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2008年9月

2008年9月24日 (水)

「航空祭 in KOMATSU」(これも長文になってしまった)

 有川浩の小説(『空の中』『海の底』等)を読んでから、基地祭に行って、ブルーインパルスの飛行をみてみたいと思っていた。インターネットで「航空祭に行こう!」というサイトも見つけて、時々チェックしていたのだが、月に1〜2回しか日曜日の休みがとれないし、野暮用にも阻まれてなかなかチャンスがなかった。たまたま昨年、小松基地の航空祭の時に休日がとれたが、電車の時刻を調べてもけっこう到着が遅くなりそうだし、混雑具合や地理の様子もわからないし、詳しい人にも聞いて、行き当たりばったりで行くのは断念した。なんせ自衛隊の基地って、あまり交通の便利なところにない。(あたりまえか) それに、ブルーインパルスが飛んでくれる航空祭をさがすと、近畿圏からはあまり近いところがないのだ。おまけにHPで予習すると、朝8時30分ごろから始まって、2時30分頃には終わるとても健全なイベントなのである。
 今年の小松基地の航空祭(正確には、表題のように「航空祭 in KOMATSU」)は9月21日(日)。昨年相談した人から、「バスツアーもある」ときいていたので、開催日の2ヶ月ほど前からチェックをしたら、たしかにあった。それも地元の京都新聞社系列の旅行センター、そんなフツウのとこが企画してるのか。と思ったら、当日集合場所に行ってみると、なんとバス7台! 添乗員さんが約300人と言っていた。他にも読売旅行が受付をしていた。朝7時集合なのに、みんな元気だ。こんなに人気だとは知らなかった。年配の男性の率が多いが、ファミリーもいて(自分もそうか)、そんなにおたくな人はいない。ミリタリーおたくの方たちはバスツアーではいかないかも。でも、このご年配の男性陣、バスの中でのおしゃべりが聞こえてくると、リピーターも多いようで、いやに濃い。
 また、こういう野外イベントの宿命だが、天気がビミョ〜。少し前に台風がやってきてたが、なんとかぶつからずにすんだと思ったが、この日の降水確率50%。出発時の京都の天気は曇だったが、途中滋賀県で雷も鳴る大雨だった。だが、それからは雨が上がって、小松基地に近づいた頃は少し明るくなっていた。バスの中からF-15が飛んでるのが見えた。
 最寄りの駅と一般車を停める外部の駐車場からはシャトルバスが往復しているが、大型バスは敷地内に駐車場がある。京都・富山・名古屋(ここらへんが朝イチでツアーが組める範囲か)などのたくさんのバスがズラ〜リ並んでいる。敷地は広いし、通路幅も充分だし、飛行展示はどこからでも見られるが、地上はびっくりするほど人が多い! ズラ〜リとならぶ簡易トイレも壮観な眺めだが、その列にならぶ列も長い。女子トイレよりチョー人気サークルの男子トイレというのも初めて観た。濃い参加者層は鉄ちゃんに通じるかも。カメラ所持率も高く、りっぱなカメラを構えている人も多い。でも、思ったよりパンピーな人も多かった。
 とりあえず右も左もわからないので、人の流れに沿って航空機の展示があるエプロン地区へ歩く。食べ物屋さんの屋台や物販のテントがズラ〜ッとならんでいる。エプロンでは、コの字型にいろいろな航空機やヘリコプターが展示されている。ブルーインパルスも1から6番まで並んでいる。私はミリタリーには詳しくないので、見ただけで何かすぐにわからないが、わかる人にはいろいろわかるんだろうなあ。装備にさわらせてもらえたり。コクピットに乗せてもらえる企画もあって、サトルとタクヤは携帯地対空誘導弾を構えさせてもらった。格納庫の中もエンジンや機器の展示やパネル展示があり、いろいろもりだくさんだ。
 1時からブルーインパルスの飛行がはじまるが、その頃になると、エプロンにぞくぞく人が集まってくる。バックに小松空港があって、離陸のようなエンジン音があるとみんなカメラをかまえるが、民間機の離陸が見えると小さな笑いがおこる。いよいよはじまるとみんな空に釘付け。正確な編隊飛行やスピード感が、かっこいいし、美しい。しかし、始まるあたりからポツポツ雨が降り出して、スモークもきれいに残らなくなり、カサが必要になった1時45分あたりで中止になった。予定では2時15分まで予定だったが残念だ。ブルーインパルスの写真集を購入したが、もっといろいろな飛行パターンがあるようだ。でも、途中の大雨を考えれば、ほとんど曇りで過ごせて、飛行も中止にならなかっただけでもラッキーだろう。でも、青空に翔るブルーインパルスというのもまたぜひ見てみたい。
 こうやって、基地祭やアクロバット飛行を楽しめるのも、平和であってこそなのだろうなあ。平和ボケをしないように心がけたいが、やっぱり平和がいちばんだと感じた1日だった。

2008年9月15日 (月)

「国際マンガサミットフェスタ2008」(ちょっと長文)

 9月6日(土)〜8日(月)まで、「第9回国際マンガサミット京都大会」が開催され、その併設イベントの「国際マンガサミットフェスタ2008」が6・7日にあったので、7日の休日に家族で行ってきた。
 はい、ここでまちがえないように! 行ってきたのはフェスタの方で、サミット自体ではありません。詳しくは、公式HPを見ればわかるが、「第9回国際マンガサミット京都大会」は、一般人は入れない。マンガ家・マンガ原作者・マンガ関係者の学会のようなもので、関係者以外立入禁止なので、どういう内容かは詳しくはうかがい知れない。
「国際マンガサミットフェスタ2008」はそれを盛り上げるための一般向けの併設イベントである。国立京都国際会館で、原画展示・公開アトリエ・協賛団体のブース・ステージでのオークションなどのイベントがあり、もう一つの会場京都国際マンガミュージアムでも特別展「世界のマンガ事情−サミット・オブ・マンガ展」やコスプレ交流会などがある。
 で、フェスタの様子というと、先に回った国際会館は思ったより空いていて、そのあと行ったマンガミュージアムは今までに見たことないほど芋の子を洗うすごい混みようだった。実は、このフェスタは、京都市内の小・中・総合支援学校の児童・生徒へは、無料招待券が配布されていた。(保護者はいっしょに行くなら券を購入) そして、みんなマンガミュージアムへ行ったが、国際会館までは行かなかったのか。国際会館は遠いもんな。この動員は、マンガミュージアムの現場を混乱させただけで、失敗だったように思う。2日間だけのイベントにいったい何枚まいたんだ? せっかく外国からマンガ家さんが来ているのに、あんなおしあいへしあいで、廊下まで座り込んでマンガを読んでいる状況で、ゆっくり施設を見学も出来なかったんじゃないか。いつもは興業が始まったら締め切る紙芝居部屋もすし詰め状態のうえ、途中で出入りしている。館内ではあちこちで写真を撮っている人がいる。その半分は外国からのお客さんのようで悪気はないのだろうが、でも、コスプレを撮るのはいいとしても、作品はいかんだろうと思ったが、もしかして期間中は館内撮影OKだったのか?
 前後したが、先に行った国際会館は広すぎて、あまり予習をしてなかったので、ウロウロしてしまったが、原画展示の会場を目指した。……が、原画展示は本当のナマ原稿じゃなかった。どこにも説明がなかったが、竹宮惠子さんがよく開催している「原画’(ダッシュ)」だと思う。限りなく原画に近づけた高級パソコンプリントだ。鉛筆書きのセリフや青いアタリ線や切貼の跡などははっきり写っているが、スクリーントーンの切り跡はない。最近はCGも増えて、原画がない原稿もあるので、仕方ない部分もあるが、やっぱりちょっとガッカリ。みんな、それでもいいのかな? まあ、この原画展には、中に監視員の人もいなくて、こういう状況でナマ原稿は危なくて展示できないか。しかし、どこをみても「原画展」としか書いてなくて、複製(=「原画’(ダッシュ)」)だという説明がない。ちょっとタイトルに偽りありじゃない? それと、ひとりあたりカラー原稿1枚・白黒原稿1枚の構成なのだが、ベテランのマンガ家の方も多いので、その原稿の初出年か執筆年を記しておいてほしい。加えて、日本のマンガ家さんの作品は何の順番で並んでいるの? 途中まで名前の50音順かと思ったが、全部がそうではないようだし。少女マンガも少年マンガも風刺マンガもジャンルごちゃごちゃにならんでいるし、時代もバラバラ。なんだか、全体的に「素人をなめるなよ」と思わないでもない、手抜きさを感じた。
 ちょうど原画展に入ろうとしたあたりで、シンポジウムが終わったのか、ネームプレートを首からさげた人たちがゾロゾロ奥の部屋から出てきた。「おお、SF大会みたいだ」と思ったけど、やっぱり雰囲気がまるでちがう。SF大会はファンダム主催で、プロのゲストとみんないっしょになごやかに混じっているのだが、国や公共団体など錚錚たるメンバーが実行委員会に名を連ねているこの大会は、プロと一般の接点がほとんどない。サミットなんだからしかたないか。
 というわけで、付録のイベントはやっぱり付録だった。けど、行ってみて、そういうもんだといううことがわかっただけで利点とするか。

2008年9月 7日 (日)

映画『カンフー・パンダ』

 実はこの映画は、試写会が当たって、公開前に観てきたのだ。試写会は当初、吹替版の上映の予定だったようだが、手違いで字幕版が届いたと会場で謝っていたが、試写会が新聞の購読者カード1枚につき1通で、1名のみご招待だったので、参加者は大人ばかりで全く問題はなかった。
 ドリームワークスのアニメは実は初めてみたのだが、これに関しては「香港カンフー映画そのまんまじゃん!」というようなアニメだった。が、疲れているときになにも考えずに楽しく観れる映画っていいかも。主人公のパンダのポーは、名前も体型もイメージもサモ・ハン・キン・ポーだ。サモ・ハンは『Mr.BOO』の頃からけっこう好きだったのだ。
 というわけで、これについては可もなく不可もなくってとこか。

 でも、「もう一度観るなら、ポニョとパンダとどっちみたい?」と聞かれたら、「ポニョ」っていうだろうな。

2008年9月 5日 (金)

映画『崖の上のポニョ』

 春以降、あまり映画に行く余裕がなくて、ずいぶん映画関係のネタを書いていない。映画に行くのも体力と時間的余裕と気力がいるんだと、なんとなく実感。
 とりあえず、夏のジブリはおさえる。今回のは、あまり大仰にかまえないトトロのようなかんじかな、と思ったら……
 観た後、まず思ったのが「これ、けっこう不条理アニメだわ」
トトロよりパンダコパンダに近い?
なんの理由も設定も説明なく、不思議なことやフツウでないことがいろいろおこるが、大人も含めだれもそれに異を唱えないのだ。(ひとり、「ギャー、半魚人!」と叫んだご老人がいたが)
ストーリーの中でそれらしい設定をそれっぽくデッチあげる伏線をまったくはっていない。
ナウシカもラピュタもトトロももののけ姫も、ありえない話ではあるが、それっぽく世界観を表現する台詞があった。パンコパはなかった。なかったけど、おもしろかった。ポニョもないけど、画面が数段リアル調になっているから、不条理が浮いてみえるのだ。
なんで、そこにポニョが存在するのか、全く理由がわからない。そして、急に海が荒れようと、透明なきれいすぎる洪水がおきようと、半魚人の女の子が突然あらわれようと、ポンポン船がでかくなろうと、女の子のご両親がヘンでも、みんな泰然自若としているのだ。そういうことにこだわっていちゃいけない? しかし、そういう伏線のなさが、とつぜん理由もなく死者がゾンビになって生き返るB級ホラーと同じような不条理を感じてしまうのだ。
 映画館は夏休みで子ども連れが多かったけれど、上映中ほとんど子どもの笑い声が聞こえなかった。トトロの時はあんなに響いていたのに。なんかみんなボーゼンと観ていたってかんじ?
 それでも、だいたいが「おもしろい、よかった、かわいい」という評価になるのは、なんと言っても絵の魅力だろう。アニメーションの真髄っていうのかな、絵を動かす事についてはピカイチだ。画面をみているだけで満足。
 あと、あの歌はまれに見るヒットだ。クチについてはなれない〜

2008年9月 4日 (木)

マンガ『鋼の錬金術師』20巻

 『鋼の錬金術師』20巻 荒川 弘著 (スクウェア・エニックス刊)
 ……いかん、買ったらまずカバーをはずして、おちゃめなギャクを先に確認してしまう(^0^;)
 まあ、それはおいといて、順調に巻を重ねているハガレン。前巻でエドがひどいケガをしていて、大丈夫か?!と思ったら、この巻の前半主役が登場しなかった! しかし、クライマックスに向けて、脇役総出演状態になっている。わああ、エンヴィーが! グリード=リンが! 驚きの展開に!! ……極力ネタバレさせずに、感想を書くってむつかしいわ。後半、エドも無事に復帰して、いよいよ佳境にさしかかっているなあと感じさせる巻だった。
 ところで、この巻の帯をみてビックリした。「そして待望のTVアニメ新シリーズ始動。」って、ええっ! 先のアニメはあれでちゃんと完結したと思っているんだが!!(映画版はファンサービスのおまけだと思っている) へたに続編とかはつくらないよなあ。設定を原作にもどして、原作のラストでいくのか?(アニメが1年とすると、ちょうど原作も完結する頃? 原作のラストは作者がもう決めているらしいし) 先のアニメの絵もよかったので、つくるなら質を落とさずにアニメならではの動く絵を見せてくれ!

2008年9月 3日 (水)

小説『別冊図書館戦争』Ⅰ、Ⅱ

 『別冊図書館戦争』Ⅰ、Ⅱ 有川 浩著(アスキー・メディアワークス刊)
 Ⅰ巻目の感想を書く前にⅡ巻目がでてしまった。しかし、2冊そろえてならべると赤と青で、まるでキカイダー……っていう意図はきっとないでしょうね。
 Ⅰ巻目は、『図書館革命』後の郁と堂上のエピソードを4つ、Ⅱ巻目は、図書隊の緒方副隊長の話と、若かりし堂上&小牧コンビの話と、柴崎と手塚の後日談だ。緒方さんの話がいちばん切なくてよかったなあ。他はまあ…丁々発止の会話の中に、思わず口元がゆるんでしまうような甘々な状況が…… 柴崎、すきだよ! 
 Ⅱ巻目の帯に「これにて幕引き」と書いてあるので、もう本当にこれで終わりかな。
「図書館の自由に関する宣言」をこれだけメジャーに拡げてくれた作品。あらためて、ギョーカイ人としてお礼をいいたい。ありがとう!!!

2008年9月 1日 (月)

マンガ『天顕祭』2種

 白井弓子さんのマンガ『天顕祭』には、同人誌版と商業出版版の2種類がある。いや、正確にはそれより前に同人誌B5判で本編たしか4冊、番外編1冊が出ていたが、私が知ったときはもう2〜3冊出ていて、気にはなっていたが、いつまで続くかわからないので、ちょっと手を出すのを躊躇していた。だが、5月の関西コミティアでA5判の同人誌版の総集編がでていたので、その分厚さにメゲずに、えいや!とばかり購入した。そして、その時のインフォメ・ペーパーや本のあとがきをよんでびっくりした。コミティアでの販売はこれが最後! 文化庁メディア芸術祭奨励賞受賞! 7月に加筆のうえ商業出版! 知りませんでした。すみません。いや〜、ギリギリのセンで出会えてよかったわ。文化庁メディア芸術祭では、はじめての自費出版作品の受賞らしい。すばらしい、パチパチパチ。
 その後8月のはじめぐらいに商業出版版(サンクチュアリ出版発行)も本屋で発見し、購入した。先のペーパーに「わかりやすさ」を重点において加筆修正中とあり、2冊を読み比べるとたしかにオリジナルの同人誌の本編4冊目ぐらいを大幅(でもないが小幅でもないが、どちらかといえば……)に変えている。けど、印象的にはあまりかわらず、わかりやすくなったかといえば、まあちょっとは……。
 
 舞台は、「汚れた戦争」後の世界で、毒素を撒き散らされた大地。人間は、残されたわずかな清浄地で生きている。竹足場を組み、高所作業をする鳶職の世界に、理由(わけ)ありのひとりの少女紛れている。ストーリーのイメージは、実は一読して「ナウシカみたい」と思ってしまったのだが、それはきっと、「汚れた戦争」や「汚染林」、「フカシ」レベルでマスクが必要、植物(竹)が毒を清浄化するというあたりが重なるのだろう。が、それに荻原規子か上橋菜穂子のような和風のイメージとヤマタノオロチ伝説の要素をインプットして、鳶の世界のリアリティがそれを助けているので、まるっきりマイナスイメージではない。
 それに、この作品の魅力は絵! もう、男の人が、男らしくってかっこいいの!! 真中さんステキ!!! 鳶のアクションもかっこいいし、見ててうっとりする。それに、勢いのある線で、墨のボカシ感が、独特の画面を創っている。

 というわけで、同人誌も最近いつものサークルさんしかまわらなかったが、知らなかった人の気に入った作品を見つけて、ちょっとうれしくなった。

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