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2008年6月 2日 (月)

エッセイマンガで世界と人生を知る

 5月後半は、オモテ稼業で小学生の見学や中学校の職業体験がきて忙殺され、オフは小学校のPTAで忙しくて、また沈没してしまった。本ネタも3月から3ヶ月越しにたまってしまったので、1冊ずつ章をとって書くのをあきらめた。適度にまとめたり、チョイスすることにする。

 で、この3ヶ月ほどは、エッセイマンガがいろいろ出て、収穫の時期だった。その中で、
『バックパッカー・ヴァイタミン』 さいとう夫婦著 (旅行人)
『トルコで私も考えた 21世紀編』 高橋由佳利著 (集英社)
『インドへ馬鹿がやって来た』 山松ゆうきち著 (日本文芸社)
……と旅モノのエッセイマンガが3冊あった。……いや、正確にはどれも、フツウのトラベルものとはちょっとちがうかも。

 さいとう夫婦の『バックパッカー・パラダイス』を読んだのが1996年。もう12年もたっている。あの頃2年半かけて夫婦でバックパック世界一周をしたお二人も今は子持ちになって、あまり長い旅ができなくなった。それでも、ルナちゃんが赤ん坊の頃からあちこち出歩いていたようだ。「子連れの旅は毎年ちがう」と書いてあるが、確かにさもありなん、が、毎年行ってるところがすごいなあ。
それに、昔は、ペンと紙を持ち歩いて旅先でマンガを描いては送っていたようで、スクリーントーンも最小限、いかにも手で描きましたという絵柄だった。この本では、いかにもCGで画面処理しましたというような部分が目につく。その表現が、マンガというより、デザインっぽいなあと感じてしまって、ちょっとしっくりこない。また、たまに昔っぽい手描きのページもあって、1冊の本の中身としてはややデコボコした印象がある。

 さて次の高橋由佳利さんのシリーズもこれで5冊目。1〜4巻のあと、なぜこれが「21世紀編」なのかというと、雑誌がかわったらしい。「ヤング・ユー」が休刊になって、お姉さん雑誌の「YOU」にひきとられたとのことだ。連載15年! 旅行して、留学して、結婚して、トルコに暮らして、日本に引っ越しして、ケナンくんが生まれて…… いや〜、人生いろいろだなあとシミジミ。5巻目では、ケナンくんももう小学生。給食での豚肉除去食のハナシとか、女の子とのビミョ〜なかけひきなんかおもしろい。バイリンガルのハナシとか、名字の変更手続きのことなど、へええ〜〜と思うネタも満載だ。一旦これでおしまいとのことだが、まだまだ隠されたネタもあるかもしれないので、再登場も期待したい。

 そして、いちばんの極めつけがこれ! 『インドへ馬鹿がやって来た』!! その前に2冊はいままで読み継いできたシリーズだが、山松ゆうきちさんの本は初めてだ。一言でいえば「……すごい!!!」。インドでマンガ本を出版しようと単身インドにやってきた著者。ヒンディー語どころか、英語もかなり不自由で、それでも、印刷屋や翻訳者さがしに駆け回る。はっきり言って、こんなムチャはフツーの人はしないような〜というようなことをやってるのだ。でも、最後には出来ちゃうんだようね〜 ヒンディー語版『血だるま剣法』(平田弘史著)。で、この本で、いいなと思ったのは、この山松さん、英語は補助として使うけど、徹頭徹尾ボディランゲージとカタコトヒンディー語で通していることだ。それも、本の初めにくらべると、後の方が格段通じるようになっている。ここが成功のポイントか。いや〜、すごいよ、このようなムチャができる56歳。尊敬に値する。

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