティヴ・アメリカン」というように、カナダでは「ファースト・ネイションズ」と呼ばれている。そして、極北・北西海岸・高原……といったように地域に分かれて、その中にいろいろな部族が住んでいる。昔「カナダ・エスキモー」といわれた「イヌイット」は極北の地域に住むファースト・ネイションズなのだ。
 そういう知識の浅さだったから、いろいろ見るモノが初めてのものばっかりで、とてもおもしろかった。衣類は革製品が多く意外とカラフル。刺繍やビーズも美しい。お面や像や日用品に彫られた造形は動物のモチーフも多く、ヘンなものがいっぱい。以前見た南米の造形もヘンなものが多いけど、北米の先住民もヘンで良い。特に2階に展示してある北西海岸の先住民のアートがバツグン! 動物たちをシュールに、とてもデザイン的に平面展開しているのだ。それに、CGを使ったり、ぬりえやパズルや絵本など見せ方にも工夫がしてある。スタンプもあったが、イマイチ写りが悪かったのが残念だ。
 隣接のレストランでは、特展にあわせて「カナダプレート」がメニューに入っていたが、決してアザラシの生肉とかトナカイのステーキではなく、サーモンのステーキと馬肉のスライス、海鮮のチャウダーとか割とフツーな内容だった。

 開催期間が長くて、11月は無料観覧日もあるし、関連のイベントもあるし、ぜひ行ってみてください。民博のHPはこちら。     

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