2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« マンガ『鋼の錬金術師』 第18巻 | トップページ | 映画『光の六つのしるし』 »

2008年1月18日 (金)

映画『その名にちなんで』

 『サラーム・ボンベイ』『ミシシッピー・マサラ』『モンスーン・ウエディング』などの映画で知られるミーラー・ナーイル監督(女性)の最新作。先日『パンズ・ラビリンス』を観に行ったとき予告があったので気がついたのだが、上記のようなそれらしいタイトルじゃないから、あやうく見逃してしまうところだった。でも、これは原作小説があって、その邦題をそのまま使ったようだ。が、いまいちインパクトが弱いような気がする。
 しかし、ストーリーは、やっぱり映画化するならこの監督しかいないだろうというような、今までの作品傾向とピッタリしたものだった。
結婚して夫の仕事先のアメリカで暮らすことになったインド人夫婦と、アメリカ生まれのその息子の物語。インド文化(ここではベンガル人)とアメリカ文化のとらえ方や、その狭間で暮らす心情が親も子どももすごくリアルに描かれていて、とても興味深い。このテーマは、この監督の十八番だ。
それに加えて、今回は「名前」というキーワードを持つ。名前が大切で、名前にこだわるということは、民族性以外にも、個々人による価値観もあり、それほど同調を感じないのだが、とりあえず、ここではストーリー上重要な意味を持っている。
 つい、大好きな「インド」だからという観点で映画をみてしまうのだが(実はこれはアメリカ映画なのだが)、その枠を越えた人としての生き方で一つ印象に残るシーンがあった。
息子が聞くのだ。「ぼくを想うたびに、死にかけた事故のことを思い出す?」
それに父は答える。「いや、むしろそれ以降のすべてを想い出す。その後の毎日が天の恵みだ。」
ああ、どんなことがあっても、天の恵みと想える心もちで生きられたら、おだやかに生き抜けるだろうなあ、と思うと心が痛くなった。死にかけるような経験がなくても、その気持ちで生きられたら、自殺者はなくなるだろうになあ。

« マンガ『鋼の錬金術師』 第18巻 | トップページ | 映画『光の六つのしるし』 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125914/17740703

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『その名にちなんで』:

« マンガ『鋼の錬金術師』 第18巻 | トップページ | 映画『光の六つのしるし』 »