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2008年6月

2008年6月27日 (金)

マンガ『番線』と『配達あかずきん』

 どちらも、『暴れん坊本屋さん』で本好き読者のハートをつかんだ久世番子さんのコミックス。同時発売だったかとあらためて見てみると、『番線〜本にまつわるエトセトラ〜』が4月15日発行、『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ①』が3月10日発行だった。(どちらも新書館刊) でも、買ったのは『番線』のほうが先。というより、『配達あかずきん』は買うつもりがなかったのだ。じゃ、なぜ買ってしまったかというと、両方買って応募すると、「本棚からぼた餅」という非売品の小冊子が全員サービスでもらえるのだ!(300円分の定額小為替がいるが) それにつられて、つい両方買ってしまった。出版社の販売戦略の勝利か。「本棚からぼた餅」は11月発送らしいから、忘れた頃に届くのかなあ。

 『番線』は、これまた本ネタのエッセイマンガだが、装幀の醍醐味や、収納の苦労や、写植の妙技や、国立国会図書館のダンジョンや、校正の奥深さが描かれている。描き手をはじめ、出版社、書店、図書館等々、本に関わる仕事をしている人はかき集めればけっこういるわけで、商売道具として以上に本に愛着をもっている人も多い。まさに、本ネタは尽きまじ。
 かたや、『配達あかずきん』は、本屋さんを舞台にした連作ミステリー。ナゾをとくヒントに本ネタをからませているのだが、正直ちょっとしんどい。苦労して謎解きをしているが、その分ストーリーに余裕がない。

2008年6月26日 (木)

マンガ『鋼の錬金術師』19巻

 困ったことに、本の山が減らない。もう3ヶ月越しに積み上がっている。
ブログのネタにしようと思って、そのままになっているのだ。3月からのオモテ稼業の繁忙と休日のPTA仕事でブログの更新がままならない。しかたないので、ある程度間引いて突き崩すことにしよう。

 『鋼の錬金術師』19巻 荒川 弘著 (スクエアエニックス)
といっても、この本ははずせない。雑誌を読んでないので、每巻単行本を楽しみに読んでいる。一言でもコメント書いとかなくっちゃ!
今回はエドやアルの活躍の場が少ないが、なんといっても二人の父親ヴァン・ホーエンハイムとホムンクルスたちの“お父様”との過去の絡みが明らかになる!! こうしてだんだん終焉に近づいていくのか。しかし、またまたエドはひどいケガをして、大丈夫か!?

2008年6月23日 (月)

夏のイベント

 ちょっと油断すると、また沈没してしまった。
7月初めに年間最大のPTAイベントがあるので、休日はいろいろと学校通いだ。一日中用事のない休日がほし〜い!

 ……と思わずグチりそうになるが、そうこういううちに、夏の予定が決まりだしてきた。
 まず、恒例の夏のコミックマーケットだが、……今回抽選漏れだった。最近順調にスペースがとれていたので、そろそろヤバいかもと思っていたところだった。しかたない。
 次回の申込書の購入を同僚にたのんで、自分はひさしぶりに広島の国際アニメフェスティバルに行こうかと計画を立てた。タクヤが生まれてからは行ってないから、う〜ん、8年ぶり? しかし、研修や土日出勤に阻まれて、フル参加はできない。8月7日〜11日までの開催だが、あとの2日間だけ行くことにした。しかし! 2ヶ月前でなかなか宿がとれない! ネットで調べてみても4人いっしょに泊まれる部屋は少ないし、会場に近い便利なホテルはツインももういっぱいだ。かろうじて、駅前のホテルの和室を確保したら、次の日には満室になっていた。(最後の1室だったのね)
 もう一つ恒例の日本SF大会だが、7月に入って、やっと職場の休みを確保。だが、サトルのキャンプに日程がずれて重なってしまい、サトルはキャンプを選んだ。もう不確定要素はないだろうから、そろそろ大人二人分の予備登録を本登録に切り替えねばと思っている。(小学生のタクヤには予備登録制度がないのだ) しかし、この夏のSF大会は、仕事が忙しい上に、近くだと思って油断して、予定をまったく立てていないのだが、……大丈夫か!?

2008年6月 4日 (水)

秋野不矩展

 これも先の暁斎展と同じ期間で、すっかり終わってしまったが、インドネタでもあるので。
 正直、日本画というのは、花鳥風月や女性が描かれていたら、申し訳ないけれど、自分にはだれの作品かさっぱり区別がつかない。しかし、インドをモチーフにした不矩さんの作品は、なんとなく見分けられるのだ。黄色系が多い色調で、日本画のボヤ〜っとした輪郭のない絵なのに、空間のひろがりがあって、インドの大地を彷彿させるのだ。
1962年に54歳で初めてインドの大地に降りたって、91歳までインド通いを続けて、多くの作品を生み出したのだ。うらやましい後半生だなあと感じ入った。

2008年6月 3日 (火)

2つの暁斎展

 もうすっかり終わってしまったが、河鍋暁斎の美術展が2つ開催されていた。
「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai –近代へ架ける橋- 」 京都国立博物館
「暁斎漫画展」 京都国際マンガミュージアム
どちらも4月8日〜5月11日で、どう切り分けてあるのだろうと思ったら、国立博物館は直筆作品、マンガミュージアムは、版画や錦絵、本の表紙や新聞マンガやコラムといったエディトリアルなものを集めたようだ。博物館のほうが圧倒的にボリュームがある。図録もズシッと重たい。

 私はそれほどこの人について詳しく知らず、「ぎょうさい」と読んでいたが、博物館のタイトルのように「きょうさい」が正しい。ダンナ曰く、「アニメの『妖奇士(あやかしあやし)』でも出ていたろ。あそこでは狂斎だったけど」というのだが、あまりマジメに観てなかったので、憶えていない。ただ、あの妖怪の絵は、京極夏彦の本とかで観たような気がするし、岡野玲子の「陰陽師」の妖怪モデルかなあと思っていたので、開催期限ぎりぎりの平日に行ってきた。
 京都国立博物館、平日の朝9時半頃なのに、なに!?この人混みは!!! 見終わって出てきたら、外にも並んでいた。う〜ん、客観的に見て、そんなに一般的にメジャーな画家と思えないんだが。
しかし、とてもボリュームのある展示で、狩野派の正統な絵から、地獄や鬼や妖怪のおどろおどろしい絵や、鳥獣戯画のようなユーモラスな動物画、風刺漫画から春画までなんでもこい、おっそろしく器用で、おっそろしく上手い人だったんだ!! 筆も速かったようだ。絵を描く人がこんなのを観たら、感化されるか、萎えちゃうだろうなあ。いや、レベルが違うから、そんなこと感じないって? まあ、そんなすごい人だったのだ。

2008年6月 2日 (月)

エッセイマンガで世界と人生を知る

 5月後半は、オモテ稼業で小学生の見学や中学校の職業体験がきて忙殺され、オフは小学校のPTAで忙しくて、また沈没してしまった。本ネタも3月から3ヶ月越しにたまってしまったので、1冊ずつ章をとって書くのをあきらめた。適度にまとめたり、チョイスすることにする。

 で、この3ヶ月ほどは、エッセイマンガがいろいろ出て、収穫の時期だった。その中で、
『バックパッカー・ヴァイタミン』 さいとう夫婦著 (旅行人)
『トルコで私も考えた 21世紀編』 高橋由佳利著 (集英社)
『インドへ馬鹿がやって来た』 山松ゆうきち著 (日本文芸社)
……と旅モノのエッセイマンガが3冊あった。……いや、正確にはどれも、フツウのトラベルものとはちょっとちがうかも。

 さいとう夫婦の『バックパッカー・パラダイス』を読んだのが1996年。もう12年もたっている。あの頃2年半かけて夫婦でバックパック世界一周をしたお二人も今は子持ちになって、あまり長い旅ができなくなった。それでも、ルナちゃんが赤ん坊の頃からあちこち出歩いていたようだ。「子連れの旅は毎年ちがう」と書いてあるが、確かにさもありなん、が、毎年行ってるところがすごいなあ。
それに、昔は、ペンと紙を持ち歩いて旅先でマンガを描いては送っていたようで、スクリーントーンも最小限、いかにも手で描きましたという絵柄だった。この本では、いかにもCGで画面処理しましたというような部分が目につく。その表現が、マンガというより、デザインっぽいなあと感じてしまって、ちょっとしっくりこない。また、たまに昔っぽい手描きのページもあって、1冊の本の中身としてはややデコボコした印象がある。

 さて次の高橋由佳利さんのシリーズもこれで5冊目。1〜4巻のあと、なぜこれが「21世紀編」なのかというと、雑誌がかわったらしい。「ヤング・ユー」が休刊になって、お姉さん雑誌の「YOU」にひきとられたとのことだ。連載15年! 旅行して、留学して、結婚して、トルコに暮らして、日本に引っ越しして、ケナンくんが生まれて…… いや〜、人生いろいろだなあとシミジミ。5巻目では、ケナンくんももう小学生。給食での豚肉除去食のハナシとか、女の子とのビミョ〜なかけひきなんかおもしろい。バイリンガルのハナシとか、名字の変更手続きのことなど、へええ〜〜と思うネタも満載だ。一旦これでおしまいとのことだが、まだまだ隠されたネタもあるかもしれないので、再登場も期待したい。

 そして、いちばんの極めつけがこれ! 『インドへ馬鹿がやって来た』!! その前に2冊はいままで読み継いできたシリーズだが、山松ゆうきちさんの本は初めてだ。一言でいえば「……すごい!!!」。インドでマンガ本を出版しようと単身インドにやってきた著者。ヒンディー語どころか、英語もかなり不自由で、それでも、印刷屋や翻訳者さがしに駆け回る。はっきり言って、こんなムチャはフツーの人はしないような〜というようなことをやってるのだ。でも、最後には出来ちゃうんだようね〜 ヒンディー語版『血だるま剣法』(平田弘史著)。で、この本で、いいなと思ったのは、この山松さん、英語は補助として使うけど、徹頭徹尾ボディランゲージとカタコトヒンディー語で通していることだ。それも、本の初めにくらべると、後の方が格段通じるようになっている。ここが成功のポイントか。いや〜、すごいよ、このようなムチャができる56歳。尊敬に値する。

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