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2008年1月20日 (日)

映画『光の六つのしるし』

 スーザン・クーパーのファンタジー『闇の戦い』シリーズの第一作『光に六つのしるし』の映画化。
でも、これ、観に行った人いる? 前述の『その名にちなんで』と同じ12月22日に公開開始だったらしいのだ。しかし、私が気がついたのは、1月5日になってから。たまたま、『その名にちなんで』の時間を確認しようとして新聞を見たら、別の映画館でタイトルがあったのよ。「Lマガジン」にも紹介が載っていなかったし、CMや書評も見たことなかったので、ぜんぜん気がつかなかった! それも、その時点で、16時台と19時台の1日二回。字幕のみ。おまけに、1月11日で終わり。(あ、18日までのびてたようだ) ウムム…… そんなに出来が悪いのか。
 実は、私はこの原作が大好きだったのだ。といっても、20数年前に読んだので細かいところはすっかり忘れてしまった。(またか……) 評論社の『闇の戦い』シリーズは全4冊。時を越える〈古老〉たちを主人公にアーサー伝説を絡ませたいかにもイギリスっぽいファンタジーだ。その頃、その外伝の『コーンウォールの聖杯』は学研から出ていたが絶版になっていた。それからず〜っと後の2002年に、ハリポタにはじまったFTブームのおかげで、めでたく『コーンウォールの聖杯』が復刊された。そこで、この際だと全4巻と外伝をまとめて大人買いした。あらためてみると、『闇の戦い』の4冊はこんなに字が小さかったかしらと思っていたら、そのあと2006年から2007年にかけてソフトカバーでこぎれいになって字も大きくなって新版が出た。映画化にあてこんだか? でも、旧版の方が、装幀としては好きだなあ。
小説の好きな順位としては、私は、指輪>ゲド>闇の戦い>ナルニア>ハリポタの順だ。映画なら指輪ぶっちぎり、他は判断停止。(ナルニアは観ていないのだが)
 で、映画の方だが、思ったより悪くはなかったが、観ても原作のおもしろさが思い出せなかった。だから、映画としてはおもしろくないの。
 イギリスのバッキンガムシャーの田舎町のイメージは色彩を抑えた雰囲気ある舞台をつくっている。(が、撮影はルーマニアだったらしい) CGもまずまず。主人公は原作の11歳ではなく、14歳の少年だが、それについては特に異論はない。オジジ・オババの脇役もいい味をだしている。
 ただ、話がとても観念的。観ているあいだ、ず〜〜〜〜っと「なぜ?」「どうして?」という疑問がつきまとう。光と闇の戦いというけど、闇ってなによ? 観た感じ、悪は男ひとりで、どう悪いのかわからん。闇が勝つとどうなるの?(異常気象で人類滅亡なのか?) なぜ6つのしるしが必要なの?
パンフレットで、井辻明美さんが〈土俗〉〈風土〉という言葉を使って、原作FTの解説をしているけど、それを映画化するのってむつかしいってことかな。残念ながら成功していない。
おまけに絵的には、公開が後になった宿命で、先の映画の「○○みたい」と連想されるシーンもある。石を探してベルトにつける設定などは、へタすりゃエミリー・ロッダの『デルトラ・クエスト』の方がヤングアダルトによく読まれているから、逆につっこまれそうだ。

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コメント

ついに「ダレン・シャン」も映画化なんですねえ。しかも渡辺謙も出演という……。
「テラビシアにかける橋」は全然チェックしてませんでしたが、結構面白いというウワサあり。キャサリン・パターソンは今を去ること××年も前に何か一作読んだきりですが。(よく覚えてない)

さわやか革命さん、コメントありがとうございます〜
「テラビシアにかける橋」は私も原作読んだことないです。
でも、あちこちで映画の紹介をみるので、「光の六つのしるし」より期待されているのか。シリーズじゃないってとこもいいのかも。

「ダレン・シャン」って、原作けっこう血まみれなんですが。
フツウの吸血鬼もの以上に。
R−15にはならないんでしょうかねえ。

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